2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

Z 8123-3:2013

ページ

序文 ··································································································································· 1

1 適用範囲························································································································· 1

2 表記法···························································································································· 1

2.1 用語の番号 ··················································································································· 1

2.2 用語の表記 ··················································································································· 1

2.3 ISO番号の表記 ············································································································· 1

2.4 対応英語の表記 ············································································································· 1

3 用語及び定義 ··················································································································· 2

附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································ 10

(1)

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

Z 8123-3:2013

まえがき

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本印刷産業連合会(JFPI)及び一

般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,

日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

印刷産業への情報技術の導入によって従来から印刷で使用している用語の概念も変化しつつあり,印刷

産業内部と他業界とのコミュニケーションにおいて混乱を招くようになった。このような状況に対応する

ため,1995年にJIS Z 8123(印刷用語−基本用語)が制定されていたが,その後,国際規格(ISO規格)

の制定が進み,“terminology”(印刷用語)としてISO 12637-1〜ISO 12637-4が2009年までに順次制定さ

れた。これによって印刷用語に関して,基本用語,プリプレス用語,プリンティング用語及びポストプレ

ス用語の4分野がそろ(揃)って制定されたこととなり,これらをJISに反映させるために,新たに国際

規格(ISO規格)に対応したJISを4部構成で制定した。

これによって,JIS Z 8123:1995は廃止され,その一部を分割して制定したこの規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS Z 8123(印刷技術用語)の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS Z 8123-1 第1部:基本用語

JIS Z 8123-2 第2部:プリプレス用語

JIS Z 8123-3 第3部:プリンティング用語

JIS Z 8123-4 第4部:ポストプレス用語

(2)

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

日本工業規格

JIS

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印刷技術用語−第3部:プリンティング用語

Graphic technology-Vocabulary-Part 3: Printing terms

序文

この規格は,2009年に第1版として発行されたISO 12637-3を基に,対応する用語については対応国際

規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規格には規定さ

れていない用語を日本工業規格として追加している。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更した事項である。変更の一覧表

にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1

適用範囲

この規格は,印刷におけるプリンティングに関する用語及び定義について規定する。

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 12637-3:2009,Graphic technology−Vocabulary−Part 3: Printing terms(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。

