2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

Z 8114 : 1999

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによって,JIS Z 8114 : 1984は改正され,この規格に置き換えられる。

今回の改正によって,この規格は1992年に第1版として発行されたISO 10209-1, Technical product

documentation−Vocabulary−Part 1 : Terms relating to technical drawings : general and types of drawings及び

1993年に第1版として発行されたISO 10209-2, Technical product documentation−Vocabulary−Part 2 : Terms

relating to projection methodsに規定する製図用語に旧JISの製図用語を一部見直して,ISO 10209にない用

語を追加したものとなった。

なお,この規格には,次に示す附属書がある。

附属書(参考) 製図用機器及び製図用紙に関する用語

(1)

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

日本工業規格

JIS

Z 8114 : 1999

製図一製図用語

Technical product documentation−Terms relating to technical drawings

序文 この規格は,1992年に第1版として発行されたISO 10209-1, Technical product documentation−

Vocabulary−Part 1 : Terms relating to technical drawings : general and types of drawings及び1993年に第1版と

して発行されたISO 10209-2, Technical product documentation−Vocabulary−Part 2 : Terms relating to

projection methodsを元に,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,従来,日本工

業規格で規定されていた製図用語を一部見直し,ISO 10209にない用語を追加した。

1. 適用範囲 この規格は,製図に関する製品技術文書情報に用いる用語の定義について規定する。

なお,ISO 10209-1及びISO 10209-2で規定する用語は,ゴシック体で示す。

備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。

ISO 10209-1 : 1992 Technical product documentation−Vocabulary−Part 1 : Terms relating to

technical drawings : general and types of drawings

ISO 10209-2 : 1993 Technical product documentation−Vocabulary−Part 2 : Terms relating to

projection methods

2. 用語及び定義 用語及び定義は,次による。

なお,参考として対応英語を示すが,ISO 10209-1及びISO 10209-2で規定する用語はゴシック体で示す。

備考1. 一部の用語に括弧を付けて示してあるものは,括弧の中を省略してもよい。

2. 誤読のおそれのある用語については,用語欄に用語の読み方を括弧を付けて平仮名で示す。

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2

Z 8114 : 1999

2.1

製図一般に関する用語

番号

用語

定義

対応英語(参考)

製図

図面を作成する行為。

図面

図形

グラフ

情報媒体,規則に従って図又は線図(4109参照)で表した, technical drawing

そして多くの場合には尺度に従って描いた技術情報。

備考 この用語を複合語として用いる場合は,省略形

で単に“〜図”とすることが多い。

対象物の見える部分及び必要に応じて隠れた部分を表し

た正投影図。

図形に寸法などの情報を書き加えたもの。断面図,透視投

影図など各種投影図の総称。

図による表現であり,通常,ある座標内で二つ以上の変数

の間の関係を表したもの。

表形式図

計算図表

類似の形であるが,異なった形体を表形式で示す図面。

要目表

注記(事項)

詳細

図面の内容を補足する事項を,図中の中に表の形で表した

もの。例えば,加工,測定,検査などに必要な事項を示す

(付図1参照)。

図面の内容を補足する事項を,図中に文章で表したもの。 note

対象物,対象物の部分又は組立の図による表現であり,通

常は必要な情報を与えるために拡大される。

アイテム

図示された対象物の構成部品又は組み合わされたもの(コ

ンポーネント)。

器具製図

CAD製図

定期,コンパス,型板などの製図器具を用いて製図する行

為。

コンピュータの支援によって,製図する行為。

フリーハンド製図

鉛筆書き製図

墨入れ製図

製図器具を用いないで,手書きによって製図する行為。

鉛筆を用いて製図する行為。

製図用ペン,からす口などを用いて製図する行為。

計算することなく,一つ以上の量の近似的な数値を決定す

ることができる図。

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3

Z 8114 : 1999

番号

用語

定義

対応英語(参考)

合成製図

すでにある図面に,一部を切り張り又は組み合わせて新規

の図面を作成する行為。

仕様書

材料,製品,工具,設備などについて,技術的要求事項を

記載した文書。

部品表

一つの組立品(又は一つの部分組立品)を構成する部品の,

又は一枚の図面上に示された詳細な部品の完全なリスト。

2.2

図面の様式に関する用語

番号

用語

定義

図面の様式

図面の共通的な一定の形式。例えば,図面の輪郭,表題欄,

マークなどの形,大きさ,配置。

(図面の)輪郭

図面の縁からの損傷で,図面の内容が損なわれないように

設ける余白の部分。

輪郭線

表題欄

図面の,図を描く領域と輪郭との境界線。

中心マーク

(図面の)区域

図面をマイクロフィルムに撮影したり,複写するときの便

宜のため,図面の各辺の中央に設ける印(2006の図参照)。

図面の中の特定の領域を示す範囲。例えば,B-2のように division, zone

示す。

図面の管理上必要な事項,図面内容に関する定型的な事項

などをまとめて記入するために,図面の一部に設ける欄。

図面番号,図名,企業名などを記入する(2002の図参照)。

対応英語(参考)

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4

Z 8114 : 1999

番号

用語

定義

対応英語(参考)

区分記号

図面の区域を表示するための記号(2006の図参照)。

参考 区分記号は,JIS Z 8311に規定する格子参照方

式に基づく。

裁断マーク

複写図を裁断するときの便宜のために原図に設ける印。

部品欄

図面に示す対象物又はその構成する部品(部材)の細目(部

品の名称,材料,数量など)を記入するために,図面の一

部に設ける欄。

照合番号

(図面の)来歴欄

図面に示した部品と,部品欄又は部品表に書いた部品とを

照合するための番号。

図面の変更などの来歴を記録するために設ける欄。

比較目盛

2.3

図面を縮小・拡大した場合,その程度を知るために設ける

目盛。

製図に関する用語

2.3.1

尺度に関する用語

番号

用語

定義

対応英語(参考)

