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日本工業規格

JIS

Z 9211-1982

エネルギー管理用語(その1)

Technical Terms Used in Energy Management

1. 適用範囲 この規格は,工場又は事業場におけるエネルギー使用設備に用いられるエネルギー管理用

語のうち,主として一般及び熱管理に関する用語について規定する。

2. 分類 エネルギー管理用語(その1)は,次のように分類する。

(1) 一般用語

(1.1) 一般

(1.2) エネルギー源

(1.3) 単位系

(1.4) エネルギー勘定

(2) 熱管理用語

(2.1) 物性値

(2.1.1) 基本物性値

(2.1.2) 熱力学物性値

(2.1.3) 化学熱力学物性値

(2.1.4) 湿り空気物性値

(2.1.5) 伝熱及び熱物性値

(2.1.6) 輸送(トランスポート)物性値

(2.2) 燃料

(2.2.1) 固体燃料

(2.2.2) 液体燃料

(2.2.3) 気体燃料

(2.3) 熱力学,伝熱及び熱化学

(2.3.1) 熱力学基本法則

(2.3.2) 気体の法則

(2.3.3) 多成分系

(2.3.4) 熱伝導及び対流熱伝達

(2.3.5) 放射伝熱

(2.3.6) 化学反応

(2.4) 蒸気及び熱媒体

(2.4.1) 蒸気

(2.4.2) 湿り空気

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2

Z 9211-1982

(2.4.3) 熱媒体

(2.5) 燃焼

(2.5.1) 燃焼計算

(2.5.2) 燃焼形態

(2.5.3) 燃焼現象

(2.5.4) 燃焼生成物

(2.6) 計測

(2.6.1) 基本用語

(2.6.2) 測定の方法

(2.6.3) 測定の項目

(2.6.4) 計測器

(2.7) 炉材及び断熱材

(2.7.1) 耐火物の種類

(2.7.2) 築炉及び耐火物の形状

(2.7.3) 耐火物の特性及び試験方法

(2.7.4) 断熱材

(2.8) 燃焼設備

(2.8.1) 燃焼設備一般

(2.8.2) 気体燃料燃焼装置

(2.8.3) 液体燃料燃焼装置

(2.8.4) 固体燃料燃焼装置

(2.8.5) 空気供給及び通風装置

(2.8.6) 安全及び制御装置

(2.8.7) 排ガス処理装置

(2.9) 熱動力設備及び熱設備

(2.9.1) 動力発生設備

(2.9.2) 冷凍機及びヒートポンプ

(2.9.3) ボイラ及び蒸気配管

(2.9.4) 工業用炉

(2.9.5) 化学装置

(2.9.6) 熱交換器及び冷却設備

(1) 一般用語

(1.1) 一般

番号

用語

読み方

意味

エネルギー管理

えねるぎーかん

燃料及びこれを熱源とする熱並びに電気の有効

利用を図る管理及び技術。

熱管理

ねつかんり

燃料及びこれを熱源とする熱の有効利用を図る

参考

対応英語

管理及び技術。

電気管理

でんきかんり

電気の有効利用を図る管理及び技術。

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3

Z 9211-1982

番号

用語

読み方

意味

エネルギーの使用

えねるぎーのし

エネルギー資源の乏しい我が国のエネルギー事

の合理化に関する

ようのごうりか

情にかんがみ,燃料資源の有効利用の確保に資す

法律

にかんするほう

るため工場,建築物及び機械器具についてエネル

りつ

ギーの使用の合理化に関する所要の措置等を講

参考

対応英語

ずることを目的としてつくられた法律。昭和54

年6月22日公布,昭和54年10月1日施行。

エネルギー管理指

定工場

えねるぎーかん

エネルギーの使用の合理化に関する法律によっ

りしていこうじ

て製造業その他政令で定める業種(電気・ガス等)

ょう

に属する事業の用に供する工場で燃料等又は電

気の使用量の大きい工場(燃料は年間原油換算

3000kl以上,電気は年間1200万kWh以上)でエ

ネルギーの使用の合理化について努力を行う必

要が高いところから通商産業大臣によって指定

された工場。

熱管理指定工場

ねつかんりして

エネルギー管理指定工場のうち,燃料及びこれを

いこうじょう

熱源とする熱の使用量について政令で定める要

件に該当し,通商産業大臣によって指定された工

場。

電気管理指定工場

でんきかんりし

エネルギー管理指定工場のうち電気の使用量に

ていこうじょう

ついて政令で定める要件に該当し,通商産業大臣

によって指定された工場。

エネルギー管理者

えねるぎーかん

熱管理指定工場又は電気管理指定工場で通商産

りしゃ

業大臣が行うエネルギー管理士試験の合格者又

はこれと同等以上の学識経験者として認定され

た者の中から選任され,エネルギーの使用の合理

化に関する法律に定められた管理を行う者。

エネルギー管理士

えねるぎーかん

熱管理士と電気管理士とあり,通商産業大臣の行

りし

うそれぞれの試験に合格又はこれと同等以上の

学識経験者として通商産業大臣が認定し熱管理

士又は電気管理士の免状をもつ者。

熱管理士

ねつかんりし

電気管理士

でんきかんりし

エネルギー管理士のうち熱管理士試験に合格し

免状をもつ者。

エネルギー管理士のうち電気管理士試験に合格

し免状をもつ者。

減価償却

げんかしょうき

物質的及び経済的な消耗を見積り帳簿価格を減

ゃく

額し,又は一時に支出した費用をその効果の及ぶ

期間に応じ収益に対応させるため費用配分させ

る会計用語。

稼動率

かどうりつ

ある期間内に設備が稼動できる最大時間に対す

る稼動時間の割合。

経済負荷

けいざいふか

ある生産活動を行う時に最も効果の得られる負

荷。

定格出力

エネルギー原単位

熱量原単位

ていかくしゅつ

規格に定められた周囲条件その他の条件を考慮

りょく

して,製造者が保証した使用限度の出力。

えねるぎーげん

単位量の製品を生産するのに必要なエネルギー

たんい

の総和。

ねつりょうげん

単位量の製品を生産するのに必要な熱量の総和。 heat consumption rate

たんい

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Z 9211-1982

番号

用語

電力原単位

蒸気原単位

燃料原単位

エネルギー弾性値

参考

対応英語

読み方

意味

でんりょくげん

単位量の製品を生産するのに必要な電力量の総

たんい

和。

じょうきげんた

単位量の製品を生産するのに必要な蒸気量の総

んい

和。

ねんりょうげん

単位量の製品を生産するのに必要な燃料の総和。 fuel consumption rate

たんい

えねるぎーだん

国の主要経済指標とエネルギー消費量の関係を

せいち

次式で指標化したもの。

Eはエネルギー消費量,Yは,

国民総生産 (GNP) 又は工業生産指数 (IIP)。

(1.2) エネルギー源

番号

用語

読み方

意味

一次エネルギー

いちじえねるぎ

自然界に存在するエネルギーで人間が利用する

ことができるもの。

にじえねるぎー

一次エネルギーに人間が手を加えて使用し,輸送

二次エネルギー

参考

対応英語

に便利な形に変換したもの。

化石燃料

かせきねんりょ

地殻中に埋蔵され燃料として使用される炭化水

素系天然資源の総称。

核分裂連鎖反応を行わせる目的で使用する核分

核燃料

かくねんりょう

水力

すいりょく

裂物質又はそれを含むもの。

地上の高い位置にある水が保有する位置エネル

ギー又はこの位置エネルギーを用いて取り出さ

れる動力。

風力

ふうりょく

風の保有する運動エネルギー又はこの運動エネ

ルギーから取り出される動力。

波力

はりょく

海波の保有する位置・運動エネルギー又はこの位

置・運動エネルギーから取り出される動力。

潮せき(汐)力

ちょうせきりょ

潮の干満差によって生じる位置エネルギーと潮

流の運動エネルギー又はそれから取り出される

動力。

太陽エネルギー

たいようえねる

太陽から発する放射のエネルギー。

地下にある高温物質が保有する熱エネルギー。

ぎー

地熱エネルギー

ちねつえねるぎ

海洋温度差エネル

かいようおんど

表面海水と深層海水の温度差から取り出し得る

ギー

さえねるぎー

有効エネルギー。

バイオマス

生物の作用でつくり出される有機物質の保有す

る化学エネルギー。

(1.3) 単位系

番号

用語

絶対単位系

読み方

意味

ぜったいたんい

長さ,質量及び時間を基本とする物理単位系。SI

けい

単位系をはじめCGS単位系など質量の単位を基

参考

対応英語

本としたものをいう。

工学単位系

こうがくたんい

基本単位として長さ,力,時間の単位をそれぞれ

けい

m,kgf,sにとった単位系。

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番号

用語

CGS単位系

MKSA単位系

参考

対応英語

読み方

意味

しーじーえすた

基本単位として長さ,質量,時間の単位をそれぞ

んいけい

れcm,g,sにとった絶体単位系。

えむけいえすえ

長さ,質量,時間の単位をそれぞれm, kg, sとし,

ーたんいけい

この三つを基本単位とする単位系をMKS単位系

と呼び,これに電流の単位アンペア (A) を基本

単位として加え,かつ有理化したもの。

国際単位系 (SI)

