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🍎1時間後の個々の夢|#66週ライラン 3

彼女はとても背が低いから、
空ばかり 見上げている。
背が低いから?
背が高い人にも、お空は遠いよ。
足元の方が近いのに、どうしてだろうね。

ただ、やがて彼女は気づいたんだ。

地の存在に。

目の前の花びらの積み重なる螺旋構造や、
葉脈の毛細血管、
落ちた鳥の羽根の地層。

ちゃんと目を向けるようになる。

そしてしなだれかかる蔓草つるくさの黒ブチに寄り添う
小さな羽虫。

その人も生きていた。

つるだって、動かなくても、生きてるし。


将来の夢を聞かれた時に
いいね それは素敵だねと 
格好がつくものがいいと思っていた。

その方が喜ばれるのかなぁ、みたいな。

何となしの期待に応えた方がいいのかなぁ、
みたいな。

大人になったらさ、
夢ばっかりみてどうするのって
言われるのにね。

そんなんだから夢が描けなくなるのよ。

だから彼女は、
1時間後の夢を実行することにした。

みんな素敵!!という言葉、
それはさ、個々が曖昧で
魅力が伝わりづらくなるということかな。

でも どれも同じような顔に見える生き物たちは
みんな、可愛いよ。

みんな素敵。

……みんな?

みんな、なんて居なくて、あるのは差分だけなのだ。


彼女はエアプランツを首にかけて遊んでいる。


雨が降ってきたから 
今度は頭に乗せて遊んでいる。

きっと好きなんだろう。
愛しているのだろう。

そのエアプランツは 
メドゥーサを思わせる。

それはヘビが
首をくねくねさせているように見えるから。

でも優しいメドゥーサだ。

美しく優しい。


ヘビはきっと
つぶらに輝いた目をしている。

結局ヘビたちは、手首に腕に、巻きつけるところに落ち着いた。

髪のようなエアプランツの、美しいシルバーグリーン。


後から調べて驚いたんだけど、
メドューサはこの子の親戚に居た。


彼女の感覚は世の中と繋がっていたらしい。

「でもさ、メドューサは多分、元々は美しい直毛だったと思うの。でもさ、あなたたちもかわいい。」

そう言って彼女は手の中のヘビたちにキスをした。

 


1時間、あったら…。






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そして、こんな企画のご紹介…🌱👀

私は、
「私の中のメドゥーサ」で参加しています😆
メデューサが採用されるかもしれませんが…( ˘▿˘ )♨️
さあ華子さんのメドゥーサは、どんなメドゥーサだ🤔

📝🎨100個の一言キーワードか、登場人物の名前を募集して、小説をつくろう企画です!!


主催者華子さんは、こんな人。
チェックチェッカーチェッケストって、何かやたら言いたくなる語呂をしている…🤔



色んなワードがあって、面白そうですよ🤭


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