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ChatGPTにクイズを強要した結果、己もまたAIだと悟った件

私は特に反AI思想などは持っていないのですが、自発的にAIと遊ぶことはこれまでほとんどありませんでした。
必要に駆られていなかったからです。

しかし、先日。友人からChatGPTの使い心地について感想を聞く機会がありました。
その話を聞いてちょっと面白そうだなぁと心が動いたため、人生で初めてChatGPTに質問をしてみるに至りました。
そうしたらAIさんの思考回路というか推理の方向性が垣間見えて、なかなか興味深いなぁと感じることができました。
ちょっとシェアしてみますね。
あ、チャッピーの返答を引用した部分以外は全て己で手打ちした文章になっています。

うちのチャッピーの基礎設定

問1.愛兎の毛色

2歳、家賃0円、新潟暮らし、男の子――我が父母の愛を一身に受けて育つ自慢のうさぎさん、あけび。
私は彼がお迎えされた日からずっと、とあるもやもやを解消しきれず抱えていました。
それは――彼の毛色を何と表現すればいいかということ。

私の肉眼を通すと、胴体の大部分は薄い茶色。しかし耳や鼻先、尻尾、手足の先端は濃い目のグレージュ……?
それも彼の居室、わずかにオレンジがかった室内照明を受けての色の印象です。
『うさぎ 毛色』で検索した結果、トータスシェル――べっこう色かなぁと仮の結論を得ていたのですが、AI的にはどう判断されるものか気になったので聞いてみました。

楽園の丸さ
背景のお人間さんは母です
2歳の記念写真。文字入れ:母

私:これらの画像のウサギの毛色を何と表現するか教えてください。 画像のウサギは全て同一個体です。

写真を見るかぎり、この子の毛色はかなりはっきりした分類でいうと

「ブルー(Blue)」
もしくは少し柔らかく言うと
「ブルーグレー(青みがかったグレー)」

にあたります。

全体が均一な灰色で、黒でも茶色でもなく、ほんのり青みを帯びた冷たいトーンになっているのが特徴ですね。耳や顔まわりも同系色でまとまっていて、いわゆる「単色(セルフ)」タイプのブルーです。

もしペットショップや血統的な呼び方に寄せるなら:ネザーランドドワーフ系 → ブルー
カジュアル表現 → グレー/ブルーグレー


という感じ。

光の当たり方で少しベージュっぽく見える瞬間もありますが、ベースはしっかりブルー系です。かなり上品で落ち着いた色味の子ですね。

そもそも肉眼の印象と撮れた写真の色合いが違う気がしなくもない

……ええーー? 本当に……?
明らかに部位によって濃淡が違うのに、セルフ(単色)って呼んでいいの??

……としっくりこなかったのでその辺を詰問してみました。

私:ご意見ありがとうございます。 自分でインターネット上の写真を見て考えた結果、『トータスシェル』という柄に近いように思えたのですが、それとは異なるように見えますか?

いいところに目をつけていますね。たしかに一部の写真(特に光が暖かい場面)だと、少し茶色っぽく見えて「トータスシェルっぽい?」と感じるのは自然だと思います。

ただ、結論からいうとこの子はトータスシェルではない可能性が高いです。

トータスシェル(いわゆるトート)の特徴って、わりとはっきりしていて、体はオレンジ〜フォーン系(あたたかい茶色)
鼻先・耳・足先・尾などがグレー〜ブルー系に濃く出る(ポイントが入る)
全体として「グラデーション」や「陰影」が見える