こくさいたんい

国際度量衡総会で採用された一貫した単位系。基

けい

本単位,補助単位及び誘導単位からなる。基本単

位として長さm,質量kg,時間s,電流A,熱力

学的温度K(常用温度℃),光度cd,物質の量mol

がある。

(1.4) エネルギー勘定

番号

用語

熱勘定

読み方

意味

ねつかんじょう

設備に供給される熱量及び電力(又は仕事)の熱

参考

対応英語

当量とその使用状態を検討し,入熱と出熱との関

係を明らかにすること。

熱精算

ねつせいさん

→熱勘定

熱収支

ねつしゅうし

→熱勘定

エネルギー勘定

えねるぎーかん

エネルギー保存の法則に基づき,設備に供給さ

じょう

れ,出てくるエネルギーの関係を明らかにするこ

と。

エネルギーバラン

物質勘定

→エネルギー勘定

ぶっしつかんじ

質量保存の法則に基づき設備に供給され,出てく

ょう

る物質の質量の関係を明らかにすること。

熱勘定を行うとき,設備に入る熱量及び電力量

入熱

にゅうねつ

出熱

しゅつねつ

(又は仕事量)の熱当量。

熱勘定を行うとき,設備から出る熱量及び電力量

(又は仕事量)の熱当量。

循環熱

じゅんかんねつ

設備又はシステム内部で循環する熱。

仕事の熱当量

しごとのねつと

仕事量 (W) と熱量 (Q) は一定の割合で互換で

うりょう

きW=JQの関係がある。このときのQとWの比

kcal/kgf・mをいう{SI単位系では熱量も仕事

量も同じ単位ジュールで表される}。

基準温度

きじゅんおんど

物質の変化,状態を示す基準となる温度。

基準状態

きじゅんじょう

物質変化の基準となる状態。

入熱のうち対象物の付加価値を高めるのに使わ

たい

有効熱

ゆうこうねつ

れた熱。動力をつくり出す目的の設備ではその動

力の熱当量。

りつ

有効熱

入 熱

燃料発熱量

不完全燃焼損失熱

燃料発熱量

ねつかんじょう

熱勘定の結果による入熱と出熱の関係を示した

ひょう

表。

熱効率*

ねつこうりつ

燃焼効率

ねんしょうこう

熱勘定表

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番号

用語

熱勘定図

熱流れ図

読み方

意味

ねつかんじょう

熱勘定の結果による入熱と出熱の関係を示した

図。

ねつながれず

熱エネルギーの流れ状態を熱設備単位,工場単

参考

対応英語

位,又は地域単位に示した図。

回分式操業

かいぶんしきそ

設備にある一定量の品物を投入し,その状態で付

うぎょう

加価値を高めて取り出し,この操作を反復する操

業のこと。連続的な操業に対していう。

損失熱

そんしつねつ

有効熱とならずに排出される熱量。

(2) 熱管理用語

(2.1) 物性値

(2.1.1) 基本物性値

番号

用語

圧力

読み方

あつりょく

意味

流体内(又は流体中に置かれた固体)の単位面積

参考

対応英語

当たりに働く力。

絶対圧

ぜったいあつ

真空の状態を圧力0とし,それを基準として表示

される圧力。

ゲージ圧

げーじあつ

大気の圧力を0とし,それを基準として表示され

る圧力。

標準大気圧

標準圧力

ひょうじゅんた

水銀柱760mmの大気の圧力。

いきあつ

全圧

ひょうじゅんあ

標準大気圧1atm。

つりょく

ぜんあつ

圧力感知面を流れと直角に置いてその位置の流

速を0としたときに感知される圧力。

動圧

どうあつ

静圧

せいあつ

全圧からその位置の圧力(静圧)を減じたもの又

は流体の運動エネルギーを圧力に換算したもの。

流れている流体のある位置における圧力を動圧

に対して静圧という。

分圧

ぶんあつ

混合気体の中のある成分が占める圧力。各成分の

分圧の和が混合気体の圧力となる。

温度

おんど

温冷の感覚を定量的に表示したもの。一般に水の

氷点を0,沸点を100とした温度目盛℃で表示さ

れる。

絶対温度

ぜったいおんど

熱力学から導かれる絶対0度を基準として,C温

度の目盛間隔に合うように定めた熱力学的温度。

標準温度

ひょうじゅんお

標準にとる温度のことで,物理学上では0℃。

物理学上では0℃,1atmの状態。

んど

標準状態

沸点

ふってん

1atmの圧力下で液体が沸騰して蒸気となる温度。 boiling point

融点

ゆうてん

1atmの圧力下で固体が融けて液体となる温度。

三重点

さんじゅうてん

純粋物質の固体,液体,気体の3相が共存する状

ひょうじゅんじ

ょうたい

態。物質によって温度も圧力も,ある定まった値

をもつ。

比容積

ひようせき

物質の単位質量の体積。

比体積

ひたいせき

→比容積

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Z 9211-1982

番号

用語

比重量

読み方

意味

ひじゅうりょう

物質の単位体積当たりの重量。工学単位系で用い

参考

対応英語

る。

密度

みつど

物質の単位体積当たりの質量。絶対単位系の密度

は,工学単位系の比重量に相当する。

比重

ひじゅう

物資の密度と水の密度との比。

真比重

しんひじゅう

内部に空げきをもたない状態の固体の比重。

見かけ比重

みかけひじゅう

内部に空げきをもつ固体の比重。

かさ密度

かさみつど

固体粒子のたい(堆)積の単位体積当たりの質量。 bulk density

空げき率

くうげきりつ

固体又は液体が気体と混在するとき,全体積に対

する気体部分の体積の割合。

(2.1.2) 熱力学物性値

参考

対応英語

番号

用語

読み方

意味

内部エネルギー

ないぶえねるぎ

物質がある状態にあるとき,その物質がもつ熱

的・化学的エネルギーの総和。

ひないぶえねる

物質の単位質量当たりの内部エネルギー。

定圧下で物質の温度,相,化学的結合状態が変化

比内部エネルギー

ぎー

エンタルピー

するときその物質に出入する熱量。流体が系(例

えば一つの装置)に流入,又は系から流出すると

き系に出入するエネルギーで,内部エネルギーと

押込み若しくは押出し仕事の和。

比エンタルピー

エントロピー

ひえんたるぴー

物質の単位質量当たりのエンタルピー。

物質の状態量の一つ。ある温度の物体が流入する

とき,熱量を絶対温度で除した量だけその物体の

エントロピーは増加する。

比エントロピー

ひえんとろぴー

物質の単位量当たりのエントロピー。

熱容量

ねつようりょう

ある物体の温度を1℃高めるのに要する熱量。

比熱

ひねつ

物質単位量(kg又はm3N)の温度を1℃高めるの

定容比熱

ていようひねつ

定容のもとでの比熱。

定圧比熱

ていあつひねつ

定圧のもとでの比熱。

平均比熱

へいきんひねつ

与えられた温度範囲で平均した比熱。

顕熱

けんねつ

熱容量に温度差を乗じることによって示される

に要する熱量。

熱量。

潜熱

せんねつ

融解熱

ゆうかいねつ

温度一定のもとでの相変化に際して出入する熱

量。

定圧のもとで単位質量の固体が加熱されて液化

するのに要する熱量。純粋物質では温度も一定で

ある。

凝固熱

ぎょうこねつ

定圧のもとでの単位質量の液体が固化する際に

放出する熱量。その値は融解熱に等しい。

蒸発熱

じょうはつねつ

定圧のもとで単位質量の液体が蒸気となるとき

に要する熱量。蒸発潜熱ともいう。純粋物質では

温度も一定である。

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Z 9211-1982

番号

用語

凝縮熱

昇華熱

読み方

意味

ぎょうしゅくね

定圧のもとで単位質量の蒸気が液体となるとき

に放出する熱量。蒸発熱に等しい。

しょうかねつ

単位質量の物質が定圧のもとで固体から直接気

参考

対応英語

体へ,あるいはその逆の変化をするときに出入す

る熱量。

有効エネルギー

ゆうこうえねる

系の保有するエネルギー又は系に加えられるエ

ぎー

ネルギーのうち,標準状態 (21113) まで可逆変化

させることにより外部に取り出しうる仕事量。

エクセルギー

→有効エネルギー

(2.1.3) 化学熱力学物性値

番号

用語

読み方

参考

対応英語

意味

反応熱

はんのうねつ

燃焼熱

ねんしょうねつ

燃焼反応の反応熱。

発熱量

はつねつりょう

定圧のもとで単位量の燃料が完全燃焼したとき

高(位)発熱量

こう(い)はつね

燃料が水蒸気で飽和された空気によって完全燃

つりょう

焼したときの発熱量。総発熱量ともいう。

てい(い)はつね

高発熱量から燃焼によって発生した水蒸気の蒸

つりょう

発熱を引いた残りの熱量。真発熱量ともいう。

せいせいねつ

ある化学物質をその構成元素から作られるとき

定圧のもとで化学反応が進行するときに発生又

は吸収する熱量。

に放出する熱量。

低(位)発熱量

生成熱

に発生する熱量。

化学ポテンシャル

かがくぽてんし

ある系にある化学物質の微少量を添加するとき,

ゃる

その系のエネルギーの増加の割合。

理想混合物でない溶体中のある成分の平衡分圧

活量

かつりょう

活量係数

かつりょうけい

とその成分の飽和分圧との比

活量とモル分率との比。

かがくへいこう

化学平衡にある系の組成を定める定数。化学方程

ていすう

式の係数で乗べきした分圧又は濃度の積で,温度

すう

化学平衡定数

だけの関数である。

(2.1.4) 湿り空気物性値

番号

用語

読み方

意味

湿度

しつど

湿り空気中の水蒸気含有の程度。

絶対湿度

ぜったいしつど

湿り空気中の水蒸気の質量と,その水蒸気を除い

相対湿度

そうたいしつど

参考

対応英語

た空気(乾き空気)の質量との比。

ある温度における湿り空気中の水蒸気の分圧と

その温度における水蒸気の飽和圧との比。

露点

ろてん

湿り空気を定圧のままで冷却していき,空気中の

水蒸気が液化し始める温度。

(2.1.5) 伝熱及び熱物性値

番号

用語

読み方

意味

熱流束

ねつりゅうそく

単位面積を通って単位時間に移動する熱量。

熱伝導率

ねつでんどうり

熱流束とその位置の温度傾斜との比。物質とその

参考

対応英語

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Z 9211-1982

番号

用語

温度伝導率

温度拡散率

読み方

意味

状態で定まる値。

おんどでんどう

熱伝導率をその物質の比熱と密度の積で除した

りつ

値。熱伝導微分方程式の係数となる。

おんどかくさん

→温度伝導率

参考

対応英語

りつ

熱伝達率

ねつでんたつり

固体表面での周囲流体との間の熱流束を両者の

温度差で除した値。

きょうまくでん

→熱伝達率

境膜伝熱係数

熱抵抗

ねつていこう

考えている二面間の温度差を熱流束で除した値。 heat (thermal) resistance

熱貫流率

ねつかんりゅう

壁を隔てた二流体間の温度差でその間の熱流束

りつ

を除した値。

熱通過率

ねつつうかりつ

→熱貫流率

総括伝熱係数

そうかつでんね

表面の熱放射も含めた熱貫流率。

ねつけいすう

つけいすう

汚れ係数

よごれけいすう

伝熱面の汚れによって生じる熱抵抗の逆数。

放射度

ほうしゃど

単位時間,単位面積当たりに放出される熱放射エ

放射能

ほうしゃのう

→放射度

放射率

ほうしゃりつ

与えられた面の放射能とそれと等しい温度の黒

ネルギー。

体面 (23502) の放射能との比。

黒度

こくど

→放射率

吸収率

きゅうしゅうり

与えられた面に投射される熱放射のエネルギー

のうち,その面に吸収されて熱となるものの割

合。

反射率

はんしゃりつ

与えられた面に投射される熱放射のエネルギー

のうち,その面で反射して再び空間にもどるもの

の割合。

透過率

とうかりつ

物体の面に投射される熱放射のエネルギーのう

ち,その物体内で吸収されずに通過していくもの

の割合。

吸収係数

きゅうしゅうけ

厚さxの半透過体(完全に透明ではないが熱放射

いすう

を透過する物体)でその吸収率α=1−e−kxの関係

があり,kを吸収係数という。

熱膨張率

線膨張率

体膨張率

ねつぼうちょう

物体の温度が1℃上昇したときのその物体の体積

りつ

の膨張の割合。

せんぼうちょう

固体の温度が1℃上昇したとき,その一方向の2

りつ

点間の距離の増加の割合。

たいぼうちょう

熱膨張率と同じであるが,主として固体の熱膨張

うりつ

に用い,等方性固体では線膨張率の3倍である。

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10

Z 9211-1982

(2.1.6) 輸送(トランスポート)物性値

番号

用語

読み方

熱伝導率

粘度

ねんど

粘性係数

ねんせいけいす

流体の流れに伴う内部摩擦の程度を表す指標。

ニュートンの粘性法則

で定義される係

数η。ここにτxyは流体内のy面に働くx方向のせ

ねつでんどうり

参考

意味

対応英語

ん断応力,uはx方向の流速。

粘性率

ねんせいりつ

→粘性係数

動粘度

どうねんど

粘性係数をその流体の密度で除した量。

動粘性係数

どうねんせいけ

→動粘度

拡散係数

いすう

かくさんけいす

で定義される係数D。

フィックの法則

ここにqはx面単位面積,単位時間当たりに移動

する拡散物質の質量,cは単位体積当たりの拡散

物質の質量。

(2.2) 燃料

(2.2.1) 固体燃料

番号

用語

石炭

読み方

せきたん

参考

対応英語

意味

地質時代の植物の遺体がたい積し,生化学的過程

を経て地圧と地熱などによって変化してできた

可燃性炭質物。

石炭化度

せきたんかど

地下に埋没・たい積した太古の植物が長年月の間

に,地熱・地圧等の作用を受けて,炭酸ガス,メ

タン,水素等を放出し,次第に炭素分に富む石炭

となる度合。通常,揮発分,炭素分(いずれも無

水,無灰ベース)又はビトリニット部の反射率な

どで表す。

褐炭

かったん

石炭化度による分類(1)において,石炭化度の最も

低い石炭。この中で特に石炭化度の低いものを亜

炭という場合がある。

亜れき青炭

あれきせいたん

石炭化度による分類(1)において,石炭化度が褐炭

より高く,れき青炭よりは低い石炭。

れき青炭

れきせいたん

無煙炭

むえんたん

石炭化度による分類(1)において,石炭化度が亜れ

き青炭より高く,無煙炭よりは低い石炭。

石炭化度による分類(1)において,石炭化度が最も

高い石炭。

まき(薪)

ナラ,カシ,ブナその他の雑木を伐採し,又は古

材等を適当な大きさに切り割って乾燥させ,燃料

とするもの。

樹皮(バーク)

