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ページ

序文 ··································································································································· 1

1 適用範囲························································································································· 1

2 分類······························································································································· 1

3 用語及び定義 ··················································································································· 3

附属書A(参考)コンテナの形式,部材,構造などの用語の図示·················································· 13

(1)

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まえがき

この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣及び国土交通大

臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS Z 1613:1994は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣,国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の

特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(2)

日本工業規格

JIS

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貨物コンテナ−用語

Freight containers-Vocabulary

序文

この規格は,1972年に制定され,その後3回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1994年に

行われたが,道路輸送関係法規に対応するため及びISO規格の改正に対応するために改正した。また,改

正に当たっては,次の国際規格を考慮した。

ISO 830:1999,Freight containers−Vocabulary及びTechnical Corrigendum 1(2001)

1

適用範囲

この規格は,国内流通・国際流通を目的として,海陸複合一貫輸送に用いられる貨物コンテナ(以下,

コンテナという。)に関する用語(以下,用語という。)及びその定義について規定する。

2

分類

用語は,次のとおり分類する。

a) 一般

b) 形式

c) 寸法及び容積

d) 質量

e) 性能

f)

部材

g) 構造

h) 特殊貨物コンテナ

i)

取扱い

注記 形式の分類は,次による。

なお,括弧“( )”内の数値は,用語及び定義の番号を示す。

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形式の分類

貨物コンテナ(1000)

貨物コンテナ(1000)

国際貨物コンテナ(1001)

ISOコンテナ(1002)

国内貨物コンテナ(1003)

空陸海輸送コンテナ(複合輸送コンテナ)(1020)

海陸輸送コンテナ(1010)

特殊貨物コンテナ(2200)

一般貨物コンテナ(2100)

一般用途コンテナ(2101)

保冷コンテナ(2210)

冷凍コンテナ(2212)

特殊用途コンテナ(2110)

通風コンテナ(2120)

オープントップコンテナ(2131)

冷却剤式冷凍コンテナ(2213)

プラットホームコンテナ(2141)

機械式冷凍コンテナ(2214)

開放型コンテナ(2150)

冷凍及び加熱コンテナ(2215)

上けた固定式開放形コンテナ(2151)

フラットラックコンテナ(2152)

加熱コンテナ(2216)

折りたたみ式開放形コンテナ(2153)

タンクコンテナ(2220)

ドライバルクコンテナ(2230)

非加圧排出式ボックス形ドライバルクコンテナ(2231)

非加圧排出式ホッパー形ドライバルクコンテナ(2232)

加圧排出式ドライバルクコンテナ(2233)

非加圧式ドライバルクコンテナ(2234)

加圧式ドライバルクコンテナ(2235)

特定貨物コンテナ(2291)

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3

用語及び定義

用語及び定義は,次による。

コンテナの形式,部材,構造などの用語の図を附属書Aに示す。

なお,参考として,対応英語を示す。

注記 一つの用語欄に,括弧“( )”を付けた用語が併記してある場合には,括弧を付けていない用

語を優先して使用する。

a) 一般

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1000 貨物コンテナ

次のa)〜e) の条件を満足する輸送用容器。貨物コンテナに

は,車両又は通常の包装は含まれない。

a) 長時間反復使用に耐える十分な強度をもつ。

b) 途中で内部の貨物を積み替えないで,各種輸送機関にま

たがって貨物を輸送できるように特別な設計がされてい

る。

c) 一つの輸送機関から他の輸送機関への積み替えを容易に

する装置を備えている。

d) 貨物の積み込み及び取り出しが容易であるように設計さ

れている。

e) 内容積が1 m3以上である。

1001 国際貨物コンテ

国際流通を目的として,複合一貫輸送に用いられるコンテ

ナ。

1002 ISOコンテナ

その製作時点における関係する全てのISO規格に適合する

コンテナ。

1003 国内貨物コンテ

国内流通を目的として,複合一貫輸送に用いられるコンテ

ナ。

1010 海陸輸送コンテ

船舶,自動車及び鉄道を用いて複合一貫輸送されるコンテ

ナ。

1020 空陸海輸送コン

テナ

(複合輸送コン

テナ)

