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燕は戻ってこない

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
燕は戻ってこない
作者 桐野夏生
国 日本の旗 日本
言語 日本語
ジャンル 長編小説
発表形態 雑誌掲載
初出情報
初出 『すばる』2019年3月号 - 2021年5月号
出版元 集英社
刊本情報
出版元 集英社
出版年月日 2022年3月4日
装幀 川名潤
装画 ササキエイコ
作品ページ数 445
総ページ数 445
id ISBN 978-4-08-771761-7
受賞
第64回毎日芸術賞(2022年)
第57回吉川英治文学賞(2023年)
ウィキポータル 文学 ポータル 書物
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『燕は戻ってこない』(つばめはもどってこない)は、桐野夏生による日本の長編小説。雑誌『すばる』(集英社)に2019年3月号から2021年5月号まで連載[1]。加筆修正の上での単行本が、2022年3月4日に集英社から刊行された[2]。第57回吉川英治文学賞受賞[3]。

2024年4月より、NHK総合にてテレビドラマが放送された[4]。

あらすじ

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制作背景

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作者の桐野は「この50年くらいの間に女性の生き方は大きく変わったものの、子供を持つか持たないかについては年齢的な問題や婚姻制度など様々な問題が山積した状態で、女性の自由という中で思うようにいかなかった部分もあるように」思ったというが、ここに来て、生殖医療技術が発達して卵子凍結が可能になったことでパートナーがいなくても自分の子供ができるという希望が出てきて、様々な選択肢が考えられるようになったとの思いから「もともとこういった案件に関心があったので一度考えてみることにした」という[5]。

桐野は小説を書く際には小説の中に正解を出すのではなく、常にテーマを設定して様々なことを考えることにしているとして、本書を執筆するに至った理由を「流れゆく時代の中で、今を生きる女性たちが何を考え、何に傷つけられて、どんな可能性を持つのかといった感情をこの小説で書きたいと思った」としている[5]。

登場人物

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大石理紀(リキ)〈29〉
本作の主人公。地方出身の女性で非正規労働者。
北海道での介護職の仕事を辞し、憧れの東京で病院事務の仕事に就いたものの、非正規雇用であるが故に困窮を極めている。
草桶基〈43〉
元バレエダンサー。
バレエ界のサラブレッドとしてのキャリアを積み、自らの遺伝子を受け継ぐ子孫を残すことを熱望している。
草桶悠子〈44〉
基の妻。
子どもが欲しいと思いつつも、不育症と卵子の老化により妊娠を諦めるしかなくなり、「代理母出産」の選択肢を受け入れる。
河辺照代(テル)
リキの同僚。副収入を得ようとリキに卵子提供を持ちかける。

書誌情報

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漫画

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燕は戻ってこない
ジャンル 女性漫画
漫画
原作・原案など 桐野夏生
漫画 坂井恵理
出版社 集英社
掲載誌 Cocohana
レーベル マーガレットコミックス
発表号 2024年4月号 - 2026年3月号
発表期間 2024年2月28日[7] - 2026年1月28日[8]
巻数 全3巻
話数 全19話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

女性向け漫画雑誌『Cocohana』で、2024年4月号(2024年2月28日発売)から2026年3月号(2026年1月28日発売)まで、コミカライズが連載された[7][9][8]。漫画は坂井恵理が担当[7]。

書誌情報(漫画)

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テレビドラマ

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燕は戻ってこない
ジャンル 連続ドラマ
原作 桐野夏生
脚本 長田育恵
演出 田中健二
山戸結希
北野隆
出演者 石橋静河
稲垣吾郎
森崎ウィン
伊藤万理華
朴璐美
富田靖子
戸次重幸
酒向芳
中村優子
あめくみちこ
康すおん
吹越満
いとうせいこう
内田有紀
黒木瞳
音楽 Evan Call
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
製作
制作統括 清水拓哉
磯智明
プロデューサー 板垣麻衣子
大越大士
放送
放送チャンネルNHK総合
NHK BSプレミアム4K
映像形式文字多重放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間【NHK総合】
【BSプレミアム4K】
2024年4月30日 - 7月2日
放送時間【NHK総合】
火曜 22:00 - 22:45
【BSプレミアム4K】
火曜 18:15 - 19:00
放送枠ドラマ10
放送分45分
回数全10回
公式サイト

