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キューバを知るための50章【第2版】
本体2,000円+税
ISBN 9784750358994
判型・ページ数 4-6・288ページ
出版年月日 2025/03/31
フォーマット 価格
単行本 2,000円+税
電子書籍 1,600円+税

キューバを知るための50章【第2版】 (単行本)

革命から60年以上が経ち世代交代が進むキューバ。多くの資料が公開され、革命関連だけでなく文化・芸術など広範な分野の研究も可能になった。米国の厳しい経済制裁下でも我が道を歩み続ける国の姿を、気鋭の執筆陣が新たな知見を交え様々な角度から紹介する。


【執筆者一覧】

安保寛尚(あんぼ・ひろなお)
立命館大学法学部教授
専門分野:ラテンアメリカ文学、ヴァナキュラー文化研究
主な著作:『モダニズムを俯瞰する』(共著、中央大学出版部、2018年)、『ラテンアメリカ文学を旅する58章』(共著、明石書店、2024年)、『辺境のラッパーたち――立ち上がる「声の民族誌」』(共著、青土社、2024年)。

岩村健二郎(いわむら・けんじろう)
早稲田大学法学学術院教授
専門分野:キューバ史、人種主義
主な著作:「現代キューバにおける「人種」と「歴史」――有色人独立党の反乱(1912)を巡って」(『人文論集』第55号、2017年)、「「犯罪人類学者」イスラエル・カステジャーノスの初期研究――20世紀初頭のキューバにおけるその人種主義」(『ラテンアメリカ研究年報』第42号、2022年)、「奴隷の「病」としてのノスタルジー――バレーラ『考察』(1798年キューバ)を読む」(『ラテンアメリカ研究年報』第44号、2024年)。

恩田上子(おんだ・しょうこ)
国際ライフスタイルマネージメント協会(ICLMA)アジア代表、日本パーソナルコンシェルジュ&ライフスタイルマネジメント協会代表。
中米文化・アートプロデューサー、レジャープロデューサー。2003年のカストロ議長来日時にはキューバサイドの専属コーディネーターを務める。

工藤多香子(くどう・たかこ)
慶應義塾大学経済学部教授
専門分野:文化人類学、カリブ海域研究
主な著作:『岐路に立つキューバ』(共著、岩波書店、2012年)、『フィデル・カストロ自伝 勝利のための戦略――キューバ革命の闘い』(共訳、明石書店、2012年)、『キューバ革命勝利への道――フィデル・カストロ自伝』(共訳、明石書店、2014年)。

後藤政子(ごとう・まさこ) ※編著者紹介を参照

後藤雄介(ごとう・ゆうすけ)
早稲田大学教育・総合科学学術院教授
専門分野:ラテンアメリカ思想文化史
主な著作:『語学の西北――スペイン語の窓から眺めた南米・日本文化模様』(現代書館、2009年)、『ホセ・マルティ選集3・共生する革命』(共訳、日本経済評論社、1999年)、シロ・ビアンチ・ロス『キューバのヘミングウェイ』(翻訳、海風書房、1999年)。

竹村淳(たけむら・じゅん)
音楽ジャーナリスト、立教大学ラテンアメリカ研究所元講師
専門分野:中南米とカリブ海域のポピュラー音楽
主な著作:『ラテン音楽パラダイス』(日本放送出版協会、1992年/講談社+α文庫、2003年)、『ラテン音楽名曲名演名唱ベスト100』(講談社、1999年)、『ラテン音楽名曲名演ベスト111』(アルテスパブリッシング、2011年)、『国境を越えて愛されたうた――「上を向いて歩こう」から「アメージング・グレース」まで』(彩流社、2014年)、『反戦歌――戦争に立ち向かった歌たち』(アルファベータブックス、2018年)。

新谷和輝(にいや・かずき)
東京外国語大学大学院博士後期課程
専門分野:ラテンアメリカ映画
主な著作:「証言映画としての『チリの闘い』――闘争の記憶を継承するために」(『映像学』第106号、2021年)、「不自然な観客のために――ラテンアメリカ映画の宛先」(『エクリヲ』vol.15、2024年)。

樋口聡(ひぐち・あきら)
フリーライター、旅行作家、写真家
主な著作:『キューバへ――カリブ楽園共和国探訪記』(批評社、1996年)、『僕とゲバラとラティーノたち――ラテンアメリカ放浪記』(スリーエーネットワーク、1999年)、『キューバ案内』(三修社、2001年)、『カリブの楽園キューバで恋する――サルサとラム酒とカーニバル』(祥伝社黄金文庫、2001年)、写真集『キューバのうた――記憶するカメラ』(論創社、2002年)。

広見護(ひろみ・まもる)
ヒロミエンタープライズ株式会社代表取締役
1997年、マキシム・ド・パリ在職中に日本初の葉巻の書籍『葉巻の世界』を上梓。外資系商社を経て、2005年よりシガーの輸入販売を始める。2013年にニカラグアに葉巻工場を設立し、葉巻の製造・輸出入・卸・小売までを行う。
主な著作:『葉巻の世界――贅沢な時間の過ごし方』(日東書院、1997年)、『EpicurGuide Habano』(監訳、ヒロミエンタープライズ、2004年)、『THE CIGAR LIFE』(共著、ヒロミエンタープライズ、2015年)。

安田清(やすだ・きよし)
NPO 法人災害・医療・町づくり理事
専門分野:整形外科、災害医療
主な著作:『東海地震、生き残るために――市民との医療連携を検証』(共著、静岡新聞社、2007年)、「キューバの医療――特に予防医学・Primary Careについて」(『日本小児皮膚科学会雑誌』第31巻第2号、2012年)、『巨大地震その時あなたを救うのは? 市民トリアージ』(静岡新聞社、2017年)。