航空機,船舶,自動車及び鉄道を用いて複合一貫輸送される

コンテナ。

1030 ドライバルク

流体として取り扱うことができるばら荷の粉粒体。

1101 チェックディジ

ット

輸送するコンテナの所有者コード,種別,一連番号の正確さ

を確認する手段を提供する個々のアラビア数字。

1102 所有者コード

直接又は加盟国の登録機関を通じて国際コンテナ事務局に

登録されている三つのラテン文字の大文字からなる所有者

に固有のコード。

1103 一連番号

(シリアルナン

バー)

所有者がコンテナごとに指定する6文字のアラビア数字から

なる一連の識別番号。識別数が6文字に満たない場合は,前

に必要な数だけ“0”を付ける。

1104 AEIシステム信

頼性

規定の周囲条件での検知範囲において,ISO 10374に適合し

て搭載しプログラムされた全てのタグから,必須の情報を取

得し得るAEIの信頼性。

注記 AEIとはAutomatic electronic identificationの略語。

1105 AEIシステム精

必須情報のビットエラーを含む読取りエラーを検出するAEI

システムの能力。

1106 認証機関

タンクコンテナ及びドライバルクコンテナの認証を行う国

及び政府の機関。

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

1107 コンテナの移動

状態

コンテナの位置,速度又は方向を示す検知装置の情報。

1108 電子的耐タンパ

一般的に利用される電子機器からの電磁的信号によって,電

子的に保存されている情報の悪意ある変更が不可能である

設計。

1109 識別システム

次に示すものの全てからなる識別システム。

・ 所有者コード:3文字

・ 機器種別識別子:1文字

・ 一連番号:6桁の数字

・ チェックディジット:1桁の数字

通過速度

タグが検知装置を通過する速度。

物理的及び電子

的に安全

規定された試験を正常に終了した後に,ISO 10374に規定す

る使用上の要求事項に適合している状態。

物理的耐タンパ

一般的な工具を使用した悪意ある分解及び再組立てのよう

な異常が目視検査で検出できる設計。

範囲

電子検知装置と識別タグとの間の距離。

タグ

コンテナ又はコンテナ関連機器に取り付けられ,電子検知装

置によって所有者コード及び一連番号を遠隔で読み取るこ

とができる識別札。

機器種別識別子

次の一つのラテン文字の大文字からなるコンテナ種別の識

別子。

・ U:全ての貨物コンテナ

・ J:取外し可能な貨物コンテナ関連の機器

・ Z:トレーラ及びシャーシ

b) 形式

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2100 一般貨物コンテ

一般貨物の輸送を主目的としたコンテナ。

航空輸送及び温度管理が必要な貨物,液体・気体,ドライバ

ルクのような特殊貨物,自動車,家畜のような特定貨物の輸

送には基本的に使用しない。

2101 一般用途コンテ

一般貨物コンテナのうち,最も汎用的で,少なくとも一つの

端壁に扉をもち,剛性のある6面体で構成された風雨密構造

のコンテナ(図A.1参照)。屋根又は側壁に剛性がある開閉

装置があってもよい。

2110 特殊用途コンテ

一般貨物コンテナのうち,特殊用途のために特別な構造をも

つコンテナ。

例 通風コンテナ,

オープントップコンテナ,

プラットホームコンテナ

2120 通風コンテナ

自然通風でも強制換気でも,コンテナ内外の空気の入換えが

できるように設計されたボックス形コンテナ(図A.2参照)。

2131 オープントップ

コンテナ

積荷の出し入れを容易にするために,一般用途コンテナの屋

根部が開放でき,通常は可動式又は着脱式屋根はりをもち,

柔軟な材料又は取外し可能なカバーで覆われた構造のコン