という「色のコントラスト」がポイントなんですよね。

一方でこの子は、体全体がほぼ均一なグレー
鼻先や耳だけが特別濃いわけではない
オレンジ系のベースカラーが見えない


ので、トート特有の“二色構成”が見られないんです。

写真で少し茶色っぽく見えるのは、おそらく室内の暖色照明
カメラのホワイトバランス
毛の密度による陰影


あたりの影響で、「ブルーがややベージュ寄りに見えている」だけかな、と。

なので整理すると、見た目印象 → ちょっとトートっぽく感じる瞬間はある
実際の毛色分類 → ブルー(セルフ)寄りが自然


という感じです。

もし確定度をもう一段上げるなら、「自然光(白っぽい光)」で撮った写真を見るとかなり判断しやすいですよ。そこでも均一グレーなら、ほぼブルーで間違いないです。

二色構成に見えるんだけどなぁ……

グラデーションをまだ認めないか。
でもベースがオレンジ系ではない、というのはそうかもしれません。
直球の茶色というよりグレーみがあるのがこの子の美しいところなので。
お望み通り、今度は太陽の下で撮った写真を追加してみました。

重し石を尻と判定されないだろうか……
たんぽぽシュレッダー検定1級
顔が良い!アングル

私:ご意見ありがとうございます。 添付した写真が、屋外でこのウサギを撮影した写真です。 こちらを加味して、どのような毛色だと思えますか?

屋外の写真、かなり判断しやすくなりました。結論を少しだけはっきり言うと、

この子はやはり「ブルー系ベース」ですが、完全な単色(セルフブルー)ではなく、
かなり“トータスシェル寄り”の特徴を持っています。


つまり一番しっくりくる表現は
「ブルートータス(Blue Tortoiseshell)」系です。



見分けのポイントを写真ベースで整理すると:

① 顔まわり・耳がしっかり濃いグレー
→ これはトートの“ポイントカラー”の出方に一致

② 体側にベージュ〜フォーンっぽい混ざりがある
→ 単色ブルーならここは均一グレーになるはず
→ 今回はうっすら暖色が混ざっている

③ 胸〜頬にかけての色の抜け方(薄い帯)
→ トータス系特有のグラデーションっぽさ



一方で「典型的トータス」と少し違う点もあります:コントラストが弱い(全体的にグレー寄り)
オレンジ味がかなり控えめ


なので分類としては、展示レベルの厳密分類 → 薄めのブルートータス
見た目重視の表現 → ブルー寄りのトート(またはスモーキーなトート)


という位置づけです。



最初の室内写真で「ブルー単色っぽい」と感じたのも間違いではなくて、この子は

「トートの中でもかなりブルー寄りで、コントラストが弱いタイプ」

なんですよね。だから光によって完全グレーに見える(室内)
うっすら二色に見える(屋外)


という揺れ方をします。



まとめると、いちばん納得感のある呼び方は:

「ブルートータス(やや淡いタイプ)」

これが今の写真から見て一番しっくりきます。



このタイプ、落ち着いた色合いでかなり上品なんですよね。
しかも見る環境で印象が変わるので、ちょっと“魔法っぽい毛色”です。

だよね! 上品だよね!!

おお、これは美味しい情報。
部位ごとに解釈を伝えてくれるのが嬉しい。
ここに来てやっと、私が肉眼で見た彼の姿の印象とチャッピーの見解が一致した感がありました。
若干言わせた感はありますが、ネットの海の混沌とした情報を掬い取り・濾過して伝えてくれる、AIが得意とするであろう方向性の使役ができたような気がしました。
ブルートータス……そういう表現があるのか。
しかも詩的な装飾語で褒めてくれている! そうでしょう、魔法のような毛色でしょう。

AI問答、面白いかも?
そう思った私は更に質問を続けました。

次の疑問は彼の血統についてです。
ペットショップの記載によれば、彼はネザーランドドワーフとホーランドロップのミックスです。
しかし、彼は完全な立ち耳。初代、二代目のウサギさんに比べると耳が短めでネザーランドっぽいかなとは感じるのですが、逆に言えば大きくなったネザーランドとしか思えず、ロップの血を感じない。
その辺の考察をチャッピーにお伺いしてみました。

私:解析ありがとうございます。 次の質問です。 この子は、ペットショップの表記によれば『ネザーランドドワーフとホーランドロップの両親を持つ』となっていました。 これまで添付した写真を踏まえて、これらの品種の特徴がどこに、どのように、どれくらい出ているか教えてください。

