2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格
JIS
Z 9212-1983
エネルギー管理用語(その2)
Technical Terms Used in Energy Management (No.2)
1. 適用範囲 この規格は,工場又は事業場におけるエネルギー使用設備に用いられるエネルギー管理用
語のうち,主として電気管理に関する用語について規定する。
2. 分類 エネルギー管理用語(その2)は,次のように分類する。
(1) 電磁気及び電気回路
(1.1) 電磁気
(1.2) 電気回路一般
(1.3) 三相交流回路
(1.4) ひずみ波及び過渡現象
(2) 電気計測及び自動制御
(2.1) 電気計測
(2.2) 自動制御一般
(2.3) 自動制御系
(2.4) 制御系と制御要素の動作特性
(3) 電力需給及び工場配電
(3.1) 発電一般
(3.2) 火力発電
(3.3) 原子力発電
(3.4) 電力供給
(3.5) 工場配電
(4) 電気機器
(4.1) 電気機器一般
(4.2) 変圧器
(4.3) 回転機一般
(4.4) 直流機
(4.5) 同期機
(4.6) 誘導機
(4.7) 静止電力変換装置
(4.8) 開閉装置及び制御用機器
(5) 電動力応用
(5.1) 電動力応用一般
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2
Z 9212-1983
(5.2) 荷役機械
(5.3) 流体機械
(5.4) その他の電動力応用
(6) 電気加熱
(6.1) 電気加熱一般
(6.2) 電気炉一般
(6.3) 抵抗加熱
(6.4) アーク加熱
(6.5) 誘導加熱
(6.6) その他の電気加熱
(6.7) 電気溶接
(7) 照明
(7.1) 照明の基礎
(7.2) 光源,点灯回路及び照明器具
(7.3) 照明の設計及び施設
(8) 電気化学
(8.1) 電気化学の基礎
(8.2) 電解
(8.3) 電池
(9) 空気調和
(9.1) 空気調和一般
(9.2) 空気調和方式
(9.3) 空気調和機器
(9.4) 暖房
(9.5) 空気循環及び換気
(9.6) 冷凍一般
(9.7) 冷凍機器
3. 番号,用語,読み方及び用語の意味 番号,用語,読み方及び用語の意味は,次のとおりとする。
なお,参考のために対応英語を示す。
備考 用語欄に[ ]の付いているものは,専門分野を示す。
また,( )内は省略してもよいものを示す。
(1) 電磁気及び電気回路
(1.1) 電磁気
読み方
意味
参考
対応英語
番号
用語
電界(電場)
でんかい(でんば)
電荷に電気力(クーロン力)が作用する領域。 electric field
磁界(磁場)
じかい(じば)
磁気力(クーロン力)が作用する領域。
電界の強さ
でんかいのつよさ
電界内に微少な静止正電荷をおいたとき,単位
電荷当たりに作用する力。(ベクトル量)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3
Z 9212-1983
番号
用語
磁界の強さ
意味
参考
対応英語
磁界内に微少な静止正磁荷をおいたとき,単位
読み方
じかいのつよさ
正磁荷当たりに作用する力。(ベクトル量)
電位
でんい
無限遠の点から任意の点まで単位電荷を極めて
ゆっくり動かすときに電気力(クーロン力)に
さからってなされる仕事。
電位差
でんいさ
2点間の電位の差。
比誘電率
ひゆうでんりつ
コンデンサの電極間を誘導体で満たしたときの
静電容量と真空のときの静電容量との比を比誘
電率 (εS) といい,ε0・εS=εを誘電率という。
ただし,
電束密度
でんそくみつど
は真空の誘電率である。
電界の強さと誘電率の積(ベクトル量)。電気変
位ともいう。
磁束密度
じそくみつど
磁界内に電流I (A) が流れているとき,その一
部分dl (m) に働く力dF (N) はdF=I・Bdlという
関係にある。このときのBを磁束密度という(ベ
比透磁率
ひとうじりつ
クトル量)。
磁束密度Bと磁界の強さHとの比はHB=μ=
μ0・μsの関係で表され,μを透磁率,μSを比透磁
率という。ただしμ0は真空の透磁率。
参考 ε0・μ0・c 2=1
クーロンの法則
くーろんのほうそ
二つの小帯電体の間に作用する力(クーロン力)
く
は両方の電気量の相乗積に比例し,その間の距
離の2乗に逆比例するという法則。磁気でも2
磁極間に作用する力(クーロン力)はこの法則
に従う。この力をそれぞれ電気力又は磁気力と
いう。
静電容量
せいでんようりょ
二つの電極間の静電容量Cは両電極にそれぞれ
う
正負の電荷Qを与え,この電極間の電位差がV
であるときQとVの比。すなわち
で表され
る。
起電力
きでんりょく
電荷に電位差を生じさせることにより,継続し
て電流を流し得る働きをする作用。
起磁力
きじりょく
磁化力を磁界中の任意の閉路を一周して積分し
た値(1119)。
電流密度
でんりゅうみつど
電流をその流線に直角方向の断面積で割った
値。
ジュールの法則
じゅーるのほうそ
導体内に流れる定常電流によって単位時間中に
く
発生する熱量は,電流の値の2乗と導体の抵抗
に比例する。
オームの法則
おーむのほうそく
均一の物質から成る導線の両端の電位差をVと
するとき,これに流れる定常電流IはVに比例
する。
V=I・Rと置いたとき,Rを導体の電気抵抗とい
う。
磁化曲線
じかきょくせん
磁性体の磁界の強さHと磁束密度Bとの関係を
表す曲線。B-H曲線ともいう。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4
Z 9212-1983
番号
用語
読み方
意味
参考
対応英語
アンペアの周回路
あんぺあのしゅう
電流を周回する道に沿って,単位の磁極を1周
の法則
かいろのほうそく
させるのに要する仕事量は,この周回路に囲ま
れた面を貫く電流の総和に比例する。
式でかくと
ここに,H:磁界の強さ
dl:道すじの微少距離
ΣI:電流の総和(起磁力)
ビオ・サバールの法
びお・さばーるのほ
導線に電流Iが流れているとき,導線上の線素
則
うそく
dlによって空間の1点Pに生ずる磁界の強さH
を与える法則で,次式のように示される。
ここにrはdlとP点間の距離,θは線素dlにお
ける接線がrとなす角。
磁気回路
じきかいろ
磁束の通る閉回路。
電磁誘導
でんじゆうどう
電流路と鎖交する磁束が変化すると起電力を誘
導する現象。
自己インダクタン
じこいんだくたん
コイルに単位電流(1アンペア)を流したとき,
ス
す
そのコイルに生ずる磁束鎖交数(ウェーバー)。
相互インダクタン
そうごいんだくた
誘導的に結合されている二つの回路において,
ス
んす
一方の回路に単位電流(1アンペア)を流した
とき他方の回路に生ずる磁束鎖交数(ウェーバ
ー)。
熱起電力
ねつきでんりょく
2種類の金属の両接点間に温度差があるとき,
ゼーベック効果によってその間に生ずる起電
力。
(1.2) 電気回路一般
番号
用語
読み方
参考
意味
対応英語
交流
こうりゅう
方向が周期的に変化する電流。
直流
ちょくりゅう
時間の経過に対し,方向の変わらない電流。
平均値
へいきんち
交流電圧又は電流の半波の平均。正弦波の平均
値は,最大値のπ2倍になる。
実効値
じっこうち
周期波の電圧又は電流の瞬時値の2乗の平均値
の平方根。
キルヒホッフの法
きるひほっふのほ
第1法則:回路網の接続点に流入する電流の総
則
うそく
和は,流出する電流の総和に等しい。
第2法則:回路網中の1閉路をたどって1周し
たとき閉路中の起電力の代数和は,抵抗又はイ
ンピーダンスによる電圧降下の代数和に等し
い。
位相
いそう
周期波形のある任意の起点に対する相対的な位
置。普通1サイクルを360°又は2πラジアンと
して,角度で表す。
正弦波y=y0・sin (wt+θ) でt=0時点の位相はθ
である。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
5
Z 9212-1983
番号
用語
進み電流
参考
対応英語
読み方
意味
すすみでんりゅう
交流回路において電圧に対して位相が進んでい
る電流。
遅れ電流
おくれでんりゅう
交流回路において電圧に対して位相が遅れてい
る電流。
進相負荷
しんそうふか
負荷電流が進み電流になる負荷。
電力
でんりょく
単位時間当たりに発生,消費又は変換される電
有効電力
ゆうこうでんりょ
交流電圧の実効値,交流電流の実効値及び力率
く
の積。
無効電力
むこうでんりょく
交流電圧の実効値,交流電流の実効値及び位相
気エネルギー。瞬時電力と平均電力がある。
差の正弦の積。
皮相電力
ひそうでんりょく
交流電圧と電流の実効値の積。
力率
りきりつ
電圧と電流との位相差の余弦。
誘導負荷
ゆうどうふか
交流回路において電圧に対し遅れ電流をとる負
リアクタンス
荷。
交流回路のベクトルインピーダンスの中の虚数
成分。
(交流の角周波数をw,インダクタンスをL,
1で
容量をCとするとき,それぞれw・L及び
ある。)
交流回路の受動回路素子 (R,L,C) に電圧V&を
加え,流れる電流をI&とするとき,
インピーダンス
&=又は
Z=をいう。
アドミタンス
サセプタンス
ベクトル図
インピーダンスの逆数。
リアクタンスの逆数。
べくとるず
ベクトルを用いて,電圧,電流,電力などの複
素量の関係を表した図。
正弦波交流の電圧や電流は,平面上のベクトル
で表され,ベクトルの長さが大きさ任意の基準
線に対する角度が位相を表し,電圧や電流の和
はベクトル和として求められる。
重ね合わせの理
かさねあわせのり
線形回路網の中に多数の起電力があるときの回
路網の中の電流の分布は,各起電力が単独に存
在したときの電流を重ね合わせたものに等し
補償の定理
ほしょうのていり
い。
回路網内の任意の閉回路に電流I&が流れてい
たときその回路のインピーダンスZ&が
に変化した場合,各枝路に流れる電流
を含む枝路に
の
の変化分は
と直列に加え,他の起電
補償起電力を
力をすべて取り去り,その後を短絡したときに
各枝路に流れる電流に等しい。
テブナンの定理
てぶなんのていり
起電力を含んだ回路のある端子を開放したと
き,その端子間に発生する電圧をV&,その端子
から電源側をみたインピーダンスが
Z&のとき,
その端子間にインピーダンスZ&を接続すると
き,これに流れる電流I&は
で表される。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
6
Z 9212-1983
(1.3) 三相交流回路
番号
用語
読み方
意味
三相回路
さんそうかいろ
位相が順次120°ずつ異なった3個の交番起電
三角接続,
さんかくせつぞく,
三相回路において各相成分を三角形に接続する
(三角結線)
(さんかくけっせ
ん)
方法。
デルタ(記号Δ)結線ともいう。
星形接続,
ほしがたせつぞく,
多相回路において各相成分を放射状に接続する
(星形結線)
(ほしがたけっせ
方法。
ん)
三相回路の場合はY結線ともいう。
そうかいてん
多相交流回路では電圧又は電流はある位相差
参考
対応英語
力によって,エネルギーが供給される回路。
相回転
(三相の場合は120°)をもって変化をしてい
るが,その位相の変化の順序。
対称座標法
たいしょうざひょ
非対称多相回路をいくつかの対称回路に分けて
うほう
計算する方法。
(1.4) ひずみ波及び過渡現象
番号
用語
読み方
意味
参考
対応英語
ひずみ波
ひずみは
基本正弦波と異なる波形をもつ波。
基本波
きほんは
周期性の波は異なる正弦波群に分けられるが,
そのうち,最も長周期の正弦波。
高調波
こうちょうは
基本波の整数倍の周波数をもつ正弦波。
のこぎり波
のこぎりは
立上り時間と立下り時間が著しく異なる三角
波。
脈動電流
脈動率
みゃくどうでんり
直流電流に交流電流が重なって脈動する電流。 pulsating current
ゅう
みゃくどうりつ
脈動の割合を示すもので,リップル電圧(電流)
と直流平均電圧(電流)との比を百分率で表す
ことが多い。
方形波
ほうけいは
パルス
過渡現象
時間に対する振幅曲線が方形となる波。
ある量が定常状態から,極めて短い時間だけ変
化するときの変化部分。
かとげんしょう
ある定常状態から他の定常状態に移るまでの現
象。
振動性回路
固有周波数
時定数
しんどうせいかい
持続振動,減衰振動などを生ずる性質を持つ回
ろ
路。
こゆうしゅうはす
ある系又は回路が自由振動するときの周波数。 natural frequency
う
じていすう
指数形波形が初期値から1/e倍に減少するのに
要する時間。
減衰係数
げんすいけいすう
振動の減衰の程度を示す係数。
(2) 電気計測及び自動制御
(2.1) 電気計測
番号
用語
可動コイル計器
読み方
意味
かどうこいるけい
固定された永久磁石と可動コイルから成り,コ
き
イルを流れる電流と永久磁石の磁束との間の電
磁力によってコイルが駆動される計器。
参考
対応英語
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
7
Z 9212-1983
番号
用語
可動鉄片計器
読み方
意味
かどうてっぺんけ
可動鉄片が,固定コイルを流れる電流,又は固
いき
定コイルの電流で励磁された固定鉄片によって
参考
対応英語
駆動される計器。
電流力計計器
熱電形計器
整流計器
でんりゅうりきけ
固定コイル及び可動コイルに流れる電流の間に
いけいき
作用する電磁力を利用した計器。
ねつでんがたけい
流れる電流の発熱作用及び熱電効果を利用した
き
計器。
せいりゅうけいき
交流の電流又は電圧を測定するため,可動コイ
ル計器と整流器とを組み合わせた計器。
最大需要電力表示
さいだいじゅよう
連続した同一時限中の平均電力の最大値を表示
装置付電力量計
でんりょくひょう
する装置の付いた電力量計。
じそうちつきでん
りょくりょうけい
分圧器
ぶんあつき
ある電圧から,既知の比で分割した電圧を得る
装置。高電圧を測定する場合には,抵抗分圧器
と容量分圧器がある。
分流器
ぶんりゅうき
電流に比例した電圧降下を得るため,電流回路
に挿入される抵抗器。電流計では測定範囲の拡
大に用いられる。
計器用変圧器
変流器
ブリッジ
けいきようへんあ
ある電圧値を,これに比例する電圧値に変成す
つき
る計器用変成器。PTと略称される。
へんりゅうき
ある電流値を,これに比例する電流値に変成す
る計器用変成器。CTと略称される。
通常,四つ以上の回路要素(辺)をもつ装置で,
電源と検出器を組み合わせ,ある辺の定数を変
化させて平衡をとったとき,各辺の定数の間に
ある関係式が成立することを利用する測定器。
抵抗を測定するための直流ブリッジ(例えばホ
イートストンブリッジ,ダブルブリッジなど)
と,インピーダンス又は周波数を測定するため
の交流ブリッジに分けられる。
絶縁抵抗計
ストロボ法
ぜつえんていこう
発電機又は電池を内蔵する定格電圧100V以上
けい
の携帯用直読形抵抗計。通常メガーと呼ばれる。
すとろぼほう
一定周期の点滅する光で回転体又はそれに取り
付けたストロボ板を照射した場合,点滅周期と
回転周期が一致すると回転体が静止して見える
現象を利用して回転速度を測定する方法。
回転速度計
かいてんそくどけ