尺度

図形の大きさ(長さ)と対象物の大きさ(長さ)との割合。 scale

現尺

対象物の大きさ(長さ)と同じ大きさ(長さ)に図形を描

く場合の尺度。

備考 現寸ともいう。

倍尺

対象物の大きさ(長さ)よりも大きい大きさ(長さ)に図

形を描く場合の尺度。

縮尺

対象物の大きさ(長さ)よりも小さい大きさ(長さ)に図

形を描く場合の尺度。

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5

Z 8114 : 1999

2.3.2

線に関する用語

番号

用語

定義

対応英語(参考)

実線

連続した線。

破線

一定の間隔で短い線の要素が規則的に繰り返される線。

跳び破線

線と間隔とが等しい線分で繰り返される線。

点線

ごく短い線の要素をわずかな間隔で並べた線。

一点鎖線

長及び極短(ダッシュ)2種類の長さの線の要素が交互に

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6

Z 8114 : 1999

番号

用語

定義

繰り返される線。

対応英語(参考)

二点鎖線

長及び極短(ダッシュ)2種類の長さの線の要素が,長・

極短・極短の順に繰り返される線。

一点短鎖線

短及び極短(ドット)の2種類の長さの線の要素が順に繰

り返される線。

二点短鎖線

短及び極短(ドット)の2種類の長さの線の要素が,短・

極短・極短の順に繰り返される線。

三点短鎖線

短及び極短(ドット)の2種類の長さの線の要素が,短・

極短・極短・極短の順に繰り返される線。

一点長鎖線

長及び極短(ドット)の2種類の長さの線の要素が,長・

極短の順に繰り返される線。

二点長鎖線

長及び極短(ドット)の2種類の長さの線の要素が,長・

極短・極短の順に繰り返される線。

三点長鎖線

長及び極短(ドット)の2種類の長さの線の要素が,長・

極短・極短・極短の順に繰り返される線。

一点二短鎖線

短及び極短(ドット)の2種類の長さの線の要素が,短・

短・極短の順に繰り返される線。

二点二短鎖線

短及び極短(ドット)の2種類の長さの線の要素が,短・

短・極短・極短の順に繰り返される線。

三点二短鎖線

短及び極短(ドット)の2種類の長さの線の要素が,短・

短・極短・極短・極短の順に繰り返される線。

ジグザグ線

直線と稲妻形を組み合わせた線(付図2参照)。

細線(ほそせん)

太線(ふとせん)

図形・図・図面を構成している線の中で,相対的に細い線。 narrow line

図形・図・図面を構成している線の中で,相対的に太い線。 wide line

備考 細線の2倍の太さとする。

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7

Z 8114 : 1999

番号

用語

定義

極太線(ごくぶとせ

ん)

図形・図・図面を構成している線の中で,必要があって特

に太く描いた線。

備考 太線の2倍の太さとする。

外形線

かくれ線

中心線

対称中心線

対象物の見える部分の形を表す線(付図2参照)。

対象物の見えない部分の形を表す線(付図2参照)。

中心を示す線(付図2参照)。

対称図形の対称軸を表す線。

ピッチ線

繰り返し図形のピッチをとる線。

重心線

破断線

軸に垂直な断面の重心を連ねた線(3124の図参照)。

切断線

回転断面線

想像線

原形線

断面図を描く場合,その切断位置を対応する図に表す線

(付図2参照)。

図形内にその部分の切り口を90°回転して表す線(付図2

参照)。

a) 隣接部分又は工具・ジグなどの位置を参考に表す線(付

図2参照)。

b) 可動部分を,移動中の特定の位置又は移動の限界の位

置で表す線(付図2参照)。

図に表した対象物の加工前の形を,その図に表す線。

等高線

表面を表すために,地形投影において上又は下の基準水平

面のあらかじめ決めた高さでの水平面の交点。

備考 等高線は,適切な測定単位で,等高は単独又は

複数である。

特殊指定線

特殊な加工を施す部分など特別な要求事項を指定する範

囲を表す線(付図2参照)。

寸法線

寸法補助線

引出線

対象物の寸法を記入するために,その長さ又は角度を測定

する方向に並行に引く線(付図2参照)。

寸法線を記入するために図形から引き出す線(付図2参

照)。

記述・記号などを示すために引き出す線(付図2参照)。

基準線

特に位置決定のよりどころであることを示す線。

対象物の一部分を仮に取り除いた場合の境界を表す線(付

図2参照)。

対応英語(参考)

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8

Z 8114 : 1999

番号

用語

水準面線

定義

水面,液面などの位置を表す線。

対応英語(参考)

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9

Z 8114 : 1999

2.3.3

投影法に関する用語

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10

Z 8114 : 1999

番号

用語

定義

対応英語(参考)