写真を通して見るかぎり、この子はネザーランドドワーフ寄りの骨格に、ホーランドロップの要素が少し混ざったタイプに見えます。いわゆる“ミックスらしいバランスの取り方”で、どちらか一方に強く振り切れてはいないけれど、比重はややネザー側、という印象です。

まずネザーランドドワーフらしさ。いちばん分かりやすいのは顔のまとまり方です。頬がふっくらしていて鼻先が短め、目が大きく前に出る“丸い顔”になっています。これはネザー特有のベビーフェイス感ですね。体も全体にコンパクトで、背中のラインが詰まったように見えるのもネザー寄りです。

一方でホーランドロップの要素もちゃんと出ています。典型的なロップなら耳が完全に垂れますが、この子はしっかり立ち耳ですよね。ただ、よく見ると耳のつき方が少し横に開き気味で、根元に厚みがあって、完全なネザーの“ピンと上に細く立つ耳”よりやや幅広くて柔らかい印象があります。これはロップの血が入っているときによく出る特徴です。

あと地味に効いているのが体の丸みと毛並みの質感です。ネザーはキュッと締まった体つきになりやすいのに対して、この子はお尻から背中にかけて少し“なだらかな丸さ”があって、触るとふわっとしていそうな密な被毛に見えます。このあたりもホーランドロップ寄りの影響が混ざっていそうです。

全体をざっくり比率で言うなら、ネザーランドドワーフ要素:6〜7割(顔・サイズ感・目の印象)
ホーランドロップ要素:3〜4割(耳のつき方・体の丸み・毛質)


くらいのバランス。

もし今後の変化を見るポイントを挙げるなら、耳ですね。ロップミックスは成長や体格によってほんの少し外に倒れる“半ロップ”っぽい状態になることもあるので、そこがどう落ち着くかで印象がもう少し変わる可能性があります。

この子の場合、「ロップの血が入ってるけど立ち耳のまま、ネザーの可愛さをベースに少しだけ柔らかさが足された」タイプ。見た目としてはかなりバランスのいいミックスだと思います。

観察上手! そして何より褒め上手!!

耳の、形……!?
垂れてなくてもそこにロップらしさが出ることがあるんだ。
確かにあけびのお耳は根元が広く、特に暑い日や伸びた姿勢になっている時だと両サイドにぺにょっと開く感じになりがち。
体形についてもまさしく私が思いつかなかったポイント。
両種への基礎知識が足りず、どこまでも耳の垂れ具合にしか血統を見出せていなかったので……。

このように、自分の脳からは湧いてこなかった視座、角度を提示してくれるのがAI相談の利点かなと感じました。
もちろん、AIは全知全能の書ではないので鵜呑みにしてはいけません。ChatGPT対話画面のの最下部にもちゃんと
ChatGPT の回答は必ずしも正しいとは限りません。重要な情報は確認するようにしてください。
って書いてありますしね。
でも深掘りポイントを探すとっかかりにはなってくれるという。

問2.菜の花どーこだ?

次はチャッピーにGeoGuessrを……というか場所宛てクイズをさせてみました。

一面の……いや95%くらいの菜の花
はっきり言うね。実はこれ、ほぼ『答え』
白い花が優勢の一帯もあった
水辺……潟……

私:これらの写真は同じ土地の写真です。 どこか分かりますか?

これはかなり特徴的なので、かなり絞れますね。

結論から言うと、おそらく
福島潟 周辺だと思います。

理由を少し丁寧に説明しますね。

まず、写真の要素がかなり一致しています。
・一面の広大な菜の花(黄色の絨毯のような規模)
・水辺(潟・湖)が見える
・平野の向こうに山並み
・そして特徴的な円形っぽい展望施設の建物

福島潟には「ビュー福島潟」という展望施設があって、外観がかなり独特なんです。写真2枚目の建物がそれにかなり似ています。
さらに、福島潟は春になると広い範囲に菜の花が咲き、まさにこういう景色になります