回転速度を測定する計器。速度計用発電機など
い
の電気式のものと機械式のものがある。
回転機の動力を測定する装置。通常,回転軸の
動力計
どうりょくけい
指示騒音計
しじそうおんけい
トルクと回転速度を測定し,動力を算定する。
マイクロホン・増幅器・指示計器及び聴感補正
回路から成る,騒音レベル測定のための計器。
電気機器の騒音レベル測定には,A特性の聴感
補正回路を使用することが多い。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
8
Z 9212-1983
(2.2) 自動制御一般
番号
用語
読み方
意味
フィードバック制
ふぃーどばっくせ
フィードバックによって制御量を目標値と比較
御
いぎょ
し,それらを一致させるように訂正動作を行う
シーケンス制御
しーけんすせいぎ
あらかじめ定められた順序又は論理に従って制
ょ
御の各段階を逐次進めていく制御。
参考
対応英語
制御。
定値制御
ていちせいぎょ
目標値が一定のフィードバック制御。
プログラム制御
ぷろぐらむせいぎ
目標値があらかじめ定められた変化をする制
ょ
御。
比率制御
ひりつせいぎょ
二つ以上の量の間に,ある比例関係を保たせる
制御。
カスケード制御
かすけーどせいぎ
フィードバック制御系において,一つの制御装
ょ
置の出力信号によって他の制御装置の目標値を
変化させて行う制御。
サンプル値制御
最適制御
さんぷるちせいぎ
制御系の一部にサンプリングによって得られた
ょ
間欠的な信号を用いる制御。
さいてきせいぎょ
制御対象の状態を自動的にある所要の最適状態
にしようとする制御。
計算機制御
数値制御
けいさんきせいぎ
制御装置の中に電子計算機をとりいれ,その高
ょ
度の機能を利用する制御。
すうちせいぎょ
工作物に対する工具の位置を,それに対応する
数値情報で指令する制御。NCと略称されるこ
とが多い。
プロセス制御
ぷろせすせいぎょ
工業プロセスの状態に関する諸量,例えば,温
度,流量,圧力,液位,組成,品質,効率など
の制御。
サーボ機構
さーぼきこう
物体の位置,方位,姿勢などを制御量とし,目
標値の任意の変化に追従するように構成された
制御系。フィードバック制御を行うのが普通で
ある。
(2.3) 自動制御系
番号
用語
制御対象
制御装置[自動制
検出部
読み方
意味
せいぎょたいしょ
機械,プロセス,システムなどの全体又は一部
う
であって,制御の対象となるもの。
せいぎょそうち
制御対象に組み合わされて制御を行うために必
御]
けんしゅつぶ
参考
対応英語
要な,すべての制御要素から構成された装置。
制御装置において,制御対象,環境などから制
御に必要な信号をとりだす部分。
調節部
ちょうせつぶ
制御装置において,目標値に基づく信号と検出
部からの信号を基に制御系が所要の働きをする
のに必要な信号を作り出して操作部へ送り出す
部分。
操作部
そうさぶ
制御装置において,調節部などからの信号を操
作量にかえ,制御対象に働きかける部分。
目標値
もくひょうち
制御系において,制御量がその値をとるように
目標として与えられる値。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
9
Z 9212-1983
番号
用語
制御量
読み方
せいぎょりょう
意味
制御対象に属する量のうちで,それを制御する
参考
対応英語
ことが目的となっている量。
(2.4) 制御系と制御要素の動作特性
番号
用語
伝達関数
読み方
意味
でんたつかんすう
出力信号と入力信号の間の関係を表す関数的関
参考
対応英語
係。線形系においては,出力信号の入力信号に
対する比を,すべての初期条件を零としてラプ
ラス変換し,演算子sの関数の形に表したもの
をいう。
インパルス応答
いんぱるすおうと
入力がインパルス状に変化したときの応答。
入力がある一定の値から他の一定の値にステッ
う
ステップ応答
すてっぷおうとう
プ状に変化したときの応答。
制御偏差
せいぎょへんさ
目標値と制御量の差。なお,過渡応答において,
十分時間が経過して一定値に落ち着いたときの
制御偏差を,定常偏差という。
立上がり時間
たちあがりじかん
ステップ応答において,零から出発した出力信
号が,その最終定常値のある定められた小さ
な%(例えば10%)になった時点から,定めら
れたある大きな%(例えば90%)に達するまで
の時間。
整定時間
せいていじかん
ステップ応答において,ステップ入力が与えら
れた時点から,出力信号が最終定常値の指定さ
れた裕度(例えば5%)内に達するまでの時間。
(線形系の)安定性
(せんけいけいの) 線形系において,外乱により定常状態の値から
あんていせい
離れても,外乱がなくなれば再び定常状態の値
に戻る性質。
周波数応答
しゅうはすうおう
正弦波入力を加えた場合の定常状態における出
とう
力の入力に対する振幅比(ゲイン)及び位相ず
れが入力周波数によって変化するありさま。
ボード線図
ぼーどせんず
対数目盛の横軸に周波数をとり,縦軸にデシベ
ルで表したゲインと度で表した位相角をとっ
て,周波数応答特性を表示した線図。
補償要素
ほしょうようそ
フィードバック制御系の特性を改善するため,
前向き径路又は補助のフィードバック径路に接
続される制御要素。
(3) 電力需給及び工場配電
(3.1) 発電一般
番号
用語
水力発電所
揚水発電所
読み方
意味
すいりょくはつで
河川の水の位置エネルギーを電気エネルギーに
んしょ
変換する発電所。
ようすいはつでん
発電のほかに揚水の機能を併せもつ水力発電
しょ
所。
参考
対応英語
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
10
Z 9212-1983
番号
用語
火力発電所
読み方
意味
かりょくはつでん
石炭,石油,天然ガス,高炉ガスなどのもつ熱
しょ
エネルギーを電気エネルギーに変換する発電
参考
対応英語
所。
原子力発電所
地熱発電所
潮力発電所
げんしりょくはつ
核燃料の核分裂によって発生した熱エネルギー
でんしょ
を電気エネルギーに変換する発電所。
ちねつはつでんし
地熱エネルギーが発生した蒸気又は熱水を利用
ょ
して電気エネルギーに変換する発電所。
ちょうりょくはつ
干満の潮位差の大きい湾や入江をせき止めて干
でんしょ
満潮位の落差を利用して電気エネルギーに変換
する発電所。
太陽電池
たいようでんち
物質に光が当たったとき,その物質に現れる光
起電力効果を利用して起電力を発生させる電
池。
燃料電池
ねんりょうでんち
電池外部から燃料と酸化剤を連続的に供給し,
その燃料の酸化によって生ずる化学的エネルギ
ーを熱にせず,直接電気エネルギーに変化させ
て電源とする電池。
MHD発電,
(電磁流体発電)
えむえっちでぃは
強い磁界の中を,その直角方向に導電性の流体
つでん,
を流し,磁界と流体の流れの両者に直角な方向
(でんじりゅうた
に生じる起電力を利用する発電方式。
いはつでん)
風力発電
ふうりょくはつで
風の力で原動機(風車)を回転させて発電する
ん
方式。
波による海面の上下運動を利用して発電する方
波力発電
はりょくはつでん
太陽熱発電
たいようねつはつ
式。
太陽の熱エネルギーを利用して発電する方式。 solar thermal electric
でん
海洋温度差発電
かいようおんどさ
海面の近傍の暖流と深海を流れる寒流との温度
はつでん
差を利用し,アンモニアなどの作業流体を用い
てタービン発電する方式。
複合サイクル発電
LNG 冷熱発電
廃熱回収発電
ふくごうさいくる
汽力発電とガスタービン発電とを組み合わせて
はつでん
総合効率の向上を図る火力発電。
えるえぬじーれい
LNGのもつ冷熱エネルギーを利用して発電す
ねつはつでん
る方式。
はいねつかいしゅ
熱設備での排出熱を利用して発電する方式。
うはつでん
定期検査
ていきけんさ
広域運営
こういきうんえい
ボイラ,タービンなどが定められた期間ごとに
受ける監督官庁の検査。
我が国の9電力会社及び電源開発会社が相互に
協力し,各系統間の連系により全国的な電源開
発や設備運用及び電力融通などを行い,電力供
給の安定化と経営の合理化を図ること。
発電原価
はつでんげんか
単位電力量発生のために必要とされる費用で,
償却,金利などの資本費,人件費,修繕費など
の直接費,燃料費などを含む。
熱消費率
ねつしょうひりつ
発生電力量1kWh当たりの熱の消費量。
所内率
しょないりつ
発電電力量に対する所内消費電力量の割合。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
11
Z 9212-1983
(3.2) 火力発電
番号
用語
読み方
汽力発電所
ガスタービン発電
がすたーびんはつ
所
でんしょ
内燃力発電所
ないねんりょくは
きりょくはつでん
意味
蒸気タービンで発電する発電所。
しょ
ガスタービンで発電する発電所。
内燃機関で発電する発電所。
つでんしょ
熱併給火力発電所
ねつへいきゅうか
発電とともに,蒸気タービンの抽気又は排気で
りょくはつでんし
地域暖房などを行う火力発電所。
ょ
基底負荷火力発電
きていふかかりょ
所
くはつでんしょ
中間負荷火力発電
ちゅうかんふかか
所
りょくはつでんし
基底負荷を受けもつ火力発電所。
中間負荷を受けもつ火力発電所。
ょ
ピーク負荷火力発
ぴーくふかかりょ
電所
くはつでんしょ
燃料消費率
ねんりょうしょう
ピーク負荷を受けもつ火力発電所。
単位発生電力量当たりの燃料消費量。
参考
対応英語
ひりつ
(3.3) 原子力発電
番号
用語
読み方
意味
軽水(型原子)炉
けいすい(がたげん
軽水を減速材及び冷却材として使う原子炉。
し)ろ
重水(型原子)炉
じゅうすい(がたげ
重水を減速材とする原子炉。
んし)ろ
高温ガス(冷却型原
こうおんがす(れい
子)炉
きゃくがたげんし) い,その原子炉出口温度が特に高くなるように
沸騰水(型原子)炉
加圧水(型原子)炉
ガス冷却炉のうち,ヘリウムを冷却材として用
ろ
設計された原子炉。
ふっとうすい(がた
一次冷却材を沸騰させるように設計されている
げんし)ろ
原子炉。
かあつすい(がたげ
一次冷却材がバルク沸騰を起こさないような圧
んし)ろ
力に維持されている原子炉。
参考
対応英語
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
12
Z 9212-1983
番号
用語
読み方
意味
高速(中性子)炉
こうそく(ちゅうせ
核分裂が主として高速中性子によって引き起こ
いし)ろ
される原子炉。
増殖炉
ぞうしょくろ
消費する以上に多くの核分裂性物質を作り出す
参考
対応英語
原子炉。
高速増殖炉
高速中性子炉に属する増殖炉。
かくゆうごう(はん
二つの軽い原子核が反応して,元の原子核のど
のう)
ちらよりも重い原子核を少なくとも一つと,余
こうそくぞうしょ
くろ
核融合(反応)
分のエネルギーとを生じること。
核分裂
かくぶんれつ
重い原子核が,同じ程度の質量をもつ二つ(又
はまれに三つ以上)の原子核に分かれる現象。
通常,中性子,γ線及びまれに荷電した軽い原子
核の放出を伴う。
核分裂生成物
核燃料
かくぶんれつせい
核分裂によって直接生ずる核種,及びその崩壊
せいぶつ
により生ずる核種。
かくねんりょう
核分裂連鎖反応を行わせる目的で使用する核分
裂性物質,又はそれを含むもの。
核燃料サイクル
かくねんりょうさ
核燃料物質を鉱石から精錬して核燃料とし,こ
いくる
れを原子炉で使用した後,使用ずみ燃料を再処
理するまでの一連の循環過程。
放射性廃棄物
原子炉格納容器
ほうしゃせいはい
放射性物質の処理や取扱いの過程で生じる廃棄
きぶつ
物で,放射性物質を含むもの。
げんしろかくのう
異常時に原子炉及び附属装置から漏れる可能性
ようき
のある放射性物質を外界に放散させないために
設けられた,気密性及び耐圧性をもった容器。
原子炉圧力容器
制御棒
げんしろあつりょ
高い圧力に耐えるように設計された原子炉容
くようき
器。
せいぎょぼう
位置を変化させることにより原子炉の制御を行
うための棒状のもの。
(燃料)被覆
(ねんりょう)ひふ
核分裂生成物及び核燃料の飛散を防ぎ,また冷
く
却材による燃料侵食を防ぐために,固体燃料を
薄い金属などで覆うこと,又はその金属などの
覆い。
冷却材
れいきゃくざい
減速材
げんそくざい
原子炉で発生した熱を取り出すために使われる
流体。
顕著な捕護なしに,散乱によって中性子のエネ
ルギーを減少させるために使用される物質。
核分裂連鎖反応
かくぶんれつれん
核分裂性物質を含む系において,核分裂によっ
さはんのう
て放出された中性子が次の核分裂を起こし,連
鎖的に核分裂反応が持続される現象。
臨界[原子力]
りんかい
核分裂連鎖反応が増大も減衰もせず,維持され
る状態。
すなわち,実効増倍率が1に等しい状態。
スクラム
非常用炉心冷却系
危険状態を防ぐか又は最小にとどめるため即座
に停止すること。
ひじょうようろし
冷却材喪失事故時に原子炉の炉心を冷却して,
んれいきゃくけい
燃料の破損を防止するための装置。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
13
Z 9212-1983
番号
用語
読み方
フィルムバッジ
参考
対応英語
意味
放射線検出用写真フィルムを適当なケースに入
れた個人線量計。その写真フィルムの黒化度か
ら装着した部位の被ばく(曝)を推定する。
ポケット線量計
ぽけっとせんりょ
万年筆大の大きさと形をもつ電離箱形個人線量
うけい
計。
モニタリングポス
環境モニタリング装置の一つで発電所周辺に設
卜
置され,常時空間の放射線量を検出し,発電所
で監視・記録するもの。
モニタリングステ
原子力発電所や再処理工場などの敷地周辺に空
ーション
気中の放射性物質濃度,放射線量率,積算線量
などを測定する目的で設置する放射線監視装
置。
キャスク
放射性物質の貯蔵又は輸送に用いるため,遮へ
いを施した容器。
濃縮ウラン
のうしゅくうらん
ウランの全原子数に対するU235の原子数の比率
が天然のものより高いウラン。
(3.4) 電力供給
番号
用語
最大電力
最大3日平均電力
読み方
さいだいでんりょ
意味
参考
対応英語
ある一定期間内の負荷電力のうち最大なもの。 maximum power
く
平均電力
負荷率
さいだいみっかへ
ある一定期間内の日間最大電力の上位から3個
いきんでんりょく
をとった平均値。
へいきんでんりょ
ある一定期間内の電力量をその期間の総時間数
く
で除したもの。
ふかりつ
ある一定期間内の平均電力の,同期間中の最大
電力に対する割合。
需要率
じゅようりつ
ある一定期間の最大電力の,総設備量に対する
割合。
最大需要電力
送電損失
送電損失率
最大負荷
さいだいふか
ある一定期間内の総合負荷のうち最大なもの。 maximum load
ピーク負荷
ぴーくふか
総合負荷のうち最大部分に相当する負荷。
中間負荷
ちゅうかんふか
基底負荷とピーク負荷との間にある負荷。
基底負荷
きていふか
総合負荷のうち最低部分に相当する負荷。
供給予備力
きょうきゅうよび
事故,渇水,需要の変動などに備えた需要想定
りょく
以上の供給力。
ふかきょくせん
負荷の時間的変化(多くは1日中の変化)を曲
さいだいじゅよう
一定期間内の需要電力のうち,その月の最大電
でんりょく
力。
