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#91 オーストラリア寮生活㉕|Year 8の自由と規律、そして飛行機代を払ってでも親が現地へ行くべき理由

オーストラリアのボーディングスクール(寮生活)において、
Year 7とYear 8は日本の中1・中2にあたる学年です。一見、大きな違いは
ないように思えますが、「寮内で最も下の子」という立場を卒業する
Year 8からは、ルールや環境に少しずつ変化が現れます。

先日、実際に現地を訪問して見えてきた「去年とはここが変わった!」と
いう4つのポイントと、今回の訪問で感じたボーディング生の親が現地を
訪れるべき大切な理由
についてまとめてみました。


1.「自分たちだけ」で校外へ!Year 8から広がる自由

スーパーマーケットもOK

Year 7の時は、学校の敷地を出て近隣のショップへ行くにも、必ず
チューターや先生といった大人の同伴が必要でした。そのため、
何か買いたいものがあっても「みんなで外出する日」を待つしかなく、
少し息苦しさを感じるルールでもありました。

しかしYear 8からは、以下の条件付きで「ローカル外出」が
許可されるように!

  • 行き先は地元のお店に限定

  • 生徒2人以上で行動すること

  • 制限時間は2時間以内

銀行や薬局へ行きたい時も、必ず誰かを誘わなければなりませんが、
自由度は格段に上がったようです。用事がなくても、友人の付き添いで
外の空気を吸いに行くだけで、良い気分転換になっている様子。

電車やバスでの遠出はまだお預けですが、この「自分たちで時間を管理して動く」というステップが、自立への第一歩なのでしょう。


2. 夜の強制勉強時間に生まれた「30分の差」の正体

夜の強制勉強時間にも(本人以外に)変化がありました。
去年Year7だった時の夜の強制勉強時間は1時間半(90分)。
Year8も同じです。詳しくはこちら👇

しかし、今年のYear7は1時間(60分)に短縮されたのです。

理由は「シャワー時間」の都合。Year7と8全員が一斉に寮に戻ると、
シャワーの待ちの行列ができて消灯時間に間に合わないという問題が
起きたため、Year 7を先に帰してシャワーを済ませる段取りになった
そうです。

「僕たちの時は90分だったのに、今年のYear 7はずるい!」と長男は不満げですが(笑)、集団生活を円滑に回すためのルール変更のようです。


3. さらに厳格化!寮のスマホ制限と困ったこと

SNS利用の規制が話題のオーストラリアですが、寮内でもスマホ管理は
さらに厳しくなりました。

もともと「消灯30分前にはロッカーに預ける」「罰則(リフレクション)中は日曜も没収」といったルールはありましたが、今年からはさらに徹底されています。

  • 寮から学校へ行く際もスマホは寮に置いていく
    (通学生は、授業中は校内のロッカーに入れておけば持参してもよい)

  • 寮にいる間も用がない時はスマホと一緒に過ごさず、寮内のロッカーへ
    戻す

親としては「ネット依存対策」として大歓迎なのですが、困ったことも。 「今なら話せるかな」と用があって電話をしても、本人の手元に
スマホがないため繋がらない…
メールも既読スルーが多々ある子のため、少し不便さは感じますが、
スマホ依存対策として、仕方がないのかもしれません。


4. ハウスマザーの交代。不安を安心に変えたのは「直接の対話」

今年、寮のお母さん役である「ハウスマザー」が交代しました。
以前の方は無条件に甘やかしてくれる「包容力たっぷりのおかあさん」の
ような人でしたが、新しい方は教師経験のある少し厳しめな雰囲気を
持つ人。

当初、長男は「前の方が良かった……」と言っており、私も少し心配して
いました。しかし今回の訪問で、新しいハウスマザーと初めて私も会って、
じっくり話をして、その不安は一気に解消!彼女は長男のことを本当によく見て、成長を願って接してくれていたのが分かりました。

長男から聞いていた「ハウスマザーと言い合いになった」というエピソードも、直接ハウスマザーに確認したところ、思春期真っ盛り故の誤解であったことが判明。私が心配していることを共有できたのはもちろん、
逆に今の長男が抱えている成長過程での葛藤や、彼の強みもしっかりと
把握してくれていて、親としてとても安心しました。


ボーディングに預ける親の役割。現地の大人
たちと顔を合わせる重要性

今回の滞在中、私はあえて4回ほど寮に顔を出しました。ハウスマザーだけでなく、寮のスタッフや先生、学年の統括責任者とも直接会って話をすることができました。

そこで強く感じたのは、
「面と向かって会うこと」に代わるコミュニケーションはない
ということです。

いくらメールを重ねても、文字だけでは伝わらない「その人の持つ雰囲気」があります。そしてそれは、相手にとっても同じこと。
母親である私の顔や雰囲気を知ってもらうことで、お互いの信頼関係は
ぐっと深まった
と感じています。

お財布にやさしくない飛行機代をかけての訪問でしたが、この
出会いと安心感だけで、その価値は十分にまかなえたと思います。

「ボーディングスクールに預けたら終わり」ではなく、現地で子供を見守ってくれる大人たちと実際に会い対話を重ねることは、遠く離れて暮らす親の役割のひとつだと思いました。


🟩12歳から単身留学を開始した長男の「オーストラリア寮生活」に関する記事は、こちらのマガジンにまとめています👇


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