【でん子の冒険 3749話 シリコンの秘密 No.14 ハードとソフト】 20260325 水曜
大阪・関西万博のミャクミャクが万博公園にやってきたということで再会してきました。驚いたことに撮影待ちは長蛇の列で、40分並んで太陽の塔と一緒に記念写真を撮りました。
閉幕後もなおこうした長蛇の列ができるとは、恐るべし「ミャク様」のカリスマ性です。これから桜が満開になれば公園内はさらに大変な人出になるため、お花見客でごった返す前は大正解のタイミングだったと思います。
1970年万博の象徴である「太陽の塔」と、2025年万博の象徴である「ミャクミャク」が同じ空間に並ぶ景色は、まさに時代を超えたバトンタッチでした。
【でん子の冒険 3749話 シリコンの秘密 No.14 ハードとソフト】 20260325 水曜
おじいさんは言いました。
「大きな力を出したり、明るい光を出したりするには、大きなエネルギーがいるよね。そして基本的には、機械は大きいほど、大きなパワーを出すことができる」
「そうだよ。子供は小さいから高いところに手が届かないし、重いものが持てなくて不利だもん」
アリスがうなずきました。
「ご飯も大きなお釜で炊いた方が、お茶碗1杯分を作るエネルギーは少なく済むし、大きなバスで大勢の人間を一度に運ぶ方が、自家用車を何台も走らせるよりずっと省エネだね。
物理的な力の世界(ハード)では、『大きいことはいいことだ』というルールがあるんだ」
「だから、前に『半導体は小さい方が省エネで速くていい!』って言われても、すぐには納得できなかったんだね」
「その通り。でも、『情報(ソフト)』の世界はまったく別なんだよ。
たとえば、アリスという人間を作るためのすべての情報(設計図)は、体にある約40兆個の細胞の、そのまた小さな小さな『遺伝子(DNA)』一つひとつに、ものすごくコンパクトに収まっているんだ」
「えーっ、すごい! 私のすべての情報が、目に見えない細胞の全部に入っているの!?」
「そして、エネルギーの話をしよう。アリスの体全体が使っているエネルギーは、だいたい『100Wの電球1個分』くらいだ。そのうちの2割(約20W)を、頭(脳)が情報を処理するために使っているんだよ」
「心臓や胃腸だけじゃなくて、頭だけで2割もエネルギーを使っているの!? じっと座って勉強しているだけでも、お腹が空くわけだね」
「でも、よく考えてごらん。あんなに複雑なことを考えたり、記憶したり、ひらめいたりできるのに、『たったの20W(蛍光灯1本分)しか使っていないんだよ。
今、世界中にあるAI(人工知能)用の中規模なデータセンターは、1カ所で一般家庭数万〜数十万世帯分ものものすごい電力を使っている。
それに比べたら、人間の脳の省エネっぷりは魔法みたいだろう? だから、情報に関する技術には、まだまだ小さくして省エネにする『工夫の余地』が無限にあるんだよ」
(でん子の冒険はhttps://denkonobouken.blogspot.com/ でまとめて見られます。)