投影法

三次元の対象物を二次元画像に変換するために用いる規

則。投影中心法又は投影平面法を前提としている。

座標方式

空間にあるそれぞれの点の間の関係と三つの対応する座

標を規定するための根拠。そして逆もまた同様である。

参考 この用語は,直角座標の意味にしばしば用いら

れる。

座標

座標方式で,各点の位置を明確に与える決められた数値

(それらに対応する大きさの単位で)の組合せ。

参考 この用語は,直角座標の意味にしばしば用いら

れる。

座標軸

水平軸

原点で交差する空間の三つの参照直線。これで座標方式を

形づくる。

参考 この用語は,直角座標軸の意味にしばしば用い

られる。

水平を示すための基準となる座標軸。

座標面

投影平面,

投影面

任意の二つの座標軸によって規定される三つの面の各々。

参考 この用語は,直角座標面の意味にしばしば用い

られる。

対象物の画像を得るために,対象物が投影される平面。

水平面

直角座標方式

投影中心を通る水平な面。

直角座標

直角座標軸

直角座標方式で,空間の点の与えられた条件での三つの直

角座標の点から座標面までの距離。

備考 通常は,単純に座標という。

直角に交差する座標軸。

備考 通常は,単純に座標軸という。

直角座標面

直角に交差する座標面。

備考 通常は,単純に座標面という。

円筒座標方式

水平座標軸,その原点及び測定の単位による表し方を基に

した座標方式。

円筒座標

円筒座標軸

極座標方式

円筒座標方式での空間にある点の次の三つの座標をいう。

半径(原点を通る垂直軸からの点までの距離),方位角(点

と原点とを含む垂直面と水平軸とがなす角)及び高さ(原

点を含む水平面から点までの距離)。

水平方向の直線及びその原点。

極座標

極座標方式での空間にある点の次の三つの座標をいう。半

径(点と極との距離)。方位角(点と原点を含む垂直面と

極座標軸がなす角)。動角(極角)(点を含む水平面と点と

原点と含む直線がなす角)。

極座標軸

原点

基線

水平方向の直線及びその原点。

座標軸の交点。

基面と投影面とが交差する線。

同じ点(原点)から始まる三つの互いに直角な軸(直角座

標軸)の関係とそれらの大きさの単位による表し方を基に

した座標方式。

極座標軸及びその測定の単位による参照方式に基づいた

座標方式。

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11

Z 8114 : 1999

番号

用語

定義

対応英語(参考)

基面(きめん)

観察者が立っている水平面。

停点

視点

視点から基面に下した垂線の足。

参考 立点と呼ぶ場合がある。

対象物を投影するときの目の位置(3250の図参照)。

視線

視点と空間にある点とを結ぶ線及びその延長線(3250の図

参照)。

視心,

視中心

視高(しこう)

投影線

主投影線と投影面との交点。投影平面に直交するすべての

直線(奥行き方向の線)の消点となる。

投影の高さ。

主投影線

投影中心

視点を通り,垂直の投影面及び視心において直交する水平

な投影線。

すべての投影線が始まる点。

画像

技術的な製図のある形式で描かれた情報の表現。一般に,

いずれかが特定な投影図法又は図形に関係する。

地平線

水平面と鉛直投影面とが交差する線。すべての水平な直線

の消点の幾何学的位置を表す。

消点

距離点

視円すい

平行な直線が透視投影において,一点に集まる点。すべて

の平行な直線が,無限遠の距離で一点で集まる想像上の

点。

投影面と45゜の角度をなす平行な水平線の作る二つの消

点。

主投影線を軸とし,視点を頂点とする直円すい。

視角

視円

平行投影

視円すいの頂角。

投影面と視円すいと交差する円。

直角投影

正投影

軸測投影

投影線が投影面を直角によぎる平行投影。

すべての投影線が投影平面で直角によぎる平行投影。

単一の平面上における対象物の平行投影。

投影中心からの視点と対象物上の点とを通って表示され

る直線。投影平面でのその交点は,対象物のその点の投影

を示す。

投影中心が無限遠に置かれ,すべての投影線を平行にする

投影の方法。

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12

Z 8114 : 1999

番号

用語

定義

対応英語(参考)

等角投影

どの投影線も,三つの座標軸と同じ角度を保ちながら,単

一の投影面上に対象物を正投影すること。投影面は,座標

軸と同じ角度で交わるので,三つの軸上の尺度はすべて同

じである (monometric projection)。

二等角投影

二つの座標軸上の尺度が同一で,第三の軸の尺度が異なる

ように,対象物を単一の投影面上に平行投影した表現。

不等角投影

三つの座標軸上の尺度がすべて異なるように,対象物を単

一の投影面上に平行投影した表現。

参考 この方法は,推奨されない。

地形投影

表面を表すために,等しい水平な面の断面の交点の水平投

影面上の正投影。個々の交点は,基準水平面に関して交点

の標高を含む等高線で示す。

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13

Z 8114 : 1999

番号

用語

定義

対応英語(参考)

鏡像投影

対象物の座標面に平行に置いた鏡に写る対象物の像を描

く図形の表し方。

備考 これによって描いた図を鏡像投影図という。建

物の天井伏せ図などに用いる。

斜投影

単一の投影面 (projection plane) 上に斜投影 (oblique

projection) する方法。

キャビネット投影

投影面が,座標面の一つと平行になるように,単一の投影

面上に斜投影する方法。投影面に平行な面上の対象物の寸

法は,同じ尺度で示される。慣習上,第三の軸方向の投影

尺度を1/2にとる。

カバリエ投影

投影面が,座標面の一つと平行になるように,単一の投影

面 (projection plane) 上に投影する方法。投影面に平行な面

上の対象物の寸法は,同じ尺度で示される。慣習上,第三

の軸方向の投影も同じ尺度にする (monometric projection)。

中心投影

投影中心が無限遠に置かれ,すべての投影線を収れんさせ

る投影の方法。

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14

Z 8114 : 1999

番号

用語

定義

対応英語(参考)

透視投影

投影面からある距離にある視点と対象物の各点とを結ん

だ投影線が投影面をよぎる投影。

備考1. 一般には,一つの投影面で表す。

2. これによって描いた図を透視投影図という。

一点透視投影

対象物の一つの面が,投影面に平行なときの,透視投影表

現 (perspective representation)。

二点透視投影

投影面が鉛直で対象物の垂直の面が投影面に対し傾斜し

ており,水平の面が投影面に対し直角な透視投影。

三点透視投影

対象物のすべての面が投影面に対し傾斜している透視投

影。

鳥かん(瞰)透視投

投影面が水平で視点が投影面より上にある一点透視投影。 birdʼs eye perspective,

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15

Z 8114 : 1999

番号

用語

仰かん(瞰)透視投

正投影法

正投影図

第三角法

定義

対応英語(参考)