テナ。特殊用途コンテナの一種(図A.3参照)。

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

2141 プラットホーム

コンテナ

各隅のすみ金具及び下部構造だけによって構成されている

コンテナ(図A.4参照)。

注記 内容積をもたず,貨物コンテナの定義には合致してい

ないが,一般にコンテナと呼ばれている。ISOコンテ

ナと互換性があるよう,同一の長さ,幅,強度,安全

性をもつ。

2150 開放形コンテナ

プラットホームコンテナに相当する下部構造をもち,上部構

造には剛性がある側壁をもたない特殊用途コンテナの一種。

2151 上けた固定式開

放形コンテナ

少なくとも両端部をつなぐ恒久的な上けたをもつ開放形コ

ンテナの一種。剛性がある屋根と端壁とをもつもの,オープ

ントップで剛性がある端壁をもつもの及び屋根,端壁もない

骨組構造だけのものがある(図A.5参照)。

2152 フラットラック

コンテナ

固定された両端部構造又はすみ部材以外に前後端壁の強度

をつなぐ恒久的な上部構造物をもたない開放形コンテナの

一種(図A.6参照)。

2153 折りたたみ式開

放形コンテナ

両端に端部構造又は端部枠をもち,かつ,それらが折りたた

める構造の開放形コンテナの一種(図A.7参照)。

2200 特殊貨物コンテ

特殊貨物,すなわち,温度管理を必要とする貨物,液体,気

体,ばら荷などの特殊な種類の貨物の輸送を主目的としたコ

ンテナ。

2210 保冷コンテナ

断熱された壁,扉,屋根及び床で構成するコンテナの総称。 thermal container

2211 断熱コンテナ

断熱構造だけで,冷却又は加熱のための装置をもたない保冷

コンテナの一種。

2212 冷凍コンテナ

保冷コンテナのうち,冷却装置(冷却剤を含む。)を備える

か,又は備えることができるコンテナ。冷却剤式冷凍コンテ

ナ,機械式冷凍コンテナ,冷凍及び加熱コンテナがある。

2213 冷却剤式冷凍コ

ンテナ

氷,ドライアイス,液化ガスなどの冷却剤を使用する冷凍コ

ンテナ。これらのコンテナは,外部からの電力又は燃料の供

給を必要としない。

2214 機械式冷凍コン

テナ

圧縮式又は吸収式の冷却装置及び加熱装置付きの冷凍コン

テナ(図A.8参照)。

2215 冷凍及び加熱コ

ンテナ

冷却装置(機械式又は冷却剤式)及び加熱装置付きコンテナ。 refrigerated and heated

2216 加熱コンテナ

加熱装置を備えた保冷コンテナの一種。

2220 タンクコンテナ

一つ以上のタンク及び枠組みをもつ特殊貨物コンテナの一

種(図A.9参照)。

2230 ドライバルクコ

ンテナ

ばら荷の粉粒体を輸送する特殊貨物コンテナの一種(図A.10

参照)。

2231 非加圧排出式ボ

ックス形ドラ

イバルクコン

テナ

ばら荷の粉粒体を重力で排出するドライバルクコンテナの

一種。

2232 非加圧排出式ホ

ッパー形ドラ

イバルクコン

テナ

ばら荷の粉粒体をコンテナの下部に設けたホッパーで排出

するドライバルクコンテナの一種。

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

2233 加圧排出式ドラ

イバルクコン

テナ

ばら荷の粉粒体を圧力を加えて排出するドライバルクコン

テナの一種。

2234 非加圧式ドライ

バルクコンテ

ばら荷の粉粒体を重力で積み下ろしするドライバルクコン

テナの一種。

2235 加圧式ドライバ

ルクコンテナ

ばら荷の粉粒体を圧力で積み下ろしするドライバルクコン

テナの一種。

2291 特定貨物コンテ

一般的な貨物コンテナ規格に従い,主として又は専用的に,

自動車,家畜,生魚,その他の特定貨物の輸送に用いられる

各種のタイプのコンテナ。

c) 寸法及び容積

番号

用語

定義

対応英語(参考)