2

表記法

2.1

用語の番号

用語の番号は,4桁の数字で表す。千の位の桁は,この規格の部番号“3”を付け,続けて3桁の連続番

号で表す。この3桁の連続番号は,この規格で規定する用語の五十音順の番号である。

2.2

用語の表記

定義が同一の用語が複数ある場合には,それらの用語を“,”で区切って表す。ただし,最も使用されて

いる用語を最初に記載している。用語の読みが紛らわしいものについては,その用語の直後に両括弧で囲

んだ平仮名読みを表す。

2.3

ISO番号の表記

ISO番号欄は,対応国際規格に規定されている用語には,対応国際規格の部番号“3”を最初の1桁とし,

続いて“-”とし,さらに,続いて対応国際規格の用語の番号で表す。対応国際規格に規定されていない用

語は,“−”とする。

2.4

対応英語の表記

対応英語は参考として示す。同じ用語に対して複数の対応英語が参考として示される場合には,それら

の対応英語を“,”で区切って表す。対応英語に該当分野の特定が必要な場合には,その後に両括弧で囲ん

だ該当分野を付す。

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2

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3

用語及び定義

この規格で定義する用語及び定義は,次による。

番号

用語

定義

参考

番号

対応英語

圧胴

原稿のインキ画像を被印刷物に転写するため,被印刷物に印圧

を与える装置。

圧力定着

電子写真印刷においてトナー画像の乗った用紙を,加圧された

ロ−ラ間を通過させることによってトナー画像を定着させる方

式。

アナログコピー

レンズを通して原画像を感光体上に転写し,電子写真印刷など

の方法によって可視像を形成する画像形成装置。

アニロックス

ローラ

表面に均一に配置されたセル(小孔)をもつシリンダ。

注記 主にフレキソ印刷機に搭載され,版へ供給するインキ量

を調整するために用いる。

アニロックスセ

版へ転移させるインキを取り込むために,彫刻,エッチング,

融解などの方法でアニロックス ローラに形成したくぼみ。

網グラビア

表面積及び深さの異なるインキを保持するシリンダセルを形成

する印刷方式。

網点面積率

単色で覆われているように見える表面の割合。

アンダトーン,

被印刷物に反射した光の吸収が不十分な場合に,インキの薄膜

底色(そこいろ) 中に現れるかすかな色かぶり。

印圧

印刷インキを被印刷面(紙など)に転移させるために加える圧

力。

インキ吸収層

不規則なにじみを防止し,高品質な画像を得るための被印刷物

上の塗布層。

インキ消費量

特定の版で印刷するのに必要な印刷インキ量。

インキ装置

印刷機において,インキつぼなどに入れた印刷インキを版に均

等に付けるまでの一連の装置。

インキつぼ

インキ装置へインキを供給するために設けられた印刷機上のイ

ンキをた(溜)めておく容器。

インキ転移率

被印刷物に供給されるインキ量の使用する総インキ量に対する

比率。

インキトレイル

印刷領域外のスクリーン印刷の版のスキージの後方の解放領

域。

インキレスト

スクリーン印刷の版表面の印刷範囲外領域。

インキレスト幅

スキージ領域とスクリーン印刷の版枠との間の距離。

インク吐出ヒー

サーマルインクジェットプリンタヘッドの圧力室にある微小な

ヒータ板。

印刷機械

印刷物を作製するために,紙などの上に印刷インキを転移させ

る機械。

印刷適性

目的にかなった印刷物を得るために,版,印刷インキ,被印刷

物,その他の諸材料がもっていなければならない性質。

印刷面

インキが被印刷物に転写される側のスクリーン印刷の版面。

印刷領域

印刷画像が利用可能な画像伝達媒体及び被印刷物に共通な領域

の長さ及び幅。

インプレッショ

ン バー

繊細な被印刷物に印刷するときに,圧胴の代わりに使用される,

強固な支持装置で保持された小径のバー。

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番号

用語

定義

参考

番号

対応英語

インライン形印

刷機

印刷機と加工装置とを組み合わせた複合印刷機。

浮き汚れ

湿し水の汚れ又はインキの乳化によって,被印刷物の非画像部

に望ましくない色かぶりが発生すること。

裏移り

先に印刷されたシートのインキが乾燥する前に次のシートの裏

面に付着し汚れとなること。

裏移り防止パウ

ダ,

裏移り防止スプ

レーパウダ

インキの裏移りを防ぐために印刷面に散布する微粒子。

裏刷り,

逆刷り(さかず

り)

