Z 3128:2017

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序文 ··································································································································· 1

1 適用範囲························································································································· 1

2 引用規格························································································································· 1

3 用語及び定義 ··················································································································· 1

4 試験片の採取方法 ············································································································· 2

4.1 試験片の採取指示記号 ···································································································· 2

4.2 試験片の採取指示記号の表示例 ························································································ 2

4.3 試験片のノッチ形状及び試験方法······················································································ 2

5 記録······························································································································· 3

附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································· 6

(1)

Z 3128:2017

まえがき

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本

溶接協会(JWES)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準

調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS Z 3128:1996は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(2)

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日本工業規格

JIS

Z 3128:2017

溶接継手の衝撃試験片採取方法

Sampling method of impact test specimen from welded joint

序文

この規格は,2012年に第2版として発行されたISO 9016を基とし,技術的内容を変更して作成した日

本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1

適用範囲

この規格は,金属材料の突合せ溶接継手における衝撃試験片の採取方法について規定する。

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 9016:2012,Destructive tests on welds in metallic materials−Impact tests−Test specimen location,

notch orientation and examination(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS Z 2242 金属材料のシャルピー衝撃試験方法

注記 対応国際規格:ISO/DIS 148-1:2003,Metallic materials−Charpy pendulum impact test−Part 1:

Test method(MOD)

JIS Z 3001-1 溶接用語−第1部:一般

JIS Z 3001-2 溶接用語−第2部:溶接方法

JIS Z 3001-4 溶接用語−第4部:溶接不完全部

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS Z 3001-1,JIS Z 3001-2及びJIS Z 3001-4に

よる。

3.1

試験片

JIS Z 2242に規定する標準試験片。採取できない場合は,JIS Z 2242のサブサイズ試験片。

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2

Z 3128:2017

3.2

ノッチ

衝撃試験片に局部的に設ける,U字型又はV字型の切欠き。

3.3

RL,参照線(reference line)

溶接線に垂直な面において,衝撃試験片のノッチ位置の基準となる仮想的な線。

− 溶接金属ノッチの場合には,基準とする母材表面からの深さごとに,衝撃試験片の長軸方向での溶

接金属の中央を結んだ線とする。

− 熱影響部(以下,HAZという。)ノッチの場合には,基準とするボンド部と衝撃試験片中央の深さ

の線との交点から,母材表面に垂直に引いた線とする。

4

試験片の採取方法

4.1

試験片の採取指示記号

試験片のノッチ方向は,厚さ方向又は母材表面に平行とし,採取指示記号は,図1による。

4.2

試験片の採取指示記号の表示例

図2に,典型的な採取指示記号の表記を例示する。表1は,ノッチ方向が試験母材表面に平行な場合の

試験片採取位置及び採取方向を,採取指示記号との関係で示したものである。表2は,ノッチ方向が試験

母材表面に垂直な場合の,試験片採取位置及び採取方向を,採取指示記号との関係で示したものである。

4.3

試験片のノッチ形状及び試験方法

試験片のノッチ形状は,試験の目的に応じて,JIS Z 2242から選択し,衝撃試験の試験方法は,JIS Z 2242

による。

また,試験片のノッチ位置は,マクロエッチングによって特定する。

ノッチ形状の記号(JIS Z 2242

V:Vノッチ

U:Uノッチ

ノッチ位置の記号

W:溶接金属ノッチ

H:HAZノッチ

ノッチ方向の記号

T:厚さ方向ノッチ

S:表面に平行なノッチ

表1,表2のa (mm):RLと衝撃試験片中央の深さの線との交点からのずれ量

表1,表2のb (mm):採取深さ(基準とする母材表面から,それに平行で

近い方の試験片表面までの距離)

○○○ ○/○

図1−試験片の採取指示記号

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3

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5

記録

JIS Z 2242による試験結果報告に備え,次の事項について記録する。

a) この規格の番号(JIS Z 3128)

b) 試験片採取位置を示す採取指示記号(必要に応じ図示する。)

c) 溶接不完全部が観察された場合;その形態及び大きさ

d) その他,受渡当事者間の協定による次のような報告事項

1) 母材の種類及び寸法

2) 開先の種類及び寸法

3) 溶接方法,溶接材料及び溶接条件

4) 溶接後の熱処理

表1−ノッチ方向が試験母材表面に平行な場合

採取指示記号

溶接金属部

代表的な図

採取指示記号

代表的な図

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4

Z 3128:2017

表2−ノッチ方向が試験母材表面に垂直な場合

採取指示記号

溶接金属部

代表的な図

採取指示記号

代表的な図

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5

Z 3128:2017

単位 mm

1:ノッチの方向軸

2:母材

3:HAZ

4:ボンド部

5:溶接金属

図2−典型的な採取指示記号の例示

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Z 3128:2017

JIS Z 3128:2017 溶接継手の衝撃試験片採取方法

(I)JISの規定

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと

の評価及びその内容

(II)国際

(III)国際規格の規定

規格番号

箇条番号

及び題名

3 用語及び

定義

4 試験片の

採取方法

内容

箇条番号

内容

5 記録

原理

採取指示記号

採取指示記号の例

試験

試験報告書

附属書A

(参考)

試験報告書の例

箇条ごと

の評価

追加

(V)JISと国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

技術的差異の内容

用語及び定義を追加した。

定義の明確化であり,技術的差異

はない。

変更

追加

JISでは,ISO規格の箇条3〜箇条

6を箇条4にまとめる変更ととも

に,図1を追加した。

試験片の採取指示記号の明確化で

あり,技術的差異はない。

変更

JISでは,ISO規格の“試験検査報

告書”を“記録”に変更した。

試験報告書に備えて記録しておく

べき事項を規定しているため,記

録に変更した。技術的差異はない。

削除

例であり,受渡当事者間の協定によ

る報告事項に含まれるべきもので

あるため,削除した。

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 9016:2012,MOD

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

− 削除 ················ 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

− 変更 ················ 国際規格の規定内容を変更している。

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

− MOD ··············· 国際規格を修正している。

附属書JA

(参考)

JISと対応国際規格との対比表