じゅひ

樹木の幹,枝,根等の木部の外側を含む全組織。 bark

木炭

もくたん

木材を乾留して得られる炭素質物質。

コークス

石炭又は石油を熱分解して得られる炭素質固体。 coke

れんたん

れき青炭,無煙炭,コークス,木炭などを粉砕し

たものに粘着剤を加えて成形したもの。

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11

Z 9211-1982

番号

用語

塊炭

読み方

かいたん

意味

粒度による分類において通常は20mm以上の石

参考

対応英語

炭。用途によって若干異なるが通常38〜50mmを

塊炭,25〜38mmを中塊炭,20〜25mmを小塊炭

ということが多い。

粉炭

ふんたん

粒度による分類において,通常は20mm未満の石

炭。通常3〜20mmを粉炭,3mm未満を微粉炭と

いうことが多い。

非粘結炭

ひねんけつたん

石炭の性状による分類において,乾留した場合

に,ほとんど粘結せず,残留するコークスが粉状

となるような石炭。

粘結炭

ねんけつたん

石炭の性状による分類において,乾留時に軟化溶

融してコークスを生成する石炭。

原料炭

げんりょうたん

石炭の用途による分類において,一般にコークス

製造の原料として用いられる石炭。コークス用炭

ともいう。

一般炭

いっぱんたん

石炭の用途による分類において,一般に発電用な

どの燃料に用いられる石炭。非・微粘結炭である

ことが多い。

高品位炭

こうひんいたん

低品位炭

ていひんいたん

石炭の品位による分類において,一般に水分,灰

分,硫黄分などの少ない石炭。

石炭の品位による分類において,一般に水分,灰

分,硫黄分などの多い石炭。

純炭発熱量

じゅんたんはつ

純炭ベース (26109) に換算した発熱量。

ねつりょう

燃料比

ねんりょうひ

石炭の工業分析結果のうち,固定炭素 (%) を揮

発分 (%) で割った値。

備考 高炉操業等における製品単位,重

量当たりの燃料消費量。

自然発火

しぜんはっか

可燃性の物質又は混合物が外部からの加熱なし

に,内部の酸化反応熱の蓄積だけで発火点に達

し,燃焼を起こす現象。

注(1) JIS M 1002(炭量計算基準)には,純炭発熱量による石炭化度の分類が示されているが,この分類

基準はISOその他各国の基準と異なるため,ここでは記載していない。

(2.2.2) 液体燃料

番号

用語

読み方

意味

参考

対応英語

石油

せきゆ

天然に産する鉱油及びその製品の総称。

原油

げんゆ

油井から採取したままの鉱油。各種液状炭化水素

を主成分とし,少量の硫黄,酸素,窒素などの有

機化合物を含む。

ガソリン

石油から得られる常温で液状沸点範囲(30〜

200℃程度)の石油製品。用途によって工業用と

燃料用とに分けられ,前者には工業用ガソリン,

後者に自動車ガソリン及び航空ガソリンがある。

揮発油

きはつゆ

→ガソリン

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12

Z 9211-1982

番号

用語

読み方

ナフサ

参考

対応英語

意味

原油中のガソリンの沸点範囲の留分。このうち軽

質のもの(沸点範囲30〜100℃程度)を軽質ナフ

サ,重質のもの(沸点範囲100〜200℃程度)を重

質ナフサと呼び,両者を含むものをフルレンジナ

フサ又はホールナフサという。

燈油

とうゆ

軽油

けいゆ

原油蒸留の際,ガソリンと軽油との間に留出する

沸点範囲150〜280℃程度の留分。

原油蒸留の際,燈油留分の次に留出する沸点範囲

200〜350℃程度の留分。

重油

じゅうゆ

ディーゼル機関用,ボイラ用及び各種炉用の燃料

として適当な品質の鉱油。製造上の区分では,常

圧蒸留残油又は主としてガソリン,ナフサなどの

軽質分を除く留出物(燈軽油)と常圧蒸留残油と

の混合物をいう。

A重油

えいじゅうゆ

重油の慣用上の呼び方。一般的にJIS K 2205の重

油規格の1種に相当する。

B重油

びーじゅうゆ

重油の慣用上の呼び方。一般的にJIS K 2205の重

油規格の2種に相当する。

C重油

しーじゅうゆ

パルプ廃液

ぱるぷはいえき

重油の慣用上の呼び方。一般的にJIS K 2205の重

油規格の3種に相当する。

木材チップを薬液で蒸解してパルプを製造する

際に発生する液。リグニンなど多量の有機物及び

それを処理した薬品を含む。

炭水素比

たんすいそひ

燃料の元素分析によって得た炭素と水素の重量

比で,液体熱料の性状を示す数値。

(2.2.3) 気体燃料

番号

用語

読み方

意味

燃料ガス

ねんりょうがす

燃料として一般の使用に供せられるガス。

天然ガス

てんねんがす

天然に地下から産するパラフィン系炭化水素を

参考

対応英語

主成分とする可燃性ガスの総称。油田から原油に

伴って産出する油田ガス,原油を伴わないガス田

から採取されるガス田ガス,きょう(夾)炭層か

ら産出する炭田ガス,地下水に伴って産出する水

溶性ガスなどがある。

コークス炉ガス

こーくすろがす

コークス炉で石炭を乾留する際に副生するガス。 coke oven gas

高炉ガス

こうろがす

製鉄用高炉から副生するガス。

都市ガス

としがす

都市の家庭や工場に配管によって供給される燃

料ガス。

冷却・液化した状態の天然ガス。

えきかせきゆが

主成分として炭素数3及び4の炭化水素の加圧又

は冷却によって液化したもの。

液化天然ガス

えきかてんねん

がす

液化石油ガス

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13

Z 9211-1982

2.3

熱力学,伝熱及び熱化学

(2.3.1) 熱力学基本法則

番号

用語

読み方

意味

熱力学第1法則

ねつりきがくだ

系の内部エネルギーの増加は,系に加えられる熱

いいちほうそく

と仕事の和に等しい。

じゅーるのほう

仕事が熱に変換されるときその割合は一定であ

そく

り,この比が仕事の熱当量である。

えねるぎーほぞ

孤立系(外部との間でエネルギーも物質も変換し

んそく

ない系)内ではエネルギーの総和は一定である。

ねつへいこう

二つの物体を他と絶縁した状態で十分長時間接

ジュールの法則

エネルギー保存則

熱平衡

参考

対応英語

触させると両者は熱平衡に達する。このとき両者

の温度は等しい。

熱力学第2法則

ねつりきがくだ

一定温度の熱源から熱をとり入れて,それをすべ

いにほうそく

て連続的に仕事に変換する装置(第2種の永久機

関)をつくることはできない。

可逆変化

かぎゃくへんか

ある変化過程とその逆の変化過程が他に何の変

化も与えないで行い得るもの。

可逆過程

かぎゃくかてい

→可逆変化

不可逆変化

ふかぎゃくへん

どのようにしても可逆とならない変化過程。

→不可逆変化

かぎゃくさいく

可逆過程だけで一連の変化を行って初めの状態

に戻し,その間に熱から仕事へ又はその逆のエネ

不可逆過程

ふかぎゃくかて

可逆サイクル

ルギー変換を行うもの。

カルノーサイクル

可逆の等温変化過程と断熱変化過程を組み合わ

せて二つの温度水準の間で行う可逆サイクル。

(2.3.2) 気体の法則

番号

用語

ボイルの法則

シャールの法則

理想気体の状態式

読み方

意味

ぼいるのほうそ

一定量の気体を定温下で圧力を変えると,その体

積は圧力に反比例する。

しゃーるのほう

一定量の気体を定圧のもとで温度変化させると,

そく

その体積は絶対温度に比例する。

りそうきたいの

1kgの気体に対するPv=RTの関係。Pは絶対圧

じょうたいしき

力,vは比容積,Rはガス定数,Tは絶対温度で

参考

対応英語

ある。

アボガドロの法則

あぼがどろのほ

ある圧力,温度のもとで単位体積の気体の中に含

うそく

まれる分子の数は気体の種類に関係なく一定で

ある。

一般ガス定数

いっぱんがすじ

アボガドロの法則を用いて理想気体の状態を

ょうすう

Rv=R0 T/M のとき物質に無関係に定まるガ

ス定数R0。Mはその物質の分子量である。

理想気体の状態式を満足し,比熱が温度に無関係

理想気体

りそうきたい

完全ガス

かんぜんがす

な気体。

→理想気体

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14

Z 9211-1982

(2.3.3) 多成分系

番号

用語

相律

読み方

そうりつ

参考

意味

多成分系でその状態を決定するのに必要な変数

対応英語

の最小の数。すなわち自由度は,成分数に2を加

えたものから相の数を減じたものに等しい。

相平衡

そうへいこう

同じ物質が異なる相の中にあって,その間で熱力

学的につり合っている状態。

化学平衡

かがくへいこう

化学反応で反応系から生成系へ移る速度と生成

系から反応系に移る速度が等しく両者がつり合

っている状態。

ダルトンの法則

だるとんのほう

各種の成分の混合気体では,各成分が系の全体積

そく

とその気体の分圧をもつ気体の法則に従う。

液体の中に他種の物質が溶け込んで同一の液相

溶液

ようえき

溶質

ようしつ

溶液の中に溶け込んでいる物質。

溶媒

ようばい

溶液の主体をなす液体。

ラウールの法則

らうーるのほう

溶液中のある成分のモル分率をxとし,ある温度

そく

におけるその成分の飽和蒸気圧をPとすると,そ

となっているもの。

の温度において溶液と平衡にある気体中のその

成分の分圧pはp=Pxである。

沸点上昇

ふってんじょう

固体の溶液の沸点が溶媒の沸点より高くなる現

しょう

象。

気体と液体の系において両相の組成,温度,圧力

気液平衡

きえきへいこう

気液平衡図

きえきへいこう

気液平衡のとき,液組成と気体組成,平衡温度,

平衡圧などの関係を表した図。

きょうふつこん

気液平衡状態において液組成と蒸気組成が等し

んごうぶつ

くなる点をもつ混合気体。

えっくす−わい

圧力一定の気液平衡関係を表した図(横軸に液濃

せんず

度,縦軸に蒸気濃度をプロットした曲線)

が一定になった状態。

共沸混合物

x−y線図

(2.3.4) 熱伝導及び対流熱伝達

番号

用語

読み方

フーリエの法則

ふーりえのほう

熱伝導方程式

意味

参考

対応英語

熱流束(21501)は,温度傾斜に比例する。

ねつでんどうほ

フーリエの法則と熱量保存式から導かれる温度

うていしき

を従属変数とし,時間と位置座標を変数とする偏

そく

微分方程式。

定常熱伝導

非定常熱伝導

ていじょうねつ

温度が位置座標だけの関数で,時間には無関係と

でんどう

なる状態での熱伝導。

ひていじょうね

ある位置の温度が時間と共に変化する熱伝導。

つでんどう

対流熱伝達

たいりゅうねつ

流体と固体表面との間での伝熱。

でんたつ

強制対流熱伝達

きょうせいたい

流体の流れが伝熱と無関係に与えられた圧力差

りゅうねつでん

によって定まる状態での熱伝達。

たつ

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15

Z 9211-1982

番号

用語

読み方

意味

自然対流熱伝達

しぜんたいりゅ

流体温度と固体面温度との差によって生ずる流

うねつでんたつ

体内の密度差に起因する流れ(自然対流)以外の

参考

対応英語

原因による流れを考えない場合の熱伝達

ヌッセルト数

ぬっせるとすう

対流熱伝達率α,流体の熱伝導率λ,物体の代表長

さLから

で定義される無次元数。

スタントン数

すたんとんすう

対流熱伝達率α,流体の比熱C,密度ρ,代表流速

Vから

で定義される無次元数。

レイノルズ数

れいのるずすう

流体の動粘度ν,代表流速V,物体の代表長さL

から

で定義される無次元数。

プラントル数

ぷらんとるすう

流体の動粘度ν,温度伝導率aから

で定義される無次元数。

グラスホフ数

ぐらすほふすう

流体の熱膨張率β,流体と固体面の温度差∆t,重力

加速度g,物体の代表長さL,流体の動粘度νから

沸騰熱伝達

で定義される無次元数。

ふっとうねつで

伝熱面温度が液体の飽和温度以上となって伝熱

んたつ

によって伝熱面上又はその近くから蒸気が発生

することによって行われる伝熱。

凝縮熱伝達

ぎょうしゅくね

伝熱面温度が蒸気の飽和温度以下となって伝熱

つでんたつ

面上に蒸気が凝縮して液体となることによって

行われる伝熱。

熱抵抗

ねつていこう

二つの面の温度差をその間の伝熱量で除した値。

電気回路の電気抵抗からの類推概念である。

抵抗和の法則

ていこうわのほ

重ね板,重ね円筒などを熱流が通過するとき全体

うそく

の熱抵抗は熱流に対して直列に置かれた個々の

抵抗の和に等しい。電気回路の抵抗の直列接続に

相当する。

熱貫流

ねつかんりゅう

伝熱面の壁によって隔てられた二つの流体間の

伝熱。

熱通過

ねつつうか

→熱貫流

(2.3.5) 放射伝熱

番号

用語

熱放射

読み方

ねつほうしゃ

意味

物体がある温度にあるということだけによって,

参考

対応英語

その物体から空間に放出される電磁波。その波長

は遠赤外,赤外,可視,紫外にわたる。

黒体

こくたい

その面に投射される熱放射をすべて吸収して物

体の熱とする面(黒体面)をもつ物体。

黒体放射の法則

こくたいほうし

すべての黒体面から放出される熱放射における

ゃのほうそく

波長に対する放射強さの分布は,温度だけの関数

である。プランクの黒体放射の式で与えられる。

プランクの放射法

ぷらんくのほう

ステファン・ボル

ツマンの法則

すてふぁん・ぼる

全波長についての黒体面の放射能は,絶対温度の

つまんのほうそ

4乗に比例する。

→黒体放射の法則。

しゃほうそく

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16

Z 9211-1982

番号

用語

読み方

意味

キルヒホフの法則

きるひほふのほ

ある面又は物体の放射率は,その吸収率に等し

うそく

い。

らんべーる(らん

面からの熱放射の強さの方向に関する分布は,法

ばーと)のほうそ

線方向となす角度の余弦に比例する。

ランベール(ラン

バート)の法則

参考

対応英語

ガス放射

がすほうしゃ

CO2,H2Oなどの原子の数の多い気体の赤外域に

ある放射帯による熱放射。それによって生ずる燃

焼ガスからの熱放射。

輝炎放射

きえんほうしゃ

火炎中の微粒子(主としてすす)から発する連続

スペクトルの熱放射。

(2.3.6) 化学反応

番号

用語

吸熱反応

読み方

意味

参考

対応英語

反応系で熱の吸収を伴う化学反応。

反応系で熱の放出を伴う化学反応。

しょくばいはん

触媒の影響によって行われる化学反応。触媒とは

のう

反応系において自らは変化せずに反応を促進又

きゅうねつはん

のう

発熱反応

はつねつはんの

触媒反応

は選択的反応を行う役目をするもの。

反応速度

はんのうそくど

化学反応において反応系の各成分の量の変化す

る速度。

(2.4) 蒸気及び熱媒体

(2.4.1) 蒸気

番号

用語

飽和状態

読み方

意味

ほうわじょうた

同一物質の気相と液相(又は固相)とが平衡して

共存するとき,気相の占める空間はその液体(又

参考

対応英語

は固体)の蒸気によって飽和されたといい,この

状態を飽和状態という。

飽和温度

ほうわおんど

液体又は固体が飽和状態にある場合の温度。

飽和圧力

ほうわあつりょ

液体又は固体が飽和状態にある場合の圧力。

飽和蒸気

ほうわじょうき

飽和状態にある蒸気。

乾き飽和蒸気

かわきほうわじ

水分を含まない飽和蒸気。

ょうき

湿り蒸気

しめりじょうき

水分を含む飽和蒸気。

蒸気乾き度

じょうきかわき

湿り蒸気 (24106) において,その中に含まれる蒸

気の質量の全質量に対する割合。

ほうわえき(す

同一物質の蒸気と平衡して共存する液体(水)。

飽和液(水)

い)