そうでんそんしつ
送電中に生ずる電力損失。
そうでんそんしつ
送電損失の,送電端電力に対する割合。
りつ
負荷曲線
線で示したもの。
負荷集中制御
ふかしゅうちゅう
負荷開閉を集中的に行って,負荷の季節的,時
せいぎょ
間的な均衡化を図り,負荷率の向上を目的とし
た制御方式。
系統運用
けいとううんよう
時々刻々変動する需要に対し,常に供給力を確
保して需要と供給をバランスよく調整するこ
と。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
14
Z 9212-1983
番号
用語
読み方
意味
参考
対応英語
受電電圧
じゅでんでんあつ
送電線から電気を受けとる側の電圧。
供給電圧
きょうきゅうでん
送電線へ電気を送る側の電圧。
公称電圧
こうしょうでんあ
日本では電気学会 電気規格調査会 (JEC) で
つ
送配電線,電気器具について決められた電圧。
ひせっちほうしき
変圧器を全部
接続 (1302) し,中性点接
あつ
非接地方式
地を行わない方式。
中性点接地方式
ループ方式
ちゅうせいてんせ
中性点を直接又は高抵抗やリアクトルを通じて
っちほうしき
接地する方式。
るーぷほうしき
異なった経路を通る二つ以上の線路を電気的に
環状構成した方式。
自動故障区間分離
じどうこしょうく
配電線路の区分点に区分用自動開閉器を設置
方式
かんぶんりほうし
し,事故時に事故区間直前の自動区分開閉器を
き
開放して事故区間以降を切り離す方式。
でんりょくちょう
電力系統における有効電力と無効電力の変化を
りゅうかんし
監視すること。
けんすいがいし
送電線においてがいしを鉄塔からつるし,その
電力潮流監視
懸垂がいし
下に電力線を支持する方式に用いられるがい
し。
ピンがいし
磁器製で表面漏れ距離が大きくなるように皿を
何枚も重ねた形のがいし。
直接埋設式
ちょくせつまいせ
地下ケーブル線をトラフ(とい)の中に入れて,
つしき
これに砂を詰め,その上をふたで覆い地下に埋
める方式。
管路
かんろ
地下ケーブル線を入れた鉄管,コンクリート管,
陶管などの路。
(3.5) 工場配電
番号
用語
読み方
意味
需要家が電力の供給を受ける方法で1回線,2
受電方式
じゅでんほうしき
母線方式
ぼせんほうしき
参考
対応英語
回線(常予備切換)及びループ等の回路方式。
受電点(責任分界点以降)及び変圧器二次側の
配電点の回路で,単一,分割,二重等の母線構
成方式。
配電線路
はいでんせんろ
発電所,変電所,開閉所及び電気を使用する需
要設備との相互間を接続する電線と,これを支
持,保護する電気工作物の総称。
特高配電線
電圧が7000ボルトを超えた配電線路。
こうあつはいでん
電圧が直流で750ボルト,交流で600ボルトを
せん
超え7000ボルト以下の配電線路。
ていあつはいでん
電圧が直流で750ボルト,交流で600ボルト以
せん
下の配電線路。
はいでんほうしき
電力の地域的及び局地的(自家用区域内等)な
とくこうはいでん
せん
高圧配電線
低圧配電線
配電方式
配送のための回路方式。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
15
Z 9212-1983
番号
用語
三相三線式
読み方
意味
さんそうさんせん
変電所の変圧器二次側から配電線により,三相
しき
交流電力を供給する回路。非接地,中性点接地
参考
対応英語
方式のものがある。
単相三線式
たんそうさんせん
低圧回路で変圧器の二次側の中性点を接地し,
しき
そこからの中性線と電力線2条と併せて3条で
電力を供給する回路。
Y結線三相四線式
わいけっせんさん
低圧回路で変圧器の二次側のY結線 (1303) の
そうよんせんしき
中性線と動力線3条と併せて4条で供給する主
として415/240V系の回路。
放射状方式
ほうしゃじょうほ
負荷分布に対応し,樹枝状回路から成る幹線,
うしき
分岐線で構成され,需要点は一方向からの電力
の供給を受ける方式。
ネットワーク方式
ねっとわーくほう
2回線以上送電線から供給を受け変電所の受電
しき
側の配電線で連けいし,並列運転を行う高圧方
式のものと,同一母線から2回線以上で供給し
変圧器二次側を格子状に接続したレギュラ方
式,及びネットワーク変圧器の低圧側を連けい
し,低圧ネットワーク母線を構成するスポット
方式がある。
配電系統図
地絡方向継電器
はいでんけいとう
電力の地域的及び局地的(自家用区域)な配電
ず
方式を図で表したもの。
ちらくほうこうけ
配電線の地絡故障時に零相電圧又は中性点電流
いでんき
を極性量として零相電流の方向を識別して動作
する保護継電器。
地絡過電圧継電器
比率差動継電器
ちらくかでんあつ
中性点が抵抗接地系などで一線地絡事故などに
けいでんき
生ずる零相電圧で動作する保護継電器。
ひりつさどうけい
保護区間の端子電流の差(差動電流)で動作す
でんき
るものに抑制(比率特性)を付加し,誤動作防
止を施した保護継電器。
過電流継電器
かでんりゅうけい
電流が設定値以上になると動作し,短絡及び過
でんき
負荷保護に使用される継電器。瞬時動作と限時
特性のものがある。
過電圧継電器
不足(低)電圧継電
かでんあつけいで
電圧が基準設定値以上になると動作し,電気回
んき
路を過電圧から保護又は除去する保護継電器。
ふそく(てい)でん
短絡事故などによる電気回路の電圧降下が基準
器
あつけいでんき
設定値以下になると検出,動作する保護継電器。
ブッフホルツ継電
ぶっふほるつけい
変圧器内部事故時の油のガス化を検出するガス
器
でんき
蓄積形と,主タンクとコンサベータを結ぶ管中
の油流の増大(主タンクの油圧急上昇)を検出
する油流形の組合せで変圧器用保護継電器。
補助継電器
ほじょけいでんき
保護継電器の動作に伴う信号を関連する機器に
転送するための多接点をもつ継電器。
変電所
へんでんしょ
送配電系統の電圧を所要の電圧に変成する変圧
器,開閉器及び保護継電器並びに計測器等の電
力を転送するための機能を備えた施設。
漏電遮断器
ろうでんしゃだん
交流低圧電路の地絡及び感電保護用で,電流動
き
作形の遮断器。地絡保護のほか過負荷,短絡保
護併用形もある。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
16
Z 9212-1983
番号
用語
閉鎖配電盤
読み方
意味
参考
対応英語
へいさはいでんば
遮断器,断路器,計器用変成器,母線,接続導
ん
体などのほか,監視制御に必要な器具からなる
集合装置で,接地された金属箱内に収納された
ものであり,更に単位回路ごとに接地金属壁に
より隔離されている構造のもの。
電力ヒューズ
でんりょくひゅー
磁器チューブにヒューズエレメント(銀線又は
ず
特殊金属)とけい砂等を充てんした密封構造の
ヒューズ。
限流ヒューズ
げんりゅうひゅー
耐熱絶縁筒中に銀又は銅の細い線若しくは薄い
ず
リボンを何本か並列に張り,周囲に固く石英砂
で充てん密閉構造で限流特性をもつヒューズ。
避雷器
ひらいき
雷又は回路の開閉などに起因する過電圧の波高
値がある値を超えた場合,これに伴う電流を分
流することにより過電圧を制限して,かつ続流
を短時間のうちに遮断して,系統の正常の状態
を乱すことなく現状に自復する機能をもつ装
置。
成形絶縁物
せいけいぜつえん
高分子物質のエポキシ樹脂系にアミン類を添加
ぶつ
して硬化させ,モールド状とした絶縁物,又は
石英粉を充てん材として,がいし,ブッシング
等として加工されたもの。
合成樹脂管
可とう電線管
ごうせいじゅしか
絶縁電線を施設する場合の保護用の硬質ビニル
ん
管。
かとうでんせんか
金属管と電動機などの機器との接続箇所の短小
ん
部分に用いられる絶縁電線保護用の鋼製フレク
シブルタイプの管。
金属ダクト
きんぞくだくと
鋼板(幅5cm,厚さ1.2mm以上)を使用し,酸
化肪止の亜鉛めっき又はエナメル等で被覆し,
内面は電線の被覆を損傷するような突起がない
ように作られたダクト。
バスダクト
鋼板又はアルミ板の金属ダクト内に適当な間隔
で絶縁物により支持された裸の銅又はアルミ導
体を収めたもの。最近では導体を絶縁してダク
トに収めた絶縁バスダクトがある。
遠隔監視制御
えんかくかんしせ
数箇所の変電所又は負荷設備を1箇所から集中
いぎょ
的に運転状態を監視し,系統の切替,機器の開
閉操作等をすることができる機能をもつ制御方
式。
デマンド監視制御
でまんどかんしせ
最大需要電力を管理値以下にとどめ,電力設備
いぎょ
の効率的な運転と省エネルギーを推進するた
め,目標電力に対し予測監視制御の機能をもつ
制御方式。
目標デマンド
予測デマンド
もくひょうでまん
管理すべき最大需要電力の目標値。1時間又は
ど
30分値がある。
よそくでまんど
最大需要電力が規定時間(1時間又は30分値)
後に到達する電力の予測値。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
17
Z 9212-1983
番号
用語
電力量管理
読み方
意味
参考
対応英語
でんりょくりょう
電力の使用合理化を目標に,工場や事業場の生
かんり
産活動を円滑に遂行し,経済的で合理的に電力
を使用するための管理方式。効果の判断指標と
しては電力原単位がよく用いられる。
配電端電圧
配電損失
柱上開閉器
はいでんたんでん
供給電圧が配電網を介し,末端の負荷に供給さ
あつ
れる点の電圧。
はいでんそんしつ
電力を供給する際に配電設備内で生ずる電力損
失。
ちゅうじょうかい
電線路の区分用に使用され,気中及び真空形開
へいき
閉器。負荷電流の開閉ができ,全閉形及び耐塩
構造のものがある。
鋼心アルミより線
電力ケーブル
こうしんあるみよ
架空送配電用に使用される鋼のワイヤを心に,
りせん
アルミのより線で構成されている電線。
でんりょくけーぶ
発電所,変電所,開閉所及びこれらに類する場
る
所並びに電気使用場所相互間で電力を送るため
のケーブル。
CVケーブル
導体に架橋ポリエチレン絶縁を施した線心(2
条又は3条等)を介在物とともに円形により合
わせて,テープで押さえた上にビニルシースを
施した構造のケーブル。
BNケーブル
導体に合成ゴム(ブチルゴム)絶縁を施した線
心(2条又は3条等)を介在物とともに円形に
より合わせて,テープで押さえた上に外装にク
ロロプレンゴムを施した構造のケーブル。
OFケーブル
導体に絶縁紙を巻き浸油し,鉛又はアルミ被覆
し,絶縁油はケーブルの長さ方向の流動を容易
とし,常時大気圧以上に保持される構造のケー
ブル。
架空電線路
かくうでんせんろ
電線及びケーブル等を支持物(木柱,コンクリ
ート柱,鉄塔,がいしちょう架用線,ハンガー
等)を利用して,地上に施設する電線路。
地中電線路
ちちゅうでんせん
ケーブルを保護物(管路,暗きょ,コンクリー
ろ
トトラフ等)の中に入れ,地中に施設する電線
路。
接地線
せっちせん
接地工事の種類に応じた太さの軟銅線又はこれ
と同等以上の強さ及び太さの,容易に腐食しな
い金属線で,地絡電流を安全に通ずることがで
きる電線。
キャブタイヤケー
導体に電気用軟銅線を素線としたより線を使用
ブル
し,ゴム絶縁の上に丈夫なゴムで外装を施した
構造(第一種〜第四種)のケーブル。
鋼製電線管
ケーブルヘッド
こうせいでんせん
低圧屋内配線で絶縁電線を施設する場合の保護
かん
用としての鋼製パイプ。
電力ケーブルの終端を外部の電線又は電気機器
と接続する部分に,接続部防護用として使用す
るもの。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
18
Z 9212-1983
番号
用語
契約電力
読み方
意味
けいやくでんりょ
電力会社が需要家に供給を契約した電力。供給
く
する際の契約種別により,時間帯別に使用し得
参考
対応英語
る最大電力,負荷抑制,昼夜間率等の細かい取
決め事項がある。
配電盤
はいでんばん
送電及び配電の制御に必要な計器,開閉器,安
全装置などを装備したもの。
開閉所
かいへいじょ
送配電線路の中間に設けて,遮断器,開閉器又
は断路器などによって,自動又は手動で線路の
一部区間を除去若しくは投入を行う施設。
限流リアクトル
分路リアクトル
げんりゅうりあく
電気回路の短絡の場合,回路に流れる大電流を
とる
制限する目的に使用されるリアクトル(4104)。
ぶんろりあくとる
長距離送電線の送電線充電電流を打ち消すため
に送電線端又は受電端に入れるリアクトル
電力コンデンサ
避雷針
でんりょくこんで
送配電系統の負荷と並列に接続して,力率改善,
んさ
電圧調整などの目的に使用されるコンデンサ。
ひらいしん
突針部,避雷導線,接地電極からなり,建物な
どに取り付けて,周囲のどこかに落ちる雷放電
を突針部に誘導し,他の部に落雷しないように
するもの。
(4) 電気機器
(4.1) 電気機器一般
番号
用語
電気機器
読み方
でんききき
意味
電力の変換・取扱いなどに利用される回転電気
機械及び静止器具の総称。
回転電気機械
かいてんでんきき
回転部分をもち,電磁誘導作用に基づき,電力
かい
(無効電力を含む。)の発生,変換若しくは変圧
参考
対応英語
を行い,又は電力を受けて機械動力を発生する
電気機械。一般に,回転機と総称されることが
多い。
回転機
かいてんき
→回転電気機械
静止誘導器
せいしゆうどうき
連続的に回転する部分をもたない電磁誘導作用
によって電力を変成し,又は遅相無効電力を消
費する装置。例えば,変圧器,誘導電圧調整器,
リアクトルなどをいう。
静止電力変換装置
せいしでんりょく
電子的手段によって,交流から直流,直流から
へんかんそうち
交流,直流から直流,又は交流から交流へ電力
を変換する機能をもつ装置。
開閉装置
かいへいそうち
電気回路を開閉する目的に使用される器具又は
装置の総称。
制御装置[電気機
せいぎょそうち
器]
制御の対象となる機械,プロセス,システムな
どの全体又は一部と組み合わされて,制御を行
う装置。
抵抗損
ていこうそん
電気抵抗Rオームの導体中を電流Iアンペアが
流れるときに生じる電力損失であって,I 2・Rワ
ットになる。すべて熱エネルギーに変換され,
これをジュール熱という。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
19
Z 9212-1983
番号
用語
読み方
意味
参考
対応英語
銅損
どうそん
→抵抗損
鉄損
てっそん
鉄心中を通る磁束が周期的変動をする場合に生
じる損失で,ヒステリシス損と渦電流損の和。
機械損
きかいそん
無負荷損
むふかそん
回転電気機械を運転する際,機械的に生じる損
失で,軸受摩擦損・風損・ブラシ摩擦損がある。
電気機器を無負荷運転する際に生じる損失。無
負荷鉄損,無負荷銅損及び機械損(回転機だけ)
の和からなる。
負荷損
ふかそん
負荷電流に応じて増減する損失。直接負荷損と
漂遊負荷損の和からなる。直接負荷損には,電
機子巻線中の抵抗損,ブラシの電気損,直巻・
補極及び補償巻線中の抵抗損,負荷により増減
する鉄損が含まれる。
漂遊負荷損
ひょうゆうふかそ
負荷損のうち直接負荷損に含まれないもの。負
ん
荷電流による漏れ磁束から生じ,鉄中の漂遊負
荷損,導体中の漂遊負荷損及び整流作用によっ
て増加したブラシ損を含む。
温度上昇[電気機
おんどじょうしょ
運転中における電気機器の各部分の測定温度と
