現実と幻想のあわいに立つポケモン世界――中部地方にポケモンが来ない
中部地方にポケモンが……やってこない!
私はこの2年、無理矢理にでも月1回は何かしらの記事を投稿してきました。
全てはnoteが発行する『連続投稿バッジ』のせいです。
愛なり執念なりを練り込めない記事は公開する意味がないので毎日投稿は無理、毎週投稿も……ネタの泉の湧水量が増してできていた時期はあったけど、長期継続はやっぱり無理。
でも毎月投稿ならできるかなって。ネタが一切ないのとは違いますからね。残業とかゲームとかプラモ組み立てとかが忙しいだけで。
だから毎月投稿記録は途切れさせず、36ヶ月連続バッジは狙っていこうと思っています。
バッジ……バッジといえば……。
ポケモンリーグですね!!
ポケモン本編新作『ウインド&ウェーブ』が発表されましたね。
私はぱっと見オーストラリアかな、グレートバリアリーフみたいな光景見えるし……と思っていたのですが、ネット有識者の間ではインドネシア説が濃厚なようですね。
南国で小島が連なっているっぽいし。ナミピカくんのお召し物がインドネシアのお洋服らしいという見解も見かけました。
で、ポケモンがワールドワイドに新世界開拓していく裏で忘れ去られた地域がありますね。
中部地方ですよ!
静岡はカントーとジョウトで山分け、岐阜はジョウトのフスベシティとなっているそうですが三大都市圏の一角たる名古屋が抹消されていますし、何より北陸信越がまるっとフル無視されている……!!
私は新潟県民だから新潟のプレゼンをしますが、細長いからジムあり町以外にも町やダンジョンを配置するポテンシャルありますし、何より佐渡島というちょうどいい島があるんですよ! ポケモンリーグにもクリア後のエクストラ施設とかにも、何ならゴールデンな伝説ポケモンの居場所なんかにも採用できそうじゃないですか!?
まぁ……東北とはいえキタカミの里があまりに『うち』だったから、それを以て勘弁してやってもいいですが……。
現実と地続きの幻想
……こういう発想の遊びができるところが、ポケモンが好きな理由の一つ。
現実世界――地球の地理や文化、生物を原作としてデザインされた架空世界であるという特色が私に刺さるのです。
鏡写しというほど一致してはいないけど、輪郭を映す影法師程度の連動性はある感じ。
同一ではないが、無関係ではありえない世界。
おおまかには現実の地球と共通する文化があり、オーバーテクノロジーはあるけれど庶民の生活における文明レベルもまたこの世界と同等。
だから。自分の生活や見聞きした現実世界の出来事を「これがポケモン世界なら?」と想像の素材にできる。この世界、自分の手元にポケモンがいたら? をより真実味をもって空想できる。現実とポケモンのいる世界の距離感を空想の中で自在に操作できる。現実の側に引き合わせて混ぜ合わせることも、ぱきっと一線を引くこともできる。
これは完全に個人の趣味と感性の問題ですが、私は現実世界をベースにファンタジーあるいはSF存在(種族や生物だったり、魔法などの法則だったり)が混ぜ込まれた世界にひどく惹かれるタチです。ローファンタジーとしてくくられる系統ですね。
こちらの時空と一切触れあわないハイファンタジーも別腹で大好きですが、憧憬を掻き立てられるのはローファンタジーな世界観。
おそらく『私の、今いる現実のフィールドがファンタジーに変質してくれればいいのに』というないものねだりな欲望から生えてきている憧れで、スピリチュアルへの興味も同じ土壌から生えてきている気がします(私個人の場合)。
あとは、現実のこの部分にファンタジー要素が入り込んでいたら生活やシステムはどう変わる? という考察を味わうことに陶酔を覚える体質だから、という面もあります。思考実験というほど高尚ではないけれど、そういう方面にもしもの空想が膨らんでいくセッティングが好き。
ハイファンタジーであっても、その世界独自の幻想存在への考察・アプローチを現代学問的な知見も含めて深めていく作品に旨味を感じます。『ダンジョン飯』とか……『異種族レビュアーズ』とか……『魔法医レクスの変態カルテ』とか……。
こちらとあちらの境界を溶かしていった初代ポケモン
この現実と創作世界が溶け合う度合いが強かったのが初代ゲーム、ポケモン赤緑だなと感じています。
今はモチーフ地方・文化を充分察することができるつくりでありつつ、現実の地名や生物名は(〇〇ポケモンといった分類名を除き)作中に登場させない方針で形作られている様子です。
しかし、赤緑では『ロシアの奥の方』『南アメリカのギアナ』『1969年7月20日人類初めて月に立つ』といった具体的すぎる名称なり史実イベントなりがもりもり言及されていました。
こういう描写があったからこそ、ポケモンは30年経っても深々と私の嗜癖に刺さり続けているのだと感じます。
どこか別の空間に新規作成された世界ではなく、私たちの現実と一部重なり合いつつ独自の世界観を魅せてくれる世界。