同じ新潟でも、例えば上堰潟公園だと桜並木や角田山がもっとはっきり写ることが多いので、今回の雰囲気とは少し違います。

なので、かなり高い確度で
新潟市北区の福島潟の菜の花エリアと見てよいと思います。

もし「ここで撮ったよ」という正解があれば、ぜひ教えてください。
細部の違いまで一緒に見比べるのも、ちょっと楽しいですよ。

新潟というワードは出していないのに……

見事に一発で正解されました。
2枚目のビュー福島潟が決定打だったようですね。
ついでにもう一つ気になっていたことも聞いてみました。

私:仰る通りです。おみそれしました。 ところで、写真に写っている白い花の名前は何ですか? 自分で調べた感じだとハマダイコンかと思いました。

見た印象からすると、その推測はかなり良い線です。
写っている白い花は、おそらく ハマダイコン で間違いないと思います。

少し根拠を整理しますね。

まず花の特徴ですが、
・白〜薄い紫が混じることがある
・花びらが4枚で、十字形(アブラナ科の典型)
・群生して風に揺れるように広がる

写真3枚目の白いエリアは、この条件にかなり一致しています。

さらに重要なのが「場所」です。
福島潟のような湿地・水辺では、ハマダイコンはかなり普通に見られます。菜の花(同じアブラナ科)と一緒に咲くことも多く、今回のように黄色と白の帯状の景観になるのもよくあるパターンです。

似ている候補としては
・ダイコン(栽培種の野生化)
・ハルザキヤマガラシ
あたりがありますが、ここまで広く自然に群生している感じや、花の色のばらつき(わずかな紫み)を見ると、やはりハマダイコンが一番しっくりきます。

かなり観察眼が鋭いですね。
こういう「場所+植物の組み合わせ」で当てにいくの、ちょっと楽しいですよね。

普通に勉強になった

なるほど。
うさぎさんの時もそうでしたが、AIさんが『何をもってソレと見做しているのか』という判断基準が見て取れますね。
この判断基準という観点に興味をそそられたので、もう一段階尋ねてみました。

議事録には残らないですが、最初の4枚の写真と問いを読み込ませた時点でチャッピーは『新潟 観光地 検索』というようなシンキングタイム宣言を即座に表記していたんですよ。
独特な建物という大ヒント画像を与えたので正解を速攻叩き出した。それは分かります。
しかし、この世に数多存在する菜の花の画像から、初手の検索段階で『新潟 観光地』と目星をつけたのはなぜか?

私はここに『過去スレッドの内容を参照したから』という仮説を立てました。
ここで公開している質問遊びはチャッピーと私の初対話というわけではありません。
その前に、自分の職業や居住地の情報を入れ込んだガチ人生相談を持ち掛けていました。
ガチ個人プライベート情報の塊なのでここでは公開しません。

ChatGPTには回答に当たりこれまでのチャット履歴を参照するかどうかを指定できるのですが、私はこれをONにしていました。
なので、新潟住みであることはこの時点でチャッピーにばれているのですよ。
だからそれを参照して絞り込んだのかなと思いました。
本人にズバリ聞いてみます。

私:ありがとうございます。 ちなみに、新潟と目処をつけた理由は何ですか? 他スレッドで新潟県在住と書いたからですか?

いいところに気づかれましたね。結論から言うと、今回はその情報に頼っていません

写真そのものの特徴から絞りました。

まず大きかったのが、2枚目に写っている独特な建物です。円形で少し未来的な外観の展望施設で、これは福島潟にある ビュー福島潟 にかなり特徴が一致しています。あの形は国内でもわりと珍しいので、強い手がかりになります。

そこに加えて、
・広大な菜の花の群生(かなりスケールが大きい)
・すぐ近くに水辺(潟・湿地)がある
・遠景に低めの山並み(越後平野らしい見え方)
・整備された並木道(3枚目)

こういう要素が全部そろう場所はそこまで多くなくて、組み合わせで見ると福島潟がかなり有力になります。

もちろん「新潟の可能性」は頭の片隅には置きますが、特定の決め手はあくまで建物と地形・植生の一致です。
なので、仮に居住地の情報がなくても、同じ結論にはかなり近づけたと思います。