器]
う
冷媒温度との差。
冷却媒体
れいきゃくばいた
電気機器の運転中に生じる損失は熱になるが,
い
これらの熱を電気機器から取り去る(冷却する)
ための媒体となるもの。機器のある部分に接触
し,そこから熱を取り去る冷却媒体を一次冷媒,
熱交換器によって一次冷媒から熱を取り去る冷
却媒体を二次冷媒という。
冷媒温度[電気機
れいばいおんど
器]
電気機器の温度上昇を定めるときの基準となる
冷却媒体の温度。例えば,自由通風形の回転機
では,機体に近接した周囲の空気が冷却媒体,
その温度が冷媒温度である。
許容最高温度
温度上昇限度
きょようさいこう
絶縁物を使用する際に許容される温度の最高限
おんど
度。
おんどじょうしょ
電気機器の各部分に対して,許容される温度上
うげんど
昇の最高限度をいい,温度測定法と絶縁の種類
に従って最高限度が定められている。
絶縁の種類
ぜつえんのしゅる
電気機器の絶縁を,構成絶縁材料の耐熱特性に
い
よって分類したもので,Y種,A種,E種,B
種,F種,H種及びC種の絶縁がある。
連続使用
れんぞくしよう
実質的に一定負荷で,電気機器が熱的平衡に達
する時間以上に連続運転される使用。
短時間使用
たんじかんしよう
実質的に一定な負荷で,電気機器が熱的平衡に
達しない範囲の指定時間継続運転したのちに運
転を停止し,次回の運転開始までに電気機器の
温度と冷媒温度との差が2℃まで降下する使
用。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
20
Z 9212-1983
番号
用語
反復使用
読み方
はんぷくしよう
意味
実質的に一定な負荷の運転期間及び電圧が印加
されない停止期間とを1周期として,これが反
参考
対応英語
復される使用。
この場合,運転期間・停止期間は,それぞれ電
気機器が熱的平衡に達する時間よりも短く,ま
た,運転開始及び停止の条件が温度上昇に与え
る影響を無視できるものとする。
回転機においては,この反復使用をS3と称し,
このほか,始動及び電気制動が温度上昇に影響
を与える場合と,停止の代わりに無負荷運転さ
れる場合について,S4からS8まで5種類の反
復使用が使われている。
連続定格
れんぞくていかく
指定条件のもとで連続使用するとき,その機器
に関する標準規格に定めてある温度上昇限度を
超過せず,その他の制限にはずれない定格。
短時間定格
たんじかんていか
冷状態から始めて,指定された一定短時間指定
く
条件のもとで短時間使用するとき,その機器に
関する標準規格に定めてある温度上昇限度を超
過せず,その他の制限にはずれない定格。
反復定格
はんぷくていかく
指定条件のもとで反復使用するとき,その機器
に関する標準規格に定めてある温度上昇限度を
超過せず,その他の制限にはずれない定格。
等価定格
とうかていかく
指定条件のもとで反復使用される場合,これと
熱的に等価な連続使用又は短時間使用で置換し
た場合の定格。等価連続定格又は等価短時間定
格という。
効率
こうりつ
有効出力と有効入力の比。一般に百分率で表す。 efficiency
総合効率[電気機
そうごうこうりつ
2個以上の機器の組合せによって構成されてい
器]
全日効率
ぜんじつこうりつ
る装置全体の効率。
一昼夜24時間にわたる出力総電力量(出力エネ
ルギー)の入力総電力量(入力エネルギー)に
対する比。通常は百分率で表される。
電圧変動率
でんあつへんどう
発電機 定格負荷状態(交流機では指定力率)
りつ
における励磁回路を調整することなく,回転速
度を一定に保ったまま,定格負荷状態から無負
荷にした場合における端子電圧の変動値の定格
電圧に対する比。百分率で表す。
変圧器 指定された電流・力率及び定格周波数
において二次端子電圧を定格値に保ったとき,
その一次端子電圧を変えることなく,変圧器を
無負荷にした場合における二次端子電圧の変動
値の定格二次電圧に対する比。百分率で表す。
等価回路
とうかかいろ
複雑な回路や,電気機器・電子装置その他のデ
バイスに対し,必要とする範囲内で電気的に等
価な特性をもつ比較的簡単な回路。
解析に際して,複雑な回路や電気機器などの代
わりに用いられ,例えば三相誘導電動機では,
その星形換算の1相分をL形又はT形の等価回
路で表す。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
21
Z 9212-1983
番号
用語
成層鉄心
読み方
意味
せいそうてっしん
相互に絶縁された薄い鉄板を積み重ねて構成し
参考
対応英語
た鉄心。
漏れインダクタン
もれいんだくたん
ス
す
漏れ磁束によって生じるインダクタンス。
(4.2) 変圧器
番号
用語
変圧器
読み方
へんあつき
意味
鉄心と二つ又は三つ以上の巻線をもち,かつそ
参考
対応英語
れらが相互に位置を変えない装置で,一つ又は
二つ以上の回路から交流電力を受け,電磁誘導
作用により電圧及び電流を変成して,他の一つ
又は二つ以上の回路に同一周波数の交流電力を
供給するもの。
単相変圧器
三相変圧器
たんそうへんあつ
単独では,単相の電力を変成する変圧器。
き
さんそうへんあつ
単独で三相の電力を変成する変圧器。
き
単巻変圧器
たんまきへんあつ
一次・二次巻線が分離・絶縁されることなく,
き
一部が共通になっている変圧器。
あぶらいりへんあ
巻線及び鉄心を変圧器油の中に浸し,油の絶縁
油入変圧器
つき
と冷却の作用を利用している変圧器。
負荷時タップ切換
ふかじたっぷきり
電圧が異なる二つ以上の回路間の電圧・電流の
変圧器
かえへんあつき
変成を行い,かつ変圧器が励磁されている状態
又は負荷をかけた状態でタップ切換えができる
変圧器。
一次巻線
いちじまきせん
電源側の回路に接続される巻線。
二次巻線
にじまきせん
負荷側の回路に接続される巻線。
巻数比
まきすうひ
一次巻線の巻数の,他の巻線の巻数に対する比。 turn ratio
誘導電圧調整器
ゆうどうでんあつ
一次及び二次の巻線の相対位置を回転によって
ちょうせいき
変化し,二次巻線に誘導する電圧の大きさ又は
位相を連続的に変化させることによって,出力
側の電圧を調整する静止誘導器。
(4.3) 回転機一般
番号
用語
読み方
意味
参考
対応英語
発電機
はつでんき
機械動力を受けて電力を発生する回転機。
電動機
でんどうき
電力を受けて機械動力を発生する回転機。
直流機
ちょくりゅうき
直流電力を発生又は変圧し,若しくは直流電力
交流機
こうりゅうき
を受けて機械動力を発生する回転機。
交流電力(無効電力を含む。)を発生又は変換し,
若しくは交流電力を受けて機械動力を発生する
回転機。
同期機
どうきき
定常運転状態において,同期速度で回転する交
流機。
非同期機
ひどうきき
定常運転状態において,同期速度と異なる速度
で回転する交流機。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
22
Z 9212-1983
番号
用語
誘導機
読み方
ゆうどうき
参考
対応英語
意味
固定子及び回転子に互いに独立した電機子巻線
をもち,一方の巻線が他方の巻線から電磁誘導
作用によってエネルギーを受けて動作する非同
期機。
交流整流子機
こうりゅうせいり
整流子をもつ非同期機。
ゅうしき
定速度電動機
ていそくどでんど
給与電圧(交流機では周波数も)を一定に保て
うき
ば,負荷にかかわらず,一定又はほぼ一定の回
転速度で動作する電動機。
多段速度電動機
加減速度電動機
変速度電動機
ただんそくどでん
定速度電動機の一種で,その回転速度を数段に
どうき
変更できる電動機。
かげんそくどでん
定速度電動機の一種で,その回転速度を広範囲
どうき
に加減できる電動機。
へんそくどでんど
給与電圧(交流機では周波数も)を一定に保っ
うき
ても,その回転速度が負荷によって著しく変化
する電動機。
固定子
こていし
回転機の一部であって,静止している部分。固
定子鉄心,固定子枠及び固定子巻線などからな
る。
回転子
スロット
かいてんし
回転機の回転する部分。
回転機において,コイル辺を収納するために鉄
心に設けられる溝。
固定子鉄心
こていしてっしん
固定子の磁気回路を構成する鉄心。
回転子鉄心
かいてんしてっし
回転子の鉄心。
直流機及び同期機において、界磁極・界磁巻線・
ん
界磁
かいじ
継鉄を含めた界磁束を発生させる部分の総称。
電機子
でんきし
整流子機及び同期機を構成する一部で,鉄心と
巻線又は整流子(整流子機)をもち,起電力が
誘導されるとともに負荷電流が流れる部分。直
流機では回転子そのものを指す場合が多い。
変圧器起電力
速度起電力
逆起電力
へんあつききでん
回転電気機械のコイルに誘導する起電力のう
りょく
ち,磁束の時間的変化に基づく部分。
そくどきでんりょ
回転電気機械のコイルに誘導する起電力のう
く
ち,磁束とコイルの相対速度に基づく部分。
ぎゃくきでんりょ
回路や機器の内部において,指定された電流の
く
向きに反する極性をもつ起電力。電動機の電機
子に誘導する起電力は,電源からの入力電流と
逆方向に生じる。
飽和曲線
ほうわきょくせん
一定回転速度,一定電機子電流(交流機の場合
は一定力率)における界磁電流と端子電圧の関
係を示す曲線。負荷飽和曲線又は負荷特性曲線
ともいう。無負荷の場合は特に無負荷飽和曲線
と称する。
速度変動率
そくどへんどうり
定格電圧(交流機では更に定格周波数)におい
つ
て,電動機を定格負荷状態から無負荷にした場
合の回転速度の変動の割合。通常は変動値の定
格回転速度に対する百分率で表す。この際,電
動機の励磁回路は調整しないものとする。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
23
Z 9212-1983
番号
用語
同期速度
読み方
どうきそくど
参考
対応英語
意味
電源周波数f0〔Hz〕と回転機の極数Pで決まる
回転磁界の回転速度。
同期速度=120f0/Prpm
電機子反作用
すり接触
でんきしはんさよ
電機子巻線を流れる電流によって生じる起磁
う
力。
すりせっしょく
二つの導電部分の接続において,一方の導電部
分が他方の導電部分上で滑り運動を継続するよ
うな接触。
ブラシ
回転子と外部回路間をすり接触によって通電す
るため,整流子又はスリップリングなどの面上
に接触させる(通常は静止している)導電部分。
電気黒鉛質・金属黒鉛質などがある。
整流子
せいりゅうし
切口がくさび形の硬引銅からできている整流子
片を,片間マイカで絶縁して円筒状に仕上げ,
回転子軸に絶縁して取り付けたもの。ブラシと
のすり接触を介して外部回路との通電を行う。
スリップリング
ブラシとのすり接触を介して外部回路との通電
を行うため,回転子の回転軸に絶縁して取り付
けられた金属製のリング。
始動トルク
しどうとるく
始動の過程で電動機が電磁的に生じるトルク。 starting torque
始動器
しどうき
電動機の始動に用いられる一種の制御器。一般
には,正常でない条件になった場合や,停止し
ようとする場合のための開路機構をもってい
る。
制動トルク
せいどうとるく
負荷トルクと同一方向に生じて減速作用を行う
トルク。
発電制動
はつでんせいどう
電動機の電機子を電源から切り離して代わりに
負荷抵抗を接続し,発電機動作によって電気エ
ネルギーに変換された運動エネルギーを電機子
回路抵抗中の熱エネルギーの形で吸収する電気
制動。
回生制動
かいせいせいどう
電動機を発電機として動作させ,運動エネルギ
ーを電気エネルギーに変換して電源に送り返す
電気制動。
並行運転
へいこううんてん
2台以上の電気機械を並列に接続して共通の負
荷に電力又は動力を供給する運転。
(4.4) 直流機
番号
用語
直流電動機
読み方
意味
参考
対応英語
直流電力を受けて動作する電動機。
ぶんまきでんどう
電機子巻線と並列に接続された主極の界磁巻線
き
(すなわち分巻巻線)をもつ直流電動機。
ちょくまきでんど
電機子巻線と直列に接続された主極の界磁巻線
うき
(すなわち直巻巻線)をもつ直流電動機。
ふくまきでんどう
分巻巻線及び直巻巻線をもつ直流電動機。分巻
き
巻線と直巻巻線の極性が同一か相反するかによ
ちょくりゅうでん
どうき
分巻電動機
直巻電動機
複巻電動機
り,和動複巻又は差動複巻という。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
24
Z 9212-1983
番号
用語
他励電動機
読み方
意味
たれいでんどうき
電機子とは別の電源によって励磁される主極の
界磁巻線(すなわち他励巻線)をもつ直流電動
参考
対応英語
機。
補極巻線
ほきょくまきせん
電機子巻線と直列に接続された補極の界磁巻
線。
補償巻線
ほしょうまきせん
界磁制御
かいじせいぎょ
電機子反作用を打ち消すため磁極面に設け,電
機子巻線と直列に接続された巻線。
界磁電流の大きさを変えて電動機の速度を制御
する方式。
抵抗制御[電動機]
ていこうせいぎょ
電動機の電機子回路に挿入した抵抗の大きさを
変えてその速度を制御する方式。
電圧制御[電動機]
でんあつせいぎょ
電機子に加える電圧の大きさを変えて電動機の
速度を制御する方式。必要な場合は電圧の極性
も変える。
ワード・レオナード
わーど・れおなーど
専属する直流発電機の界磁電流を加減すること
方式
ほうしき
により,直流電動機の電圧制御を行う方式。
電動発電機の代わりに静止電力変換装置を用い
るものを静止レオナード方式という。
イルグナ方式
いるぐなほうしき
レオナード方式の電動発電機にはずみ車を付
け,駆動電動機に生じる負荷の変動を緩和させ
る方式。
溶接発電機
ようせつはつでん
アーク溶接の電源として用いられる直流発電
き
機。アークの電流電圧特性に合うよう,負荷電
流の増加に伴って著しく端子電圧の降下する特
性(垂下特性)をもたせてある。
電気動力計
でんきどうりょく
他の回転機械の発生動力又は所要動力を計量す
けい
るのに適した構造の電気機械。一般にトルクと
回転速度を計量する装置を備えている。
(4.5) 同期機
番号
用語
同期電動機
読み方
意味
どうきでんどうき
定常運転状態において同期速度で回転する電動
参考
対応英語
機。
ヒステリシスモー
残磁性の磁性材料からなる平滑な円筒形の回転
タ
子をもつ,固定子側の作る回転磁界のもとで,
始動期間は磁性材料のヒステリシス損の作用に
よって動作し,定常運転状態では残留磁気によ
って同期運転される電動機。残磁性は強いこと
が望ましい。
短絡比
たんらくひ
定格回転速度において,無負荷で定格電圧を発
生するのに必要な界磁電流と,三相短絡の場合
に定格電流に等しい持続短絡電流を流すのに必
要な界磁電流との比。
直軸同期リアクタ
ちょくじくどうき
定格電圧・定格周波数の定常運転状態において,
ンス
りあくたんす
電機子巻線に直軸分だけの電流が流れていると
き,これによる電機子反作用及び漏れリアクタ
ンスに基づく各相の逆起電力を各相に流れる電
流で除したもの。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
25
Z 9212-1983
意味
参考
対応英語
番号
用語
読み方
横軸同期リアクタ
よこじくどうきり
定格電圧・定格周波数の定常運転状態において,
ンス
あくたんす
電機子巻線に横軸分だけの電流が流れるとき,
