
		TOPPERS/FMPカーネル
		機能拡張・チューニングガイド

		対応バージョン: Release 1.4.0
		最終更新: 2009年4月27日

このドキュメントは，TOPPERS/FMPカーネルを，機能拡張・チューニングする
ための方法（またはヒント）を説明するものである．

TOPPERS/FMPカーネルは，シングルプロセッサ向けのRTOSであるTOPPERS/ASPカ
ーネルをベースとしているため，多くの項目はTOPPERS/ASPカーネルと同一で
ある．このドキュメントでは，TOPPERS/FMPカーネルの特有の事項に関して説
明する．

----------------------------------------------------------------------
 TOPPERS/FMP Kernel
     Toyohashi Open Platform for Embedded Real-Time Systems/
     Flexible MultiProcessor Kernel

 Copyright (C) 2005-2009 by Embedded and Real-Time Systems Laboratory
             Graduate School of Information Science, Nagoya Univ., JAPAN
 
 上記著作権者は，以下の(1)～(4)の条件を満たす場合に限り，本ソフトウェ
 ア（本ソフトウェアを改変したものを含む．以下同じ）を使用・複製・改
 変・再配布（以下，利用と呼ぶ）することを無償で許諾する．
 (1) 本ソフトウェアをソースコードの形で利用する場合には，上記の著作
     権表示，この利用条件および下記の無保証規定が，そのままの形でソー
     スコード中に含まれていること．
 (2) 本ソフトウェアを，ライブラリ形式など，他のソフトウェア開発に使
     用できる形で再配布する場合には，再配布に伴うドキュメント（利用
     者マニュアルなど）に，上記の著作権表示，この利用条件および下記
     の無保証規定を掲載すること．
 (3) 本ソフトウェアを，機器に組み込むなど，他のソフトウェア開発に使
     用できない形で再配布する場合には，次のいずれかの条件を満たすこ
     と．
   (a) 再配布に伴うドキュメント（利用者マニュアルなど）に，上記の著
       作権表示，この利用条件および下記の無保証規定を掲載すること．
   (b) 再配布の形態を，別に定める方法によって，TOPPERSプロジェクトに
       報告すること．
 (4) 本ソフトウェアの利用により直接的または間接的に生じるいかなる損
     害からも，上記著作権者およびTOPPERSプロジェクトを免責すること．
     また，本ソフトウェアのユーザまたはエンドユーザからのいかなる理
     由に基づく請求からも，上記著作権者およびTOPPERSプロジェクトを
     免責すること．
 
 本ソフトウェアは，無保証で提供されているものである．上記著作権者お
 よびTOPPERSプロジェクトは，本ソフトウェアに関して，特定の使用目的
 に対する適合性も含めて，いかなる保証も行わない．また，本ソフトウェ
 アの利用により直接的または間接的に生じたいかなる損害に関しても，そ
 の責任を負わない．
 
 @(#) $Id: extension.txt 1214 2017-04-25 07:02:15Z ertl-honda $
----------------------------------------------------------------------

○目次

・エラーチェックの省略
・タイムティックの周期の変更
・特殊目的のレジスタの扱い
・ミューテックス機能
・タスク優先度の範囲の拡張
・割込みハンドラ／CPU例外ハンドラの直接呼出し
・プロセッサコントロールブロックへアクセスの最適化

○エラーチェックの省略

ASPカーネルから変更なし．


○タイムティックの周期の変更

ASPカーネルから変更なし．


○特殊目的のレジスタの扱い

ASPカーネルから変更なし．


○ミューテックス機能拡張パッケージ

FMPカーネルでは，ミューテックス機能を追加するための拡張パッケージを用
意していない．


○タスク優先度拡張パッケージ

FMPカーネルでは，タスク優先度を最大256段階に拡張するための拡張パッケー
ジを用意していない．


○割込みハンドラ／CPU例外ハンドラの直接呼出し

ASPカーネルから変更なし．


○プロセッサコントロールブロックへアクセスの最適化

FMPカーネルでは，プロセッサ固有のデータであるプロセッサコントロールブ
ロックへアクセスは，にプロセッサIDをインデックスとして，プロセッサコン
トロールブロックへのポインタを登録したテーブルをアクセスすることにより
実現している．この処理は，mp.hで定義されている my_pcbというマクロによ
り実現されている．カーネル内でのプロセッサコントロールブロックへのアク
セスの頻度が高いため，アクセスを効率化することにより，OS実行の高速化が
期待できる．

高速化の手法としては，プロセッサ毎に固有に持つレジスタにプロセッサコン
トロールブロックへのポインタを直接入れる方法がある．この方法を用いるた
めには，target_config.h （またはそこからインクルードされる）ファイルで，
プロセッサコントロールブロックへアクセスするマクロ my_pcb をターゲット
依存部で定義すればよい．

以上