過熱蒸気

かねつじょうき

飽和温度よりも高い温度の蒸気。

圧縮水

あっしゅくすい

飽和圧力よりも高い圧力の状態にある水。

蒸気表

じょうきひょう

圧縮水,飽和水,乾き飽和蒸気及び過熱蒸気の諸

飽和蒸気表

ほうわじょうき

性質を示す表。

ひょう

飽和水と乾き飽和蒸気の諸性質を示す表。

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17

Z 9211-1982

番号

用語

過熱蒸気表

読み方

かねつじょうき

圧縮水と過熱蒸気の諸性質を示す表。

ひょう

蒸気線図

h-s線図

じょうきせんず

参考

対応英語

意味

圧縮水,飽和水,飽和蒸気及び過熱蒸気の諸性質

を表す線図。

えいち−えすせ

縦軸に比エンタルピーh,横軸に比エントロピーs

んず

をとって,h,sに対応する蒸気の圧力,温度,比

容積,乾き度等の状態線を引いたもの。

モリエ線図

もりえせんず

→h-s線図

T-s線図

てぃーえすせん

縦軸に絶対温度T,横軸に比エントロピーsをと

って,T,sに対応する蒸気の圧力,比エンタルピ

ー,比容積,乾き度等の状態線を引いたもの。

P-h線図

ぴーえいちせん

縦軸に圧力P,横軸に比エンタルピーhをとって

P,hに対応する蒸気の温度,比容積,乾き度等

の状態線を引いたもの。

臨界状態

りんかいじょう

圧力が上昇し,その圧力に対応する飽和状態が存

たい

在しなくなる限界のときの状態。

蒸発熱 (21216) が0となり蒸気と液の区別がな

くなる。

臨界温度

りんかいおんど

臨界状態における蒸気の温度。

臨界圧

りんかいあつ

臨界状態における蒸気の圧力。

超臨界圧蒸気

ちょうりんかい

圧力が臨界圧力を超える蒸気。

あつじょうき

(2.4.2) 湿り空気

番号

用語

読み方

参考

対応英語

意味

乾き空気

かわきくうき

水蒸気を含まない空気。

湿り空気

しめりくうき

水蒸気を含む空気。

飽和空気

ほうわくうき

湿り空気の温度が,それに含まれている水蒸気の

分圧に対する飽和蒸気の温度に等しい空気。

(2.4.3) 熱媒体

番号

用語

読み方

参考

対応英語

意味

熱媒体

ねつばいたい

高温熱媒体

こうおんねつば

一般に比較的高温の温度範囲で使用される熱媒

いたい

体。

ていおんねつば

高温熱媒体より低い温度範囲で使用される熱媒

いたい

体。

ゆうきねつばい

熱媒体として使用する有機化合物。

間接冷凍法において,蒸発器と被冷凍物との間に

物理的,化学的に安定な物質であって,熱源と被

加熱体間の伝熱の仲介に使われる媒体。

低温熱媒体

有機熱媒体

ブライン

たい

介在して熱の吸収伝達を行う液体。

冷媒

れいばい

低温熱媒体の一種で,液相−気相の状態変化を利

用するもの。

フロン

ふっ化炭化水素の総称。冷媒として使用される。 freon

アンモニア

窒素1原子と水素3原子からなる無色刺激性物

質。冷媒としても利用される。化学記号NH3

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18

Z 9211-1982

(2.5) 燃焼

(2.5.1) 燃焼計算

番号

用語

完全燃焼

参考

読み方

意味

かんぜんねんし

燃料が未燃分を残さないで燃焼し尽くすこと。

燃料の完全燃焼に必要な理論上の空気量。

かじょうくうき

燃焼の際に実際に供給された空気量と理論空気

りょう

量との差。

理論空気量に対する実際の燃焼に使用した空気

対応英語

ょう

理論空気量

りろんくうきり

ょう

過剰空気量

空気比

くうきひ

空気過剰係数

くうきかじょう

量の割合。

→空気比。

けいすう

過剰空気率

かじょうくうき

過剰空気量の理論空気量に対する割合。普通,容

りつ

積百分率で表す。

燃焼に用いる空気中の酸素に当量の燃料量に対

当量比

とうりょうひ

空燃比

くうねんひ

燃焼に使用した燃料に対する空気の質量割合。

理論燃焼ガス量

りろんねんしょ

単位量の燃料が理論空気量で完全燃焼したとき

うがすりょう

に生成するガス量。

燃焼ガス量

ねんしょうがす

燃焼装置から排出される全ガス量。単位量の燃料

りょう

の燃焼によって生ずるガス量。

する,実際に供給した燃料の割合。空気比の逆数。

排ガス量

はいがすりょう

燃焼装置から排出される全ガス量。

乾き燃焼ガス量

かわきねんしょ

燃焼ガス量から水蒸気量を差し引いたガス量。

うがすりょう

湿り燃焼ガス量

しめりねんしょ

水蒸気を含んだ燃焼ガス量。

うがすりょう

燃焼ガス温度

理論燃焼温度

理論最高燃焼温度

断熱燃焼温度

ねんしょうがす

燃焼ガスのある位置における温度。実測値又は熱

おんど

損失を考慮して計算で求めた値。

りろんねんしょ

燃料が完全燃焼し,外界への熱損失が全くないと

うおんど

仮定したときに到達すべき燃焼ガス温度。

りろんさいこう

0℃の燃料が0℃の理論空気量で完全燃焼し,か

ねんしょうおん

つ,外界への熱損失が全くないと仮定した場合に

到達すべき燃焼ガス温度。

だんねつねんし

外界への熱損失がない状態で燃焼が行われ,燃焼

ょうおんど

ガスが化学平衡にある時の温度。

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19

Z 9211-1982

(2.5.2) 燃焼形態

番号

用語

予混合燃焼

拡散燃焼

参考

読み方

意味

よこんごうねん

あらかじめ燃料と空気を混合して燃焼させるこ

しょう

と。

かくさんねんし

燃料と空気を混合しながら燃焼させること。

ひょうめんねん

固体表面において酸化反応が起こることによっ

しょう

て行われる燃焼。

じょうはつねん

蒸発しやすい液体燃料の液面に点火した時,燃料

しょう

が蒸発しながら燃焼すること。

ぶんかいねんし

燃料が燃焼に際し,化学的に分解が起こって燃焼

ょう

すること。

対応英語

ょう

表面燃焼

蒸発燃焼

分解燃焼

(2.5.3) 燃焼現象

番号

用語

着火(発火)

参考

対応英語

読み方

意味

ちゃっか(はっ

未燃焼状態であった燃料が燃焼し始めること。

か)

点火

てんか

燃料に火をつけること。

自己着火

じこちゃっか

燃料と空気をある温度(圧力)に置いたとき,燃

料の温度が上昇して燃焼状態となる現象。

火炎伝ぱ

かえんでんぱ

燃焼火炎が未燃焼の部分へ伝わって燃焼状態と

していく現象。

火炎伝ぱ速度

燃焼速度

予混合燃焼における火炎面の移動速度。

ねんしょうそく

一様な可燃予混合気中に生じた平面状火炎が未

燃の混合気に向かって進行する速度。

かえんでんぱそ

くど

デトネーション

可燃気体と空気又は酸素の混合気中の燃焼伝ぱ

の際に衝撃波を生じ,その伝ぱに伴って非常に大

きな一定の速度で火炎帯が混合気中を進行する

現象。

可燃限界

かねんげんかい

可燃気体と空気又は酸素の一様な混合気の一端

に点火したとき,混合気中に火炎が伝ぱし得る限

界の可燃気体の容積百分率。上限と下限がある。

爆発限界

ばくはつげんか

→可燃限界。

燃料及び空気の噴出速度が燃焼速度より大きく

吹き消え

ふききえ

逆火

ぎゃっか

なり,炎が飛んで消える現象。

火炎伝ぱによって火炎がバーナ内に引き込まれ

る現象。

輝炎

きえん

火炎中にすすが生成し,その固体放射による輝き

のある火炎。

不輝炎

ふきえん

すす生成がなく,その固体放射の輝きのない火

炎。

酸化炎

さんかえん

酸化作用のある炎。

還元炎

かんげんえん

還元作用のある炎。

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Z 9211-1982

(2.5.4) 燃焼生成物

番号

用語

未燃ガス

すす

ばい煙

読み方

みねんがす

ばいえん

参考

意味

対応英語

燃料の燃焼過程で生成する微粒炭素物質。

すすやばいじんを含んだ燃焼排ガス。大気汚染防

燃焼ガス中に含まれる可燃性ガス。

止法の定義によれば燃料その他の燃焼又は熱源

として電気の使用に伴い発生する硫黄酸化物,カ

ドミウム,塩素,ふっ化水素,鉛その他,人の健

康又は生活環境に被害を生じるおそれのあるも

の。

ばいじん

燃焼によって生じたすすと固体粒子。大気中にあ

るこのような混合物も,ばいじんという。

硫黄酸化物

窒素酸化物

燃えがら

いおうさんかぶ

二酸化硫黄 (SO2) ,無水硫酸 (SO3) など,硫黄

の酸化物の総称。

ちっそさんかぶ

一酸化窒素 (NO) ,二酸化窒素 (NO2) など,窒

素の酸化物の総称。

もえがら

固体燃料の燃焼で,燃焼室から排出される固体残

さ物。

酸露点

さんろてん

燃焼ガス中の硫酸蒸気が凝縮し始める最高温度。 sulfuric acid dew point

(2.6) 計測

(2.6.1) 基本用語

番号

用語

読み方

意味

物質の成分を調べること。定量分析と定性分析が

化学分析

かがくぶんせき

工業分析

こうぎょうぶん

燃料の性状を知る分析法。一般に固体燃料の水

せき

分,灰分,揮発分,固定炭素の定量法をいう。

げんそぶんせき

物質の成分元素の含有量を定量すること。一般に

参考

対応英語

あり,前者では成分の量を調べる。

元素分析

液体燃料,固体燃料の炭素,水素,硫黄,窒素,

酸素の定量をいう。

比色分析

恒湿ベース

ひしょくぶんせ

溶液の色の濃さ又はその色調を標準液のそれと

比較して物質を定量する化学分析。

こうしつべーす

固体燃料の分析試料の状態で,食塩飽和溶液を入

れた恒温器中に試料を入れてその湿度と平衡さ

せた状態。

気乾ベース

きかんべーす

固体燃料の分析試料の状態で,試料がふん囲気の

湿度とほぼ平衡となっているときの状態。

無水ベース

むすいべーす

固体燃料の分析値の状態で,工業分析の水分量を

除いた状態が基準となるように換算したもの。

無水無灰ベース

純炭ベース

むすいむはいべ

工業分析の水分量,灰分量を除いた状態が基準と

ーす

なるように換算したもの。

じゅんたんべー

工業分析の水分量,灰分量に灰分補正率を乗じた

値(鉱物量)を除いた状態が基準となるように換

算したもの。

使用時ベース

しようじべーす

固体燃料の使用するときを基準となるように換

算したもの。

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Z 9211-1982

番号

用語

恒湿試料

読み方

こうしつしりょ

意味

恒湿ベース状態に調整した試料。

ロット

等しい条件又は等しいと思われる条件下で生産

された品物の特定量。

参考

対応英語

備考 受け渡される特定の商品の1回分の量をコ

ンサイメント (consignment) という。これは1個

又は数個のロットから成り立っていることもあ

り,また,ロットの一部分のこともある。

大口試料

おおぐちしりょ

コンサイメント又はロットから採集したサンプ

リング単位を集めたもの。一般に石炭類について

いう。

小口試料

こぐちしりょう

数個のインクリメントを集めたもの。必要に応じ

てインクリメントを個々に粉砕・縮分した後で,

これらを数個集めたものをいうこともある。一般

に石炭類についていう。

インクリメント

単位試料のことで,原則として試料採取器によっ

て1動作で採取した単位量の試料。

一次試料

いちじしりょう

二次試料

にじしりょう

1ロットから適当な採取方法によって採取した試

料全量。一般に原油,石油製品についていう。

一次試料からその品質を代表するように採取し

た数個の試料。一般に原油,石油製品についてい

う。

標準試料

安息香酸

API度

ひょうじゅんし

化学的又は物理的特性などの標準値があらかじ

りょう

め決められている試料。

あんそくこうさ

燃料の発熱量測定に際しての熱量基準物質。化学

式C6H5COOH。

えいぴーあいど

アメリカ石油協会 (American Petroleum Institute)

の石油の比重を表す単位。

API度=141.5/(比重60/60°F)−131.5

(2.6.2) 測定の方法

番号

用語

読み方

エシュカ法

えしゅかほう

意味

固体燃料の全硫黄分試験方法の一つ。試料とエシ

ュカ合剤を混合し、強熱して試料中の硫黄分を硫

参考

対応英語

酸塩として固定し,抽出した溶液から定量する。

ボンベ式硫黄分試

ぼんべしきいお

揮発性の少ない石油製品の硫黄分定量方法。酸素

験法

うぶんしけんほ

を圧入したボンベ中で試料を燃焼させた後ボン

ベ内を洗浄し,洗液中の硫酸塩を重量法によって

定量する。

燃焼管式硫黄分試

験法

ねんしょうかん

揮発性の少ない石油製品の全硫黄分の定量方法。

しきいおうぶん

試料を石英又は磁製燃焼管内で、空気又は酸素気

しけんほう

流中で燃焼し,生成した硫黄酸化物を過酸化水素

水に捕集し,容量法で定量する。

ケルダール法

けるだーるほう

固体,液体燃料の窒素分測定方法の一つ。強アル

カリ溶液中で試料を分解し,生成するアンモニア

を蒸留して定量する。マクロ法及びミクロ法があ

る。

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番号

用語

読み方

意味

ヘンペル分析方法

へんぺるぶんせ

燃料ガス,燃焼ガスの成分をヘンペル式分析装置

きほうほう

によってCO2,CmHn,O2,COは吸収法で,CnH2n

参考

対応英語

+2とH2は燃焼法で定量する方法。

オルザット分析方

おるざっとぶん

燃料ガス,燃焼ガスの成分をオルザット式分析装

せきほうほう

置によってCO2,O2,COを吸収法で定量する方

法。

コンラドソン試験

こんらどそんし

コンラドソン試験器を用いて原油,石油製品の残

けんほう

留炭素分を定量する方法。

(2.6.3) 測定の項目

番号

用語

湿分

読み方

しつぶん

意味

石炭類粒子の表面に付着している表面水分で,ふ

ん(雰)囲気の乾燥や散水,降雨などによって容

参考

対応英語

易に変化する水分。

全水分

ぜんすいぶん

固体燃料の水分には湿分,固有水分,化合水分が

あるが,このうち湿分と固有水分とを合計した水

分。

包蔵水分

ほうぞうすいぶ

規定条件のもとで石炭試料を30℃,96〜97%相対

湿度のふん(雰)囲気中で恒湿平衡に至らせたと

きの水分。

水分

すいぶん

一般に物質と水が共存する場合,その中に含まれ

る水分の割合。固有水分,化合水分に分けられる

が,単に水分といった場合には固有水分を表し,

規定の温度に加熱乾燥したとき,その減量の試料

に対する百分率をもって水分とする。

灰分

かいぶん,

固体燃料,液体燃料について,規定の温度,規定

はいぶん

の方法で加熱したとき,燃焼残量の試料に対する

百分率。

揮発分

きはつぶん

固体燃料が燃焼する際,乾留されて気体となる成

分。試料を規定の温度に調整されている電気炉中

で規定時間加熱して定量する。

固定炭素

こていたんそ

固体燃料の工業分析での水分,灰分,揮発分から

次の式によって求められる。

固定炭素%=100−[水分 (%) +灰分 (%) +揮

発分 (%)]

炭素分

たんそぶん

燃料中の炭素含有量。

水素分

すいそぶん

燃料中の水素含有量。

硫黄分

いおうぶん

燃料中の硫黄含有量。

全硫黄

ぜんいおう

固体燃料中には燃焼性硫黄と不燃焼性硫黄が存

不燃焼性硫黄

ふねんしょうせ

固体燃料の燃焼に際して,燃焼しないで灰中に残

いいおう

留する硫黄。

ねんしょうせい

固体燃料の燃焼に際して,燃焼して二酸化硫黄と

いおう

三酸化硫黄とになる硫黄。

在するが,この二つの硫黄の全量。

燃焼性硫黄

可燃元素

かねんげんそ

燃料の成分中C,H,Sの成分。

酸素分

さんそぶん

燃料中の酸素含有量。一般に換算値。

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番号

用語

燃えがら量

読み方

意味

もえがらりょう

固体燃料の燃焼に際して,未燃焼残さの燃料に対

参考

対応英語

する百分率。

灰の融点

はいのゆうてん

固体燃料の灰が加熱によって固相から液相に融

解するときの温度。

粘結性

ねんけつせい

粉砕性

ふんさいせい

石炭の粉砕に際して,粉砕されやすさの割合。

流動点

りゅうどうてん

液体燃料をかき混ぜることなく規定条件で冷却

凝固点

ぎょうこてん

石炭は加熱に際してある温度から溶融して塊状

のコークスになるが,その性質の難易。

したとき,流動できる最低温度。

石油製品が低温になって凝固するときの最高温

度。

曇り点

くもりてん

流動点の試験で,試料中のパラフィンなどの析出

によって試料が不透明になったときの温度。流動

点より数度高い。

引火点

いんかてん

可燃性液体又は固体が空気中において引火する

のに十分な濃度の蒸気をその表面近くに生じる

最低の温度。

着火点

ちゃっかてん

燃料を空気又は酸素のあるところで徐々に温度

を上げたとき,自己発熱燃焼を開始する最低温

度。

燃焼点

ねんしょうてん

蒸発燃焼をする液体燃料を引火点以上に加熱し,

炎を近づけたとき,継続的に燃焼する温度。引火

点より数度高い。

残留炭素分

ざんりゅうたん

液体燃料が蒸発,熱分解後に生じるコークス状炭

そぶん

化残留物。コンラドソン法によって定量する(コ

ンラドソンカーボン)。

乾点

かんてん

石油製品の蒸留において最後のかま残油が蒸発

するときの留出温度。

煙点

えんてん

燈油,航空タービン燃料油等について規定される

性状の一つ。試料を規定の条件で燃焼したとき,

煙を生じないで規定の形状を示す炎の高さ。

ダスト量

だすとりょう

燃焼排ガス中に浮遊する未燃焼残さの量。

二酸化硫黄(亜硫

酸ガス)