これによる電機子反作用及び漏れリアクタンス
に基づく各相の逆起電力を各相に流れる電流で
除したもの。
V曲線
ぶいきょくせん
同期電動機(同期調相機を含む)を一定電圧及
び一定周波数で運転し,無負荷又は一定出力の
もとで界磁電流を増減する場合,電機子電流と
界磁電流との関係を表すV字形の曲線。
引入れトルク
ひきいれとるく
定格周波数及び定格電圧の電源により始動して
ほぼ同期速度に近づいた同期電動機に励磁を加
えたとき,同期電動機及び連結負荷のはずみ車
効果に打ち勝って同期に入ることができる最大
負荷トルク。
脱出トルク
だっしゅつとるく
定格周波数,定格電圧及び常規の励磁において
同期運転ができる最大トルク。
内部相差角
ないぶそうさかく
同期機の負荷時において,界磁軸と電機子起磁
力の軸との間に生じる角変位を表す電気角。
制動巻線
せいどうまきせん
鎖交する磁束に急激な変化を生じたとき制動作
用を生じさせるため,同期機の磁極片に設けた
スロット中に納められて,通常は短絡又は短絡
可能な構造をもつかご形巻線。
(4.6) 誘導機
番号
用語
単相誘導電動機
読み方
たんそうゆうどう
意味
単相電源によって動作する誘導電動機。
でんどうき
三相誘導電動機
かご形誘導電動機
さんそうゆうどう
三相電源によって動作する誘導電動機。
でんどうき
かごがたゆうどう
二次巻線が,スロット中に納められた棒状の導
でんどうき
体と鉄心の両側でこれらを短絡する短絡環とか
参考
対応英語
ら成る誘導電動機。
深溝かご形誘導電
ふかみぞかごがた
かご形誘導電動機の一種で,始動電流を制限し
動機
ゆうどうでんどう
又は始動トルクを大きくするため,二次巻線を
き
納めるスロットが幅のわりに深い形状又は特殊
な形状をもつもの。
二重かご形誘導電
にじゅうかごがた
かご形誘導電動機の一種で,始動電流を制限し
動機
ゆうどうでんどう
又は始動トルクを大きくするため,高抵抗導体
き
及び低抵抗導体からなる2組の二次巻線を,そ
れぞれ上部及び下部のスロットに納める構造を
もつもの。
巻線形誘導電動機
まきせんがたゆう
二次巻線が多相巻線(通常は三相巻線)からな
どうでんどうき
る誘導電動機。通常スリップリングをもち,二
次巻線の端子を外部に引き出してある。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
26
Z 9212-1983
番号
用語
極数切換電動機
読み方
意味
きょくすうきりか
同期速度を変化して多段速度電動機として使用
えでんどうき
するため,固定子の極数を切り換えられるよう
参考
対応英語
にした誘導電動機。回転子は通常かご形である。
切換は,固定子巻線の接続変更又は極数の異な
る2組の固定子巻線によって行われるが,後者
を更に接続変更すると4段の速度変更まで可能
である。
コンデンサモータ
補助巻線と直列にコンデンサを接続するように
設計された分相誘導電動機の総称。
滑り
すべり
同期速度と回転子回転速度との差の同期速度に
対する比をいい,百分率又は小数で表す。
滑り調整器
すべりちょうせい
巻線形誘導電動機の二次回路に接続して滑りを
き
調整する装置。一般に加減抵抗器とその調整装
置とからなる。
円線図法[誘導機]
えんせんずほう
多相誘導電動機の1相分を等価回路で表示した
場合,複素面上における一次電流の軌跡が滑り
の変化に対して円となることを利用して特性を
求める方法。
(4.7) 静止電力変換装置
番号
用語
順変換装置
逆変換装置
半導体整流器
読み方
意味
じゅんへんかんそ
交流電力を直流電力に変換する静止電力変換装
うち
置。
ぎゃくへんかんそ
直流電力を交流電力に変換する静止電力変換装
うち
置。
はんどうたいせい
半導体整流素子又は半導体整流スタックを附属
りゅうき
物又は附属機器とともに,同一の箱の中又は架
参考
対応英語
台上に取り付け,電気的接続を行ったもの。
サイリスタ変換装
さいりすたへんか
サイリスタを用いた半導体整流器,変圧器及び
置
んそうち
附属装置から構成された静止電力変換装置。
直流巻線[静止電力
ちょくりゅうまき
整流器用変圧器の巻線のうち,整流スタック又
変換装置]
せん
は整流器に接続される巻線。
相間リアクトル
そうかんりあくと
相間リアクトル付二重星形結線の場合のよう
る
に,位相を異にする脈動電圧をもった2個以上
の転流群間の並行運転を行わせる電磁結合装
置。
転流リアクトル
転流コンデンサ
てんりゅうりあく
整流回路素子間の転流を助けるために挿入され
とる
るリアクトル。
てんりゅうこんで
整流回路素子間の転流を助けるために挿入され
んさ
るコンデンサ。
逆阻止特性をもつ3端子サイリスタ。
逆阻止特性を持たない3端子サイリスタ。
制御電流だけが流入又は流出する端子。
逆阻止3端子サイ
ぎゃくそしさんた
リスタ
んしさいりすた
逆導電3端子サイ
ぎゃくどうでんさ
リスタ
んたんしさいりす
た
(サイリスタの)ゲ
(さいりすたの)げ
ート端子
ーとたんし
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
27
Z 9212-1983
番号
用語
転流
読み方
てんりゅう
意味
一つの整流回路素子から次の回路素子へ電流の
参考
対応英語
移り変わること。リアクタンスのため,両素子
を同時に電流の流れる期間があり,転流はこの
期間中に行われる。
位相制御
いそうせいぎょ
整流回路素子がオン又はオフ状態に入る位相を
制御すること。
パルス制御
ぱるすせいぎょ
主整流回路素子を繰り返して流れる電流の通流
開始点又は終了点を変えて行う制御。
制御角
せいぎょかく
位相制御において,制御される電気角の値。
順方向
じゅんほうこう
整流素子において,高導電性を示す方向。
逆方向
ぎゃくほうこう
整流素子において,低導電性を示す方向。
順電圧降下
じゅんでんあつこ
整流素子の順方向に現れる電圧降下。
げーととりがでん
サイリスタをオフ状態からオン状態へ切り換え
りゅう
るのに必要とする最小のゲート電流。
ぴーくどうさぎゃ
整流素子又は整流回路素子に逆方向に印加され
くでんあつ
る電圧の波高値であって,瞬間的過電圧又は周
うか
ゲートトリガ電流
ピーク動作逆電圧
期的振動を伴う過渡の過電圧を除いた値。
重なり角
かさなりかく
転流の継続時間を,交流基本波に対する電気角
で表現したもの。
(4.8) 開閉装置及び制御用機器
番号
用語
制御器
読み方
せいぎょき
意味
電動機などの電気機械器具に供給される電力
参考
対応英語
を,あらかじめ定められた方法に従って制御す
る装置。その操作を電磁石によって行うものを
電磁制御器という。
接触器
せっしょくき
電動機その他の電気機器の電力回路を頻繁に開
閉するための装置。電動機の始動・速度制御に
使われるものは,始動時の過電流に対しても開
閉能力をもつ。
電磁石によって接触子の開閉操作するものを電
磁接触器という。
始動抵抗器
しどうていこうき
電動機の始動電流を制御するために用いられる
抵抗器で,定常運転に入ってからの速度制御に
は用いられないもの。
速度計用発電機
そくどけいようは
回転機の軸に機械的に連結され,速度に比例し
つでんき
た発生電圧(交流の場合は周波数も)を回転速
度の測定に利用するための発電機。
トルクモータ
シンクロ
制限された回転角の範囲内又は拘束された状態
で,発生するトルクを利用する電動機。
2個以上の回転体の回転軸の同期を自動的に保
たせる特殊な多相回転機の総称。シンクロ発信
機とシンクロ受信機を使う指示用,これにシン
クロ制御変圧器を組み合わせたサーボ用及び二
つの原動機軸の同期を保たせるため,それぞれ
の軸に連結された三相巻線形誘導電動機の二次
側を接続する動力用などに大別される。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
28
Z 9212-1983
番号
用語
断路器
読み方
だんろき
参考
対応英語
意味
定格電圧のもとで負荷電流の開閉をたてまえと
せず,充電された電路を開閉するために用いら
れる気中開閉装置。
遮断器
しゃだんき
常規状態の電路の開閉・通電のほか,異常状態
特に短絡状態における電路を開閉し得る装置。
油遮断器
あぶらしゃだんき
電路の遮断が絶縁油を媒質として行われる遮断
器。
空気遮断器
くうきしゃだんき
電路の遮断が圧縮空気を媒質として行われる遮
断器。
ガス遮断器
がすしゃだんき
六ふっ化硫黄 (SF6) 等のガスの絶縁耐力,絶縁
強度を利用し,1.5MP{約15kgf/cm2}程度の高
圧ガスとして接触間に吹き付け,消弧・回収す
る方式の遮断器。
真空遮断器
しんくうしゃだん
電路の遮断が高真空中で行われる遮断器。
き
気中遮断器
きちゅうしゃだん
電路の開閉を大気中で行う遮断器。
き
磁気遮断器
じきしゃだんき
磁気吹消コイルによりアークを磁界で駆動し,
アークシュート内に押し込んで冷却,遮断する
方式の気中遮断器。
配線用遮断器
はいせんようしゃ
開閉機構,引外し装置などを絶縁物の容器内に
だんき
一体に組み立てた気中遮断器。
(5) 電動力応用
(5.1) 電動力応用一般
番号
用語
慣性モーメント
参考
対応英語
読み方
意味
かんせいもーめん
物体の,ある回転軸に関する慣性の大小を示す
と
量で,その物体の微小部分の質量dmと,それ
の回転軸からの距離rの2乗の積の総和。すな
わち
慣性モーメント
慣性係数 (FI)
かんせいけいすう
負荷及び電動機を含めた全体の慣性モーメント
(電動機軸に換算したもの)の電動機の慣性モ
ーメントに対する比。
集団運転
しゅうだんうんて
一つの工場内の多数の機械を1台の電動機又は
ん
数台の電動機に区分して集団で運転する方式。
個別運転
こべつうんてん
1台の機械を1台の電動機で運転する方式。
単線結線図
たんせんけっせん
配線,電気機械器具などの電気的なつながりを,
ず
相数や線数に関係なく1本の線で書き表した結
線図。
展開接続図
てんかいせつぞく
制御機械器具の制御動作の順序(シーケンス)
ず
を示す接続図。通常,シーケンスダイヤグラム
という。
負荷時間率
ふかじかんりつ
反復使用の場合,負荷時間と負荷周期との比を
百分率 (%ED) で表した値。
逆転制動
ぎゃくてんせいど
電動機の回転方向が負荷と反対になるように一
う
次巻線の接続を切り換えて行う制動。
交流電動機の場合は逆相制動という。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
29
Z 9212-1983
番号
用語
全電圧始動
読み方
意味
参考
対応英語
電動機に定格電圧を印加して行う始動。
げんでんあつしど
電源と電動機との間に抵抗又はリアクタンスを
う
挿入するか,若しくは単巻変圧器によって電源
ぜんでんあつしど
う
減電圧始動
電圧を低減して行う始動。
伝動装置
でんどうそうち
動力を伝達するための装置。
固定継手
こていつぎて
主動軸と従動軸との軸線が一致しているときに
使用する剛体継手。
たわみ継手
たわみつぎて
主動軸と従動軸の結合部分に革・ゴムなどを挟
み,回転方向又は軸方向に多少の緩みを与えた
継手。ねじり振動を吸収し,両軸が多少ずれて
いても支障なく運転できる。
電磁継手
でんじつぎて
主動軸と従動軸とを電磁的に結合する継手。
流体継手
りゅうたいつぎて
ポンプの羽根車とタービンの羽根車とを向かい
合せておき,内部に油を満たした構造の継手。
入力軸を駆動するとポンプから流出した油は,
タービンを回し,出力軸に動力を伝達する。
電磁クラッチ
でんじくらっち
電磁石を励磁して可動鉄片(アーマチュア)を
吸引し,摩擦板との接触を介して動力を伝達す
る装置。
金属箱開閉器
きんぞくばこかい
開閉器を金属箱内に収め,箱外から手動で開閉
へいき
操作をできるようにした開閉器。通常,過負荷
保護装置を備えている。
交流電磁開閉器
制御スイッチ
リミットスイッチ
こうりゅうでんじ
交流用電磁接触器と熱動形などの過電流保護装
かいへいき
置とを組み合わせた開閉器。
せいぎょすいっち
接触器,継電器その他の装置の動作を電磁的に
制御するための開閉器。
位置,変位,移動,通過等を検出するためのス
イッチ。接点機構にはマイクロスイッチが多く
使用される。
マイクロスイッチ
開閉動作を小さな力で迅速・確実に行え,相当
大きな電流も開閉できるように設計・製作され
ている小形スイッチ。
制御継電器
保護継電器
せいぎょけいでん
電気機器や回路の制御を遂行する目的に使用さ
き
れる継電器。
ほごけいでんき
電気機器や回路の異常状態に対する保護の目的
に使用される継電器。
限時継電器
げんじけいでんき
限時特性をもつ継電器。
限時特性
げんじとくせい
入力信号が与えられてから,定まった時間後に
熱動過負荷継電器,
ねつどうかふかけ
電流の熱効果を利用して過負荷を検出する継電
(サーマルリレー)
いでんき
器。溶融金属形とバイメタル形とがある。
ドラム制御器
どらむせいぎょき
円筒面上に可動接触子(セグメント)を配置し,
出力する特性。
円筒を回すことによって固定接触子(フィンガ)
との間の接触を制御する制御器。
二要素ヒューズ
にようそひゅーず
溶断特性の異なる可溶体を直列に接続し,その
溶断特性に適当な時間遅れをもたせたヒュー
ズ。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
30
Z 9212-1983
番号
用語
始動リアクトル
読み方
意味
しどうりあくとる
かご形誘導電動機の始動電流を制御するため,
参考
対応英語
始動の際に電源と電動機の間に挿入されるリア
クトル。
二次抵抗制御
にじていこうせい
巻線形誘導電動機の二次側に抵抗を接続し,比
ぎょ
例推移を利用して回転速度を制御する方式。
うずでんりゅうぶ
磁界の中で金属板を回転させ,生じる渦電流損
れーき
によって制動動作を行うブレーキ。
静止クレーマー方
せいしくれーまー
巻線形誘導電動機と直流電動機を直結し,誘導
式
ほうしき
電動機の二次滑り電力をシリコン整流器で整流
渦電流ブレーキ
して直流電動機の入力とする速度制御方式。定
出力特性をもつ。
静止セルビウス方
せいしせるびうす
巻線形誘導電動機の二次滑り電力を整流器で整
式
ほうしき
流し,これを他励サイリスタ逆変換装置によっ
て電源周波数の交流電力に変換して,電源に送
り返す速度制御方式。定トルク特性をもつ。
負荷周期曲線
ふかしゅうききょ
反復使用において,1周期中の負荷と時間との
くせん
関係を表す曲線。
(5.2) 荷役機械
番号
用語
巻上機
読み方
まきあげき
参考
対応英語
意味
荷の巻上げ,巻下げ,横引き,斜め引き等を目
的に使用される装置。
天井クレーン
寸動
てんじょうくれー
高架ランウェイ上を走行するけたにトロリをも
ん
つクレーン。
すんどう
短時間に1回又は繰り返し入り・切りを行って
電動機を少しずつ動かす操作をすること。イン
チングともいう。
ベルトコンベヤ
フレームの両端に設けたプーリにベルトをエン
ドレスに張り,その上に荷を載せて運搬するコ
ンベヤ。
空気コンベヤ
くうきこんべや
管の中の空気を媒体として,荷を運搬するコン
ベヤ。圧送式,吸込式及びその併用のものがあ
る。
(5.3) 流体機械
番号
用語
渦巻ポンプ
読み方
うずまきぽんぷ
意味
遠心ポンプで,羽根車の吐出し側に直接渦巻形
参考
対応英語
ケーシングをもつポンプ。