可読画像が表から見えるように透明フィルムに裏面から印刷す

ること。

円圧印刷機

版を固定した可動平台に対して,固定軸上を回転する圧胴を押

し付けて印刷する印刷機。

オイルレス定着

電子写真印刷において,離型オイルを使用しない,熱によるト

ナー定着法。

注記 トナーをポリプロピレン系又はポリエチレン系のワック

ス中に分散させ,定着時の加熱によってワックス成分を

トナー表面に溶出させることで,離型効果を得る。

OKシート,

OKプリント

印刷品質の基準見本とするために,印刷物製造途中で品質を確

認した印刷物。

オフコンタクト

間隔

印刷待機状態における,スクリーン印刷の版の下部と被印刷物

との間の距離。

注記 ギャップともいう。

オリフィス板

サーマルインクジェットプリンタのプリンタヘッドにある,極

小のノズル付き金属板。

開口サイズ

投影されたスクリーンメッシュ面で測定された2個の近接する

縦糸間又は横糸間の距離。

重ね刷り

一色以上のインキを重ねて印刷すること。

画像部

インキが着けられる印刷領域部分。

カプセルトナー

電子写真において,低温融解定着を目的として設計された,硬

い外殻と低融点樹脂とで構成された着色トナー。

紙むけ

印刷中に外的な張力が紙又はボードの表面に加わり,表面の一

部がむける現象。

間接ステンシル

作成後,スクリーン印刷用ステンシル支持体に取り付けるステ

ンシル。

ギア目

紙のくわえ代に平行に,網点諧調画像又はベタ(インキで完全

に覆われている部分)の中に帯状に規則的な間隔で現れるむら。

キーレス インキ

オフセット印刷機において,インキ量調節キーの代わりにイン

ングシステム キ計量ローラを用いてインキ量を制御するインキ供給機構。

キャリア

電子写真において,乾式2成分現像で使用する磁性ビーズで,

トナー粒子を感光体に移送すること。

給紙装置

印刷機,折り機などで,用紙を印刷機械,加工装置へ連続して

供給する装置。

グラビアシリン

グラビア印刷に使用される画像が彫刻された版。

注記 グラビア印刷機でインキを着け直接画像を印刷する。

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番号

用語

定義

参考

番号

対応英語

グラビアセル

被印刷物に転移するインキを保持するために,彫刻,腐食,融

解蒸発などで作ったグラビアシリンダのくぼみ。

クリープ

印刷画像が見当又は正しい位置からずれていくこと。

クローリング

印刷インキが被印刷物に不適当に付着すること。

ゴースト

被印刷物上の意図しない場所に現れてしまうかすかな画像。

コーティング厚, スクリーン印刷の版のインキを通さない部分と,しゃ(紗)と

塗り厚

の厚さの差。

注記 インキを通さない部分の厚さはほぼ版の厚さに等しい。

コロナ転写

電子写真印刷において,トナー画像をもつ感光体と被転写体と

を高圧コロナ放電細線下を通過させてトナーを被転写体に静電

的に転写する方法。

SURFシステム

(さーふしす

てむ)

電子写真印刷において,耐熱性の薄厚エンドレスベルトを用い

て画像部に未定着トナーを付着させ,裏側から線状ヒータで加

熱して定着する方式。

サーマルインク

ジェット方式

熱エネルギーを利用してインク滴をノズルから吐出するインク

ジェット印刷方式。

磁気ブラシ現像

装置

電子写真印刷において,乾式トナー法及び一部の磁気印刷法に

おいて,トナー粒子を感光体の帯電部に転移・付着させる装置。

磁気プリンタ

磁気ヘッドによって磁気潜像が形成された磁気ドラム上に磁性

トナーを吸着させた後,磁気ドラムを非磁性化してトナーを被

印刷物上に転写し印刷画像を生成するプリンタ。

しみ通し

印刷インキの成分が被印刷物を貫通し,被印刷物の裏側に画像

としてインキが見えること。

湿し水

平版を湿らせるために使われる水と化学薬品との混合液。

湿し水装置

インキ供給ローラの前に,版面に湿し水を供給する装置。

昇華形染料転写

インクを加熱制御して昇華させ,ドットごとの濃度を変化させ

て階調表現を行い被印刷物に転写する印刷方法。

地汚れ

印刷中の非画像部の親水性不足によってオフセット版の非画像

部に不要インキが付着すること。

スキージ

スクリーン印刷の版を被印刷物に一気に押し付ける装置。

注記 スキージは,通常は支持体とスキージブレードとで構成

され,印刷インキは版の開口部から押し出されて被印刷

物に転写され,余分なインキは版面から削り落とされる。

スキージ圧力

スクリーン印刷の版上の一定区間にかかる,スキージ幅の単位

長さ当たりのスキージにかかる圧力。

スキージ角度

スクリーン印刷において,圧力が加えられる前のスキージブレ

ードと版との間の角度。

スキージブレー

スクリーン印刷において,印刷インキを版の開口部を通して被

印刷物上へ押し出すスキージの先端部分。

スキージ面

印刷インキを盛る側のスクリーン印刷の版の面。

スキージ領域

版に接するスキージブレード幅。

スクリーン,

しゃ(紗)