にさんかいおう

硫黄の燃焼によって生じる硫黄酸化物。

(ありゅうさん

化学記号SO2

がす)

無水硫酸

むすいりゅうさ

硫黄の燃焼によって生じる硫黄酸化物。

化学記号SO3

いっさんかたん

炭素の不完全燃焼によって生じるガス。

一酸化炭素

化学記号CO

二酸化炭素(炭酸

ガス)

にさんかたんそ

炭素の完全燃焼によって生じるガス。

(たんさんがす)

化学記号CO2

一酸化窒素

いっさんかちっ

窒素酸化物の一つ。

化学記号NO

にさんかちっそ

窒素酸化物の一つ。

二酸化窒素

化学記号NO2

炭化水素

たんかすいそ

炭素原子と水素原子とからなる有機化合物。

しーおーでー

化学的酸素要求量。化学的に酸化される水中の物

質(主として有機物)のおよその濃度を表す尺度。

びーおーでー

生物化学的酸素要求量。有機物による水の汚濁度

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番号

用語

読み方

意味

参考

対応英語

炉圧

ろあつ

炉内各部の圧力。

ぴーえいち

溶液中のH+濃度の表し方の一つ。

を表す尺度。

水素イオン濃度指数ともいう。

(2.6.4) 計測器

番号

用語

読み方

意味

参考

対応英語

はかり

質量又は重量を比較測定するために用いる装置。 balance

コールメータ

石炭がベルトコンベア又は鎖床ストーカ上に連

続的に送られるとき,単位時間に送られるその量

を測定する計器。

コンベアスケール

コンベアの一部に設けたはかり。

ホッパスケール

石炭をホッパ上部のバンカから供給する際に設

容積式流量計

定量ごとにはかりとる装置。

差圧式流量計

ようせきしきり

一定の容積の容器に流体を導入して流量を測定

ゅうりょうけい

する構造の流量計。

さあつしきりゅ

流路に絞りを設けて,その絞りの前後の圧力差の

うりょうけい

平方根が流速に比例することを利用して流量を

測定する流量計。

磁気式流量計

じきしきりゅう

流体が磁界を切ることによって生じる誘起電圧

りょうけい

が流量に比例することを利用して流量を測定す

る流量計。

オリフィス流量計

おりふぃすりゅ

差圧式流量計の一種で,流体の流れる管の途中に

うりょうけい

オリフィスを入れて,その前後の圧力差から流量

を測定する流量計。

渦流量計

流速式流量計

うずりゅうりょ

流体に渦を発生させて,その周波数特性が流量と

うけい

比例することを利用して流量を測定する流量計。

りゅうそくしき

流体中のペロペラなどが流速によって回転する

りゅうりょうけ

数から流量を測定する流量計。

湿式ガスメータ

しっしきがすめ

容積式流量計の一種で,仕切られたドラムの半容

ーた

を水中に没し,ガス圧によるドラムの回転から流

量を測定する計量器。

乾式ガスメータ

かんしきがすめ

容積式流量計の一種で,隔膜によって仕切られた

ーた

二つの計量室をもち,ガス圧を利用して膜を前後

に移動して流量を測定する計量器。

U字管マノメータ

ブルドン管圧力計

ゆ一じかんまの

U字型ガラス管の密閉器中に液体を満たして圧

めーた

力を測定する圧力計。

ぶるどんかんあ

だ円形断面をもつ一端を閉じられたブルドン管

つりょくけい

に圧力部を連結して,ブルドン管の変位から圧力

を測定する圧力計。

抵抗線ひずみ計式

圧力計

ていこうせんひ

受圧部に張られた抵抗線の圧力による変位によ

ずみけいしきあ

って圧力を測定する圧力計。

つりょくけい

ダイヤフラム式圧

力計

だいやふらむし

ダイヤフラム(隔膜)の両面に差圧が作用すると

きあつりょくけ

その大きさに比例してダイヤフラムがたわむこ

とを利用して圧力を測定する圧力計。

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Z 9211-1982

番号

読み方

意味

参考

対応英語

ちんしょうしき

筒状容器内に水又は油を入れ,その中に釣鐘型の

あつりょくけい

浮子を浮かべ,その上下によって圧力を測定する

用語

沈鐘式圧力計

圧力計。

ガラス水面計

浮子式液面計

液圧測定式液面計

がらすすいめん

ガラスによって水面の位置を目で見ることがで

けい

きるようにした構造の水面を示す装置。

うきこしきえき

液面に浮かんだ浮子の位置によって液面の高さ

めんけい

を示す装置。

えきあつそくて

液槽の上下に圧力差のあることを利用して液底

いしきえきめん

圧を測定して液面を示す装置。

けい

静電容量式液面計

せいでんようり

静電容量検出プローブを液中にそう入し,検出さ

ょうしきえきめ

れる静電容量から液量及び液位を測定する装置。

んけい

液体封入ガラス温

度計

えきたいふうに

ガラス毛細管に感温液として水銀又は有機液体

ゅうがらすおん

を封入した温度計。

どけい

圧力式温度計

あつりょくしき

水銀そのほかの液体,気体を密閉金属管に封入

おんどけい

し,加熱による圧力変化から温度を測定する温度

計。

電気抵抗式温度計

サーミスタ温度計

熱電温度計

でんきていこう

金属線の電気抵抗が温度によって変わることを

しきおんどけい

利用して温度を測定する温度計。

さーみすたおん

抵抗温度計の一種。抵抗素子としてサーミスタを

どけい

使用するもの。

ねつでんおんど

2種類の異金属を環状に接続したときの両端の温

けい

度差によって生じる熱起電力を利用して温度を

測定する温度計。

熱電対

ねつでんつい

熱電温度計の検出端。白金−白金ロジウム,アル

メル−クロメル,銅−コンスタンタン,クロメル

−コンスタンタンなどがある。

サーモパイル

(熱電すい)

バイメタル温度計

光高温計

小形熱電対を幾組か直列に接続したもの。

ばいめたるおん

膨張率の異なる2枚の金属板を張り合わせ,金属

どけい

板の熱膨張の変位で温度を測定する温度計。

ひかりこうおん

放射温度計の一種で,高温物体の輝度と標準ラン

けい

プの線条の輝度とを比較して温度を測定する温

(ねつでんすい)