二重渦巻形ケーシングをもつものを二重渦巻ポ
ンプという。
軸流ポンプ
じくりゅうぽんぷ
羽根車から吐き出される流れが主軸と同心の円
筒面内にあるポンプ。
斜流ポンプ
しゃりゅうぽんぷ
羽根車から吐き出される流れが主軸の中心線を
軸とする円すい面内にあるポンプ。
一般に羽根車の吐出し側に案内羽根形のディフ
ューザをもつ。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
31
Z 9212-1983
番号
用語
往復ポンプ
読み方
おうふくぽんぷ
参考
対応英語
意味
プランジャ形とピストン形とがあり,極めて小
容量の場合や揚程の特に高い場合で,渦巻ポン
プで不可能な場合に用いる。
歯車ポンプ
はぐるまぽんぷ
ケーシング内でかみ合う2個以上の歯車によっ
て,液体を吸込側から吐出し側に押し出す形式
のポンプ。
水頭
すいとう
水の深さ又は高さで表される圧力度又はエネル
ギーの尺度。
揚程
ようてい
ポンプ運転によって作られる水頭の総称。
損失水頭
そんしつすいとう
流体が摩擦や渦流れなどによって失うエネルギ
比速度
ひそくど
ーを水頭で表したもの。
流体機械の羽根車の流体力学的相似性から導か
れる数値で,次式で示される。
比速度=
ここに, n:毎分回転数 (rpm)
Q:流量 (m3/min)
H:全揚程 (m)
送風機
そうふうき
ファンとブロワとの総称。
圧縮機
あっしゅくき
羽根車若しくはロータの回転運動又はピストン
の往復運動によって気体を圧送し,その圧力比
が2以上又は吐出し圧力が0.1MPa {1kgf/cm2}
以上の機械。
ブロワ
羽根車又はロータの回転運動によって気体を圧
送し,その圧力比が1.1以上2.0未満又は吐出し
圧力10kPa {1mAq} 以上0.1MPa {1kgf/cm2} 未
満の送風機。
ファン
羽根車の回転運動によって気体を圧送し,その
圧力比が1.1又は吐出し圧力10kPa {1mAq} 未
満の送風機。
(5.4) その他の電動力応用
番号
用語
熱間圧延機
読み方
意味
参考
対応英語
高温に加熱した鋼片を圧延する設備。
常温で鋼板又は鋼帯を圧延する設備。
かぎゃくあつえん
同一圧延機でロールを正・逆転させて繰り返し
き
圧延材をパスして圧延する設備。
ぶんかいあつえん
加熱されたインゴットを大断面角状又は長方形
き
状鋼片に圧延する可逆圧延機。
しょうしき
紙を抄造する機械。湿紙を形成するすき網部,
ねっかんあつえん
き
冷間圧延機
れいかんあつえん
き
可逆圧延機
分塊圧延機
抄紙機
水をしぼるプレス部及び乾燥部からなる。運転
方式にはセクショナルドライブ,ラインシャフ
トドライブがある。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
32
Z 9212-1983
番号
用語
読み方
意味
セクショナルドラ
抄紙機の各セクションは,正確な関連速度を保
イブ
って連続して運転される必要があるが,この各
参考
対応英語
セクションをそれぞれ個別の電動機で運転する
方式。
ラインシャフトド
抄紙機の軸を変速電動機で駆動し,各セクショ
ライブ
ンの速度は,この主軸より変速機構によって調
節設定して運転する方式。
輪転機
りんてんき
円筒型版胴及び圧胴を駆動して印刷する印刷
機。通常は給紙部,印刷部,折たたみ部及び電
動機部から構成される。
(6) 電気加熱
(6.1) 電気加熱一般
番号
用語
読み方
意味
参考
対応英語
電気加熱
でんきかねつ
電気的現象によって発生する熱による加熱。
加熱室
かねつしつ
被熱物を入れるため,一部又は全部が閉じられ,
外界から隔離されている空間。
抵抗加熱
ていこうかねつ
電源に直接つながれた導体の中に発生するジュ
ール熱による加熱。被熱物に電流を流す直接式
と発熱体に電流を流す間接式がある。
アーク加熱
あーくかねつ
主としてアークによって発生する熱による加
熱。アーク電流が被熱物を流れる直接式と流れ
ない間接式がある。
赤外線加熱
誘導加熱
せきがいせんかね
熱エネルギーが,主として赤外線の放射によっ
り
て伝達される加熱。
ゆうどうかねつ
電磁誘導によって加熱電流を発生させる加熱。
加熱電流が被熱物を流れる直接式と加熱媒介物
を流れる間接式がある。
誘電加熱
ゆうでんかねつ
主として被熱物の誘電損によって発生する熱に
よる加熱。
マイクロ波加熱
まいくろはかねつ
被熱物にマイクロ波を作用させて行う誘電加
熱。
電子ビーム加熱
プラズマ加熱
でんしびーむかね
電子ビームの衝撃によって発生する熱を利用す
つ
る加熱。
ぷらずまかねつ
プラズマエネルギーを仲介として電気エネルギ
ーから変換された熱を利用する加熱。
電気炉
でんきろ
チャージ
加熱室をもった電気加熱装置。
産業用電気加熱プロセスにおいて加熱処理され
るもの。
(6.2) 電気炉一般
番号
用語
バッチ炉
読み方
ばっちろ
意味
加熱中に被熱物が,炉の内外に移動しないよう
参考
対応英語
な炉。
連続炉
れんぞくろ
加熱中に被熱物が,装入口から取出口へ連続的
又は段階的に移動するようになっている炉。
炉気制御炉
ろきせいぎょろ
空気以外のガス若しくは蒸気の大気圧又は大気
圧以上の雰囲気のもとで加熱を行う炉。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
33
Z 9212-1983
(6.3) 抵抗加熱
番号
用語
読み方
意味
抵抗炉
ていこうろ
抵抗加熱による電気炉。
発熱エレメント
はつねつえれめん
発熱体をそのまま使用できるように加工し,必
と
要に応じて附属品も備えた抵抗加熱用部品。
参考
対応英語
箱形炉
はこがたろ
炉体が箱形で,側面に炉口をもつバッチ炉。
バス炉
ばすろ
加熱された溶融体の中に被熱物を入れて加熱す
るつぼ形炉
るつぼがたろ
加熱室がるつぼ形になっているバッチ炉。
黒鉛化炉
こくえんかろ
成形・焼成した炭素材に直接通電して黒鉛化さ
る炉。
せる直接式抵抗炉。
蓄熱式電気温水器
ちくねつしきでん
主として夜間電力などを使用して蓄熱する方式
きおんすいき
の電気温水器。
(6.4) アーク加熱
番号
用語
読み方
意味
アーク炉
あーくろ
アーク加熱による電気炉。
電気製錬炉
でんきせいれんろ
被熱物の溶融と,や金的及び化学的反応(特に
埋没アーク炉
まいぼつあーくろ
アーク抵抗炉
あーくていこうろ
高温における還元)を行わせるアーク炉。
アークが被熱物内に埋没している直接式アーク
参考
対応英語
炉。
被熱物中の抵抗発熱も重要な熱源となっている
直接式アーク炉。
傾動式アーク炉
けいどうしきあー
溶湯をとり出すとき,炉体を傾動できる構造の
くろ
直接式アーク炉。
ロッキングアーク
ろっきんぐあーく
炉体がほぼ水平の円筒状になっており,回転軸
炉
ろ
の位置に対向させた電極間のアークによる熱を
放射によってチャージに与え,溶湯を均質にす
るため回転軸の周りで往復回転をできるように
した間接式アーク炉。
真空アーク炉
しんくうあーくろ
真空容器中で加熱溶融を行うアーク炉。
プラズマアーク炉
ぷらずまあーくろ
アークによってプラズマ状にされた気体を,ジ
ェット流の形で噴出して加熱するアーク炉。
電圧フリッカ[電気
でんあつふりっか
加熱]
アーク電流の変動によって,電源側に生じる電
圧の揺らぎ。
(6.5) 誘導加熱
番号
用語
読み方
意味
誘導炉
ゆうどうろ
誘導加熱による電気炉。
誘導子
ゆうどうし
誘導加熱に必要な交番磁束を発生させるように
参考
対応英語
成形された導体。
るつぼ形誘導炉
るつぼがたゆうど
るつぼ状の容器に収容された被熱物を,容器の
うろ
外側に配置された誘導子によって加熱する誘導
炉。商用周波数の低周波誘導炉と,10〜0.5kHz
の高周波誘導炉がある。
溝形誘導炉
みぞがたゆうどう
閉路鉄心をもち,鉄心と鎖交して耐火材で溝を
ろ
構成し,溝の中を満たす溶融金属が閉二次回路
を構成するようにした誘導炉。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
34
Z 9212-1983
(6.6) その他の電気加熱
読み方
参考
番号
用語
意味
誘電加熱器
ゆうでんかねつき
誘電加熱による電気加熱器。
誘電ウェルダ
ゆうでんうぇるだ
プラスチックシートを加熱圧着するための誘電
加熱器。
マイクロ波加熱炉
まいくろはかねつ
マイクロ波加熱による電気炉。電子レンジもこ
ろ
れに属する。
対応英語
(6.7) 電気溶接
番号
用語
読み方
電気溶接
でんきようせつ
電気エネルギーを用いた溶接。
アーク溶接
あーくようせつ
アーク加熱による溶接
サブマージアーク
さぶまーじあーく
溶接ワイヤと母材間に生じるアークを,粉末フ
溶接
ようせつ
ラックスで覆って行うアーク溶接。
イナートガスアー
いなーとがすあー
アルゴン,ヘリウムなどの不活性ガス,又はこ
ク溶接
くようせつ
れらに少量の活性ガスを加えたガス雰囲気の中
参考
対応英語
意味
で行うアーク溶接。
抵抗溶接
ていこうようせつ
接合させた部材の接触部を通して電流を流し,
抵抗加熱するとともに圧力を加えて行う溶接。
フラッシュ溶接
ふらっしゅようせ
通電の最初には強い加圧を行わず,生じる火花
つ
によって接触部を溶融飛散させ,その間に接合
部全体を十分加熱してから強く加圧して行う突
合せ抵抗溶接。
重ね抵抗溶接
点溶接
かさねていこうよ
溶接部を重ね合わせ,両方から加圧して行う抵
うせつ
抗溶接。
てんようせつ
重ね合わせた部材を適当に成形した電極の先端
で挟み,比較的小さな部分に電流を集中して局
部加熱をし,同時に電極で加圧して行う重ね抵
抗溶接。
シーム溶接
しーむようせつ
ローラ電極を用いて通電と加圧を行い,電極を
回転しながら継手に沿って連続的に接合を行う
重ね抵抗溶接。
電子ビーム溶接
でんしびーむよう
電子ビームを当て,その衝撃発熱を利用して行
せつ
う溶接。
(7) 照明
(7.1) 照明の基礎
番号
用語
放射
読み方
ほうしゃ
参考
対応英語
意味
電磁波(又は粒子)によって,エネルギーが放
出又は伝搬される現象,及びこれらの電磁波
(又は粒子)を総称していう。
光
ひかり
視覚器を通して視感覚を起こすことができる放
射。この放射の波長範囲は実用上,380〜780nm
とされている。
放射束
ほうしゃそく
単位時間に空間を伝搬していく放射エネルギー radiant flux
光束
こうそく
放射束Φ (λ) に波長についての重みとして,標
準比視感度V (λ) を乗じて導いた量。
光量
こうりょう
光束の時間積分値。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
35
Z 9212-1983
番号
用語
光束発散度
照度
読み方
意味
こうそくはっさん
微小面から出る光束を,その微小面の面積で割
ど
った値。
しょうど
微小面要素に入射した光束を,その面積で割っ
参考
対応英語
た値。
光度
こうど
点光源からある方向に向かう光束を,その光源
を頂点とし,その方向への単位立体角当たりの
光束に換算した値。
輝度
きど
光の発散面上の任意の点より,ある与えられた
方向に向かう光度を,その点を含む微小面要素
の与えられた方向への正射影面積で割った値。
比視感度
ひしかんど
特定の測定条件の下で,同じ大きさの明るさの
感覚を生じる波長λ及びλmの二つの放射がある
場合に,前者の放射束に対する後者の放射束の
比。波長λmはこの比の最大値が1になるように
選ぶ。
標準比視感度
ひょうじゅんひし
明順応における比視感度で,国際度量衡委員会
かんど
及び国際照明委員会で採用された値。
放射体からの放射エネルギーと,これに供給さ
放射効率
ほうしゃこうりつ
発光効率
はっこうこうりつ
光源の光束Fと,放射される放射束Φとの比。
均等拡散面
きんとうかくさん
あらゆる方向に同一の輝度をもつ反射面又は透
めん
過面をいう。特に反射率又は透過率が1である
れた消費エネルギーとの比。
理想的な場合を完全拡散面ということもある。
完全拡散面
かんぜんかくさん
→均等拡散面
光の量によって生ずる光源又は物体表面の明暗
brightness(米)
めん
明るさ
あかるさ
マンセル表色系
まんせるひょうし
A.H. Munsellの考案による色票配列に基づいた
ょくけい
表色系。色相 (H),明度 (V ),彩度 (C ) によっ
の概念。輝度に対応する心理的概念。
て物体色を表す。
(CIE) 標準表色系
(しーあいいー)ひ
国際照明委員会 (CIE) で規約されたスペクト
ょうじゅんひょう
ル三刺激値に基づく三色表色系。
ある光の色度に等しいか又は近似する色度をも
しょくけい
色温度
いろおんど
つ完全放射体(黒体)の絶対温度。
標準の光
ひょうじゅんのひ
相対分光分布がCIEによって規約されている
かり
A,B,C,D65の4種類の測色用の光
標準の光A:2855.6Kの相関色温度をもつ光。
標準の光B:4874Kの相関色温度をもつ光。
標準の光C:6774Kの相関色温度をもつ光。
標準の光D65:6504Kの相関色温度をもつ光。
演色性
えんしょくせい
規定条件における基準光源による物体色の見え
方と比較した,ある光源による物体色の見え方
の効果。
法線照度
ほうせんしょうど
光の進行方向に垂直な面上の照度。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
36
Z 9212-1983
番号
用語
水平面照度
読み方
参考
対応英語
意味
水平面上の照度。
鉛直面上の照度。
(せきぶん)こうそ
1回の比較によって全光束が測定できるような
すいへいめんしょ
うど
鉛直面照度
えんちょくめんし
ょうど
(積分)光束計
くけい
装置。
平均照度
へいきんしょうど
面上の照度の平均。
照度計
しょうどけい
照度を測定する装置。
輝度計
きどけい
輝度を測定する装置。
(米)
(7.2) 光源,点灯回路及び照明器具
番号
用語
熱放射
ルミネセンス
読み方
ねつほうしゃ
参考
対応英語
意味
原子又は分子に熱を与えることによって生ずる
連続スペクトル放射。
物質が外部から何らかの刺激(電界,光,熱な
ど)によって発光する現象。
寿命[光源]
じゅみょう
光源として役立たない状態になるまでに点灯し
ていた時間。
定格寿命[光源]
ていかくじゅみょ
設計及び使用の基準となる寿命で,定格電圧,
う
電流などで点灯したときの同一形式の全製品に
期待される寿命。
動程[光源]
どうてい
光源における光束,光度,効率,電圧,電流な
どの値の寿命試験中の時間的変化。
配光曲線
はいこうきょくせ
光源を含むある面内の光度を,方向の関数とし
ん
て表した曲線。通常,光源を原点とする極座標
で表す。
器具効率
白熱電球
射される光束との比。
はくねつでんきゅ
電流を流すことによってガラス球内のフィラメ
う
ントを加熱し,その熱放射によって発光する光
きぐこうりつ
照明器具から放射される光束と,ランプから放
源。
反射形電球
はんしゃがたでん
一般に適切な形のガラス球の一部に反射性物質
きゅう
の被膜を付け,光に指向性を持たせるように形
作った白熱電球。
ガス入り電球
ハロゲン電球
がすいりでんきゅ
フィラメントが不活性ガス中で発光する白熱電
う
球。
はろげんでんきゅ
ある比率でハロゲン元素を封入したガス入り電
う
球。同じ効率なら普通のガス入り電球より寿命