投影面が水平で視点が投影面より下にある一点透視投影。 frogʼs eye perspective

正座標面に一致又は平行な一つ以上の投影面平上に,座標

面に対して平行なその主要平面に直角に置いた対象物の

正投影。これらの投影平面は,製図用紙上に都合のよいよ

うに回してあるので,対象物の投影図は互いに対称に置か

れる。

正投影法によって描いた図。

一つの対象物の主投影図のまわりに,その対象物のその他

の五つの投影図のいくつか又はすべてを配置して描く正

投影。主投影図を基準にして,その他の投影図は,次のよ

うに配置する。

− 上側からの投影図は,上側に置く。

− 下側からの投影図は,下側に置く。

− 左側からの投影図は,左側に置く。

− 右側からの投影図は,右側に置く。

− 裏側からの投影図は,右側又は左側に置く。

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16

Z 8114 : 1999

番号

用語

定義

対応英語(参考)

第一角法

一つの対象物の主投影図のまわりに,その対象物のその他

の五つの投影図のいくつか又はすべてを配置して描く正

投影。主投影図を基準にして,その他の投影図は,次のよ

うに配置する。

− 上側からの投影図は,下側に置く。

− 下側からの投影図は,上側に置く。

− 左側からの投影図は,右側に置く。

− 右側からの投影図は,左側に置く。

− 裏側からの投影図は,左側又は右側に置く。

等角投影法

三つの座標軸上の尺度が同一であるように,対象物を単一

の投影面上に平行投影した表現。

等角図

等角投影によって対象物を描くとき,座標軸上の長さが実

長になるような方法で描いた図。

斜投影法

一般には,一つの投影面で表すすべての投影線が投影平面

で90゜以外の同一角度でよぎる平行投影。

平面斜投影図

投影面が,水平座標面に平行になるように,単一の投影面

上に斜投影した図。

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17

Z 8114 : 1999

番号

用語

定義

対応英語(参考)

透視投影法

鳥かん(瞰)図

矢示法

X線投影図

遠近手法による絵画的表現 (pictorial representation)。複雑な

対象物を,あたかも部分的に透明であるかのように見せ,

主要部分を明らかにした図。

絵画的表現図

対象物の実際に見える形を技術的又は芸術的に表した二

次元表示。製図の分野では,軸測投影及び透視投影が,透

視投影及び分解立体図と同様に,絵画的表現であると考え

る。

対象物を投影面(通常は鉛直面)に中心透視投影した表現。 perspective

視点の位置を高くとった一点透視投影図。

参考 投影面は,垂直面や傾斜面であることが一般的

であり,水平面の場合には,むしろ特殊である。

投影図及び断面図が図面の中で自由に置ける表示方法。

個々の投影図及び断面図は,主投影図に見る方向を示した

矢印の付近に識別の大文字を繰り返して指示する。

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18

Z 8114 : 1999

2.3.4

図形に関する用語

番号

用語

定義

対応英語(参考)

外形図

投影図

立面図

対象物の外形を描いた図。

投影法によって描いた図。

鉛直面への投影図(土木部門,建築部門)。

正面図

対象物の正面とした方向からの投影図(3258の図参照)。

立面図ともいう(建築部門)。

平面図

対象物の上面とした方向からの投影図又は水平断面図

(3258の図参照)。

参考 上面図 (top view) という場合がある。

側面図

対象物の側面とした方向からの投影図(3258の図参照)。

下面図

背面図

対象物の下面とした方向からの投影図(3258の図参照)。

対象物の背面とした方向からの投影図(3258の図参照)。

主投影図

対象物の形・機能の特徴を最も明瞭に表すように選んだ投

影図。

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19

Z 8114 : 1999

番号

用語

定義

対応英語(参考)

補助投影図

対象物の正座標系と異なる座標系に描いた投影図。

参考 一般的には斜面に対向する位置に描いた投影

図。

部分投影図

投影図の一部を表した図。

局部投影図

穴・溝など,対象物の一局部を表した投影図。

部分拡大図

図の特定部分だけを拡大して,その図に描き添えた図。

断面図

対象物を仮に切断し,その手前側を取り除いて描いた図。

切り口に加えて,切断面の向こう側の外形を示す。

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20

Z 8114 : 1999

番号

用語

定義

対応英語(参考)

全断面図

対象物を一平面の切断面で切断して得られる断面図を省

くことなく描いた図。

横断面図

長手方向に垂直な断面を示す断面図。

縦断面図

a) 長手方向の断面図。

b) 河川・道路・鉄道などに沿い,それを展開して高さな

どを示す断面図(土木部門)。

片側断面図

対象中心線を境にして,外形図の半分と全断面図の半分と

を組み合わせて描いた図。

部分断面図

図形の大部分を外形図とし,必要とする要所の一部分だけ

を断面図として表した図。

回転図示断面図

描いた図の投影面に垂直な切断面で描いた切り口を90゜

回転して,その投影図に描いた図。

切断面

切り口

ハッチング

対称図形

対称図示記号

切断図を描くときに,対象物を仮に切断する面。

一つ以上の切断面上における対象の輪郭だけを示す図形。 section

切り口などを明示する目的で,その面上に施す平行線の

群。

中心線に対し,対称になっている図形。

対称図形の片側だけを描いた場合,その対称中心線の両端

に記入する2本の平行な線。

繰返し図形

単線図示

一つの対象物を描いた図の中に,ボルト穴,管穴,はしご

の踏み棒など同種同形のものが規則的に多数並んだ場合

のこれらの図形。

薄板の断面・側面,線材などを1本の太線で図示する方法。 single line delineation

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Z 8114 : 1999

番号

用語

定義

対応英語(参考)

不透明な立体に光を当てたとき,その立体にできる暗部。

備考 陰の縁を示す線を陰線という。

立体の陰を投影面に投影したもの(3328の図参照)。

備考 影の輪郭を影線という。

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22

Z 8114 : 1999

2.3.5

寸法などに関する用語

番号

用語

定義

対応英語(参考)