度計。

放射温度計

表面温度計

乾湿球湿度計

ほうしゃおんど

物体からの熱放射エネルギーを利用して温度を

けい

測定する温度計。

ひょうめんおん

物質の表面のような局部の温度を測定する温度

どけい

計。

かんしつきゅう

2本の温度計を併置し,一方は直接空気の温度(乾

しつどけい

球温度),他方は感温部をぬらした布で覆って温

度(湿球温度)を測り,その温度差によって相対

湿度を測定する装置。

電気式湿度計

露点計

でんきしきしつ

湿度計の一種で,乾・湿球の温度を電気的に測定

どけい

して,湿度を示す装置。

ろてんけい

よく磨いた金属板を気体中に置いてその表面を

冷却し,露を結ぶときと消失温度から露点を知る

装置。露点から湿度を知ることもできる。

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Z 9211-1982

番号

用語

磁気式酸素計

読み方

意味

じきしきさんそ

酸素が他のガスに比べて磁場に吸引される常磁

けい

性が強いことを利用してガス中の酸素量を測定

参考

対応英語

する装置。

ジルコニア酸素計

じるこにあさん

ジルコニアを主成分とする耐火物が酸素イオン

そけい

だけを通過させ,電子や陽イオンをほとんど通過

させないという性質を利用してガス中の酸素量

を測定する装置。

ガルバニ電池式酸

素計

がるばにでんち

ガルバニ電池の原理を利用して酸素を定量する

しきさんそけい

装置。

電気式炭酸ガス計

でんきしきたん

炭酸ガスの熱伝導率が空気のそれに比べて小さ

さんがすけい

いことを利用してガス中の炭酸ガス量を知る装

置。

機械式炭酸ガス計

きかいしきたん

炭酸ガスが空気に比べて比重が大きいことを利

さんがすけい

用して2枚の羽根車の回転数の差からガス中の炭

酸ガス量を知る装置。

一酸化炭素検知管

いっさんかたん

ガラス管に黄色の検知剤を入れ,これに空気を通

そけんちかん

過させ,青色に変色するかどうかによって一酸化

炭素の含有を知る測定器。

赤外線ガス分析計

ガスクロマトグラ

せきがいせんが

ガスが赤外線に対して各々固有な吸収波長帯を

すぶんせきけい

もつ性質を利用してガスの成分量を知る装置。

物質相互の界面での物理的親和力の差を利用し

て物質成分を分離分析する原理を利用した成分

分析装置。

光学式ばい煙濃度

こうがくしきば

煙道の一方に光源を置き,反対側に光源からの光

いえんのうどけ

量の変化を測定する光電管,光電池などを置き,

煙道内のばいじん量による光量の変化からばい

じん濃度を知る装置。

連続重量濃度測定

れんぞくじゅう

排ガスを採取器に通して円形ろ紙を通過させ,ろ

式ばい煙計

りょうのうどそ

紙上残さを連続的にひょう(秤)量して,ばい煙

くていしきばい

濃度を知る装置。

えんけい

リンゲルマンばい

煙濃度表

毛細管粘度計

りんげるまんば

格子形の黒線図の全白と全黒までの濃度を6段階

いえんのうどひ

に区別し,排煙の濃度と比較してばい煙濃度を知

ょう

る表。

もうさいかんね

ガラス製で管路の途中に毛細管をもち,液体を流

んどけい

して一定体積の試料が流出する時間から動粘度

を測定する測定器。オストワルド,ウベローデ,

キャノンフェンスケ,逆流形などがある。石油製

品の動粘度の測定に使用される。

レッドウッド粘度

れっどうっどね

一定量の試料容器から細孔を通って50mlの試料

んどけい

油が流下する時間を測定する粘度計。石油製品の

pH計

ぴーえいちけい

pHを測定する計器。

ボンブ熱量計

ぼんぶねつりょ

固体,液体燃料の発熱量測定の装置。水中に入れ

うけい

た耐圧容器(ボンブ)中の約30kg/cm2の酸素中で

工業用粘度計として使用される。

試料を燃焼し,その時の水温の上昇から燃焼熱を

測定する。

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Z 9211-1982

番号

用語

読み方

意味

ユンカース式熱量

ゆんかーすしき

気体燃料の発熱量測定の装置の一つ。試料ガスを

ねつりょうけい

バーナで燃焼し,その燃焼熱を流水に伝えてその

絞り熱量計

しぼりねつりょ

絞り変化で蒸気のエンタルピーが一定であるこ

うけい

とを利用して湿り蒸気の乾き度を測定する装置。

ねつりゅうけい

熱伝導率一定の物質でできた厚さ一定の板を測

参考

対応英語

温度上昇と水の流量から測定する。

熱流計

定対象物に密着させ,両面の温度差を熱電対など

で測定することにより熱流量を測定する装置。

(2.7) 炉材及び断熱材

(2.7.1) 耐火物の種類

番号

用語

耐火物

読み方

たいかぶつ

意味

1500℃以上の耐火度をもつ非金属物質又はその

製品(ただし金属が一部使用されているものを含

参考

対応英語

む)。

不定形耐火物

ふていけいたい

定形の耐火れんが以外のキャスタブル,プラスチ

かぶつ

ック耐火物,ラミング材,吹付材,スプリング材

及び耐火モルタル等を総称する場合と,耐火モル

タルを除いて単体で構造体ができるものを称す

る場合がある。

耐火れんが

たいかれんが

焼成れんが

しょうせいれん

耐火原料を成形したのち,必要な強さと性質をも

たせるため所定の温度で焼成したれんが。

ふしょうせいれ

加工処理した耐火原料で成形し,焼成することな

んが

く必要な強さを出すようにしたれんが。

でんちゅうれん

耐火原料を電気溶融したのちに所定の形状に鋳

込み成形したれんが。

たいかもるたる

耐火れんがを積む時の目地材料。その硬化の状態

窯炉その他高温で使用する構造物の構築に適す

るいろいろの形を備えた耐火物。

不焼成れんが

電鋳れんが

耐火モルタル

から熱硬化性,気硬化性及び水硬性の3種類の耐

火モルタルに分類される。

熱硬性耐火モルタ

ねつこうせいた

高温でセラミックボンドによって硬化する耐火

いかもるたる

モルタル。

気硬性耐火モルタ

きこうせいたい

化学結合剤が入れてあって室温で硬化する耐火

かもるたる

モルタル。

水硬性耐火モルタ

すいこうせいた

水硬性耐火セメントが入れてあって水を加えれ

いかもるたる

ば室温で硬化する耐火モルタル。

プラスチック耐火

ぷらすちっくた

耐火性骨材に可塑性のある材料を加え,更に適当

いかぶつ

の水を混ぜて練り土状にした耐火物。比較的低温

で硬化させるよう化学薬品を添加したものもあ

る。

キャスタブル耐火

きゃすたぶるた

耐火性骨材と水硬性セメントを混合した耐火物。

いかぶつ

水で混ぜて鋳込みによって施工すれば,そのまま

耐火性構造物として使用できる。

スピネル質耐火物

すぴねるしつた

スピネルを主成分とした耐火物。

熱伝導率の低い耐火れんが。

いかぶつ

耐火断熱れんが

たいかだんねつ

れんが

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28

Z 9211-1982

番号

用語

酸性耐火物

読み方

さんせいたいか

意味

参考

対応英語

シリカなどの酸性酸化物を主成分とした耐火物。 acid refractory

ぶつ

中性耐火物

ちゅうせいたい

酸性又は塩基性耐火物とあまり反応を起こさな

かぶつ

い耐火物。

えんきせいたい

マグネシア,石灰などの塩基性耐火材料を主原料

塩基性耐火物

かぶつ

とした耐火物。

けい石れんが

けいせきれんが

けい石を主原料とする耐火れんが

粘土質耐火れんが

ねんどしつたい

耐火粘土又はろう石など,これと類似の化学成分

かれんが

をもつ耐火原料を主原料とした耐火れんが。

ろう石れんが

ろうせきれんが

ろう石〔主成分はパイロフィライト (Al2O34SiO2・

H2O)〕を主原料としたアルミナシリカ質耐火物。

ジルコン質れんが

じるこんしつれ

ジルコン (ZrSiO4) を主原料とした耐火れんが。

んが

高アルミナ質耐火

れんが

こうあるみなし

アルミナシリカ質耐火物で,アルミナの量が50%

つたいかれんが

以上で,耐火度がSK35番以上の耐火物。

ジルコニア質れん

じるこにあしつ

Al2O3-ZrO2-SiO2系の電鋳れんがで,ジルコニア及

れんが

びアルミナ質原料を2000℃以上の高温で電気溶

融し,所要の形状に鋳造したもの。

炭素れんが

たんそれんが

天然黒鉛,人造黒鉛,コークス,無煙炭などのよ

うな炭素質材料を主原料とし,それにタール,ピ

ッチなどの結合剤を使用して製造したれんが(カ

ーボンブラック)と粘土質原料に黒鉛を混入して

製造したれんが。

クロム質れんが

クロム鉄鉱を主原料とした中性耐火れんが。

くろむまぐねし

クロム鉄鉱とマグネシアクリンカを主原料とし

あしつれんが

た塩基性れんが。マグネシアの含有量によりクロ

マグネシアクリンカを主成分としたれんが。

ドロマイトを主原料とした耐火れんが。

くろむしつれん

クロムマグネシア

質れんが

マグ又はマグクロれんがといわれる。

マグネシアれんが

まぐねしあれん

ドロマイトれんが

どろまいとれん

(2.7.2) 築炉及び耐火物の形状

番号

用語

読み方

意味

異形耐火れんが

いけいたいかれ

並形れんがを除く他のすべての形状の耐火れん

んが

が。

並形れんが

なみがたれんが

標準形く形れんがの一種。寸法は国によって異な

参考

対応英語

るが,我が国では長さ230mm,幅114mm,厚さ

65mmのく形耐火れんが。

せり受けれんが

せりうけれんが

窯炉の構造において,せりアーチの両端にあっ

て,その荷重を直接受けるれんが。

せりアーチ

せりだけで支持したアーチ。

つりれんが

つり金物でつれる形をもつれんが。つり壁,つり

ドームれんが

チェッカれんが

アーチ,つり天じょうなどに使用される。

ドーム天じょうのれんが積みができるように最

大面及びこば面が傾斜しているれんが。

蓄熱室の格子積みに使用される長方形れんが checker brick

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29

Z 9211-1982

番号

用語

読み方

参考

対応英語

意味

又は熱風炉の蓄熱用に使用される穴あきれんが。

内張りれんが

うちばりれんが

目地

めじ

直接高温に接触する窯炉の内側又は容器の内側

に張る耐火れんが。

れんがを積む場合,各個のれんがの接合する部分

で,通常モルタルで満たす。

(2.7.3) 耐火物の特性及び試験方法

番号

用語

気孔率

読み方

きこうりつ

意味

耐火物に含まれる気孔容積の全容積に対する割

参考

対応英語

合。真気孔率,密閉気孔率,見掛気孔率などがあ

る。

密閉気孔率

開口気孔容積のかさ容積に対する百分率。

あっしゅくつよ

耐火物が押しつぶされるまでに耐え得る単位面

積当たりの最大荷重。

ざんそんぼうち

耐火物を加熱した後,常温になったときの長さが

ょう

最初の長さより長くなること。

えいきゅうぼう

→残存膨張

みっぺいきこう

密閉気孔容積のかさ容積に対する百分率。

りつ

見掛気孔率

みかけきこうり

圧縮強さ

残存膨張

永久膨張

ちょう

残存収縮

残存線膨張収縮率

ざんそんしゅう

耐火物を加熱した後,常温になったときの長さが

しゅく

最初の長さより短くなること。

ざんそんせんぼ

耐火物を定められた温度で定められた時間加熱

うちょうしゅう

した後,常温になったときの長さの最初の長さに

しゅくりつ

対する百分率。

スポーリング

耐火物が熱衝撃,急な温度こう配の影響,又は結

晶移転のための膨張差などによって,き裂又はは

く離する現象。

耐火度

たいかど

耐火物が軟化変形を起こす加熱の度合を示すも

ので,同一の加熱条件によって同一程度の変形を

示す標準ゼーゲルコーンの番号で表示する。

ゼーゲルコーン

荷重軟化温度

焼成程度又は耐火度を測定するために使用する

標準の三角すい(錐)。

荷重軟化点

かじゅうなんか

耐火物に一定の荷重を加えながら加熱してゆく

おんど

とき,所定の軟化圧縮程度に達する温度。

かじゅうなんか

→荷重軟化温度

てん

(2.7.4) 断熱材

番号

用語

石綿

読み方

いしわた

意味

アスベスト,角せん(閃)石又はじゃ(蛇)紋岩

参考

対応英語

が繊維状に変わったもの。

岩綿

グラスウール

がんめん

天然の岩石を適当に配合溶融し,圧縮空気を吹き

付けて繊維化したもの。

溶けた液状のガラスを細孔を通して吹き出し,綿

状の繊維としたもの。

スラグウール

鉱さい綿,流動鉱さいを圧縮空気又は蒸気をもっ

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30

Z 9211-1982

番号

用語

読み方

参考

対応英語

意味

て小孔を通して吹き飛ばし,けい酸塩を繊維状と

したもの。

鉱さい綿

こうさいめん

→スラグウール

けい酸カルシウム

けいさんかるし

けい酸質粉末,石灰石綿繊維などを均一に配合し

うむ

蒸発反応によって製造したもの。

ウレタンフォーム

ウレタン樹脂を発泡して作成した断熱材。基礎材

の種類により硬質,軟質がある。

フォームポリスチ

レン

ポリスチロール樹脂を発泡して作成した断熱材。 foam polystyrene

セラミックファイ

アルミナとシリカが約1 : 1の組成に配合した岩

石を溶融し,圧縮空気を吹き付けて繊維化したも

の。

パーライト

黒輝石又は真珠岩を微細に砕き,1000℃以上に加

熱脱水したもの。

(2.8) 燃焼設備

(2.8.1) 燃焼設備一般

番号

用語

燃焼装置

読み方

ねんしょうそう

参考

対応英語

意味

燃料の燃焼を行うための装置。

燃焼室

ねんしょうしつ

燃料が燃焼する室。

燃焼器

ねんしょうき

ガスタービンなどで燃料の燃焼を行う構成部分。 combustor

バーナ

液体又は気体状の燃料を燃焼室内に送り込む装

置。

ターンダウン比

たーんだうんひ

専焼装置

せんしょうそう

バーナの本数又はチップを変更することなしに

とり得る負荷の調整可能範囲。

壁面にバーナを配置して燃焼を行う方式。

たんじぇんしゃ

火炉の四すみで同一高さから火炉中央の仮想円

るねんしょう

に対して接線方向にバーナを向け燃焼を行う方

1種類の燃料だけを燃焼させる装置。

混焼装置

こんしょうそう

2種類以上の燃料を同時に燃焼させる装置。

壁面バーナ燃焼

タンジェンシャル

燃焼

へきめんばーな

ねんしょう

式。

一次空気

いちじくうき

燃焼に使用する空気のうち,最初に燃料に接触し

て燃焼にあずかる空気。

二次空気

にじくうき

振動燃焼

しんどうねんし

燃焼室内気体の固有振動に燃焼過程が共振して

ょう

起こす自励振動。

息づき燃焼

いきづきねんし

不安定な燃焼に起因する燃焼量や燃焼室内圧力

(脈動燃焼)

ょう(みゃくどう

の変動。

燃焼に際して,二次的に供給され,主として燃焼

にあずかる空気。

ねんしょう)

さか火

さかび

息づき燃焼や小爆発に伴って起こる燃焼室から

の火炎のもどりや逸出。

保炎器

ほえんき

火炎が定常的に同じ位置から発達し,安定した燃

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Z 9211-1982

番号

用語

読み方

意味

焼をさせるための装置。

参考

対応英語

(2.8.2) 気体燃料燃焼装置

番号

用語

ガスホルダ

ガス配管

読み方

意味

参考

対応英語

燃料ガスを輸送する配管。

プレミックスバー

ガスと空気を事前に混合させて燃焼させるバー

ノズルミックスバ

ーナ

ガスと空気をバーナの先端で混合させながら燃

拡散バーナ

ガスを貯蔵しておく装置。

がすはいかん

ナ。

焼させるバーナ。

かくさんばーな

気体燃焼と空気を別の口から噴き出して燃焼室

内で混合して燃焼させるバーナ。

外部混合バーナ

がいぶこんごう

→拡散バーナ

ばーな

ガスポート

拡散バーナで気体燃料を低速で噴き出すときの

噴出口。

トンネルバーナ

管状部で気体燃料を燃焼させてから燃焼室内に

噴き出すバーナ。

(2.8.3) 液体燃料燃焼装置

番号

用語

貯蔵タンク

ちょぞうたんく

(貯油タンク)

(ちょゆたんく)

給油タンク

きゅうゆたんく

読み方

意味

参考

対応英語

燃料を貯蔵するためのタンク。

油をバーナに供給しやすくするため,一時蓄えて

おく小容量のタンク。

油ポンプ

あぶらぽんぷ

油を輸送するための昇圧装置。

送油ポンプ

そうゆぽんぷ

油をタンクへ送るポンプ。

噴燃ポンプ

ふんねんぽんぷ

油をタンクからバーナへ送るポンプ。

油こし器

あぶらこしき

油をろ過する器具。

油加熱器

あぶらかねつき

油を加熱する装置。

霧化器

むかき

噴霧燃焼のために液体燃料を微粒化する装置。

油ノズル

あぶらのずる

油の吹出口。

チップ

噴霧角度

ふんむかくど

噴霧の流れの開く角度。

噴霧粒径

ふんむりゅうけ

噴霧された油の粒の大きさ。

噴出口の先端部。

油圧噴霧式油バー

ゆあつふんむし

油圧エネルギーだけで油を霧化する形式の油バ

きあぶらばーな

ーナ。

低圧空気噴霧式油

バーナ

ていあつくうき

油の霧化を比較的低圧の空気で行う形式の油バ

ふんむしきあぶ

ーナ。

らばーな

高圧気流噴霧式油

バーナ

こうあつきりゅ

比較的高圧の空気又は蒸気を用いて油の霧化を

うふんむしきあ

行う形式の油バーナ。

ぶらばーな

内部混合形高圧気

流噴霧式油バーナ

ないぶこんごう

バーナの内部で,油と空気又は蒸気を混合した後

がたこうあつき

に噴霧をする形式の高圧気流噴霧式油バーナ。

りゅうふんむし

きあぶらばーな

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Z 9211-1982

参考

対応英語

番号

用語

読み方

意味

外部混合形高圧気

流噴霧式油バーナ

がいぶこんごう

バーナの外部で,油を空気又は蒸気で噴霧する形

がたこうあつき

式の高圧気流噴霧式油バーナ。

バーナ先端部の霧化筒又は円板の回転による遠

りゅうふんむし

きあぶらばーな

ロータリーバーナ

(回転式油バー

ナ)

(かいてんしき

心力と空気流で油の霧化を行う形式の油バーナ。

あぶらばーな)

(2.8.4) 固体燃料燃焼装置

番号

用語

読み方

意味

参考

対応英語

貯炭場

ちょたんば

石炭を蓄えておく場所。

石炭コンベヤ

せきたんこんべ

石炭を連続的に輸送する帯状の装置。

給炭機

きゅうたんき

石炭を供給する装置。

石炭クラッシャ

せきたんくらっ

石炭を適当な大きさに破砕する機械。

石炭を微粉砕する装置。

しゃ

微粉炭機

びふんたんき

(微粉砕機)

(びふんさいき)

