#21 ホリデー&一時帰国④|12歳の国際線ひとり旅、どうしてる?カンタス&ジェットスターの実体験レポート
12歳で国際線に乗って、ひとりオーストラリアへ!
カンタス&ジェットスターでの移動と「アナカン」体験記
12歳でオーストラリアに単身留学した息子。
最初の1回だけは私が一緒に渡航しましたが、それ以降は日本とオーストラリア間を一人で移動しています。
今回は、実際にどのようにして飛行機で行き来しているのか。
使っている航空会社、移動の流れ、「アナカン(Unaccompanied Minor)」の体験などをまとめてみました。
日本⇔オーストラリア、利用している航空会社は?
息子が利用しているのは、オーストラリアのフラッグキャリアであるカンタス航空と、その子会社のジェットスター航空です。どちらも東京(成田)とブリスベンを結ぶ直行便が1日1便出ています。
具体的には、
日本 → ブリスベンは、夜21:30頃発の深夜便
ブリスベン → 日本は、朝9:30頃発の午前便
という時間帯です。
オーストラリア側からの出発(寮→空港)
①フライト情報を提出する
親が寮(ボーディングハウス)へ自分の子供が乗るフライト情報を1週間前までに提出します。
授業最終日の夜は寮は閉まってしまい泊まれないので、寮生は前日15:00以降に退寮・帰国が公式に認められています。
②空港までの移動
フライト時間が近い生徒がいれば、学校がスクールバスを手配し、スタッフが空港まで同行してくれます。
ただし東京便はいつも他の人と時間が合わず、結局ハウスマザーや空いているスタッフがタクシーで送ってくれています(これも無料)。
③チェックインと出国
チェックインまでは、学校のスタッフが付き添ってくれます。オーストラリアからの日本に戻るスーツケースはいつもガラガラ(3キロとか)なので、超過料金の心配もなし!
出国後は完全に“ひとり旅”の始まりです。
日本からオーストラリアへ戻るとき

日本からオーストラリアへ戻るときは、私が空港まで同行し、チェックインまで見届けます。出国したあとも私は飛行機が飛ぶまで空港でお茶をしたり、マッサージチェアに座ってみたりしながら時間をつぶします。
オーストラリア到着後は、あらかじめ提出したフライト情報に基づいて、学校スタッフが空港まで迎えに来てくれる仕組みです。
複数の生徒が同じような時間帯に到着する場合は、まとめて対応することが多く、息子は朝7:30頃に到着してからも、国内線に違う子を迎えに行ったりまた国際線ターミナルに戻ったりと、スタッフたちと一緒に空港内をしばらくうろうろしているとのこと。
そして寮は当日の午後、決められた時刻からしか入れないので、早朝に到着しても部屋には入れません!学年が上がると近くのショッピングセンターで暇をつぶすことができるのですが、Year7には外出許可が下りないので、寮のオフィスのソファで寝不足を解消するくらいしか、やることがないのが現実です。
おこさま一人旅「アナカン」って何?
アナカンとは、Unaccompanied Minor(未成年の単独搭乗)のこと。
カンタスやジェットスターでは、5〜11歳の子どもは必ずアナカンとして登録する必要がありますが、12歳以上は任意登録となります。
12歳の息子は原則としてアナカン登録の対象外ですが、試しに一度だけ、アナカンとして登録したことがありました。その体験をもとに、実際の流れや良かった点・困った点をまとめてみます。
カンタス航空でアナカン登録したときの話