山辺弦(やまべ・げん)
東京経済大学全学共通教育センター准教授
専門分野:キューバ文学、比較文学
主な著作:Finisterre II(共編著, Waxmann, 2024年)、『世界文学アンソロジー』(共編著、三省堂、2019年)、ビジョーロ『証人』(翻訳、2023年)、カブレラ・インファンテ『気まぐれニンフ』(翻訳、2019年)、ピニェーラ『圧力とダイヤモンド』(翻訳、2017年)、アレナス『襲撃』(翻訳、2016年、以上訳書は全て水声社)、『翻訳地帯』(共訳、慶應義塾大学出版会、2018年)、『世界文学とは何か?』(共訳、国書刊行会、2011年)。

山本航平(やまもと・こうへい)
就実大学人文科学部講師
専門分野:キューバ・アメリカ合衆国近現代史、同文化史
主な著作:「19世紀末キーウェストにおけるキューバ人コミュニティ――野球と独立運動の関係を中心に」(『アメリカ史研究』40号、2017年)、「白球と平等を追い求めて――20世紀転換期キューバにおける野球と黒人」(『思想』1132号、2018年)、「タスキーギ校のアフロキューバ人」(『歴史評論』869号、2022年)。
 はじめに
 地図

Ⅰ 世界で最も美しい島から砂糖の島へ
第1章 コロンブスによる「発見」――先住民の死滅、奴隷労働による繁栄へ
第2章 キューバ社会と「人種」――人種的調和は夢か現か
第3章 海賊の時代――要塞都市の誕生
第4章 砂糖モノカルチャーの形成――米国の砂糖農場への道
第5章 ヤラの叫び――第一次独立戦争①
第6章 バラグアの抗議――第一次独立戦争②
第7章 「キューバ独立の父」ホセ・マルティ――第二次独立戦争①
第8章 メイン号爆破事件の不思議――第二次独立戦争②

Ⅱ 真の独立を目指して――革命成功

第9章 モンカダ兵営襲撃――革命の始まり
第10章 グランマ号――革命の勝利は嵐の海を漂う小さなヨットに託された
第11章 「師」マルティの弟子として――フィデル・カストロ・ルス①
第12章 先人の経験から学び、最後に革命を成功させた人――フィデル・カストロ・ルス②
第13章 「ラテンアメリカの旅」――エルネスト・ゲバラ①
第14章 「チェ」として生きる――エルネスト・ゲバラ②
 【コラム1】チェ・ゲバラ、イコンの旅
第15章 メルバ、アイデー、セリア――キューバ革命女性群像

Ⅲ 公正な社会を求めて

第16章 革命成功――いばらの道が始まる
第17章 反革命軍の侵攻――薄氷の勝利
第18章 ミサイル危機――もしも公開して設置していたならば……
第19章 平等主義体制――「乏しきを分かち合う」
第20章 「ソ連化」の時代――「これはキューバらしい社会じゃない」
第21章 ソ連解体の衝撃――生き残りをかけて
第22章 世界一厳しい制裁法――ヘルムズ・バートン法
第23章 マイアミのキューバ人――反キューバの牙城から「普通の米国市民」へ
第24章 半世紀ぶりの国交回復――「米国の限界」の壁は厚かった

Ⅳ キューバ風社会主義

第25章 部分的経済自由化のもとで公正な社会を目指す――2019年憲法
第26章 国際主義――ヘンリー・リーブ隊、識字教育、ラテンアメリカ主義
第27章 キューバ共産党――宗教信者も入党
第28章 カリブ海の小さな「科学大国」――「科学技術なくして未来なし」
第29章 キューバの女性たち――社会変革の推進力
第30章 キューバの医療――高度な医学と地域に根差したファミリードクター制度
第31章 5種の新型コロナワクチンを開発――「無い無い尽くし」の中で
第32章 知の社会を目指して――教育システム
第33章 キューバ野球の歴史――19世紀から現代まで
第34章 キューバの宗教――豊かな民衆信仰の世界
第35章 文化政策――1に教科書、2に教科書、3にも教科書を

Ⅴ 花開く芸術

第36章 音楽大国への歩み――キューバ音楽①
第37章 不幸な結婚が生んだ混血美女――キューバ音楽②
第38章 音楽パラダイスへの誘い――キューバ音楽③
 【コラム2】『ノーチェ・トロピカル』に救われて
第39章 キューバ文学の醍醐味――トランスレイション・スタイル
第40章 現代キューバの作家たち――空白期以降の小説作品
第41章 ヘミングウェイをキューバに取り戻す――『老人と海』はどこで書かれたのか
第42章 キューバ映画を楽しむ――革命の理想と現実を映し出す
第43章 キューバ現代アートの魅力――アートに息づくキューバン・アイデンティティ
第44章 ハバナの風景――旧市街、セントロ・ハバナ、新市街、そして海
第45章 キューバの世界遺産――トリニダーとロス・インヘニオス渓谷
第46章 キューバのカーニバル的祝祭――人生はカーニバル(La vida es un carnaval)
 【コラム3】「キューバの至宝」アリシア・アロンソ

Ⅵ 食の楽しみ

第47章 キューバ料理――海洋国家でありながら強い肉料理指向
第48章 ラム酒――キューバの国民的スピリッツ
第49章 コーヒー――国民のアイデンティティ形成に深く関与
第50章 ハバナ葉巻――愛煙家にとっての垂涎の的

 参考文献

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