同じ大きさの規則的開口部を備える網状のスクリーン印刷での

版画像支持体。

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番号

用語

定義

参考

番号

対応英語

スクリーン印刷

スクリーン印刷で使用する画像伝達媒体。

注記 スクリーン業界では製版ともいう。

スクリーン印刷

版厚

スクリーン印刷の版の上面と下面との間の距離。

スクリーン印刷

版枠

スクリーン印刷用ステンシル支持体を保持及び固定する装置。

スクリーン印刷

用ステンシル

非画像部のスクリーンを不透過性にするスクリーン印刷用ステ

ンシル支持体上又はその中の遮断層。

注記 スクリーン印刷用ステンシル及びスクリーン印刷用ステ

ンシル支持体はスクリーン印刷の版を構成し,同じ材料

で製造されることもある。

スクリーン印刷

用ステンシル

支持体

スクリーン印刷用の版の一部で,ステンシルを取り付ける部分。 3-110 screen-printing

スクリーン開口

スクリーン総表面積に対する全てのメッシュ開口部の比率。

注記 メッシュの仕様の一つ。パーセントで表す。

スクリーン形式

スクリーンのメッシュ及びワイヤ,及び/又は線径(ブリッジ

幅)の違いによるもの。

ステンシル開口

面積

スクリーン印刷用ステンシルの全ての画像要素,すなわち,全

画像部の合計面積。

ステンシル支持

体領域

スクリーン印刷のインキを透過させない画像部を作ることがで

きるメッシュ域の長さと幅で構成する四角形領域。

ステンシル領域

スクリーン印刷用ステンシルの画像要素を内包するスキージの

移動範囲の長さと幅とで構成する長方形領域。

砂目

版のザラザラした又は凸凹した表面。

スラー

画像要素の方向性変形の結果として印刷画像が不鮮明になる印

刷の不具合。

静電転写

電子写真において,コロナ放電によって画像部トナー粒子を感

光体から被印刷物へ転写搬送する処理。

染料インキ

染料を含むインキ。

染料熱転写方式

熱を加えてドナーシート(donor sheet)から印刷用紙に画像を転

写する印刷方式。

相対スクリーン

体積

スクリーン印刷の版の画像部の開口が包含する総体積を画像部

のメッシュの総体積で除した比率。

ソフトロール定

電子写真方式の画像形成装置において,ローラ表面を耐熱性材

料の薄層で被膜し,2個のローラが接触してトナーを包み込むよ

うに加熱して定着を行う熱ローラ方式の一種。

注記 均一な光沢で広がりの少ない定着像が得られる。

ソリッド イン

クジェットシ

ステム

溶融ワックス系インクと圧電放出機構とを用いる相変化プリン

タ。

帯電ローラ

電子写真において,画像形成前の感光体に接触しながら静電帯

電する導電性ローラ。

タック

インキの粘着特性。

段取り

良好な印刷画像が被印刷物上に印刷されるように印刷機を調整

する,準備工程及び作業。

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番号

用語

定義

参考

番号

対応英語

チャネル

グラビア印刷において,ピラミッド形のセルを円周方向に電子

彫刻するときに2個の隣接するセルを連結する領域。

直接ステンシル

スクリーン印刷の,しゃ(紗)に直接乳剤を塗布して製版され

たもの。

直間ステンシル

スクリーン上に直接法と間接法とを併用して形成されたステン

シル。

注記 例えば,フォトレジストをコーティングしたフィルムを

スクリーンに貼り付けて,フィルムベースを剝離してか

らステンシルを形成する。

着けローラ

版に直接接触するインキローラ又は湿し水ローラ。

つまり

微小な非画像部にインキが着く不具合現象。

転写ローラ

逆極性に帯電させたトナーに接触してトナーを感光体から紙に

転写させる,帯電ローラ。

導電性ブラシ帯

電子写真印刷において,ブラシ状に束ねた導電性の繊維の先端

を感光体表面に接触させ,直流電圧を印加して帯電させる方法。

トーニング

オフセット平版印刷において,版の非画像部に不要なインキが

付着すること。

トーンバリュー

印刷物上の網点面積と版上の網点面積との差。

インクリース,

ドットゲイン

ドクタブレード

印刷前にグラビアシリンダ若しくはアニロックスローラから余

分なインキをかき取るために,又は仕上げ作業中にシリンダか

ら余分なコーティング剤をかき取るために用いる刃。

ドクタローラ

フレキソ印刷機のインキ出しローラ。

トナー

磁気電子写真方式とイオン堆積印刷方式とで使用される,高分

子バインダと顔料及び帯電制御剤とで構成される色材。

ドライバック,

ドライダウン

インキが乾燥し,被印刷物に浸透することによって,インキ皮

膜の色,光沢,又は濃度が変化すること。

ドライヤートン

ネル

印刷後,被印刷物が最終的な乾燥のために通過する区間。

トラッピング

先に印刷したインキに後から印刷したインキがどの程度転移す

るかを示すインキ特性。

2枚止め装置

枚葉印刷機において,給紙機の紙さばき部が2枚以上の紙を同