登録方法と料金:
アナカンはかならず、大人が出発空港でチェックイン時の付き添いと、到着空港での出迎えをしなければなりません。
事前にカンタスの予約センターに電話をしてアナカン対応を予約したうえで、専用の書類に「到着空港で迎える人の名前・パスポート番号」を記入(本人確認に必要)して、チェックインカウンターで提出
🔗 Travelling as an Unaccompanied Minor(Qantas公式フォーム)空港まで送って行った人は、その飛行機が離陸するまで空港にとどまらなければならない(万が一フライトキャンセルになった時のため)
料金は:
事前登録 → 90AUD(片道)※日本円で8,500円くらい
当日登録 → 180AUD(片道)※日本円で17,000円くらい
到着地では、出迎えた人のパスポートと、アナカンの書類に書かれた人物が同じかパスポートで照合して、子供の受け渡しが完了
サービス内容:
出発地のカウンター→搭乗ゲート、到着地のゲート→出口までスタッフがフルアテンド
パスポート管理はスタッフ→機内ではCAが管理
チェックイン荷物にプライオリティタグ(早く出てくる)
機内座席は基本最後列のギャレー付近
他のアナカンがいなければ隣席がブロックされている(空席)※満席時は除く
入国カードの記入補助や、機内食案内など、客室乗務員は機内でもよく話しかけてくれる
息子のリアルな感想:
荷物が早く出て来て便利ではあるけれど、息子本人は「ちょっと手厚すぎて疲れる」とのこと。
たとえば「機内食はどう?」と聞かれたとき、「いらない」と断ると「具合が悪いのか!?」と過剰に心配され、逆に「めんどくさ」となったそうです。あれこれ話しかけてくれるのも、「ありがたいけどちょっとうるさい」と正直な感想。
しかもそのときの便では、オーストラリア人の友達家族と空港で出会い、彼らがビジネスクラスだったため、ラウンジに招待されて一緒に優雅な時間を過ごしたというオチ付き。「本当に90ドルも払ってアナカンにする必要あった…?」と、親としてはちょっと複雑でした。
アナカンにしない場合も、カンタスに連絡は必要
12歳以上でアナカンを使わない場合でも、「Young Passenger(未成年の単独搭乗)」としてカンタスに事前連絡を入れておく必要があります。これは、フライトの遅延やトラブルがあった場合に、航空会社側が保護者に連絡したり、本人をケアしたりするためのものです。
ちなみに…ジェットスターでの対応は?
ジェットスターには、正式なアナカンサービスはないようです。なので、11歳以下はひとりでは搭乗できないということになります(路線によって規定が異なる部分も)。
12歳の息子がジェットスターに乗った時は、出発便が30分ほど遅れていたこともあって、「空港内で迷子にならないように」と、スタッフがゲートまで一緒に連れて行ってくれたそうです。
このように、便の状況や出発地によっては柔軟にサポートしてもらえることもあるみたいですね。
息子の機内での過ごし方:飛行機酔いが激しすぎる件

電車もバスも車も酔わないのに、なぜか飛行機だけは激しく酔う息子。必ずと言っていいほど吐きます。よく留学を決めたな、と思うほどの酔いっぷりですが、毎回酔うので本人なりに機内での過ごし方は工夫しているようです。
離陸よりも着陸時がヤバいので、後半の戦いに備え気分を盛り上げる
機内では機内食を完全拒否して寝る(特に深夜便)
モニターも酔うので画面オフで「無」の時間を作る
お気に入りのブランケットを機内に持参してリラックス
と、酔い止め+絶食+寝るのみ!なのですが、本人曰く「もう、いつ吐いても大丈夫なように、吐くタイミングを自分でコントロールできる」とのこと。飛行機酔いのプロとなっています。
ちなみに本人の希望は、
「ビジネスクラスなら大丈夫かも」
……ごめん、それは無理です。
まとめ
12歳で国際線を一人で移動するというのは、最初は不安もありましたが、回数を重ねるうちに慣れてきました。
アナカンの利用は、本人の性格や空港での経験値によって判断するのがよさそうです。初めての渡航や、トラブル時の安心感が欲しい場合には、費用はかかっても登録しておく価値はあると感じました。
同じように、お子さんが単独で渡航されるご家庭の参考になればうれしいです。
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