直列寸法記入法

個々の部分の寸法を,それぞれ次から次に記入する方法。

並列寸法記入法

基準となる部分からの個々の部分の寸法を,寸法線を並べ

て記入する方法。

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Z 8114 : 1999

番号

用語

定義

対応英語(参考)

累進寸法記入法

基準となる部分からの個々の部分の寸法を,共通の寸法線

を用いて記入する方法。

座標寸法記入法

個々の点の位置を表す寸法を,座標によって記入する方

法。

寸法補助記号

寸法数値に付加して,その寸法の意味を明確にするために

用いる記号。例えば,φ。

基準

対象物の形・組立部品の位置などを決めるもとになる点,

線又は面。

組立基準

組立・建て方などのために基準とする点,線又は面。

起点記号

累進寸法記入法及び座標寸法記入法における寸法0の点を

表す記号。

寸法

サイズ

決められた方向での,対象部分の長さ,距離,位置,角度,

大きさを表す量。

参考 寸法には,長さ寸法,大きさ寸法,位置寸法,

角度寸法などがある。

決められた単位・方法で表した大きさ寸法。

長さ寸法

角度寸法

位置寸法

機能寸法

長さを表す寸法。

角度を表す寸法。

形体の位置を表す寸法。

機能上必須の形体の部分,すきまなどの寸法。

呼び寸法

仕上がり寸法

対象物の大きさ,機能を代表する寸法。

基準寸法

製作図で意図した加工を終わった状態の対象物がもつべ

き寸法。

寸法の許容限界の基本となる寸法。

実寸法

参考寸法

仕上がった対象物の実際の寸法。

図面の要求事項でなく,参考のために示す寸法。

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

テーパ

投影図又は断面図における相交わる2直線間の相対的な広

がりの度合い。

こう配

投影図又は断面図における直線の,ある基準線に対する傾

きの度合い。

寸法の許容限界

形体の実寸法が,その間におさまるように定められた,寸

法の限界。

備考 許容限界寸法によって,又は基準寸法と寸法許

容差によって示す。

許容限界寸法

寸法許容差

寸法の許容限界を表す大小二つの寸法(最大許容寸法及び

最小許容寸法)。

許容限界寸法から,その基準寸法を引いた値。

寸法公差

最大許容寸法と最小許容寸法との差。

製作公差

組立公差

位置決め公差

構成材又は部品を製作するときに与える寸法公差(建築部

門)。

組立基準からの寸法に対する公差(建築部門)。

普通寸法公差

組立基準からの,構成材の位置を決める寸法に対する公差

(建築部門)。

図の中の個々の寸法に許容差を直接記入しないで,一括し

て指示する寸法許容差。主として機能上特別な精度が要求

されていない寸法に適用する。

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25

Z 8114 : 1999

2.3.6

幾何公差に関する用語

番号

用語

定義

対応英語(参考)

幾何特性

形状,姿勢,位置及び振れを規制する特性。

形体

単独形体

幾何公差の対象となる点,線,軸線,面及び中心面。

関連形体

公差付き形体

外側形体

データムに関連して幾何公差を決める形体。例えば,平行

度を問題にする軸線。

幾何公差を直接指示した形体。

対象物の外側を形作る形体。例えば,軸の外径面。

内側形体

対象物の内側を形作る形体。例えば,穴の内径面。

公差付き形体が,その中におさまるように指示した幾何公

差によって定まる領域。

(幾何公差の)公差

幾何公差

形状公差

幾何学的に正しい形体(例えば,平面)をもつべき形体の

形状偏差に対する幾何公差。

姿勢公差

データムに関連して,幾何学的に正しい姿勢関係(例えば,

平行)をもつべき形体の姿勢偏差に対する幾何公差。

位置公差

真位置

データムに関連して,幾何学的に正しい位置関係(例えば,

同軸)をもつべき形体の位置偏差に対する幾何公差。

位置度公差を指示した形体があるべき基準とする正確な

位置。

振れ公差

データム軸直線を中心とする幾何学的に正しい回転面(デ

ータム軸直線に直角な円形平面を含む。)をもつべき形体

の振れに対する幾何公差。

データム系

一つの関連形体の基準とするために,個別に二つ以上のデ

ータムを組み合わせて用いる場合のデータムのグループ。

備考 互いに直交する三つのデータム平面によって構

成されるデータム系を,特に,三平面データム

系という。

データムに関連なく幾何公差を決めることができる形体。

例えば,真直度を問題にする軸線。

幾何偏差(形状,姿勢及び位置の偏差並びに振れ)の許容

値。

備考 幾何偏差の定義については,JIS B 0621参照。

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番号

用語

データム

データム形体

定義

対応英語(参考)

