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スライムを倒しまくって、僕の人生も1mm進んでいった話

今回は過去に書いた記事のちょっと未来の話。

専門学校を中退して、フリーターをやっていた。

深夜のレストランでウェイターをしていた時、出したコーヒーカップの起き方が気に食わないとクレームになった。
先輩はお客さんに頭を下げて謝る。
僕はポケットに手を突っ込んだまま謝った。
その結果、クレームは大きくなり、最終的に自らその仕事を辞めた。

次はゴルフショップでバイトを始めた。
ポイントカードのポイントを適当に押していて、最終的にそれが問題になった。
なんかめんどくさくなって辞めた。

この頃の僕は、お金が欲しいからバイトはしたが、大人の言うことは全部めんどくさいと感じて、心を閉ざしていた。

3ヶ月、何もしなかった

ゴルフショップを辞めてから、次の仕事をするまで、3ヶ月くらい何もしなかった。

なんか、もうどうでもよくなったという記憶が残っている。

周りの友達は大学や専門学校、あとは社会人だ。
昼間っから暇なのは僕くらい。
当然、遊ぶお金もない。

そこで、家に転がっていたRPGをなんとなくやることにした。
ドラクエとかFFとか。
何作やったかはっきり覚えていないが、最低でも5、6本はやったと思う。

昼過ぎに起きて、冒険に出て、明け方に寝る。

モンスターを倒すことでお金が稼げる世界が、羨ましかった。

親は何も言わなかった。
今考えると、それもすごい。

僕はゲームを始めてはクリアし、次の冒険に出る。
そんなことを繰り返していた。

スライムを倒しても、人生は1mmも進まない

ある日、それすらも退屈に感じた。
ゲームしたくないって感情が強くなってきた。
シンプルにお金が無いというのもあった。

どんなにスライムを倒しても、僕の人生が1mmも前に進んでいないことに気づいてしまった感じだった。

急に家にいたくなくなった。

勢いそのままに、昔バイトしたガソリンスタンドに行き、高校生の時に働いていた時給に毛が生えた程度で、働くことにした。

現実を正面から見始める

すでに知っている人も働いていた。

そして、春夏秋冬、昼夜問わず、ほぼ外での仕事だ。

出勤はダルい気持ちとの戦いだったが、働いている時は本当に気持ちよかった。

働いている大人に対しても、一定、僕は信頼していた。
それも大きかったと思う。

振り切った休息の後、僕は現実をまた正面から見始めることが出来るようになっていった。

社会の中にあるゲーム感を楽しみだす

しばらくすると、個人の実績が壁に貼られ、その実績が伸びていったり、レジ締めや一人で行う開店作業を任されるようになっていった。

当時はセルフが珍しく、ほとんどが有人のガソリンスタンドだった。
高校生の時とは違って、一人の戦力としてカウントされていたことが、嬉しかった。

「なんかおもしろいな。」

RPGのレベルアップに似た感覚を、バイトで覚えた。

社会の中で、自分を使ってレベル上げする感じがRPGゲームっぽく感じて、ちょっとおもしろくなっていった。

いい武器や防具をコレクションするような感覚ではなく、武器や防具関係なく強くなっていく感じ。

僕は徐々に、肩書とか、コネクションという話ではなく、本質的に仕事が出来る人になりたいっと思うようになっていった。

何もかもがどうでもいいと思った日から、数々のスライムを倒し続けて、僕は社会の中で自分の身体を使ってゲームするようになった。

そう考えると、スライムを倒し続けていたあの瞬間も、僕の人生は少しずつ前に進んでいたのかもしれない。

世の中という世界を冒険する準備をしていたのかもしれない。

あの頃の僕も、今の僕に地続きで繋がっているんだなーとか、この記事を書きながらしみじみしている。


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