#98 オーストラリア留学準備⑬|医療保険OSHCと、日本の留学生用保険は併用したほうがいい?ーわが家の体験談
オーストラリアに学生ビザ(Subclass 500)で留学する生徒は、OSHCという海外留学生医療保険への加入が義務づけられています。
いくつか保険会社はありますが、わが家は留学エージェントから勧められた「nib」という会社の保険に加入しています。
以前、長男が「指が折れた(本当は折れていない)」ということで現地のGP(地域の一般医)とレントゲン検査にいった際も、このOSHCのおかげで、支払った額の約半分が戻ってきました。
GP(診察代): 85ドル支払いのうち、43.9ドルが返金
レントゲン: 50ドル支払いのうち、38.35ドルが返金
これだけ見ると「現地の保険があるなら、わざわざ日本で高い海外旅行保険に入らなくてもいいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、OSHCでカバーされていないものもあるんです。
今回は、わが家が日本の保険も組み合わせて持たせている理由と、実際にその「差額」を日本側に請求してみた体験談をお届けします。
なぜ現地保険の「OSHC」だけでは足りないの?
OSHCは日本でいう「国民健康保険」のようなもので、医療に関する最低限の保障です。そのため、一般的な海外旅行保険にセットされているような、以下の補償が一切ついていません。
病気による日本への医療搬送費・救援者費用(重病すぎて日本に帰る時の費用・親が現地に駆けつける費用)
持ち物の盗難・破損・紛失
賠償責任(他人を怪我させた、寮の備品を壊したなど)
いわばOSHCは、「オーストラリア国内で、病気やケガでお医者さんにかかった時だけ」の保険なのです。
わが家の長男は、4歳のとき以来熱を出したことがない超健康優良児。
その代わり、ザ・典型的13歳男子です(渡豪時は11歳)。
「医療費よりも、むしろ賠償責任やモノの紛失・破損のほうが心配」という結論になり、出発前に日本でも留学生用保険に加入していくことに決めました。
保険料を抑える「オーストラリア留学センター×東京海上」の選択
数ある留学生プランの中からわが家が選んだのは、「オーストラリア留学センター×東京海上」のOSHC併用プラン(代理店:チャレンジアブロード)です。
OSHC併用プランの仕組み
現地保険(OSHC)でカバーされている「病気の治療費」の補償をあえて外し、OSHCがカバーしていない部分(持ち物、賠償責任、日本からの救援費用など)に特化することで、保険料を安く抑えているプランです。
長男が通う学校の寮には優秀なナースが常駐しているので、GPに行くことになってもフォローは完璧で安心です。しかし、それを超えるような大ごとになったときの「親の駆けつけ費用」や、男子特有の「モノを壊した・失くした」への備えとして、この併用プランはとても心強いものとなっています。
※ちなみに、この「オーストラリア留学センター」に学校の相談をしていなくても契約できます。そもそもここは中学生留学はやっていない会社です。
注意:どちらの保険でもカバーされないケース
ちなみに、以下のケースは「nib」でも「東京海上」でもカバーされません。
オーストラリア国外にいるときの病気やケガ(他国への旅行や、日本への一時帰国時など)
通常の歯の治療(OSHCにプラス料金を払えばカバーできるプランもありますが、学校からは「(歯の治療費はオーストラリアでは高いから)一時帰国のたびに日本の歯医者で診てもらうように」と言われています)
持病・既往症(渡航前からあった疾病)
実録:nibの自己負担分(約6,000円)を東京海上に請求してみた
このOSHC併用プランは2年ごとの更新で、加入当時の保険料は2年間で170,510円でした。
ちなみに「2年間で6回以上保険を請求すると、次回の更新時に制限がかかる場合がある」という話を聞いていました。しかし、すでに契約から1年3か月が経過。「9か月の間にあと5回も請求することはないだろう」と判断し、前述の「指のケガ」で発生したnibの自己負担分(差額)を東京海上に請求してみることにしました。
請求する差額の未回収分は以下の通りです。
GP(診察代): 85ドル - 43.9ドル = 41.1ドル
レントゲン: 50ドル - 38.35ドル = 11.65ドル
合計:52.75ドル(日本円で約5,990円 ※1ドル=113円換算)
「6,000円弱のためにわざわざ手続きする労力の方が上回るのでは……?」という気もしましたが、留学にはとにかくお金がかかります!
※ちなみに、これが「風邪(病気)」でのGP受診だった場合、東京海上の併用プランでは対象外になります。今回は「ケガ」だったため請求可能なのです。
スムーズに承認された5つの申請ステップ
以下のような手順で保険請求をします。
東京海上の保険請求窓口に電話する
「いつ、どこで、どの指を、どんな状態にして、どこの病院にいったか」を口頭で説明します送られてきた書類に記入する
電話で話した内容を書面に記載、振込先なども記入していきます渡航証明を同封する
オーストラリアに滞在している証明として、最初に渡航したときの「Eチケットの控え」を同封します現地の領収書を同封する
GPとレントゲンそれぞれの領収書を添付(原本指定でしたが、メールで送られてきていたので、それをプリントアウトして送付)独自の補足資料を添付する
これは必須提出とは書かれていませんでしたが、確認する人が分かりやすいよう、「領収書の金額と、今回請求する金額が一致しない理由(nibが補償してくれた内訳)」を自分で1枚の紙にまとめ、nibのマイページからダウンロードした返金証明書と一緒に添付
結果、ゴールデンウィークを挟んで約3週間ほどで、無事に指定口座へ約6,000円が振り込まれました!
まとめ:低年齢の単身留学には保険の「二刀流」が安心

わが家の長男は、学校のスポーツでサッカーやラグビーといった接触の多い種目をしていますし、マリンスポーツ(セーリング)もやっているので、正直ケガは日常茶飯事です。
今回、一度自分で一連の請求プロセスを経験したことで、次回もし何かあっても迷わず申請できる自信がつきました。
もちろん、保険なんて一度も使わずに健康に過ごしてくれるのが一番です。それでも、特に低年齢で留学をするならば、何かあったときに現地の医療費だけでなく、親の渡航や賠償責任までカバーされている安心感はあると思います。
これからお子さんのオーストラリア留学を控えている方の参考になれば幸いです!
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