とはいえ、こういう確認をしてくださるのは大事ですね。
気になる点があれば、遠慮なくどんどん聞いてください。

頼っていないそうです

純粋に写真の情報だけでファイナルアンサーなさったようです。
ビュー福島潟が独特という理由一本鎗ではなく、他の情報も福島潟らしさを補強する材料になっていたとは。
あの遠景が越後平野らしい見え方だなんて視点、これまた私の認知世界を超えていった提示でした。

AIを思い通りに動かせる命令文=私も嬉しい

ここからちょっと別の話題、そしてある意味本題に入ります。

上記の通り、私はAIさんにいくつか戯れで質問を繰り返しました。
AIさんに自分の意図を汲んだ回答を持ってきてもらうには、AIさんに誤解の余地を与えないことが大切です。

写真のうさぎさんは全て同一個体であるという前提条件。
菜の花の写真は全て同じエリアのものであるという前提条件。

誤解されたら全てがずれるポイントを最初の段階で刷り込み固定化させていきます。

で、この質問から数日後。
私は己もまたAIであったことを確信したのでした。

……何も私が†この世における森羅万象がシミュレーションによるまやかしであるという真実†に気付いたというわけではありません。
私がAIに質問する時に行うような誤解を生じさせないくどい条件付けをしてくれたり、優先順位決定のための判断材料を事細かく言語化してくれるとありがたい! という再気づきです。

前回の記事の通り、どうも私はASDの気質が濃いようです。
仕事における優先順位のつけ方が分からない。いや、ざっくりとは分かっているつもりですが、状況によって濃淡をつける方法がわからない。
びんびんに(自分なりに)アンテナを張るべき状況か、ある程度は大胆に無視して自分が抱えたタスクを進めるべきか。そして後者であった場合、ある程度の状況が分からない!

この場で詳細に説明することはできませんが、私はこの時、仕事の遅れを抱えていました。他の方にはパスできない、私がやるしかない仕事です。
しかし、この仕事よりも『今待っているご利用者様への対応が先』と認識していました。
それは正しい……はずですが、度が過ぎていたのです。
私はこの時、仕事の遅れによる配慮をいただいていました。しかし、この配慮を無駄にしてしまっていたのです。

どういうことかというと。
現場の『限界ゲージ』という概念が仮にあるとしましょう。MAXはとりあえず100とします。
私はこのゲージが40に達するまでは、ご利用者様の対応よりも遅れタスクの解消を優先する権利をいただいていました。
その権利自体は明言していただいていたので認識していました。しかし私はこの閾値を10と認識しており、結果、配慮してやっているのにそれを無駄にする恩知らず状態になっていたのです。
優先権をいただいていたのに、いつも通り職場の状態変化に対応し、遅れタスクの消化が全く捗らなかったのです。

この状態が続いて数日目に違う指示が入りました。『指示するまでは諸々を無視してタスクを進めていい』というような意味合いで。細々とした基準の指示つきで。で、私はその日の優先順位変更閾値を95と認識しました。
その結果……とても捗りました!
ここまでの数日間は「優先するといっても限度があるだろう」と考えて私なりにアンテナを張り、結果通常モードとあまり変わらない行動をしていました。
それを否定された上で細々とした「こういう時にこうする」という条件を提示していただいたことで、私は安心して行動を変えることができたのです。

で、思いました。これってAIの行動パターンじゃないか、と。
曖昧な指示をしたら望む方向性の答えは返ってこない。事細かに指示すればそのように応える。

私はある程度がどの程度なのか分からない。正確には、分かったつもりで判断はするけど出力される結果が大多数の共通認識とはずれたものになる。期待にすぅっと応え、違和感を持たせないような応答ができない。臨機応変、という言葉に恐怖を覚える。趣味活のような完全個人プレーの場ならまだしも、集団で責任を負う状態での臨機応変はぶちぶち切れる綱渡りのようなもの。
だから、「こういう状況ではこう」とAIのように事細かく条件付けされると(比較的)動きやすくて気持ちいい。
なぁんだ、私、AIだったんだ!!