火格子燃焼装置

ひごうしねんし

塊状,粉状の固体燃料を積んだものの中に火格子

ょうそうち

を通し,空気を吹き込んで燃焼させる装置。

びふんたんねん

固体燃料を微粉砕し,空気に乗せて燃焼室に送り

しょうそうち

込んで燃焼させる装置。

りゅうどうそう

固体燃料を流動状態で燃焼させる装置。

火格子棒を一定の間隔で水平に並べて,その上で

微粉炭燃焼装置

流動層燃焼装置

ねんしょうそう

固定火格子

こていひごうし

傾斜火格子

けいしゃひごう

固定火格子を傾斜させたもの。燃料は重力で火格

子をずり落ちながら燃焼する。

かいだんひごう

階段状に重ねた火格子。

てんぷくひごう

火格子面上に灰がたい積したとき,火格子を傾け

て灰を灰だめに落とす形式の火格子。

ようどうひごう

火格子棒又は火格子片をある角度で揺り動かし

て灰を落下させたり燃料を下方へ送る火格子。

いしょうすとー

火格子面上に灰がたい積したとき,火格子を傾け

て灰を灰だめに落とす形式の火格子。

固体燃料を燃焼させる火格子。

階段火格子

転覆火格子

揺動火格子

移床ストーカ

チェーングレート

ストーカ

下込めストーカ

散布式ストーカ

階段火格子ストー

ボールミル

鎖状の送り火格子であるが,我が国では移床スト

ーカの俗称。

したごめすとー

燃焼している固体燃料の下から機械的に固体燃

料を供給するストーカ。

さんぷしきすと

固体燃料を火格子の上に機械的に散布して燃焼

ーか

させる装置。

かいだんひごう

階段火格子を往復運動させて燃料を下方へ送り

しすとーか

ながら燃焼させる装置。

回転する円筒内に多数の鋼球を入れ,その間の運

動で燃料をすりつぶす微粉砕機。円筒の長いもの

をチューブミルという。

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Z 9211-1982

番号

用語

皿形ミル

読み方

さらがたみる

参考

対応英語

意味

鋼製の受皿の上に軸にはまった環状のものを転

がすことで燃料をすりつぶす微粉砕機。

ローラミル

回転するローラとリング内面との間で原料を押

しつぶすことにより粉砕を行う機械。

リングボールミル

2枚の円環状のものの間に鋼球をはさみ,円環が

相対的に回転することによって鋼球を転がして

燃料をすりつぶす微粉砕機。

スクリュー給炭機

テーブル給炭機

旋回式バーナ

交差式バーナ

すくりゅーきゅ

管の中にはめたねじ形のものを回転させること

うたんき

によって石炭を送る装置。

てーぶるきゅう

燃料ホッパの下に板を回転させることにより継

たんき

続的に一定量の石炭を送り出す装置。

せんかいしきば

微粉炭と空気を共に旋回させて混合し,燃焼させ

ーな

るバーナ。

こうさしきばー

微粉炭と空気とをいくつかのポートから交差す

るように噴出させて混合し,燃焼させるバーナ。

(2.8.5) 空気供給及び通風装置

番号

用語

読み方

自然通風

しぜんつうふう

煙突の作用だけで通風を行うこと。

押込み通風

おしこみつうふ

送風機などを利用して強制的に空気を押し込ん

で行う通風方法。

きょうせいつう

→押込み通風

強制通風

参考

意味

対応英語

ふう

吸出し通風

誘引通風

平衡通風

すいだしつうふ

送風機などを利用して排気を強制的に吸引して

行う通風方法。

ゆういんつうふ

→吸出し通風

へいこうつうふ

押込み及び吸出し通風を同時に行い,燃焼室内圧

力を大気圧近くに保持する通風方法。

煙道

えんどう

排ガスを輸送するための通路。

煙突

えんとつ

排ガスを大気に放出する筒。

押込送風機

おしこみそうふ

空気を燃焼室に押込む送風機。

吸出し送風機

燃焼排ガスを吸引して排出させる送風機。

うき

すいだしそうふ

うき

誘引送風機

ゆういんそうふ

→吸出し送風機。

うき

送風管

そうふうかん

燃焼用空気を送る管。

煙道ダンパ

えんどうだんぱ

煙道の排ガス通路を遮って燃焼ガス量を調節す

エアレジスタ

旋回翼

る器具。

燃焼用の空気を,燃焼に適した流れ及び量に整え

て空気ノズルに送り込む部分。

せんかいよく

火炎の安定化と火災の形状を最適にするため,空

気又はガスに旋回を与える羽根。

案内羽根

ディフューザ

渦巻室

あんないばね

空気又はガスに整流を与える羽根。

バーナ先端に取り付けられた円形の保炎装置。

うずまきしつ

燃焼用空気ダクトが接線方向に取り付けてある

エアレジスタ。

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Z 9211-1982

番号

用語

バーナタイル

読み方

参考

対応英語

意味

バーナの燃焼孔に置く耐火物。

(2.8.6) 安全及び制御装置

番号

用語

プレパージ

読み方

参考

対応英語

意味

点火前に,炉内又は燃焼室から残留ガスを排除す

ること。

ポストパージ

燃焼停止後に,炉内又は燃焼室から残留ガスを排

除すること。

自動発停制御装置

じどうはってい

火炎の有無を検出する機器。

電気火花,点火バーナ等を用いて燃料を燃焼室に

自動的に設備を起動停止する制御装置。

せいぎょそうち

火炎検出器

かえんけんしゅ

つき

点火装置

てんかそうち

点火バーナ

てんかばーな

主バーナに点火する小形のバーナ。

爆発とびら

ばくはつとびら

炉内爆発の起こったとき,内部ガス圧力を逃がす

燃焼制御装置

ねんしょうせい

熱設備に供給される燃料量と空気量を制御し,し

ぎょそうち

かも空燃比を最適に保つ装置。

くうねんひせい

燃焼室に供給される燃料量と空気量の比を一定

ぎょそうち

に保つ装置。

供給し始めるときに点火するための装置。

安全とびら。

空燃比制御装置

(2.8.7) 排ガス処理装置

番号

用語

読み方

意味

参考

対応英語

集じん器

しゅうじんき

燃焼排ガス中の固体微粒子を捕集する装置。

サイクロン集じん

さいくろんしゅ

ガスに旋回を与えて遠心力で微粒子を分離する

うじんき

集じん器。

マルチサイクロン

集じん器

まるちさいくろ

サイクロン集じん器を多段並列に置いて処理ガ

んしゅうじんき

ス量を大きくしたもの。

電気集じん器

でんきしゅうじ

静電気力によって微粒子を電極板上に捕集する

んき

装置。

排煙脱硫装置

はいえんだつり

燃焼排ガス中の硫黄酸化物を除去する装置。

燃焼排ガス中の窒素酸化物を除去する装置。

ゅうそうち

排煙脱硝装置

はいえんだっし

ょうそうち

(2.9) 熱動力設備及び熱設備

(2.9.1) 動力発生設備

番号

用語

蒸気原動機

蒸気タービン

読み方

意味

じょうきげんど

蒸気を発生する装置及び蒸気のもつエネルギー

うき

を機械的又は電気的エネルギーに変える装置。

じょうきたーび

適当に設けられた流路中で,蒸気を連続的に膨張

させることによって蒸気の保有する熱エネルギ

参考

対応英語

ーを羽根車を介して機械的エネルギーとして取

り出す装置。

復水タービン

ふくすいたーび

蒸気をタービン内で十分低圧まで膨張させ,その

排気を復水器に戻し復水させるタービン。

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

35

Z 9211-1982

参考

対応英語

番号

用語

読み方

意味

抽気復水タービン

ちゅうきふくす

復水タービンの中間段から蒸気を抽出し,これを

いたーびん

工場用その他に利用するタービン。

はいあつたーび

タービン出口の排気を工場用その他に利用する

タービン。

ちゅうきはいあ

タービンの中間段から蒸気を抽出し,この抽気及

つたーびん

び排気を工場用その他に利用するタービン。

背圧タービン

抽気背圧タービン

ランキンサイクル

ボイラで発生した蒸気をタービン内で膨張を利

用して復水器で復水させ,給水ポンプでボイラに

送還するサイクルで,気体,液体の相変化を利用

する熱機関の最も単純な基本となるサイクル。

再熱サイクル

さいねつさいく

ランキンサイクルの膨張過程の中間で蒸気の再

加熱を行うことによって,熱効率の向上とタービ

ン低圧段落による蒸気湿り度の軽減を図ったサ

イクル。

再生サイクル

さいせいさいく

ランキンサイクルの膨張過程において蒸気の一

部を抽出し,それを給水予熱に利用することによ

って,熱効率の向上を図ったサイクル。

ガスタービン

気体を圧縮,加熱し,連続的に膨張させ,その保

有する熱エネルギーで回転させて,機械的エネル

ギーを取り出す装置。

内燃機関

ガソリン機関

ないねんきかん

がそりんきかん

関。

空気とガソリンを混合し,圧縮後にその混合気が

燃料の燃焼が装置の燃焼室内で直接行われる機

電気火花によって点火される内燃機関。

ディーゼル機関

でぃーぜるきか

空気の圧縮熱によって燃料がみずから着火する

内燃機関。

(2.9.2) 冷凍機及びヒートポンプ

番号

用語

圧縮式冷凍機

読み方

意味

あっしゅくしき

冷媒を密閉ループ内で機械的に圧縮,膨張,蒸発

れいとうき

のサイクルを行い,その相変化に伴う冷却効果を

参考

対応英語

利用する冷却装置。

吸収式冷凍機

きゅうしゅうし

冷媒溶液を加熱し,圧力の高い蒸気として,冷却

きれいとうき

液化後減圧し,低温で蒸気に変化するときの冷却

効果を利用する冷却装置。

ヒートポンプ

熱媒体の相変化を利用し,低温側からくみ上げた

(熱ポンプ)

(ねつぽんぷ)

熱を高温側で利用する目的で使用される装置。

蓄熱槽

ちくねつそう

液体又は固体を内蔵し,その顕熱,潜熱又は化学

反応を利用して一時的に熱を蓄える容器。

動作係数

どうさけいすう

成績係数

せいせきけいす

冷凍機,ヒートポンプなどで冷却,加熱に利用さ

れる熱量と外部から与えた仕事量との比。

→動作係数

(2.9.3) ボイラ及び蒸気配管

番号

用語

読み方

炉筒ボイラ

ろとうぼいら

意味

ボイラ胴に炉筒を設けて,この中に燃焼ガスを通

して蒸発させるボイラ。

参考

対応英語

page

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

36

Z 9211-1982

番号

用語

煙管ボイラ

読み方

意味

えんかんぼいら

ボイラ内に燃焼ガスの通路となる多数の煙管を

参考

対応英語

設けてあるボイラ。

炉筒煙管組合せボ

イラ

ろとうえんかん

炉筒と煙管の両方を組み合わせたボイラ。

くみあわせぼい

立てボイラ

たてぼいら

ボイラ胴を垂直にしたボイラ。

直管式水管ボイラ

ちょっかんしき

真直ぐな水管群を主体としたボイラ。

曲管式水管ボイラ

すいかんぼいら

きょくかんしき

曲水管群を主体としたボイラ。

すいかんぼいら

放射ボイラ

ほうしゃぼいら

燃焼熱を吸収するのに放射による伝熱を主とす

る構造のボイラ。

自然循環ボイラ

強制循環ボイラ

貫流ボイラ

鋳鉄ボイラ

安全弁

しぜんじゅんか

水管内を気泡を含んだ熱水の浮力だけで循環さ

んぼいら

せる形式のボイラ。

きょうせいじゅ

ボイラ水をポンプで強制的に水管中を循環させ

んかんぼいら

るボイラ。

かんりゅうぼい

給水を管の一端からポンプで押し込み,管の他端

から蒸気を取り出すボイラ。

ちゅうてつぼい

鋳鉄製のセクションを気密に組み合わせて構成

したボイラ。

あんぜんべん

ボイラの蒸気圧力が規定圧力以上になったとき,

蒸気を外部に吹き出して過度の圧力上昇を避け

るための弁。

鏡板

かがみいた

ボイラ胴の端面を構成する板。

気水分離器

きすいぶんりき

ボイラから発生した湿り飽和蒸気中の水分を除

過熱器

かねつき

去する装置。

ボイラ伝熱部の一つで,飽和蒸気を加熱して過熱

蒸気とするもの。

再熱器

さいねつき

ボイラ伝熱部の一つで,タービンで一度膨張した

蒸気を再加熱するもの。

エコノマイザ

空気予熱器

くうきよねつき

ボイラ伝熱部の一つで,給水を予熱するもの。

ボイラ排ガスの顕熱を回収して燃焼用空気を予

熱する装置。

蒸気式空気予熱器

給水

じょうきしきく

ボイラ発生蒸気又は蒸気タービンの抽気を用い

うきよねつき

て燃焼用空気を予熱する装置。

きゅうすい

ボイラへ供給する水。

軟化装置

なんかそうち

水中のカルシウムイオン及びマグネシウムイオ

純水装置

じゅんすいそう

ンを除去するための装置。

水中の塩類イオンを除去する装置。

水中に溶解している気体を除去する装置。

脱気器

デアレータ

給水ポンプ

インゼクタ

だっきき

→脱気器

きゅうすいぽん

給水をボイラへ送り込むポンプ。

ボイラ蒸気をノズルから吹き出すことによる吸

引作用で給水をボイラに供給する装置。

ボイラ清浄剤

ぼいらせいじょ

水に起因するボイラのスケール付着,腐食又はキ

うざい

ャリーオーバーなどの障害を防止するために給

水又はボイラ水に直接添加する薬剤類。

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Z 9211-1982

番号

用語

読み方

参考

対応英語

意味

清かん剤

せいかんざい

→ボイラ清浄剤

脱酸素剤

だつさんそざい

水中の溶存酸素を除去するためにボイラの給水

かまどろ調節剤

かまどろちょう

ボイラ内のかまどろを微細にし,吹出しによりボ

せつざい

イラ外に排出しやすいようにする作用を持つ薬

に添加される薬剤。

剤。

減圧弁

げんあつべん

弁出口の圧力が自動的に一定となるような調節

機能を備えた弁。

膨張継手

ぼうちょうつぎ

蒸気配管の熱膨張をその中に取り込んで,大きな

熱応力の発生を防ぐための継手。

ドレン

蒸気の輸送途中の放熱や蒸気による加熱装置で

凝縮して生成した水。

蒸気トラップ

ドレン回収装置

蒸気アキュムレー

じょうきとらっ

蒸気を排出することなしに蒸気配管中のドレン

を自動的に排出する装置。

どれんかいしゅ

排出されたドレンを集めてボイラ給水等に利用

うそうち

するための装置。

じょうきあきゅ

ボイラの低負荷時に余剰の熱量を蓄熱媒体であ

むれーた

る水に蓄積しておく容器で,過負荷時又は応急時

等にこの熱量を利用するもの。

形式には変圧式と定圧式とがある。

(2.9.4) 工業用炉

番号

用語

連続加熱炉

読み方

意味

れんぞくかねつ

被加熱物を炉内で移動させて,連続的又は順次加

熱する炉。

バッチ加熱炉

ばっちかねつろ

被加熱物を定位置で加熱する炉。

シャフト炉

しゃふとろ

原料などを上部から入れ,炉内で乾燥,焼成,還

ロータリーキルン

参考

対応英語

元など行い,下部から取り出す堅形の炉。

一方から原料を挿入して,他方から製品を連続的

に取り出すこう配をつけた円筒状回転炉。

直火炉

ちょっかろ

燃焼ガスが被加熱物に直接接触する炉。

マッフル炉

まっふるろ

耐熱性の室又は容器に被加熱物を入れて,その周

トンネルキルン

囲に燃焼ガスを流して間接的に加熱する炉。

被加熱物をトンネル形の窯内を移動させて加熱,

冷却を連続的又は順次に行う炉。

高炉

こうろ

鉄鉱石を熱風で溶解製錬して銑鉄をつくる高い

シャフト炉。

キュポラ

転炉

銑鉄や鉄くずを溶解して鋳鉄鋳物をつくるシャ

フト炉。

てんろ

溶銑を炉内に入れ,酸素などの酸化性ガスを吹き

込んで鋼をつくる洋なし(梨)型の炉。

平炉

へいろ

銑鉄と鉄くずを燃焼ガスと天井れんがの放射熱

によって加熱,溶解,製錬して,鋼をつくる炉。

均熱炉

きんねつろ

鋼塊を均一に加熱するバッチ式加熱炉。

乾式キルン

かんしききるん

セメント焼成用キルンで原料を乾燥状態で供給

するキルンの総称。余熱ボイラをもつもの,予熱

器をもつものがある。

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38

Z 9211-1982

番号

用語

湿式キルン

読み方

意味

しっしききるん

セメント焼成用キルンで原料を水にぬれた状態

参考

対応英語

で供給するキルンの総称。湿式ロングフィルタで

水分を減じ,ケーキ状にしてキルンに供給する湿

式フィルタ付きのもの及びこれに余熱ボイラを

付加したものがある。

半乾式キルン

はんかんしきき

セメント焼成用キルンで乾燥原料に若干の水を

るん

加えてペレットにして移動床(レポールプレヒー

タ)上で熱交換し,キルンに供給するもの。

SPキルン

えすぴーきるん

NSPキルン

えぬえすぴーき

セメント焼成用SPキルンに仮焼装置を付けたも

るん

ので,予熱器で熱交換した原料を仮焼装置で

CaCO3の分解率を高めてキルンに供給するもの。

ガラスの原料をるつぼに入れて加熱,溶解してガ

セメント焼成用キルンで原料を浮遊式の予熱器

で熱交換し,キルンに供給するもの。

ガラスるつぼ炉

がらするつぼろ

ラスをつくるバッチ式加熱炉。

ガラスタンク炉

がらすたんくろ

ガラス原料を燃焼ガスと天井れんがの放射熱に

よって加熱溶解して,連続的にガラスをつくる

炉。

丸がま

まるがま

角がま

かくがま

陶磁器,研削と(砥)石,耐火物等の焼成によく

用いられる丸形の不連続単独がま。

陶磁器,研削と(砥)石,耐火物等の焼成によく

用いられる長方形の不連続倒炎単独がま。天井

は,かまぼこ形である。

登りがま

のぼりがま

古くから美術工芸品の焼成に用いられる半連続

がまで傾斜地に築かれ,被熱物は各室に詰められ

最下段の室の焼成から始まり,燃焼ガスは順次上

方の各室を通って煙突に抜ける構造のかま。

輪がま

わがま

1858年ホフマン氏によって発明された連続がま。

(リングキルン)

