Day03/堕ちたその先に
ああ、もうダメかもしれない。
体がまともに動かないし、ネガティヴ思考がぐるぐると頭の中を巡っていた。
あれは5年前の話。
どうしてはわたしは何も出来ないんだろう。
人生振り返ってもあまり「自分」がなかった。
常に他人を気にして、よく見られたい。
「わたしのなかの普通の人生」に憧れていた。
普通ってなんだ?と聞かれたら
適齢期になったら出会うべき人と出会えて
子供がいて、幸せな家庭生活。
……なんて、本当はひとかけらも思ってなかったのにね。世間体を気にしていた。
もちろん出会うべく人がいて、添い遂げたい、傍にいたい人がいたらそうしたかった。
だが、そもそもわたしは恋愛が出来るタイプではない。奥手とかそういう問題ではなくて。
多分そこも見て見ぬ振りをしながらとりあえず「わたしの中の普通」を目指し婚活をしていた。
だが、それですら中身がない、こうでありたいビジョンが全くなくうまくいなかった。
それでも仕事は続けていた。
16年続けられた。
わたしにとって唯一の誇れることだった。
わたしの存在価値でもあった。
だが、合わない職場、上司に自分をすり減らし、朝、起き上がれなくなった。
病院に行き、診断書をもらう。
「休職」の文字にホッとしたのも事実だが、
同時に絶望もあった。
結婚も出来ない、パートナーもいない、子供もいない。
そして仕事も出来ない。
なんにも出来ないわたしって、なんだろう。
今思えば極端な考え方だとは思う。
でも当時はそれが全てだった。
もはや、何もない。失うものすら。
なら、そこに色々詰め込めばいい。
下ばっかり見ていた、いや、正確には横。他人ばかり気にしては落ち込む日々。
ねぇ、わたし、これからどうしたいの?
ほんとうは?ちゃんとあるよね。
わたしのきもち。
堕ちるところまで堕ちた。もうあとは上がるしかない。
助けを求め、必死に手を伸ばしても、振り払われることも少なくない。
でも、そっと取ってくれる人もいる。
深い絶望と同時に、ほんの少し希望の光が見えた。
わたしの人生、またこれから始まっていくんだ。
しんどいなと思うとを思い出す。
絶望と希望はいつだって隣り合わせ。

希望の光にも思えた。
喜木凛さんの素敵なタグ企画に参加してます。
テーマ、灯りのことばくじは「希望」
休職絵本作りました。
(休職中の過ごし方)より深掘りしたい方向け。
いいなと思ったら応援しよう!
そのサポートが励みに力になります。1杯のコーヒーが飲める幸せを実感出来ます☺️