時にピックアップした場合に自動的に給紙動作を止める装置。

熱転写リボン

インク転写を制御する溶加剤を配合した熱溶融ワックスインク

がインク層に含まれている,浸出機構を利用して画像を転写す

るリボン。

熱ベルト定着方

電子写真印刷において,薄層で耐熱性のベルトを用いてトナー

層を加熱して溶融定着する方式。

注記 必要温度を最低限に抑えることができるので,ウォーム

アップ時間を短縮できる。

熱溶融転写方式

常温で固形の熱溶融インクを使用する画像形成方法。

パーマネントヘ

ッド

インクの液滴を連続的又は断続的に生成する,プリンタ本体の

機械部又は電気部。

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番号

用語

定義

参考

番号

対応英語

バイアスローラ

原画像を版から被印刷物に転写するときの中間伝達媒体として

用いられるゴムブランケットの支持材。

排紙装置

印刷機の最終端に位置し,枚葉印刷機の場合には,印刷された

紙などをそろえて積み重ねる装置であり,巻取印刷機の場合に

は,折り畳まれた被印刷物を並べて排出する装置。

パイリング

オフセットブランケット又は版の表面に紙,ほこり,インキな

どの微粉が堆積し,インキが良好に転移しないために印刷の品

質を低下させる不具合現象。

剝離時間

熱転写工程において,インクリボンに熱を加えてから,インキ

搬送媒体からインクリボンを剝離するまでの時間。

剝離層

熱転写インクリボンの支持体と熱溶融性インク層との間に形成

されたインク層の剝離をしやすくする層。

パッキング,

胴貼

印刷機上でブランケット(ゴム胴)の有効厚さを調整するため

にブランケットの下に敷く材料。

バックアップロ

ール,

後押し胴

径の細い圧胴を押さえ込んで,たわみを防止するロール。

ハロー

印刷された文字及び/又は画像の周囲に現れる不規則な輪郭。

注記 特に凸版印刷,フレキソ印刷及び活版印刷において発生

する。

版胴

版を装着する印刷機内のシリンダ(胴)。

版離れ

スクリーン印刷工程で,被印刷物に着けた印刷インキからスク

リーン印刷の版が離れること。

版枠外寸

スクリーン印刷の版枠面に沿って測定した全部品を含む版枠の

長さ及び幅。

版枠高さ

スクリーンが正常に離れるための,被印刷物から版枠までの距

離。

版枠内寸

スクリーン版枠に囲まれた領域の内側の長さ及び幅。

BB形オフセッ

ト輪転機

二組の版胴とゴム胴とが被印刷物の両面に同時に印刷する方

式。それぞれのゴム胴は,他方の圧胴として機能する。

ピエゾインクジ

ェット方式

ピエゾ素子に電圧を加えて変形させることでインクの液滴を吐

出させる,オンデマンド形のインクジェット印刷システム。

ひげ

印刷物のインキ皮膜からひげ状にインキがはみ出し,画像が不

規則で大きくなること。

ビジネスフォー

ム印刷

コンピュータの入出力に使用する諸帳票,又は一定の書式をも

った帳票など事務用印刷物を印刷・加工する工程。

非接触定着

電子写真印刷において,放射又は対流による熱伝導を利用し,

熱源がトナーに直接接触することなく,熱定着工程を行う技法。

ヒッキー

平版印刷又は活版印刷で,版のような画像伝達媒体に付着する

不要な粒子状異物によって印刷物上に現れる不具合。

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番号

用語

フラッディング

定義

参考

番号

対応英語

オフセット平版印刷において,インキと水とのバランスが不適

切なことによって,過剰な水が版上又はインキに乗ってしまう

こと。

グラビア印刷において,インキ量が過剰なため,個々のセルの

画像が見えなくなった状態。

スクリーン印刷において,印刷前に版の開口部にインキをつめ

ること。インキ返しともいう。

ブランケット,

ゴム

オフセット平版印刷において,原画像を版から被印刷物へ転写

するエラストマ系の画像伝達媒体。

ブランケット胴, オフセット印刷機において,圧胴によって搬送された被印刷物

ゴム胴

にインキ画像を転写する版胴に接して回転するゴムブランケッ

ト。

ブリード

インキ被膜中の物質が,印刷中又は印刷後に被印刷物の中又は

表面に浸透又は転移し,色がにじむ現象。

プロセスインキ

カラー印刷に用いるシアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)

及びブラック(K)のインキの一組。

ブロッキング

インキの粘着性によって被印刷物が互いに接着すること。

ベアラ,

胴枕,

圧胴,ゴム胴,版胴の両側に取り付ける焼き入れ鋼製のリング。 3-8

注記 外径は歯車胴のピッチ円径に等しい。

偏向電極

連続インクジェット印刷において,帯電したインク滴の軌道方

向を制御する電極。

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Z 8123-3:2013

番号

用語

定義

参考

番号

対応英語

枚葉印刷機(ま

いよういんさ

つき)