(リングキルン)

被熱物は静止のままで焼成帯の位置が移動して

行く方式のもの。

倒炎がま

とうえんがま

陶磁器,耐火物の焼成に用いられ,たき口で発生

した火炎が側壁と火橋の間を上昇し,天井から被

熱物の間を下降し,炉床の穴から煙道に抜ける方

式のかま。

昇炎がま

しょうえんがま

たき口で発生した火炎が,火床又は焼成室下部か

ら被熱物を加熱しながら上昇し,炉頂部から排出

される方式のかま。

単独がま

たんどくがま

角がまや丸がまのような不連続式のかまのこと。 single kiln

連続がま

れんぞくがま

1基のかまの各部で予熱焼成,冷却を同時に連続

的に行い,焼成品保有熱は燃焼用空気予熱に,焼

成部の高温排ガスは被焼成品の予熱と素地の乾

燥に利用する方式。

直接加熱乾燥炉

間接加熱乾燥炉

ちょくせつかね

加熱した空気又は燃焼ガスを被乾燥材に直接接

つかんそうろ

触させて乾燥する炉。

かんせつかねつ

伝熱面によって被乾燥材を間接的に乾燥する炉。 indirect heating dryer

かんそうろ

コークス炉

こーくすろ

コークスをつくる炉。

アーク炉

あーくろ

電極と溶解原料の間にアーク加熱を生じさせて

加熱溶解及び精錬する電気炉。

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39

Z 9211-1982

番号

用語

高周波誘導炉

低周波誘導炉

抵抗炉

読み方

意味

こうしゅうはゆ

高周波誘導加熱によって加熱又は溶融する電気

うどうろ

炉。

ていしゅうはゆ

低周波誘導加熱によって加熱又は溶融する電気

うどうろ

炉。

ていこうろ

抵抗加熱で加熱又は溶解する電気炉。

参考

対応英語

(2.9.5) 化学装置

番号

用語

還流

読み方

かんりゅう

参考

対応英語

意味

蒸留操作において分離された蒸気を凝縮し,その

一部又は全部を再び蒸留装置にもどすこと。

還流量 (LR) と留出量 (D) との比を還流比とい

う。

単蒸留

精留

たんじょうりゅ

蒸留原液からの発生蒸気を全量凝縮し,残留液と

分離する蒸留操作。

せいりゅう

精留塔で凝縮液の一部を還流させ,塔内で気液の

向流接触を繰り返し,目的成分の分離精度をあげ

る蒸留操作。

水蒸気蒸留

減圧蒸留

共沸蒸留

すいじょうきじ

蒸留原液に水又は水蒸気を加えて目的成分を分

ょうりゅう

離する蒸留操作。

げんあつじょう

蒸留原液の沸点を低下させる目的で減圧下で行

りゅう

う蒸留操作。

きょうふつじょ

蒸留原液に第三成分を加えて目的成分との共沸

うりゅう

物を作ることにより目的成分を分離する蒸留操

作。

抽出蒸留

ちゅうしゅつじ

蒸留原液に不揮発性で目的成分と親和力の大き

ょうりゅう

い第三成分を加え,目的成分を分離する蒸留操

作。

分解蒸留

ぶんかいじょう

重油や軽油を適当な条件下で種々の方法で熱分

りゅう

解し,生成ガスを蒸留塔でガス成分と目的成分油

に分離する蒸留操作。

単一(蒸発)缶

多重効用缶

蒸気圧縮式蒸発缶

たんいつ(じょう

溶液又はスラリーを加熱し溶媒を蒸気として分

はつ)かん

離する単一の蒸発缶から成る蒸発装置。

たじゅうこうよ

2個以上の蒸発缶を直列に連結し,各缶の発生蒸

うかん

気を次の蒸発缶の加熱に利用する蒸発装置。

じょうきあっし

蒸発缶で発生した蒸気を圧縮,昇温し,再び同じ

ゅくしきじょう

蒸発缶の加熱に利用する蒸発装置。

ただんふらっし

加熱原液を直列に連結したフラッシュ室(自己蒸

ゅじょうはつそ

発)を通し,順次膨張させながら熱の回収を行い,

うち

分離蒸気と濃縮液を分離する装置。

せいりゅうとう

精留操作に用いられる塔状の蒸留装置。蒸発缶及

はつかん

多段フラッシュ蒸

発装置

精留塔

び凝縮器を附属する。

凝縮器

ぎょうしゅくき

蒸気を冷却して凝縮させる装置。

分縮器

ぶんしゅくき

発生蒸気の冷却温度を調節し,一部だけが凝縮

リボイラ

fractionator(石油)

し,精留塔塔頂に還流させる凝縮装置。

精留塔の蒸発缶液の一部を抜き出し,加熱して再

び蒸留塔底部に送り込む加熱器。

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40

Z 9211-1982

番号

用語

乾燥速度

読み方

意味

かんそうそくど

材料の蒸発単位面積当たり単位時間の蒸発量又

参考

対応英語

は単位時間の含水率の減少で表される。含水率と

乾燥速度との関係を示す曲線を乾燥曲線という。

含水率

がんすいりつ

材料の無水重量に対する材料中の含水量の比。

箱形乾燥器

はこがたかんそ

多くの棚段から成る箱形の容器内に材料を静置

うき

し,熱気流又は減圧によって乾燥する装置。

ドラム乾燥器

どらむかんそう

1個又は2個の加熱された回転ドラム上に液状又

は泥状の材料を薄膜状に供給して乾燥する装置。

かいてんかんそ

容器自体の回転によって材料をかき混ぜ,回転体

うき

の外部加熱又は熱流体による内部加熱によって

回転乾燥器

乾燥する装置。

噴霧乾燥器

気流乾燥器

バンド乾燥器

ふんむかんそう

溶液や泥状流体を微細な液滴に分散し,これに高

温ガスを接触させて乾燥する装置。

きりゅうかんそ

粉粒体材料に熱気流を送り,粒子を浮遊状態で搬

うき

送しながら乾燥させる装置。

ばんどかんそう

乾燥室内にベルト又はスクリューコンベヤを設

け,材料を移動させながら熱気流により乾燥する

装置。

流動層乾燥器

凍結乾燥器

赤外線乾燥器

りゅうどうそう

熱気流中に材料粒子を流動させながら乾燥する

かんそうき

装置。

とうけつかんそ

材料を冷凍機で凍結した後,減圧下で昇華により

うき

脱水乾燥する装置。

せきがいせんか

赤外線により加熱し乾燥する装置。

そうがたはんの

かくはん機が付けられ,熱交換のためジャケット

うき

やコイルが設けられている槽形の反応器。

かんがたはんの

単管又は並列の多管からなり,ジャケット又は多

うき

管形の熱交換器が設けられている反応器。

とうがたはんの

熱交換用のジャケットが設けられている垂直円

うき

筒形反応器。

りゅうどうそう

触媒又は反応物質の固体粒子を底部から吹き込

はんのうき

む流体の反応物質により流動させながら反応さ

んそうき

槽形反応器

管形反応器

塔形反応器

流動層反応器

せる反応器。

ガス化

がすか

固体又は流体燃料に酸素,水蒸気などのガス化剤

を反応させ,水素,一酸化炭素又はメタンを主成

分とするガスを製造する反応。

改質

かいしつ

石油系燃料の品質を向上すること。無触媒の場合

を熱改質,触媒使用の場合を接触改質という。

乾留

かんりゅう

固体燃料を空気を遮断して加熱し,熱分解により

ガス,固体生成物及び液体生成物を製造する反

応。

熱分解

ねつぶんかい

加熱により起こる分解をいう。固体又は液体燃料

を高温でガスと炭素成分の多い生成物に加熱分

解する反応。

接触分解

水素化分解

炭化水素を触媒を用いて行う分解反応。

すいそかぶんか

炭化水素を高温高圧下で水素と反応させる熱分

解。

すいじょうきか

水蒸気を用いて石油系炭化水素を一酸化炭素と

せっしょくぶん

かい

水蒸気改質

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41

Z 9211-1982

番号

用語

部分燃焼

読み方

参考

対応英語

意味

いしつ

水素に分解する反応。

ぶぶんねんしょ

熱分解又は脱水素に必要な反応熱を,原料炭化水

素の一部を酸素又は空気による燃焼によって供

給する反応。

外熱式加熱

蓄熱式加熱

外部からの加熱により反応を進める加熱方式。

ちくねつしきか

加熱期で蓄熱し,その熱を利用して間欠的に加熱

ねつ

する方法。

ぶぶんねんしょ

部分燃焼による熱で反応を進める加熱方式。

がいねつしきか

ねつ

部分燃焼式加熱

うしきかねつ

自熱式加熱

じねつしきかね

発熱反応による熱で反応を進める加熱方式。

(2.9.6) 熱交換器及び冷却設備

番号

用語

読み方

意味

伝熱式熱交換器

でんねつしきね

伝熱面が金属板,管,れん(蓮)根状耐火れんが

つこうかんき

等で構成され,高温流体の熱を壁を隔てて低温流

参考

対応英語

体に伝熱し,加熱する熱交換器の1形式

換熱器

かんねつき

→伝熱式熱交換器。

再生式熱交換器

さいせいしきね

高温流体を通じて熱媒体を加熱し,バルブの切換

つこうかんき

えなどにより同じ通路に低温流体を通じ,担熱体

の保有する熱によって低温流体を加熱する熱交

換器の1形式。

蓄熱器

ちくねつき

→再生式熱交換器。

並流式熱交換器

へいりゅうしき

熱交換器で伝熱を行う高温流体と低温流体が入

ねつこうかんき

口から出口に同一方向をとって流れるもの。

向流式熱交換器

こうりゅうしき

高温,低温の2流体が反対方向に流れる方式の熱

ねつこうかんき

交換器。

ちょくこうりゅ

高温,低温の2流体が直角方向に流れる方式の熱

うしきねつこう

交換器。

直交流式熱交換器

かんき

管形熱交換器

板形熱交換器

かんがたねつこ

円筒又は管の中に1本又は多数の伝熱管を入れた

うかんき

構造の熱交換器。

ばんがたねつこ

多数の板の端部にパッキングを挟み,圧着した構

うかんき

造の熱交換器。薄い板の間げき(隙)を1枚おき

に流れる流体間で熱交換を行う。

放射熱交換器

ほうしゃねつこ

燃焼排ガスを内管を通し,その放射を利用して内

うかんき

管と外管の狭いすき間を通過する空気を予熱す

る熱交換器。

回転式熱交換器

蓄熱室

かいてんしきね

担熱体などの回転によって排ガスの熱を空気に

つこうかんき

伝える熱交換器。

ちくねつしつ

再生式熱交換器の一種で,耐火物で構築した室の

中に耐火れんがを格子積みにしたものを充てん

してあり,通常1対を交互に用いる。

ひれ

加熱器や熱交換器等で伝熱面積を増加させる目

的で取り付けられるひれ状のもの。

ひれ付き管

ひれつきかん

伝熱面積を増加させるためにひれを取り付けた

パイプで,加熱器や熱交換器に用いられる。

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

42

Z 9211-1982

読み方

参考

対応英語

番号

用語

意味

廃熱ボイラ

はいねつぼいら

炉などの廃ガスなどの保有熱で加熱するボイラ。 waste heat boiler

余熱ボイラ

よねつぼいら

→廃熱ボイラ。

ヒートパイプ

アルミニウム,ステンレス鋼,銅などのパイプの

内側にガラス繊維や網状の細い銅線等でつくっ

たウイック材を張り,内部を減圧にし,フレオン,

アンモニア,水等の熱媒体の蒸気の移動と蒸発潜

熱の授受によって熱移動を行う装置。

冷却塔

れいきゃくとう

木又はFRP製の格子などを充てんした塔の上か

ら温水を流し,これを空気と向流又は直交流で接

触させて水を冷却する装置。

噴水池

ふんすいち

屋外の貯水池の水面上で多数のノズルから水を

噴霧し,大気中への自然蒸発によって温水を冷却

する最も簡単な冷却装置。

冷水池

れいすいち

冷却塔,噴水等によって冷却した水をためる池。 cooling water pool

資源エネルギー部会 エネルギー管理用語専門委員会 構成表

(委員会長)

(事務局)

氏名

谷 下 市 松

小 泉 睦 男

奈 須 俊 和

檜 山 博 昭

林 俊 太

佐々木 正 治

矢 部 丈 夫

富 田 実

宮 川 洋

穂 積 重 友

村 上 哲 三

神 谷 佳 男

坂 本 典 雄

猪 俣 誠

石 渡 宏

野 木 孝 次

朝 倉 英 二

五月女 郁 雄

野 崎 幸 雄

小 沢 祥 浩

宮 崎 正 治

所属

幾徳工業大学

早稲田大学理工学部

資源エネルギー庁長官官房

資源エネルギー庁石炭部

工業技術院標準部

工業技術院公害資源研究所

社団法人日本鉄鋼連盟原料部

東亜石油株式会社

東京大学工学部

財団法人石炭技術研究所

日本化学工業協会技術部技術課

東京大学工学部

日本石炭協会技術部

社団法人日本瓦斯協会技術開発室

社団法人窯業協会

社団法人セメント協会研究所技術部

社団法人日本ボイラ協会技術部

社団法人産業機械工業会

財団法人省エネルギーセンター技術部

工業技術院標準部材料規格課

工業技術院標準部材料規格課