形体の姿勢公差・位置公差・振れ公差などを規制するため

に設定した理論的に正確な幾何学的基準。

データムを設定するために用いる対象物の実際の形体。

データムターゲッ

データムを設定するために,加工,測定及び検査用の装

置・器具などを接触させる対象物上の点,線又は限定した

領域。

理論的に正確な寸

形体の位置又は方向を幾何公差(輪郭度,位置度,輪郭度

及び傾斜度の公差)を用いて指示するときに,その理論的

輪郭,位置又は方向を決めるための基準とする正確な寸

法。

普通幾何公差

図の中の個々の形体に幾何公差を直接記入しないで,一括

して指示する幾何公差。

2.3.7

寸法公差・幾何公差・表面にまたがる用語

定義

番号

用語

包絡の条件

円筒面や平行二平面からなる単独形体の実体が,最大実体

寸法をもつ完全形体の包絡面を超えてはならないという

条件。

完全形状

最大実体公差方式

幾何学的な偏差をもたない形状。

最大実体状態

形体の実体が最大となるような許容限界寸法をもつ形体

の状態。

最大実体寸法

形体の最大実体状態を定める寸法。すなわち,外側形体に

ついては,最大許容寸法,内側形体については,最小許容

寸法。

最小実体状態

形体の実体が最小となるような許容限界寸法をもつ形体

の状態。

最小実体寸法

形体の最小実体状態を定める寸法。すなわち,外側形体に

ついては,最小許容寸法,内側形体については,最大許容

寸法。

実効状態

対象としている形体の最大実体寸法と,その形体の姿勢公

差又は位置公差との総合効果によって生じる完全な形状

をもつ限界。

実効寸法

形体の実効状態を定める寸法。すなわち,外側形体につい

ては,最大許容寸法に姿勢公差又は位置公差を加えた寸

法。内側形体については,最小許容寸法から姿勢公差又は

位置公差を減じた寸法。

最小実体公差方式

寸法公差と幾何公差との間の相互依存関係を,最小実体状

態を基にして与える公差方式。

面の肌

主として,機械部分,構造部材などの表面における表面粗

さ,筋目方向,表面うねり,きず,圧こんなどの総称。

寸法公差と幾何公差との間の相互依存関係を,最大実体状

態を基にして与える公差方式。

対応英語(参考)

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27

Z 8114 : 1999

2.4

2.4.1

図面の名称に関する用語

用途による用語

番号

用語

計画図

基本設計図

設計の意図,計画を表した図面。

定義

実施設計図

建造物を実際に建設するための設計を示す計画図(土木部

門,建築部門)。

試作図

製作図

製品又は部品の試作を目的とした図面。

工程図

(工作)工程図

特定の製作工程で加工すべき部分,加工方法,加工寸法,

使用工具などを示す工程図(付図3参照)。

据付け図

一つのアイテムの概観形状と,それに組み合わされる構造

又は関連するアイテムに関係付けて据え付けるために必

要な情報を示した図面(付図4参照)。

施工図

詳細図

現場施工を対象として描いた製作図(建築部門)。

かなばかり図

検査図

注文図

見積図

注文書に添えて,品物の大きさ,形,公差,技術情報など

注文内容を示す図面。

見積書に添えて,依頼者に見積内容を示す図面。

承認用図

承認図

説明図

注文書などの内容承認を求めるための図面。

注文者などが内容を承認した図面。

構造・機能・性能などを説明するための図面。

参考図

記録図

製品製造の設備設計などの参考にするための図面。

最終決定のための,及び/又は当事者間の検討のための基

本として使用する図面。

対応英語(参考)

一般に設計データの基礎として確立され,製造に必要なす

べての情報を示す図面。

製作工程の途中の状態又は一連の工程全体を表す製作図。 process drawing

構造物,構成材の一部分について,その形,構造又は組立・

結合の詳細を示す図面。一般に大きい尺度で描く。

建物の垂直断面図によって示す製作図(建築部門)(付図5 sectional detail drawing

参照)。

検査に必要な事項を記入した工程図。

敷地,構造,構成組立品,部材の形・材料・状態などが完

成に至るまでの詳細を記録するための図面。

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28

Z 8114 : 1999

2.4.2

表現形式による用語

番号

用語

定義

対応英語(参考)

一般図

構造物の平面図・立面図・断面図などによって,その形式・

一般構造を表す図面(土木部門,建築部門)。

参考 かくれ線を用いないで描くのが普通である。

梱包,輸送,据付け条件を決定する際に必要となる対象物

の外観形状,全体寸法,質量を示す図面。

外観図

展開図

対象物を構成する面を平面に展開した図。

曲面線図

船体,自動車の車体などの複雑な曲面を線群で表した図面

(付図6参照)。

グリッド図

グリッド(格子)を記入して,関係位置・モジュール寸法

などが読み取れるようにした図面。

断面表

柱,はりの断面,形及び寸法を一括して示した表(建築部

門)。

仕上表

建物などの外部及び内部の仕上げを一括して示した表(建

築部門)

建具表

建具の位置,姿図,記号,数量,仕上げ,金物などを一括

して示した表(建築部門)。

線図,

ダイヤグラム

図記号を用いて,システムの構成部分の機能及びそれらの

関係を示す図面。

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29

Z 8114 : 1999

番号

用語

定義

対応英語(参考)

系統(線)図

給水・排水・電力などの系統を示す線図(付図7参照)。

(プラント)工程図 化学工場などで,製品の製造過程の機械設備と流れの状態

(工程)を示す系統図(付図8参照)。

配管図

構造物,装置における管の接続・配置の実態を示す系統図

(付図9参照)。

(電気)接続図

図記号を用いて,電気回路の接続と機能を示す系統図(付

図10参照)。

参考 各構成部分の形,大きさ,位置などを考慮しな

いで図示をする。

計装図

測定装置,制御装置などを工業装置,機械装置などに装

備・接続した状態を示す系統線図(付図11参照)。

配線図

装置又はその構成部品における配線の実態を示す系統図

(付図12参照)。

参考 各構成部品の形,大きさ,位置などを考慮して

図示をする。

構造線図

機械,橋りょうなどの骨組みを示し,構造計算に用いる線

図。

運動線図

機械の構成・機能を示す線図。

運動機構図

機械を構成する要素を表す図記号を用いて,機械の構造を

図示する運動線図。

運動機能図

運動機能を表す図記号を用いて,機械の機能を図示する運

動線図。

立体図

分解立体図

軸測投影,斜投影法又は透視投影法によって描いた図の総

称。

組立部品の絵画的表現 (pictorial representation)。通常は,軸

測投影又は透視投影をする。各部品は,同じ尺度で描かれ

互いに正しい対向位置を占める。各部品は分離され,順序

に従って共通軸上に配置される。

スケッチ図

フリーハンドで描かれ,必ずしも尺度に従わなくてもよい

図面。

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30

Z 8114 : 1999

2.4.3

内容による用語

番号

用語

定義

対応英語(参考)