特記事項:
【再放送】
NHK総合:毎週金曜 0:35 - 1:20(木曜深夜)
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2024年4月30日から7月2日まで、NHK総合の「ドラマ10」枠で放送された[13][4]。NHK BSプレミアム4Kでも同じ放送期間において毎週火曜の18時15分から19時00分に放送[4]。主演は石橋静河[13][4]。

キャスト

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スタッフ

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受賞

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放送日程

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話数放送日演出
第1話4月30日田中健二
第2話5月7日山戸結希
第3話5月14日田中健二
第4話5月21日
第5話5月28日
第6話6月4日北野隆
第7話6月11日田中健二
第8話6月18日北野隆
第9話6月25日
最終話7月2日田中健二
NHK総合 ドラマ10
前番組 番組名 次番組
天使の耳〜交通警察の夜
(再編集版)
(2024年4月2日 - 4月23日)
燕は戻ってこない
(2024年4月30日 - 7月2日)
家族だから愛したんじゃなくて、
愛したのが家族だった

(再編集版)
(2024年7月9日 - 9月24日)

脚注

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注釈

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  1. ↑ 本人のインスタグラムストーリーズより。

出典

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  1. ↑ 桐野 2002, p. 446
  2. ↑ “燕は戻ってこない/桐野 夏生”. 集英社. 2024年3月6日閲覧.
  3. ↑ “吉川英治文学賞に「燕は戻ってこない」桐野夏生さん「今を生きる人の苦悩や悲しみを書く」”. 好書好日. 朝日新聞社. 2023年3月20日. 2024年3月6日閲覧.
  4. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 “石橋静河、稲垣吾郎、内田有紀がドラマ「燕は戻ってこない」で共演”. 映画ナタリー. ナターシャ. 2024年2月22日. 2024年3月6日閲覧.
  5. 1 2 桐野夏生(インタビュアー:佐久間文子)「桐野夏生『燕は戻ってこない』刊行記念インタビュー「生殖医療で選択肢が広がった今、女性たちは――」」『集英社 文芸ステーション』、集英社。2024年3月6日閲覧。
  6. ↑ 文庫版“燕は戻ってこない/桐野 夏生”. 集英社. 2024年4月17日閲覧。
  7. 1 2 3 “代理母出産がテーマの「燕は戻ってこない」を坂井恵理がコミカライズ ココハナで始動”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年2月28日). 2025年8月23日閲覧。
  8. 1 2 『Cocohana』2026年3月号、集英社、2026年1月28日。裏表紙より。
  9. ↑ 『Cocohana』2026年3月号、集英社、2026年1月28日。表紙より。
  10. ↑ “「燕は戻ってこない」コミカライズ1巻、坂井恵理が代理母出産をテーマに描く”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年12月24日). 2025年8月23日閲覧。
  11. ↑ “【8月25日付】本日発売の単行本リスト”. コミックナタリー. ナターシャ (2025年8月25日). 2025年8月29日閲覧。
  12. ↑ “【2026年3月24日】本日発売のマンガ単行本リスト”. コミックナタリー. ナターシャ (2026年3月24日). 2026年3月28日閲覧。
  13. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 “ドラマ10「燕は戻ってこない」制作開始のお知らせ”. NHKドラマ. 日本放送協会. 2024年2月22日. 2024年3月6日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2024年3月6日閲覧.