が長く,また寿命が同じなら効率を上げること
ができる。
放電ランプ
ほうでんらんぷ
気体,金属蒸気又は数種類の気体と蒸気中の放
電によって発光するランプ。
高圧ナトリウムラ
こうあつなとりう
点灯中の蒸気分圧が10kPa程度のナトリウム蒸
ンプ
むらんぷ
気放電ランプ。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
37
Z 9212-1983
番号
用語
読み方
意味
(低圧)ナトリウム
(ていあつ)なとり
点灯中の蒸気分圧が数Pa以下のナトリウム蒸
ランプ
うむらんぷ
気放電ランプ。
高圧水銀ランプ
こうあつすいぎん
点灯中の蒸気分圧が0.1MPa以上の水銀蒸気放
らんぷ
電ランプ。
蛍光(高圧)水銀ラ
けいこう(こうあ
外管(ガラス球)に蛍光物質を塗布した高圧水
ンプ
つ)すいぎんらんぷ
銀ランプ。
反射形(高圧)水銀
はんしゃがた(こう
ガラス球を反射形にして指向性をもたせた水銀
あつ)すいぎんらん
ランプ。蛍光物質を塗布したものもある。
ランプ
ぷ
安定器内蔵形(高
あんていきないぞ
圧)水銀ランプ
うがた(こうあつ) を直列に接続して,同一ガラス球内に備えてい
すいぎんらんぷ
水銀ランプの発光管と白熱電球用フィラメント
る放電ランプ。
メタルハライドラ
金属蒸気とハロゲン化物の解離生成物との混合
ンプ
物からの放射により発光する放電ランプ。
HIDランプ
参考
対応英語
えっちあいでーら
高強度放電ランプ類のことで,高圧水銀ランプ,
んぷ
メタルハライドランプ,高圧ナトリウムランプ
から成り立つランプ類の総称。
蛍光ランプ
けいこうらんぷ
発光の主要部分が放電からの紫外放射によって
励起される蛍光物質のホトルミネセンスである
放電ランプ。
高出力蛍光ランプ
こうしゅつりょく
管の単位長当たりの電力を大きくし(50W/m程
けいこうらんぷ
度,定格電流0.8〜1.0A),光束を増加した蛍光
ランプ。
超高出力蛍光ラン
ちょうこうしゅつ
管の単位長当たりの電力を大きくし(90W/m程
プ
りょくけいこうら
度,定格電流1.5A程度),光束を増加した蛍光
んぷ
ランプ。
キセノンランプ
主としてキセノンガスの励起によって発光する
放電ランプ。
主電極
しゅでんきょく
放電電流が流れる電極。
始動電極
しどうでんきょく
放電を開始させるための補助電極。
陽光柱
ようこうちゅう
放電において,電位こう配が正で,原子又は分
子の励起が活発に行われることを特徴とするプ
ラズマ状態の発光部。
エレクトロルミネ
えれくとろるみね
セント (EL) ラ
せんと(いーえる)
源。
ンプ
らんぷ
(放電ランプの)始
(ほうでんらんぷ
安定器などと組み合わせて放電ランプを始動す
動器
の)しどうき
る装置。
ラピッドスタート
らぴっどすたーと
電極を加熱すると同時に電極間に電圧を印加
式
しき
し,短時間で放電ランプ(特に蛍光ランプ)を
エレクトロルミネセンス現象により発光する光
始動する方式。
予熱始動式
よねつしどうしき
電極を予熱したのち,電極間に電圧を印加し,
放電ランプ(特に蛍光ランプ)を始動する方式。
(放電ランプの)安
(ほうでんらんぷ
放電を安定させるために,放電ランプとともに
定器
の)あんていき
使われる装置。安定器はそれだけで,又はスタ
ータと組み合わせてランプの始動に使える。
また始動器が安定器の中に組み込まれている場
合もある。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
38
Z 9212-1983
番号
用語
読み方
意味
ハイブリッド電子
はいぶりっどでん
従来の安定器を構成する商用周波数でのランプ
安定器
しあんていき
電流安定化用インピーダンスと,始動回路の一
参考
対応英語
部を半導体に置き換えることにより,小形軽量,
低損失化を図った安定器。
電子安定器
でんしあんていき
ランプ始動時及び点灯中に半導体回路が主要機
能を果たし,ランプ電流又は主電流が半導体回
路を流れる安定器。例えばトランジスタインバ
ータ技術を応用して,商用周波を高周波に変換
して放電ランプ(主に蛍光ランプ)を点灯する
高効率のしかも小形,軽量化を図ったもが実用
化されている。
光束維持率
こうそくいじりつ
光源を一定時間点灯した後の全光束と,初特性
の全光束との比。
効率[光源]
こうりつ
光源の全光束をその消費電力で割った値。
演色評価数[光源]
えんしょくひょう
ある光源によって照明された物体の知覚的な色
かすう
が,規定条件における基準光源によって照明さ
れた当該物体の知覚的な色と一致する程度を示
す尺度。
照明器具
しょうめいきぐ
主に光源の配光及び光色を変換する機能をも
ち,それらの光源を固定し保護するため及び電
源に接続するために必要なすべてのものをもつ
器具。点灯に必要な附属装置をも含む。
対称配光
非対称配光
たいしょうはいこ
配光を示す立体が一つの配光曲線を対称軸の周
う
りに回転することによってできるような配光。
ひたいしょうはい
配光を示す立体が,一つの配光曲線を対称軸の
こう
周りに回転することによってはできないような
配光。
拡散器
かくさんき
光源の配光を変換するのに,主として拡散現象
を用いる器具又は照明装置。
反射器[照明]
はんしゃき
屈折器
くっせつき
光源の配光を変換するのに,反射現象を用いる
器具又は照明装置。
光源の配光を変換するのに,屈折現象を用いる
器具又は照明装置。
ルーバ[照明]
与えられた範囲以外では光源からの直射光を遮
るようにした拡散透過又は不透明の遮光板から
なる照明用具。
狭照形(照明)器具
広照形(照明)器具
角照形(照明)器具
きょうしょうがた
器具の光中心を通る垂直軸上の比較的小さい立
(しょうめい)きぐ
体角内に光を集める照明器具。
こうしょうがた(し
比較的大きい立体角内に光を配分する照明器
ょうめい)きぐ
具。
かくしょうがた(し
特定の方向に関して,非対称となる配光をもつ
ょうめい)きぐ
照明器具。
(7.3) 照明の設計及び施設
番号
用語
作業面
読み方
さぎょうめん
意味
作業が行われる平面として定義される指定面
で,照度測定又は照明設計の際に照度を問題に
する面。
参考
対応英語
work plane(米)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
39
Z 9212-1983
番号
用語
読み方
意味
(照度の)均せい度
(しょうどの)きん
面上の最小照度と平均照度との比。また,ある
せいど
場合は最小照度と最大照度との比。
しょうめいりつ
作業面上に到達する光束と光源から放射する全
照明率
光束との比。
保守率
ほしゅりつ
全般照明
ぜんぱんしょうめ
照明施設をある期間使用した後の作業面上の平
参考
対応英語
utilization(米)
均照度と,初期照度との比。
領域全体をほぼ一様に照明する方式。
きょくぶしょうめ
ある特定の位置,例えば作業に必要な箇所だけ
い
を局部的に照明する方式。
ちょくせつしょう
大きさが無限と仮定された作業面に,発散光束
めい
の90〜100%が,直接到達するような配光をも
い
局部照明
直接照明
った器具による照明。
半直接照明
はんちょくせつし
大きさが無限と仮定された作業面に,発散光束
ょうめい
の60〜90%が,直接到達するような配光をもっ
た器具による照明。
半間接照明
はんかんせつしょ
大きさが無限と仮定された作業面に,発散光束
うめい
の10〜40%が,直接到達するような配光をもっ
た器具による照明。
間接照明
かんせつしょうめ
大きさが無限と仮定された作業面に,発散光束
い
の10%以下が,直接到達するような配光をもっ
た器具による照明。
光天井
ひかりてんじょう
拡散透過板(透光性パネル)を天井一面に張り,
その上部に光源を配置した照明。直接照明の一
種。
ぷさり
昼間の室内で,昼光照明を補助するために,常
時,人工照明を点灯すること。
昼光照明
天空率
ちゅうこうしょう
昼間太陽から発する光を利用して,物体とその
めい
周辺を見えるように照らすこと。
てんくうりつ
輝度が一様な天空から,ガラスのない開口部を
通じて直接に受け入れられる,与えられた平面
上の一点の昼光照度と,そのときの同じ天空に
よる全天空照度との比。
全天空照度
ぜんてんくうしょ
天空光による,障害物の全くない地表面におけ
うど
る水平面照度。
ある点の昼光照度と,そのときの全天空照度と
昼光率
ちゅうこうりつ
混光照明
こんこうしょうめ
全体としての演色性を悪くせず,しかも効率を
い
低下させないため,低演色性高効率光源と高演
の比。
色性低効率光源とを混ぜて使用する照明方式。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
40
Z 9212-1983
(8) 電気化学
(8.1) 電気化学の基礎
番号
用語
電気化学セル
読み方
意味
でんきかがくせる
2本の電極,電解質,外部電極又は外部負荷か
参考
対応英語
らなる電気化学の基本構成。
でんきょく
電解質に接し,外部と電流をやりとりする導体。 electrode
電極
アノード
電解質に向かって正電荷が流れる電極。
カソード
電解質から正電荷が流れ込む電極。
隔膜
かくまく
電解質
でんかいしつ
アノード液,カソード液を分けるために用いる,
流体が浸透できる膜。
イオン伝導性をもつ物質。電気化学セルでは両
極の間に用いられる。
固体電解質
こたいでんかいし
固体のイオン伝導体。
つ
標準電極電位
ひょうじゅんでん
標準状態(気体では1気圧,溶液では活量が1)
きょくでんい
にある電極の平衡電位。通常は標準水素電極を
基準にして表される。
標準水素電極
ひょうじゅんすい
水素イオンの活量が1の溶液に1気圧の水素ガ
そでんきょく
スを不活性電極上に流す電極。
平衡電位
へいこうでんい
平衡状態にある電極の電位差。
理論分解電圧
りろんぶんかいで
電解を起こすのに必要な最小の端子間電圧。
んあつ
過電圧[電気化学]
かでんあつ
電解の際の電極の実際の電位と理論的電位の
差。
ターフェルの式
たーふぇるのしき
過電圧ηと電解電流密度iとの間のη=a±blogi
で表される関係式。a,bは電解反応のパラメー
タ。
ファラデーの(電解
ふぁらでーの(でん
同じ物質を電解すると生成物の量は電気量に比
の)法則
かいの)ほうそく)
例する。異なる物質の電解では生成物の量は化
ファラデー定数
ふぁらでーていす
電気化学当量
学当量の比に等しい。
素電荷eをもつ粒子1モルがもつ電気量。
でんきかがくとう
単位電気量を流した時に得られる物質の理論的
りょう
当量。
でんりゅうみつど
電極単位面積当たりの電流。
こうかんでんりゅ
電極が平衡にある時流れる,絶対値の等しいア
う
ノード電流とカソード電流。
げんかいでんりゅ
物質移行に反応が支配されて電圧を上げても電
う
流が一定値を超えない場合のその一定値のこ
う
電流密度[電気化
学]
交換電流
限界電流
と。
当量導電率
輸率
とうりょうどうで
溶質1グラム当量を含む溶液の体積にその溶液
んりつ
の比電導度を乗じたもの。
ゆりつ
電解質中を電流が流れる際,各イオンによって
運ばれる電気量の割合。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
41
Z 9212-1983
(8.2) 電解
番号
用語
読み方
参考
意味
対応英語
電解
でんかい
電気分解
でんきぶんかい
→電解
電解槽
でんかいそう
電解質を入れて電解を行う容器。
槽電圧
そうでんあつ
電解において両極間に加える電圧。浴電圧とも
陽極処理
ようきょくしょり
電気防食
でんきぼうしょく
電流を流して金属の腐食を減少させる方法。
電解採取
でんかいさいしゅ
金属化合物を溶媒に溶かし電解を行って,金属
電解精製[電解精
でんかいせいせい
電解質に電流を流して電気化学反応を行わせる
こと。
いう。
金属を陽極にして電解を行い,表面の加工,処
理を行うこと。
を得ること。
錬]
低純度金属を陽極として電解を行い,陰極に高
純度金属を得ること。
電気めっき
でんきめっき
金属イオンを含む電解質溶液を電解し,陰極物
質上に金属の薄膜を付けること。
有機電解
ゆうきでんかい
電解反応を利用して有機合成を行うこと。
水溶液電解
すいようえきでん
電解質に水溶液を用いる電解。
かい
溶融塩電解
ようゆうえんでん
電解質に溶融塩を用いる電解。
かい
寸法安定性電極
すんぽうあんてい
電解反応に伴い,ほとんど消耗変形をしない電
せいでんきょく
極。
ふっきょくしきで
電解槽を直列に接続した場合,1本の電極の片
複極式電極
んきょく
側を陰極,他方を陽極として利用する電極。
石綿隔膜
せきめんかくまく
石綿を利用した隔膜。
イオン交換膜
いおんこうかんま
イオンの選択透過性をもつイオン交換体を膜状
く
にしたもの。
ホール・エルー法
ほーる・えるーほう
氷晶石を電解質としてアルミナを電解しアルミ
ニウムを得る方法。
自焼成電極,
じしょうせいでん
アルミニウム電解に用いる陽極炭素の一方式で
(ゼーダーベル
きょく,
未焼成の炭材を電解槽の熱を利用して焼成した
グ電極)
(ぜーだーべるぐ
もの。連続的に炭素の供給ができる。
でんきょく)
既焼成電極
きしょうせいでん
アルミニウム電解に用いる陽極炭素の一方式で
きょく
電解に供する前にあらかじめ炭材を焼成したも
の。
電解エネルギー原
でんかいえねるぎ
電解に際し,生成物単位重量を得るのに必要な
単位
ーげんたんい
電解エネルギー。
電解エネルギー効
でんかいえねるぎ
電解の際の理論から計算できるエネルギーと実
率
ーこうりつ
際に用いたエネルギーとの比。
(8.3) 電池
番号
用語
読み方
電池
でんち
放電[電池]
ほうでん
意味
参考
対応英語
置。
電池から外部回路に電流を流すこと。
化学エネルギーを電気エネルギーに変換する装
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
42
Z 9212-1983
番号
用語
充電
読み方
じゅうでん
参考
対応英語
意味
二次電池に外部から電気エネルギーを与えて化
学エネルギーの形で貯えること。
活物質
かつぶっしつ
電池において,電流を生じる化学反応にあずか
る物質。
隔離体
かくりたい
集電体
しゅうでんたい
電池において,正極と負極の接触を防止するた
めに用いる板又は膜。
電極の伝導性を良くするために用いられる炭素
や金属。
公称電圧[電池]
こうしょうでんあ
電池の表示に用いる電圧。
つ
開路電圧[電池]
かいろでんあつ
電池に負荷をかけない時の両極間の電圧。
閉路電圧
へいろでんあつ
電池に負荷をかけた時の両極間の電圧。
終止電圧
しゅうしでんあつ
放電又は充電を終了する限度を示す電圧。
放電容量
ほうでんようりょ
電池を放電して終止電圧に至るまでに取り出し
う
得る電気量。
自己放電
じこほうでん
電池を無負荷状態においても容量が次第に減少
していくこと。
利用率[電池]
りようりつ
正極又は負極の活物質の量から計算できる電気
量と実際に終止電圧に至るまでに取り出せる電
気量との比。
素電池
そでんち
電池を構成する素材だけからなる単位電池。
単電池
たんでんち
素電池1個で構成された電池。
集合電池
しゅうごうでんち
素電池2個以上で構成された電池。
一次電池
いちじでんち
充電できない電池。
マンガン乾電池
まんがんかんでん