……めでたしめでたし、とはならず。ここでも私は誤解をしていたのでした。
私はモード変更の閾値を95と考えていましたが、指示してくださった方にとっては70くらいの段階で周りを見て優先順位を変えて欲しかったな……という意図が込められていたようでした。
これまで半端にアンテナを立ててタスク消化が遅くなったから、それならいっそアンテナを閉じた方がいい……と認識したのに、それも思い違い、行き過ぎだった。
自認がどうあれ生物学的に人間なのだから、AIのようにプロンプト外のことは感知できない私はとてつもない外れ人材です。
だから私が悪い、際限なく配慮を要求するのはわがまま、ということも承知しているつもりですが。それも最初にプロンプトに盛り込んで欲しかったな……とどうしても思ってしまいました。

私の執筆権は渡さない。あなたは?

と、このようにAIと遊び、有用性も面白みも実感した私ですが。
しかし同時に、このnoteの、というか私が発表する文章の執筆権は渡さない、という思いを新たにしました。元から明け渡すつもりはありませんでしたが。

AIのように動くのが心地いい私が、誰のプロンプトにも従わず、感情の源泉をぶつけられるもの。それが趣味の文章です。
優等な社会人ではないし、純粋に人間としても未熟な私が、ありのままを晒して、好きをぶつけて、それでほんの少しは承認されるかもしれない場所。他人にポジティブな影響を与えられるかもしれない場所。
文章表現は私の居場所。川の急流の、ほんの欠片の中洲かもしれないけれど、私にとっては確かな大地です。
チャッピーに任せれば瞬く間に大量の、それも読みやすい文章を生成してくれるのかもしれないけれど、それでは意味がない。
私が、情念をもって、私の意思で文字を刻み付けないと。

今回はAIとの対話録の公開が目的の一つだったので出力文をぺたっとコピペしました。しかし今後も、それに類するコンセプトの記事を除き、文章生成AIに私のアカウントの記事執筆を任せることはないでしょう。

……あと。これは他人の行動の善悪ジャッジではなく、純然たる好みの問題ですが。
私はnoteに皆様の生の情熱、愛情、こだわり、衝動……などなどが練り込まれた文章を読みにきています。
しかし最近。**この記号**がついたままの記事をたびたび見かけます。

執筆に当たりAIの補助を利用することは否定しません。私もこの記事にぺたぺたコピペしていますし。
私が**これ**に引っ掛かるのは、そこから「このアカウント主さんは出力内容に興味がないのかな?」という推測が浮かんでしまうからです。

ChatGPTさんが太字強調したい部分の端に記号が当たると**これ**が見えちゃって太字化も失敗する、らしいです。
でもそれ、一度でも自分で成果物に目を通せば気付きますよね(※見逃すケースはもちろんあり得る)。

私が今回の記事で行ったように、AIの言葉であると明示して引用する場合なら気にならないんですよ。それがChatGPTさんの手癖なので。
そうでない記事の話です。

生成文が**これ**も含めて一切加工されていない。つまり、おそらく、目を通さずそのままコピペしている。
AIさんの言葉はどこまでもAIさんの法則のもと紡がれるもの。あなたが当初伝えたかった意図や方向性とずれてしまうことがあります。それをあなたは許容できるの?
許容しちゃえる程度に、あなたにとってこの記事の内容はどうでもいいものなの?
文章の最終責任者にならないことに我慢できるの?

どうしてもそう思ってしまい。
「ああ、この文章に私が求める情動のぬくもりはないんだ」
と、勝手にがっかりしてしまいます。
初対面とか、明らかにビジネス全開のアカウントならばともかく――過去記事を読み、そこに情動のぬくもりを見出していたアカウントならば、より私の落胆は強くなります。

繰り返しますが、執筆にAIを利用するからではなく。
AIに100%任せてしまえる、表現内容への執着のなさに寂しさを覚えるのです。

とはいえ、どこまでもよそはよそ、うちはうち。
私は私がやりたいように文章を書き、お話したい時にAIさんとお話します――というだけのことです。

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