3001 外のり寸法

コンテナの外縁の長さ,幅及び高さの最大寸法。

3002 内のり寸法

コンテナ内部に内容積が最大になるように内接する直方体

の長さ,幅及び高さの寸法。ただし,上部すみ金具の内側へ

のはり出しは考慮しない。

3011 扉開口部寸法

扉開口部で出し入れが可能な最大の直方体貨物の幅及び高

さの寸法。

3012 屋根開口部寸法

(屋根開放部寸

法)

屋根開口(開放)部の長さ及び幅の寸法。

3021 内容積

長さ,幅及び高さの内のり寸法の相乗積。

3022 公称寸法

公差を無視した代表値としての呼び寸法。コンテナサイズの

識別などに用いる。

3023 実測寸法

外部の実際の測定による長さ,幅及び高さの寸法。

3024 容積密度

圧縮しない状態での単位容積当たりのドライバルクの質量。

ドライバルクの容積,質量換算などに用いる。

d) 質量

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4001 最大総質量

貨物を積載したコンテナ運用時の最大質量。荷重試験時の最

小質量となる。

4002 自重

通常の運用状態で使用する附属品及び機器を含めた空コン

テナの質量。機器に使用する最大容量の燃料,水などは自重

に含む。

4003 最大積載質量

最大総質量から自重を引いた最大積載貨物質量。通常の運用

時にはコンテナに附属していない配列用の材料及び床敷物

を含む。

e) 性能

番号

用語

積重ね強度

定義

コンテナ船のセル構造内に,貨物を満載した同一長さのコン

テナを何段か積み重ねる場合に,セルとの隙間に対応したコ

ンテナ相互間のずれ,及び船内で遭遇する加速度条件の下

で,そのコンテナ上に積まれるコンテナを支えられるコンテ

ナの強度。

対応英語(参考)

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

つり上げ強度

貨物を積載したコンテナが,すみ金具を用いてつり上げられ

る場合に,所定の質量に対応して生じる力に耐えられるコン

テナの強度。

注記 上部すみ金具を使用するものを上部つり上げ,下部す

み金具を使用するものを下部つり上げという。

床強度

(一般)積載貨物又は貨物積載時の車輪付き荷役機械によっ

て生じる静的及び動的な力。

(貨物コンテナの試験)規定された特性の車輪付き機器によ

って生じる質量に耐えられるコンテナ床面の強度。

緊締強度

コンテナが輸送用機器に下部の固定用構造で緊締される場

合,輸送中に生じる長手方向の加速度に耐えられるコンテナ

の強度。

端壁強度

コンテナの輸送中,積載貨物によって,端壁又は端部扉にか

かる長手方向の力に耐えられるコンテナの強度。

側壁強度

コンテナの輸送中,積載貨物によって,側壁にかかる横手方

向の力に耐えられるコンテナの強度。

屋根強度

コンテナの屋根の上で作業を行う場合,その力に耐えられる

コンテナの強度。

剛性

段積みしたコンテナを緊締又は固縛した場合,船の動揺で,

上部コンテナの慣性によって生じる横手及び長手方向の力

に耐えられる下部コンテナの強度。ラッキング強度ともい

う。

フォークポケッ

ト強度

貨物を積載したコンテナが,フォークリフトポケットを用い

て荷役される場合に生じる力に耐えられるコンテナの強度。

風雨密性

コンテナが風雨又は波しぶきを受けても,コンテナ内に雨水

又は海水が浸入しない性能。これは,規定された風雨密性試

験で評価する。

f)

部材

番号

用語

定義

対応英語(参考)