シート状の被印刷物に印刷する印刷機。

枚葉紙

所定の寸法に断裁された長方形の紙。

注記 巻取紙に対する語。

巻取印刷機

印刷用紙が,ロールから供給された状態で,連続的に一つ以上

の印刷ユニットを通過する印刷機。

巻取紙

ロール状に巻かれた紙。

注記 枚葉紙に対する語。

マストーン

缶に入ったままのインキ,層の厚いインキ皮膜など,下地の色

を隠すだけの厚さと量のあるときのインキの色。

ミスチング

印刷中又はインキ練りローラの空転中に,印刷インキの微小な

液滴が霧状になって印刷機から飛散する不具合現象。

メッシュ厚

スクリーン印刷用ステンシル支持体の上面と下面との間の距

離。

メッシュ伸長

スクリーン印刷において,印刷作業中に加えられた力によって,

メッシュの長さ又は幅が増加すること。

メッシュ伸長比

スクリーン印刷において,伸長したメッシュ長を元のメッシュ

長で除した比率。

メッシュ数,

メッシュカウン

スクリーンの単位長さ当たりの糸の本数。

メッシュ張力

スクリーン印刷用ステンシル支持体から版枠に加わる張力。

目詰まり

インクジェット印刷分野では,インクジェット印刷において,

プリンタヘッドのインク吐出孔が塞がれる現象。

フレキソ印刷分野では,アニロックスセルが固化したインキか

すによって詰まる現象。

モットリング

ベタ部にインキが不均一に着き,濃度の不規則なむらを生じる

こと。

有効スキージ角

スクリーン印刷において,圧力が加えられたときのスキージの

刃と版面とのなす角度。

ラジアント定着

電子写真印刷において,2 500 K程度のフィラメント温度をもつ

石英ランプによるふく(輻)射熱を利用したトナー定着方法。

理論インキ容量

メッシュとステンシルとを足した厚さとスクリーン開口部面積

とを乗じた体積。

輪転印刷機

円筒状の版を,円筒形の圧胴で押圧する構造の印刷機。

レーザ熱転写

昇華などの物理的・物理化学的現象を用いて転写層から被印刷

物に染料を転写させる,高エネルギーのレーザ光による印刷方

式。

レーザプリンタ

レーザ光によって画像を形成するデジタル電子写真プリンタ。

ロータリースク

リーン印刷

円筒版を用いるスクリーン印刷法。

注記 円筒版が被印刷物と同期して回転するため,継ぎ目のな

いパターンを印刷できる。

ローラストリッ

ピング

インキがインキローラに付着しなくなる不具合現象。

渡し胴

多色印刷機において,一つの印刷ユニットから次の印刷ユニッ

トへ印刷用紙を搬送する装置。

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Z 8123-3:2013

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

JIS Z 8123-3:2013 印刷技術用語−第3部:プリンティング用語

(I)JISの規定

(III)国際規格の規定

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと

の評価及びその内容

内容

3009 印圧

箇条

番号

箇条ごと

の評価

追加

我が国における汎用語

国際規格の関連の用語とは内容的

に整合がとれている。

3012 インキ装置

追加

我が国における汎用語

国際規格の関連の用語とは内容的

に整合がとれている。

3019 印刷機械

追加

我が国における汎用語

国際規格の関連の用語とは内容的

に整合がとれている。

3020 印刷適性

追加

我が国における汎用語

国際規格の関連の用語とは内容的

に整合がとれている。

3043 給紙装置

追加

我が国における汎用語

国際規格の関連の用語とは内容的

に整合がとれている。

3109 排紙装置

追加

我が国における汎用語

国際規格の関連の用語とは内容的

に整合がとれている。

3124 ビジネスフォー

ム印刷

追加

我が国における汎用語

国際規格の関連の用語とは内容的

に整合がとれている。

3131 プロセスインキ

追加

我が国における汎用語

国際規格の関連の用語とは内容的

に整合がとれている。

3136 枚葉紙

追加

我が国における汎用語

国際規格の関連の用語とは内容的

に整合がとれている。

3138 巻取紙

追加

我が国における汎用語

国際規格の関連の用語とは内容的

に整合がとれている。

3151 輪転印刷機

追加

我が国における汎用語

国際規格の関連の用語とは内容的

に整合がとれている。

箇条番号

及び題名

3 用語及び

定義

内容

国際

規格

番号

(V)JISと国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

技術的差異の内容

附属書JA

(参考)

JISと対応国際規格との対比表

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

Z 8123-3:2013

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 12637-3:2009,MOD

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

− MOD ··············· 国際規格を修正している。