部品図

部品を定義するうえで必要なすべての情報を含んだ,これ

以上分解できない単一部品を示す図面。

素材図

機械部品などで,鋳造,鍛造などのままの機械加工前の状

態を示す図面。

組立図

部品の相対的な位置関係,組み立てられた部品の形状など

を示す図面。

部品相関図

総組立図

二つの部品の組立及び整合のための情報を示す図面。例え

ば,両者の寸法,形状限界,性能,予備試験の要求に関す

る情報を示す。

完成品のすべての部分組立品と部品とを示した組立図。

部分組立図

限定された複数の部品又は部品の集合体だけを表した部

分的な構造を示す組立図。

鋳造模型図

木,金属又は他の材料で作られる鋳造用の模型を描いた図

面。

コンポーネント図,

構造図

一つのコンポーネントを決定するために必要なすべての

情報を含む図面。

コンポーネントの寸法,形式,型番,性能などを表した図

面。

コンポーネント仕

様図

軸組図

基礎図

配置図

全体配置図

部分配置図

鉄骨部材などの取付け位置,部材の形,寸法などを示した

構造図。

構造物などの基礎を示す図又は図面(付図13参照)。

地域内の建物の位置,機械などの据付け位置の詳細な情報

を示す図面(付図14参照)。

場所,参照事項,規模を含めて,建造物の配置を示す図面。 general arrangement

全体配置図の中のある限定された部分を描いたもので,通

常は拡大された尺度で描かれ補足的な情報を与える図面。

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Z 8114 : 1999

番号

用語

定義

対応英語(参考)

区画図

都市計画などに関連させて,敷地,構造物の外形及び位置

を示す図面。

敷地図

建物を建造する場所,進入方法及び敷地の全般的なレイア

ウトに関連する建設工事のための位置を示すもので,各種

供給施設,道路及び造成に関する情報も含まれる図面。

装置図

装置工業で,各装置の配置,製造工程の関係などを示す図

面(付図15参照)。

配筋図

鉄筋の寸法と配置を示した図又は図面(土木部門,建築部

門)。

実測図

地形・構造物などを実測して描いた図面(土木部門,建築

部門)。

撤去図

建物などで,既存の状態から取り壊して除去する部分が分

かるように表した図面(建築部門)(付図16参照)。

2.5

図面管理に関する用語

番号

用語

図面管理

一品一葉図面

一品多葉図面

多品一葉図面

原図

第二原図

定義

図面に関する業務の管理。

備考 図面(仕様書などを含む。)に関する業務の内容

を大別すると次のようになる。

a) 原図の登録,保管,出納,廃却。

b) 複写図の作成,編集,配布,回収,廃却。

c) 図面の変更の手続き。

d) 第二原図,マイクロフイルム。

一つの部品又は組立品を1枚の製図用紙に描いた図面。

一つの部品又は組立品を2枚以上の製図用紙に描いた図

面。

いくつかの部品,組立品などを1枚の製図用紙に描いた図

面。

現在承認された情報又はデータを与え,かつ,最近の状態

が記録・登録されている図面。

原図を複写して作成した図,又は副原図。

対応英語(参考)

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32

Z 8114 : 1999

番号

用語

定義

対応英語(参考)

写図

検図

(図面の)登録

図又は図面の上にトレース紙などを重ねて書き写す行為。 tracing

図面又は図を検査する行為。

作成した図面を,図面管理部署が受け入れるときに,管理

のための一手段として行う手続。

図面を登録したことを記録する台帳。新しく登録する図面

に与える番号は,この台帳から決まる。

図面を管理するのに用いるカード。

図面台帳

図面カード

図面番号

葉番

図面目録

出図

複写図

原図から複写によって作成した図面,若しくはデータから

ハードコピー又はソフトコピーによって作成した図面。

(図面の)検索

保管してある図面から必要とする図面を定められた手続

きによって取り出す行為。

図面1枚ごとに付けた番号。

一品多葉図の場合,その一葉ごとに区別するための番号。 sheet number

発行する図面の一覧表で,図面番号・図名などを表にした

もの。

登録した図面を発行する行為。

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33

Z 8114 : 1999

附属書(参考) 製図用機器及び製図用紙に関する用語

序文 この附属書(参考)は,一般的な製図用機器及び製図用紙に関する用語とその定義とを示すもので

あって,規定の一部ではない。

1. 適用範囲 この附属書は,一般的な製図に用いる製図用機器及び製図用紙に関する用語とその定義と

を示す。

2. 用語及び定義 この附属書に示す用語及び定義は,次による。

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34

Z 8114 : 1999

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35

Z 8114 : 1999

番号

用語

定義

対応英語(参考)