  14. 1 2 “人物相関図”. 燕は戻ってこない. 日本放送協会. 2024年5月25日閲覧。
  15. ↑ ドラマ10 燕は戻ってこない - NHKアーカイブス
  16. 1 2 3 4 5 “ドラマ10「燕は戻ってこない」新たな出演者、メインビジュアル公開のお知らせ”. NHKドラマ. 日本放送協会. 2024年4月11日. 2024年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2024年4月12日閲覧.
  17. 1 2 3 4 5 6 7 8 “酒向芳、中村優子、あめくみちこ、吹越満、いとうせいこうが『燕は戻ってこない』出演決定 メインビジュアルも完成”. TV LIFE web. ワン・パブリッシング. 2024年4月11日. 2024年4月12日閲覧.
  18. ↑ 岡部ひろき - BIRD LABEL
  19. ↑ “町田 悠宇 連続ドラマ NHK『燕は戻ってこない』出演”. NEWS. T-TRIBE ENTERTAINMENT. 2024年4月23日. 2024年5月1日閲覧.
  20. ↑ 上田実規朗(うえだ みきお) - Twitter 2024年4月29日
  21. ↑ 本郷弦 - Twitter 2024年4月26日
  22. ↑ 福本伸一 - ミーアンドハーコーポレーション
  23. ↑ 笠井里美 - あかりのプロダクション
  24. ↑ 日下部千太郎 - ケイエムシネマ企画
  25. ↑ 佐藤幾優 - レトル
  26. ↑ “飯島みなみが出演します! NHKドラマ10「燕は戻ってこない」第2回 5/7 22:00~ BSP4K 18:15~”. ラッキーリバー. facebook. 2024年5月7日. 2024年5月8日閲覧.
  27. ↑ ユマニテ公式 [@humanite_inc] (2024年5月7日). “研修生【#安光隆太郎 】本日5/7(火) BSP4K 18:15~/NHK総合 22:00〜 NHK ドラマ10「燕は戻ってこない」第2話が放送です。”. X(旧Twitter)より2024年5月8日閲覧.
  28. ↑ キューブ - Twitter 2024年5月14日
  29. ↑ 長谷川直紀 - ミッシングピース
  30. ↑ 新着トピック - Dプロモーション
  31. ↑ 山崎丹奈 - ミッシングピース
  32. ↑ 杉山圭一 - ACALINO TOKYO
  33. ↑ 本間剛 - クリオネ
  34. ↑ 渡邉りか子 - あかりのプロダクション
  35. ↑ “1000万円で他人の子を宿して産む…NHK『燕は戻ってこない』代理母や貧困をテーマに「共感できないがリアリティがある」異色作”. 婦人公論.jp. 中央公論新社. 2024年6月4日. 2024年6月11日閲覧.
  36. ↑ マッシュ【公式】芸能マネジメント - X(旧Twitter) 2024年5月28日
  37. ↑ オフィスマイティー - Instagram 2024年5月23日
  38. ↑ ドラマ - トキ庫。
  39. ↑ 鈴木蘭々 lanlan-suzuki - X(旧Twitter) 2024年6月10日
  40. ↑ NHK - Facebook 2024年6月8日
  41. ↑ ミッシングピース / missing piece - X(旧Twitter) 2024年6月5日
  42. ↑ 石村みか - 地球儀
  43. ↑ Junko Hata - Instagram 2024年5月7日
  44. ↑ NHKドラマ - X(旧Twitter) 2024年6月16日
  45. ↑ 福田温子 - X(旧Twitter) 2024年6月24日
  46. ↑ 永野 - グレープカンパニー
  47. ↑ 小瀧万梨子 - レトル
  48. ↑ “草なぎ剛・石橋静河・若葉竜也・宮藤官九郎ら受賞「東京ドラマアウォード2024」発表<受賞作品・受賞者一覧>”. モデルプレス. ネットネイティブ (2024年10月28日). 2024年10月28日閲覧。

外部リンク

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小説
インタビュー
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