雑記|元カノは半魚人
私は以前、半魚人と付き合っていたことがある。
性格が合わなくて10ヶ月ほどで別れてしまったが期間中はかなり濃密な日々を過ごした。何せ、相手は半魚人である。
とは言え、最近ではあまり、というかほとんど思い出すことはない。どこかで「半魚人」なり「ハンギョドン」という文字、あるいはビジュアルを目にすると思い出してしまう程度である。
なので、@央白さんの「半魚人シリーズ」は私をちょっぴりノスタルジックな気分にさせてくれる。好きなシリーズである。
私の半魚人(元カノ)は、酒とカラオケと競馬、そしてセックスが大好きだった。
半魚人とのセックスがどんなものだったか?
それほどアブノーマルではなかった、ということは強調しておきたい。
彼女が洗面器に排卵して、そこに私が精子をぶっかける、みたいなことは断じてなかった。そこだけは信じてほしい。
交際期間中の性行為は100回程度であろう。交際期間中のという言い方もあれだが、付き合う前に1回、別れ話を切り出した後にも1回やっているので、それをどうカウントすべきか。まあ、その辺は聞かないでくれるとありがたい。
お互いの家族にも紹介し、それぞれの家に泊まることもあったので、真性の公認カップルだったことも付け加えておこう。自慢ではないが堂々と付き合っていたのだ。
とりわけ思い出深いのは、長患いをしていた半魚人の御尊父が亡くなり、成りゆきで通夜の受付をさせられたことだろうか。図らずも親戚一同への顔見せ興行となってしまった。外堀が埋まる感じを味わったよ。
また、そこでは半魚人の親戚のおばちゃんらしき人から香典を受け取り、これは受け取ったらその場で中身を確認しなくちゃダメよ記されている金額と中身が違う場合もあるしお札を入れ忘れていることもあるかもしれないじゃないと指導された。
(いやいや、そこはあんた自分で責任持ってくれよとは思ったけれど、まあ言っても仕方ないし、筋は通っている。黙って従うことにした)
人間も半魚人も、結局何処へ行ってもおばちゃんはおばちゃんだなと、無論これは良い意味で思った。
そういえば、かれこれ数年前のことになる。共通の友人と飲んだ際、半魚人の元カノが今では結婚して子どもがいると教えてくれた。
彼女に似て可愛い子だと、その友人は言った。
そうか。それは良かった。彼女には幸せになってもらいたい。無論その子どもにも。半魚人の子だから半々魚人ということになるのだろうか。いや、そんなことはどうだって良い。
とにかく。全ての元カノに幸あれだ。
(おわり)
#なんのはなしですか