製図板

製図台

製図機械

製図のときに,製図用紙を張る平らな板。

製図版を支える台。

T定規・三角定規・分度器・スケールなどの機能をもった

機械の総称。

X軸とY軸が追従する平行運動機構をもつ製図機械。

トラック式製図機

リンク式製図機械

プーリ式製図機械

プーリとベルトによる平行運動機構をもつ製図機械。

電算機の支援によって製図をする機械。

製図器

図形を描くための器具。

直線用定規

直定規

平行定規

T定規

三角定規

こう配定規

直線を描くのに用いる定規。

細長い板状の直線用定規。

平行線を描くための定規。

平行線を引いたり三角定規の案内などに用いるT形をした

板状の定規。

三角形をした板状の直線用定規。

備考 90゜×45゜×45゜,90゜×60゜×30゜の2枚が1

組になっているもの。

種々のこう配を描くための定規。

曲線用定規

雲形定規

R定規

自在曲線定規

曲線を描くのに用いる定規。

いろいろな曲線のつながりでできた板状の曲線用定規。

円弧を輪郭とする板状の定規。

しない定規

テンプレート

スケール

形を自由に変えたままで,任意の曲線を描くために用いる

棒状の曲線用定規。

厚さを変化させた細い角棒状の曲線用定規。

図や文字をならい書きするときに用いる薄い板。

長さを測るための長さ寸法目盛をもつ定規。

平スケール

両面スケール

三角スケール

対数尺スケール

片面に1種類又は2種類の尺度の目盛をもつスケール。

両面に4種類の尺度の目盛をもつスケール。

断面が三角形で6種類の尺度の目盛をもつスケール。

対数の尺度の目盛をもつスケール。

等角スケール

分度器

コンパス

中車式コンパス

等角投影図を描くのに用いるスケール。

角度を測るための角度目盛をもつ薄い板。

円又は弧を描くために用いる器具。

両脚が中車で回されるねじで開閉するコンパス。

ビームコンパス

だ円コンパス

ディバイダ

中心側と弧を描く側とを薄板などで連結できるようにし

て,大きな円又は円弧を描くときに用いる器具。

だ円を描くのに用いるコンパス。

比例コンパス

縮尺又は倍尺の図を描くのに便利にできているディバイ

ダの一種

筆記具

製図用ペン

製図のときに,線,数字,文字などを書きしるす器具の総

称。

墨入れに用いるペン。

パンタグラフ式リンクによる平行運動機構をもつ製図機

械。

長さ寸法をスケール又は図形から製図用紙に移したり,線

分を分割したりする器具。

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36

Z 8114 : 1999

番号

用語

定義

対応英語(参考)

製図用インク

からす口

しん(芯)ホルダ

墨入れに用いるインク。

墨入れに用いる器具。

しん(芯)をチャックで保持するようになっている鉛筆。 pencil lead holder

消し板

製図用ブラシ

製図用紙

トレース紙

図の一部だけを消しゴムで消すときに用いる薄い板。

消しゴムかすを払いのける道具。

製図に用いる用紙の総称。

透明又は半透明の製図用紙。

製図用フィルム

製図用テープ

伸縮性の少ない製図用のフィルム。

製図用紙を製図板に固定するテープ。

単位 mm

平歯車

*歯車歯形

* 歯形

モジュール

圧力角

*歯数

*基準ピッチ円直径

マタギ歯厚

弦歯厚

オーバピン(玉)寸法

仕上方法

転位

並歯

(マタギ歯数=

(キャリパ歯タケ=

(ピンの径=8.856 玉の径

ホブ切り

,

付図1 要目表

精度

JIS B 1702 5級

転位係数

考 相手歯車転位係数

相手歯車歯数

相手歯車との中心距離 207.00

かみあい圧力角

かみあいピッチ円直径

標準切込深さ

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Z 8114 : 1999

付図2 線の種類

付図3 (工作)工程図

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Z 8114 : 1999

付図4 据付け図

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Z 8114 : 1999

付図5 かなばかり図

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付図6 曲面線図

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

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Z 8114 : 1999

付図7 系統(線)図

付図8 (プラント)工程図

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Z 8114 : 1999

付図9 配管図

付図10 (電気)接続図

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Z 8114 : 1999

付図11 計装図

付図12 配線図

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Z 8114 : 1999

付図13 基礎図

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Z 8114 : 1999

種別 種別

番号

機械

番号

機械の名称

機能の大要

記事

据付け

面板の直径1 500 削り得る車輪の直径1 300

昭13

昭21

昭16

昭13

昭17

昭18

昭14

昭12

昭13

昭13

車輪旋盤

車輪旋盤

車輪旋盤

車輪旋盤

輪心旋盤

面板の直径1 550 削り得る車輪の直径1 350

面板の直径2 040 削り得る車輪の直径1 750

面板の直径1 400 削り得る車輪の直径1 000

床長4 300 スイング1 020 中間距離2

立中グリ盤

スイング2 185 テーブル寸法2 135

横中グリ盤

スイング915 スピンドル直径100

立旋盤

テーブル径1 500 取付け得る外輪径1

立旋盤

テーブル径2 300 取付け得る外輪径1

プレス(水圧) 最大圧力400t ストローク200

変圧器

容量50kW

変圧器

容量50kW

天井クレーン 荷重5t 巻き上げ速度10m/min

ジブクレーン 荷重1t 能動半径4 950

付図14 配置図

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Z 8114 : 1999

付図15 装置図

付図16 撤去図

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Z 8114 : 1999

製図分野国際整合化分科会・製図用語JIS原案作成WG 構成表

氏名

(主査)

(委員)

(事務局)

所属

中 込 常 雄

中込技術士事務所

五十嵐 誠 一

防衛庁装備局

池 田 大 祐

文部省初等中等教育局

江 守 忠 哉

江守設計研究所

大 倉 一 郎

大阪大学工学部

奥 田 宗 幸

東京理科大学理工学部

加 納 修 平

株式会社エヌ・ティ・ティファシリティーズ

木 村 武 敏

東京都立町田工業高等学校

桑 田 浩 志

トヨタ自動車株式会社

下 田 博 一

明治大学理工学部

塚 田 忠 夫

東京工業大学大学院情報理工学研究科

徳 岡 直 静

慶應義塾大学理工学部

野 上 昭 三

株式会社アマダ

八 戸 信 昭

東京都立科学技術大学工学部

針 山 隆 史

東日本旅客鉄道株式会社

福 島 彰

財団法人日本船舶標準協会国際部

松 野 仁

建設省住宅局

丸 岡 義 臣

株式会社竹中工務店

大 嶋 清 治

通商産業省工業技術院標準部

本 間 清

通商産業省工業技術院標準部

橋 本 繁 晴

財団法人日本規格協会技術部

杉 田 光 弘

財団法人日本規格協会技術部

大 芦 誠

財団法人日本規格協会技術部

備考 ○印はWG主査,△印はWG幹事,*印はWG委員兼務を示

す。

文責 桑田 浩志