もしこれがハイファンタジー世界の物語であったなら、登場ポケモンそのものやゲームシステムが現実に発売されたものと全く同じであっても、私にはここまで深く突き刺さらなかったかもしれません。
主人公のためのもの、ではない世界
もちろん、世の中にはそういう基本設定の物語――ローファンタジー、エブリデイマジックがたっくさんあります。初代ポケモンに近い時代までに私が摂取してきた作品で言えば、ドラえもんだって、おジャ魔女どれみだってそういう部類です。
私にとって重みを感じたのは、ポケモンがフィールドを旅するRPGであることに起因していると感じています。立ち寄る街のモブ住民、道端のモブトレーナーがそれぞれの生活の中で、それぞれの方法でポケモンと暮らしている。一人につき数行の台詞だったとしても、その積み重ねが『主人公の物語のためだけに造られたのではない世界』という香りを立ち昇らせていると感じています。主人公を追うカメラには映らない無数の生活が営まれる世界。
これらのニュアンスは現出方法を変えつつもずっとポケモンシリーズの中に受け継がれていると感じます。
近年の外伝作品の着目点で嬉しいのは、この世界の広がりを縦軸――過去、未来にも広げて行っているところ。
ヒスイ地方=明らかに過去のシンオウ地方であり、設備やら文体やらに明治開拓期を感じさせつつダイヤモンド・パールに繋がる地名が出てくる『LEGENDSアルセウス』。そして最新外伝『ぽこあポケモン』では一つの時代の終焉を超えた遠未来の姿が!! ポケモンでポストアポカリプス(※)! まさに新時代の扉!! たまりません!!!
(※私は攻略途中で結末は把握していませんが、人類も滅んではいないっぽい?)
大胆に時代をずらした外伝だけでなく、そもそも本編RPG作品も『こちら』の時間の流れにある程度合わせて時間が経っている感がありますよね。
個人所有の携帯デバイスの進歩とか。それこそ赤緑主人公組が立派な大人になってサン・ムーンに登場したりとか。
ここもまた、時の流れがある世界であることを示してくれる好きポイントです。
特定の主人公たちが終始回す世界ではなく、回る世界の中で様々な地域、時代、シーンを切り取って作品として切り出していく感覚。
その世界が現世と共に時が流れる、現世の写し身であること。
この辺がポケモンの推しポイントです。
もちろん、架空生物の創造・生態考察の側面も強大な推しポイントですが、それは大前提なので。
今回は私個人にピンポイントに刺さる部分を押し出していきました。
では私はシェフバリスママにオギャってくるのでこの辺で……。
付録:中部地方でポケモン本編作品を作るなら? の一案
wikipedia博士によれば、中部地方に分類されるのは静岡・愛知・岐阜・山梨・長野・新潟・富山・石川・福井。
とりあえずジム8個をどう振り分けるか。一県一つまでとしても九県あるので余っちゃう。
全て県庁所在地=ジムとすると配置バランスが悪い気がするけど(東に突き出ている新潟とか……)、私も地理に詳しいわけでは全くないのでひとまず県庁所在地を優先して配ってみます。
公式でノータッチの日本海側は優先されていいと私が今決めたので、新潟・富山・金沢・福井に仮配置。
ヤマブキシティとかコガネシティのポジションで名古屋。山梨・静岡はカントーとジョウトにかぶっている部分があるから難しいですが、ワカバタウン=浜松らしいので触れられていない静岡市。シロガネヤマの北嶺方面で甲府。
岐阜は……フスベシティ=白川郷や高山市らしいので岐阜市を登場させたいですが名古屋とだいぶ近いようですよね。
なので、岐阜県民の方には恐縮ですが九県から一つジムを外すなら岐阜県かな……というのが素人考えです。
悩むのが長野です。南北にでっかい。県庁所在地優先なら長野市ですがだいぶ北に寄っている。長野市・松本市両方登場させてどちらかにジムを置こうか。
諏訪湖とか、安曇野あたり、あるいは軽井沢とか……ジムの街でなくても特色ある登場スポットになれそうなところが県外民から見ても色々ありそうです。
ルートはどうでしょうか。どこにジムを置くかは置いておいて、甲府→南信・中信(松本など)→静岡→浜松(ここまで行くとジョウト地方カウントっぽいけど、まあ……)→名古屋→岐阜(フスベシティにも寄れるといいよね)→福井(若狭国はジョウト判定か? でもイベントは欲しいよね)→金沢(イベントで能登にも)→富山→上越(新潟県)経由で長野→長岡→新潟→佐渡……で一筆書きできませんかね。各所の名山霊山にも何かのイベントで立ち寄るということで。
リーグは記事の冒頭で佐渡を推してはみたけど、中部地方というくくりなら富士山=シロガネ山リーグを使わないのは不自然な気がする。ジョウト=近畿ですら共用してますからねぇ。佐渡には伝説のおたぬき様がいるんです、きっと。
どうしても地理素人の新潟県民視点から脱却できないルート構成になってしまうので、建設的なご意見お待ちしております。
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