すみ金具

コンテナの荷役,積重ね,緊締及び固縛のためにコンテナの

すみ部に設けた金具。

上はり

上部すみ金具を結合している横手構造部材。

注記 開口部の上はりは,ドアヘッダともいう。

下はり

下部すみ金具を結合している横手構造部材。

注記 端部ドア部の下はりは,ドアシルともいう。

上けた

上部すみ金具を結合している長手構造部材。

下けた

下部すみ金具を結合している長手構造部材。

すみ柱

上部及び下部すみ金具を結合している,コンテナの四隅にあ

る垂直構造部材。

すみ部材

上部及び下部すみ金具とすみ柱とを結合した構造部材。

貨物を支えるために床はりの上に張られた部材。

床はり

床を支持する横手方向の構造部材。開放形コンテナの場合は

横手構造部材が長手部材に支持されることもある。

屋根板

屋根に張られた板。ただし,内張りは含まない。

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

屋根はり

屋根板又は屋根カバーを支える剛性のある横手構造部材。

注記 屋根カバーを支える場合,通常は取外し又はスライド

ができる。

端部扉

コンテナ端部に設けられた開口部を開閉するパネル。

端壁板

端壁を構成する板。ただし,内張りは含まない。

端部柱

上はりと下はりとを結合し,端壁板を支持する部材。

側部扉

コンテナ側部に設けられた開口部を開閉する荷重負担可能

なパネル。

注記 この開口部は,少なくとも人一人が出入りできるだけ

の開口寸法をもつ。

側板

側壁を構成する板。ただし,内張りは含まない。

側柱

上けたと下けたとを結合し,側板を支持する部材。

ダブラープレー

コンテナ荷役機器の誤動作及びはめ違いに対し,コンテナを

保護するために上下すみ金具に近接して水平に設けられた

補強板。

カバー

オープントップなどの開放部に,通常は風雨密性を保持する

ために設けられる柔軟性がある取外し可能なシート。

内張り

貨物を保護するために,コンテナの内面に構造部材とは別に

張られた板。

差し板

主として,端部扉開口部に使用される着脱可能な木製などの

板。

スタンション

荷くずれ防止用として使用される着脱可能な支柱。

ラッシング装置

貨物を固縛するための装置。

雰囲気調整器具

保冷コンテナ内をより望ましい環境に連続的に維持する保

冷コンテナに設置した器具。

空気調整器具

保冷コンテナを閉じたままで内部の空気を人為的に入れ替

えるための保冷コンテナに設置した器具。

g) 構造

番号

用語

定義

対応英語(参考)