正極活物質に二酸化マンガン,負極活物質に亜
ち
鉛,電解液に塩化アンモニウムと塩化亜鉛を用
いる,小形で携帯に便利な一次電池。
二次電池
にじでんち
充電して繰り返し使用できる電池。
蓄電池
ちくでんち
→二次電池
鉛蓄電池
なまりちくでんち
正極活物質に二酸化鉛,負極活物質に鉛,電解
液に希硫酸を用いる二次電池。
アルカリ蓄電池
電解質にアルカリ水溶液を用いた二次電池。
じゅうりょうこう
単位重量当たりに貯えている電池のエネルギー
りつ
容量。
単位容積当たりに貯えている電池のエネルギー
あるかりちくでん
ち
重量効率
容積効率
ようせきこうりつ
残存容量
ざんぞんようりょ
容量。
電池の中にある放電し得る電気量。
う
時間率
じかんりつ
定電流で充放電を行う際,その電流値をI (A),
電池の容量をC (Ah) とした時のIC。
サイクル寿命
さいくるじゅみょ
二次電池が所定容量に至るまでにできる充放電
う
の繰返しの回数。
充電効率
じゅうでんこうり
放電で得られた電気量と充電に要した電気量と
つ
の比,又は各々の電気エネルギーの比。
きゅうそくじゅう
規格の電流値より大きな電流を流して短時間で
でん
行う充電。
かほうでん
電池の終止電圧以下になるまで行う放電。
急速充電
過放電
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
43
Z 9212-1983
番号
用語
浮動充電
読み方
意味
ふどうじゅうでん
電池と電源をフロートの接続(並列の接続)に
参考
対応英語
して,使用しつつ充電する方法。
トリクル充電
とりくるじゅうで
自己放電を行う程度の微小の電流で常時行う充
ん
電。
(9) 空気調和
(9.1) 空気調和一般
番号
用語
空気調和
読み方
くうきちょうわ
意味
参考
対応英語
室内空気の温度,湿度,清浄度及び気流分布を,
その室の目的に適合するような状態に処理調整
すること。
快感空気調和
産業空気調和
快感線図
かいかんくうきち
室内居住者の居住環境を快適に保つことを目的
ょうわ
とした空気調和。保健空気調和ともいう。
さんぎょうくうき
工場や作業場の環境,生産プロセスなどを対象
ちょうわ
とした空気調和。
かいかんせんず
気温,湿度及び気流の面から人間の快感に対す
る効果を有効温度で表した線図。
有効温度
ゆうこうおんど
空気の温度,湿度及び気流の3要素の総合的効
果によって人体に感ずる快感度合を表した指標
温度。
度日
どにち
冷房又は暖房期の基準室内温度と外気温度の平
均値との差と,その期間の日数の積。
ゾーニング
空気調和を行う場合,建物内を熱負荷の性質,
又は使用目的によりいくつかの区域に分けるこ
と。
相当温度差
そうとうおんどさ
日射と気温及び壁体の構造による伝熱の時間的
遅れを考慮して定めた相当外気温度と室内温度
との差。
蓄熱係数
ちくねつけいすう
日射や照明によって実際に発生する熱負荷と,
室内の日射,照明による熱取得との比。
装置露点温度
そうちろてんおん
室内の熱負荷によって定まる顕熱比線と湿り空
ど
気線図の飽和空気曲線との交点が示す温度。冷
却コイルのコイル表面温度,エアワッシャが
100%働いた時の水滴温度。
バイパス係数
ばいぱすけいすう
冷却コイルやエアワッシャを通過する空気の一
部は装置に接触せず素通りする。この素通り風
量の全通過風量に対する割合。
コンタクト係数
こんたくとけいす
冷却コイルやエアワッシャを通過する全空気量
う
に対し,コイルや水滴に接触して熱交換した空
気量の割合。
外気冷房
がいきれいぼう
冷房負荷が小さい期間において外気を直接利用
する冷房。
地域冷暖房
ちいきれいだんぼ
広い地域の各種多数の建物に1箇所又は数箇所
う
のプラントから冷水,温水又は蒸気などを供給
し,各建物の冷暖房,給湯を行うシステム。
トータルエネルギ
とうたるえねるぎ
自己の建物又は地域内で,ガス,油などの燃料
ー方式
ーほうしき
によって発電を行い,照明,電力設備に利用し,
更にその廃熱を冷暖房,給湯に利用するシステ
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
44
Z 9212-1983
番号
用語
読み方
意味
参考
対応英語
ム。
熱回収システム
ねつかいしゅうし
ビルから排出される熱エネルギーを熱交換器や
すてむ
ヒートポンプを利用して回収し,ビル内で有効
に再利用するシステム。
(9.2) 空気調和方式
参考
対応英語
番号
用語
読み方
意味
中央空気調和方式
ちゅうおうくうき
中央に設置した空気調和装置からダクト又は管
ちょうわほうしき
により送風を行う空気調和方式。
こべつくうきちょ
各室,各ゾーンごとに空気調和装置を設置し空
うわほうしき
気調和する方式。
たんいつだくとほ
中央空気調和装置から単一ダクトにより送風す
うしき
る空気調和方式。
まるちぞーんほう
中央空気調和装置から出る冷風及び温風を各ゾ
しき
ーンごとに要求される条件に混合し,調和空気
個別空気調和方式
単一ダクト方式
マルチゾーン方式
としてそれぞれ別々のダクトにより送風する方
式。
二重ダクト方式
にじゅうだくとほ
中央空気調和装置から冷風,温風の2系統のダ
うしき
クトを設け,ゾーンごとに混合ユニットで冷風,
温風を混合して送風し,室温を制御する方式。
ファンコイルユニ
ふぁんこいるゆに
ファンコイルユニットを各室に設置し,中央に
ット方式
っとほうしき
設置した冷熱源装置から冷水又は温水を供給し
て,空気調和を行う方式。
ダクト併用ファン
だくとへいようふ
調和空気がダクトにより天井から吹き出し,夏
コイルユニット方
ぁんこいるゆにっ
は減湿,冬は加湿を行い,ファンコイルユニッ
式
とほうしき
トで室内の顕熱の処理を行う方式。
ダクト併用放射冷
だくとへいようほ
天井又は床に埋め込んだパネルに冷水又は温水
暖房方式
うしゃれいだんぼ
を通水して室内の顕熱負荷の大半を処理し,残
うほうしき
りの顕熱負荷及び潜熱負荷をダクトからの調和
空気で処理する方式。
(9.3) 空気調和機器
番号
用語
空気調和装置
読み方
意味
くうきちょうわそ
空気の温度,湿度,清浄度を調整する装置。空
うち
気冷却器,空気加熱器,加湿器,エアフィルタ
参考
対応英語
及び送風機等で構成される。
空気調和ユニット
くうきちょうわゆ
空気調和装置のうち空気冷却器,空気加熱器,
にっと
加湿器,エアフィルタ及び送風機等で構成され
たものを一つのケーシングに納めたもの。
空気調和機
くうきちょうわき
空気調和の目的を達するために必要な機器を一
つのケーシングに納めた空気調和ユニット。
エアハンドリング
ケーシング内に空気冷却器,空気加熱器,空気
ユニット
加湿器,エアフィルタ及び送風機を納めた中央
式空気調和ユニット。
ファンコイルユニ
ケーシング内に冷温水コイル,エアフィルタ,
ット
送風機を納めた小形空気調和ユニット。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
45
Z 9212-1983
番号
用語
誘引ユニット
読み方
意味
ゆういんゆにっと
中央空気調和機から供給された一次空気が,ノ
参考
対応英語
ズルから噴出する際,誘引作用により空気を冷
温水コイルを介し冷却又は加熱し,一次空気と
混合し,室内へ吹き出すようにした空気調和ユ
ニット。
パッケージエアコ
圧縮機,凝縮器,蒸発器等,冷凍サイクルを構
ンディショナ
成する機器とエアフィルタ,送風機などからな
る空気調和機。
ルームエアコンデ
一室又は数室を空調するダクト接続のない小形
ィショナ
空気調和機。
ユニットクーラ
冷却コイルと送風機とを組み合わせたもの。冷
熱源として水又は冷媒が使用される。
ユニットヒータ
加熱コイルと送風機とを組み合わせたもの。温
熱源として温水又は蒸気が使用される。
パン形加湿器
ぱんがたかしつき
平たい皿に水を入れ,電気等で加熱して水面か
ら蒸気を発生させる加湿器。
超音波加湿器
ちょうおんぱかし
水中の超音波発振器の作用により水を蒸発させ
つき
る加湿器。
エアワッシャ
多数の噴霧ノズルから冷水又は温水を噴霧し,
これに空気を通過させ,空気を冷却減湿又は加
湿する装置。空気中のじんあいも除去されるの
で空気洗浄器ともいう。
全熱交換器
ぜんねつこうかん
換気のために取り入れる新鮮な外気と外部へ出
き
す排気との間で顕熱及び潜熱の熱交換を行う装
置。
エアカーテン
建物の出入口,その他開口部に吹出し気流の厚
い層をつくり,その両側の空気の相互への侵入
を防ぐようにしたもの。
(9.4) 暖房
番号
用語
放熱器
読み方
ほうねつき
意味
直接暖房で室内又は暖房すべき空間内に設置
参考
対応英語
し,蒸気・温水を通して周囲の空気を暖める装
置。
対流放熱器
たいりゅうほうね
フィン付きエレメントとそれを覆うケーシング
つき
とからなり,蒸気又は温水をエレメントに通し
対流作用によって暖房する装置。
放射放熱器
温風暖房機
ほうしゃほうねつ
温水蒸気・電気又は燃料の燃焼によるヒータで
き
放射熱により暖房する装置。
おんぷうだんぼう
ケーシング内の燃焼室で燃料を燃焼し,燃焼ガ
き
スにより空気を加熱する装置。自然対流式と強
制送風式がある。
(9.5) 空気循環及び換気
番号
用語
混合ユニット
読み方
意味
こんごうゆにっと
2種類の空気を混合し適切な調和空気に調節す
る空気調和ユニット。
参考
対応英語
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
46
Z 9212-1983
番号
用語
換気回数
意味
参考
対応英語
単位時間当たりに空間に供給される空気量を空
読み方
かんきかいすう
間容積で除した数。通常回/時で表す。
機外静圧
きがいせいあつ
空気調和ユニットの送風出口における静圧。
面速
めんそく
空気の給・排気口,冷却コイルなどで空気の流
れに直角な見掛けの前面の面積で通過風量を除
した風速。
(9.6) 冷凍一般
番号
用語
読み方
意味
蒸気圧縮冷凍方式
じょうきあっしゅ
冷媒の冷凍サイクルを圧縮機の圧縮工程により
くれいとうほうし
行う冷凍方式。
参考
対応英語
き
吸収冷凍方式
きゅうしゅうれい
蒸発器から凝縮器に冷媒を運ぶのに圧縮機を用
とうほうしき
いず,吸収剤の冷媒吸収作用により連続的に冷
凍を行う方式。
蒸気噴射冷凍方式
じょうきふんしゃ
蒸気エジェクタを用い,大量の蒸気を噴射する
れいとうほうしき
ときの負圧作用により真空を作り出し,冷凍を
行う方式。
熱電冷凍方式
ねつでんれいとう
2種類の金属をリング状に接続し電流を流す
ほうしき
と,一方の接合点は高温になり,他の接合点は
低温となることをペルチェ効果といい,この効
果を利用して冷凍を行う方式。
冷凍サイクル
れいとうさいくる
蒸気圧縮冷凍方式にあっては冷媒が蒸発・圧
縮・凝縮・膨張の4行程で循環するサイクル。
吸収冷凍方式にあっては冷媒が蒸発・吸収・再
生・凝縮・膨張の各行程で循環するサイクル。
蒸発圧力
凝縮圧力
じょうはつあつり
冷媒が蒸発するとき蒸発器内に発生する圧力。
ょく
蒸発温度における飽和圧力に等しい。
ぎょうしゅくあつ
冷媒が凝縮するとき凝縮器内に発生する圧力。
りょく
凝縮温度における飽和圧力に等しい。
冷凍効果
れいとうこうか
冷媒1kg当たりの蒸発器での吸熱量。
冷凍能力
れいとうのうりょ
単位時間当たりの冷媒循環量と冷凍効果との
く
積。
にほんれいとうと
冷凍能力の単位。1冷凍トンは,24時間で0℃
ん
重さ1トンの水を0℃の氷にするのに必要な冷
日本冷凍トン
凍能力。
1冷凍トンは13900kJ/h (3320kcal/h)。
成績係数[冷凍]
せいせきけいすう
冷凍機,ヒートポンプなどで冷凍冷却,加熱に
利用される熱量と外部から与えたエネルギーと
の比。COPともいう。
エネルギー消費効
えねるぎーしょう
冷凍機を運転するのに必要な消費電力当たりの
率
ひこうりつ
冷凍能力。EERともいう。
(9.7) 冷凍機器
番号
用語
読み方
意味
コンデンシングユ
圧縮機,凝縮器,油分離器,受液器及び電動機
ニット
などで構成されるユニット。
参考
対応英語
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
47
Z 9212-1983
番号
用語
容積形圧縮機
読み方
意味
ようせきがたあっ
押しのけ室の容積を減少させることによって気
しゅくき
体を圧縮する圧縮機で,回転圧縮機及び往復動
参考
対応英語
圧縮機の総称。
往復動圧縮機
回転圧縮機
おうふくどうあっ
ピストンの往復運動によって,気体を圧縮する
しゅくき
容積形圧縮機。
かいてんあっしゅ
ロータの回転運動によって気体を圧縮する容積
くき
形圧縮機で,ベーン圧縮機,スクリュー圧縮機
などの総称。
スクリュー圧縮機
すくりゅーあっし
雌雄ロータにより形成される押しのけ室の容積
ゅくき
を回転により減少させて気体を圧縮する回転圧
縮機。
遠心圧縮機
吸収冷凍機
えんしんあっしゅ
気体が回転する羽根車を径方向に通り抜ける間
くき
に遠心力を受け圧縮される圧縮機。
きゅうしゅうれい
吸収冷凍サイクルにより冷凍を行う機械。蒸発
とうき
器,吸収器,再生器,凝縮器などにより構成さ
れる。単効用,二重効用がある。
二重効用吸収冷凍
にじゅうこうよう
単効用吸収冷凍機に高温再生器を追加し,高温
機
きゅうしゅうれい
高圧の冷媒蒸気を得てこの冷媒蒸気により低温
とうき
再生器内の吸収溶液を加熱することにより性能
を改善したもの。
チリングユニット
水を冷却する装置で,往復動圧縮機,凝縮器,
蒸発器等を一つの架台に組み込んだユニット。
ウォータチラ
じかだき(直焚き)
じかだきれいおん
→チリングユニット
燃料に油・ガスを使用し,高温再生器で直接吸
冷温水機
すいき
収溶液を加熱して,冷水又は温水を得る吸収冷
凍機。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
48
Z 9212-1983
エネルギー管理用語(その2)JIS制定原案調査作成委員会構成表
氏名
所属
谷 下 市 松
堀 井 武 夫
高 橋 正 雄
栗 田 正 一
梅 沢 泉
佐々木 正 治
卯 木 稔
田 村 修 二
板 谷 義 郎
阿 部 重 俊
長 沢 昭 三
金 子 満 夫
中 村 勲
清 田 浩
石 黒 敏 郎
野 崎 幸 雄
幾徳工業大学学長
幾徳工業大学工学部
横浜国立大学工学部
慶応義塾大学工学部
資源エネルギー庁省エネルギー対策課
通商産業省公害資源研究所公害第4部
工業技術院標準部
工業技術院標準部
社団法人日本電気工業会技術部
日産自動車株式会社第一技術部
石川島播磨重工業株式会社東京第一工場スタッフグループ部
日本鋼管株式会社鉄鋼技術部
東京電力株式会社火力部
三菱電機株式会社機器技術部
株式会社明電社顧問
財団法人省エネルギーセンター技術部
堀 井 武 夫
宮 川 清 孝
小 沢 祥 浩
時 山 聖 司
太 田 健一郎
栗 田 正 一
金 子 満 夫
村 田 肇
清 田 浩
石 黒 敏 郎
野 崎 幸 雄
幾徳工業大学工学部
工業技術院標準部
工業技術院標準部
資源エネルギー庁省エネルギー対策課
横浜国立大学工学部
慶応義塾大学工学部
日本鋼管株式会社鉄鋼技術部
東京電力株式会社火力部
三菱電機株式会社機器技術部
株式会社明電社顧問
財団法人省エネルギーセンター技術部
(本委員会)
(ワーキング委員会)