下部構造

下部すみ金具を含み,一般には下けた,下はり,床,床はり,

フォークポケット,トンネルリセスなどで構成されるコンテ

ナの下部に位置する構造物。

荷重伝達面

コンテナを車両で輸送する場合,車両への荷重伝達のために

設けられる規定された伝達面。

荷重伝達区域

荷重伝達面を設置してよい区域。

フォークポケッ

フォークリフトのフォークが入るよう,定められた位置で,

両下けた間を貫通して設けられる補強されたポケット穴。

トンネルリセス

下部構造の前端下面に設けられて,トレーラのグースネック

部が入るようにした溝。ある種のコンテナでは両端に設けら

れている。

端部枠

上下4個のすみ金具,すみ柱,上はり及び下はりからなるコ

ンテナの両端に設けられた構造物。

端壁

端部枠に囲まれた構造物。

側枠

上下4個のすみ金具,すみ柱,上けた及び下けたからなるコ

ンテナの両側に設けられた,側壁の周囲を構成する構造物。

側壁

側枠に囲まれた構造部。側枠は含まない。

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

屋根

上けた,上はり及び上部すみ金具に囲まれた,コンテナ上部

を塞ぐ雨漏り防止の構造部。

注記 着脱式のものもある。

開口部

強度をもち,風雨密性能をもち,かつ,適度な気密性能をも

つ可動式又は着脱式パネルによって閉ざすことができる開

口している部分。

注記 恒久的に開口したまま,又はカバーで覆っている場合

は開口部といわず,開放部という。

通気口

コンテナ内部の空気の入れ換えを可能とする開口部。

一般には,端部扉がない端壁側。

一般には,端部扉がある端壁側。

コンテナの後から前に向かって左側。

コンテナの後から前に向かって右側。

長手

コンテナの前後方向。

横手

長手に直角な水平方向。

ボックス形

端部から排出するために,少なくとも片側の端部にドアがあ

り,平行四辺形の貨物スペースをもつ非加圧式ドライバルク

コンテナ。

固定式端部構造

すみ柱間を横方向に結合した折りたたみできない端部枠。

折りたたみ式端

部構造

すみ柱間を横方向に結合した折りたたみできる端部枠。

ホッパー形

ドアの開口部をもたず,水平方向に排出する排出口を備えた

ドライバルク用の非加圧式コンテナ。一般用途コンテナとし

ては使用できない。

不完全な上部構

下部構造以外に両端部間の長手の力を伝える固定構造のな

いコンテナの構造。

インターフェー

外部の識別装置と対応するコンテナ側識別機器との相互の

位置関係。

接続位置

識別のための外部の特定点に接続できるインターフェース

区域内の特定点。

外部燻蒸装置用

インターフェ

ース

くん(燻)蒸消毒をするための外部装置とコンテナとの接続

部。

一体パイル

多数のプラットホームコンテナ又は折りたたみ式開放形コ

ンテナを積み重ねて相互に結合し一体のユニットとしたも

の。

外置式

保冷コンテナの外のり寸法の範囲より外側に,附属機器の一

部又は全体が出ている設置状態。

注記 外置式の附属機器は輸送時に取り外すか引き込む。

内置式

保冷コンテナの外のり寸法の範囲より内側に,附属機器の全

体が入っている設置状態。

下部取付位置

着脱可能な機器の二つの下部コーナーで固定できる機器取

付箇所。

排出用開口部

ドライバルクを排出するためにコンテナに設けられた開口

部。

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

荷積用開口部

ドライバルクを積載するためにコンテナに設けられた開口

部。

ピン取付

上はりに設けたソケットに二つの縦ピンで取り付け,着脱機

器の全質量を上はりで支える取付方式。

プラットホーム

ベース

側壁のないコンテナの下部構造に,特に重い構造はり,又は

広いウェブ付きのはりをもち,コンテナに規定された長手方

向のたわみ限度を満たすような,特有の設計。

着脱式機器

保冷コンテナに着脱できる冷凍機器,加熱機器及び発電装置

又は他の機器。

h) 特殊貨物コンテナ

1) 冷凍コンテナ

1.1) 寸法及び性能

番号

用語

内のり高さ

床通風材上面から天井内張り又はバッテン下面までの寸法。 internal height

定義

対応英語(参考)

内のり幅

側内張り又はバッテン内面間の寸法。

内のり長さ

扉内張り又はバッテン内面から前面内張りバッテン内面ま

での寸法。

扉開口部有効寸

入口における見通し高さ及び幅の寸法。

全熱貫通率

コンテナの断熱性能を表す係数で単位時間・単位温度当たり

にコンテナ内外間を通過する熱量。単位記号は,W/℃。

熱貫流率

コンテナの断熱性能を表す係数で全熱貫通率をコンテナの

表面積で除した値。単位記号は,W/(m2・℃)。

断熱性能

コンテナ内部の温度を保持する性能。

気密性能

コンテナ内部の空気漏れの程度を表す性能。

冷却性能

コンテナ内部を冷却する能力を示す性能。

1.2) 部材及び構造

番号

用語

定義

対応英語(参考)

断熱材

コンテナの外部及び内部の伝熱を防止するための部材。

空気吹出し口

コンテナ内部を所定の温度に保持するため,循環する空気を

吹き出す開放部。

空気吸込み口

コンテナ内部を所定の温度に保持するため,循環する空気を

吸い込む開放部。

天井ダクト

コンテナ内部の空気の循環のため,天井に設けられた空気の

通路。

バッテン

コンテナ内部の空気の循環をよくするために,貨物が内張り

から離れて置かれるように内張りに設けられた突起部材。

バルクヘッド

空気の吸込み及び吹出しの通路を確保するために設けた仕

切板。

床通風材

コンテナの床に設けられた,空気の循環をよくし,貨物を支

える部材。

貨物つり下げ装

貨物をコンテナの天井からつり下げて輸送する部材及び用

具。

冷凍ユニット

コンテナに取り付けられ,コンテナ内部を設定された温度に

保持する冷凍及び加熱装置。

ドレン口

コンテナ内部にたまった水を排出する口。

換気口

コンテナ内部の空気を入れ換えるための開口部。

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2) タンクコンテナ

2.1) 寸法及び性能

番号

用語

定義

対応英語(参考)

総容積

20 ℃の状態において,タンクを完全に満たすために必要な

水の容積。

空間率

タンク内で積荷によって満たされない空間の総容積に対す

る割合。

危険品

物質又は物品が燃焼性,爆発性,毒性などの特性をもつもの。

国際連合危険物輸送勧告又は認証機関によって,危険品とし

て分類されている物質。

気体

50 ℃で300 kPaを超える蒸気圧をもつ,又は認証機関によっ

て指定された流動物質。

液体

50 ℃で300 kPa以下の蒸気圧をもつ流動物質,又は認証機関

によって指定された流動物質。

最高使用圧力

コンテナに対し認証機関又は他の責任者によって指定され

たそれ以上ではそのコンテナを運用してはならないタンク

内の圧力。

試験圧力

試験するタンク内の規定された圧力。

慣性強度

輸送中積載貨物に生じる慣性力に耐えられるタンク及びそ

の支持部材の強度。

2.2) 部材及び構造

番号

用語

定義

対応英語(参考)

タンク

一つ以上のタンク室(区画)及びそれに付随し輸送する貨物

の収納に必要な配管及び附属設備。

タンク室

胴板,鏡板又は仕切板によって形成されている密閉されたタ

ンクの部分。

注記 じゃま板,サージ板及びその他穴あき板は,タンク室

を形成しない。

枠組み

タンク据付台,すみ部材及び荷重を受ける全ての部材で,貨

物を収納するためのものでなく,コンテナを一体として移動

するときに発生する静的及び動的な力を伝える部分。

あゆみ板

コンテナ上部で歩行及び作業をするために設けられた通路。 walkway,

はしご

積載区域又は屋根への安全な昇降ができるもの。

i)

取扱い

番号

用語

定義

対応英語(参考)

ずれ積重ね

すみ金具が正しく一致することなく,ずれて積み重ねられた

状態。

はめ違い

上部すみ金具の上穴又は下部すみ金具の下穴及びツイスト

形のつり上げ用具又は緊締金具の先端がずれてはまらない

状態。

緊締

下部すみ金具の下穴を使用して緊締金具によってコンテナ

を固定すること。

固縛

上部すみ金具又は下部すみ金具を使用してワイヤなどによ

ってコンテナを固定すること。

重心の偏心

コンテナの下部すみ金具の幾何学的中心と実際の重心(空又

は積載コンテナ)とに違いのある状態。

移動重心

動的条件で移動しやすい液体,ばら荷,つり下げ荷物などを

積載したコンテナの重心。

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

トップリング

船のローリング,風などによる横方向の力によって,コンテ

ナの底面の端を支点として転倒する状態。

ラッキング

コンテナ端部枠又は側部枠に動的な水平方向の力が加わっ

たときに変形する状態。

積荷スペース

壁,枠などで区切られ,全ての開口が閉じられた状態での積

荷のスペース。

空コンテナ

貨物が積載されていない状態のコンテナ。

積載コンテナ

貨物が積載された状態のコンテナ。

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附属書A

(参考)

コンテナの形式,部材,構造などの用語の図示

a)

b)

図A.1−一般用途コンテナ

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c)

d)

図A.1−一般用途コンテナ(続き)

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図A.2−通風コンテナ

図A.3−オープントップコンテナ

図A.4−プラットホームコンテナ

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図A.5−上けた固定式開放形コンテナ

図A.6−フラットラックコンテナ

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a)

b) 折りたたんで2個重ねた状態

図A.7−折りたたみ式開放形コンテナ

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a)

b)

図A.8−機械式冷凍コンテナ

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図A.9−タンクコンテナ

注1) 用語として規定していない。

図A.10−ドライバルクコンテナ