【格差社会と階級】私はアンダークラスですか?最下層、プレカリアート、ワーキングプア。就職氷河期世代で非正規労働者で低所得層。「SNSが無くなったら、もっと他人の目や格差を比べずに自分の身の丈に合った暮らしに集中できるのに」
📝 日本に出現した“アンダークラス”
非正規雇用の構造変化 — かつては学生・主婦・嘱託など“生活の柱ではない人”が担っていた非正規が、今は若者の生活基盤になり、低賃金のまま固定化している。
若者の極端な低所得化 — 新卒から非正規に入るケースが増え、生活が成り立つ最低条件すら満たせない層が拡大している。
結婚・出産の困難化 — 経済的理由で家庭形成ができない若者が増え、社会の再生産機能が弱体化している。
従来の階級にない“欠落” — 労働者階級が本来持つべき「最低限の生活・家族形成の可能性」が欠けており、既存の4階級とは質的に異なる層になっている。
新しい階級社会の固定化 — この“アンダークラス”が新たな階級として定着し、社会の分断が構造的に深まっている。
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日本社会で近年議論を呼んでいる「アンダークラス(格差社会の最下層)」の形成と、それに伴う貧困・未婚化・世代間ギャップの問題
日本に生まれた「新しい階級」〜親世代の豊かさを超えられない若者たちと、分断の真相〜
社会学者の橋本健二氏らが提唱する「アンダークラス(非正規労働者を中心とした新しい階級)」に関する議論が、ネット上で大きな波紋を呼んでいます。
時系列で見る「非正規雇用」と「階級」の変化
なぜ今、これほどまでに「生きていくだけで精いっぱい」という若者が増えてしまったのでしょうか。歴史的経緯と構造の変化を時系列で整理します。
1. バブル崩壊以前〜1990年代初頭:「補助的」だった非正規雇用
実態:当時の非正規労働(パート・アルバイト・嘱託)は、主に「家計を助ける主婦」「親と同居する学生」「退職金や年金のある定年退職者」が中心でした。
構造:非正規の賃金が低くても、世帯主(夫や親)に十分な正社員収入があったため、社会問題化しにくい構造になっていました。
2. 1990年代後半〜2000年代:「就職氷河期」と派遣法改正
変化:企業が人件費削減のため正社員採用を絞り込み、若者が新卒で非正規にならざるを得ない状況が発生。
問題:「補助的な収入」を前提とした低い賃金のまま、若者が「主たる働き手」として社会に放り出されました。
3. 2010年代〜現代(2026年):定着してしまった「アンダークラス」
現在:非正規雇用が一時的な状態ではなく「固定化」。「若者の貧困」が単なる個人の努力不足ではなく、社会構造(固定化された階級)として定着しました。
結果:親世代と同等以上の生活水準を維持することが困難になり、結婚・出産という生物的・社会的な再生産が制限される事態に陥っています。
人々が知るべき本当に大切なこと
【1位】「親世代の豊かさを再現できない」という構造的衰退
内容:親が当たり前にできていたこと(持ち家、子供の教育、十分な蓄え)が、子供世代には再現不可能になりつつあります。
具体例:「調理師の手取り28万円で給料が上がらない。私と夫ができたことの大半は子供にはできないと思う」(コメント3より)。親の努力不足ではなく、国全体の経済的収縮(衰退)が原因です。
【2位】「結婚・子育て」が贅沢品(プレミアムサービス)化した
内容:かつては誰もが辿る人生の標準コースだった結婚・子育てが、一定以上の収入と雇用安定を持つ層しか参入できない「高級品」になりました。
具体例:夫婦お互いに奨学金の返済を抱えている場合、世帯年収が低ければ子供を持つ選択肢自体が最初から消去されてしまいます。
【3位】「未婚・単身なら安価な娯楽で楽しく暮らせる」というトラップ
内容:スマホや安価な娯楽が充実しているため、一人で生きる分には「それなりに快適」に過ごせてしまう反面、家庭を持つインセンティブが削がれています。
具体例:高額な子育て費用を払ってハードモードの人生を選ぶより、一人で推し活や安価なコンテンツを楽しんで生きていく方が合理的だと判断する若者が増えています。
【4位】女性に求められる役割の変化と「好条件な男性」の減少
内容:昔は女性のスキルや学歴がそこまで問われず、高収入男性との結婚による階層移動(玉の輿)が可能でしたが、現代では好条件の男性自体が減少し、共働き前提の「同類婚(高収入同士の結婚)」が主流になっています。
具体例:高学歴・高収入同士が結婚してさらに豊かになる一方、非正規同士の結婚は経済的リスクが高すぎるため敬遠される二極化が進んでいます。
【5位】SNSによる「比較の地獄」と精神的疲弊
内容:昔なら知る由もなかった他人のキラキラした生活や、一部の富裕層の暮らしが可視化されたことで、相対的な貧困感や敗北感が強く強調されています。
具体例:「SNSが無くなったら、もっと他人の目や格差を比べずに自分の身の丈に合った暮らしに集中できるのに」という悲鳴が上がっています。
複数の視点と反対側の考え方(多角的な論点)
この「アンダークラス問題」や「子育て・貧困」については、立場によってまったく異なる見解が存在します。
【視点A】構造問題・社会責任論(若者擁護派)
「バブル期や高度経済成長期の恩恵を受けた親世代と同じ条件で語るのは酷。国の雇用の仕組みや税制が若者を追い詰めている」
【視点B】自己責任・世代ギャップ論(シニア・上級層派)
「今の若者は昔より初任給が高く、ハラスメントもなく守られている。権利ばかり主張して努力やハングリー精神が足りないのではないか」(コメント15の反応など)
【視点C】価値観の多様化・反出生主義的視点(合理的選択派)
「そもそも子供を産んで育てること自体が、かつての『労働力や奴隷を確保するための社会の洗脳』だったのではないか。子供を持たない生き方こそ、個人の自由の到達点である」(コメント18など)
まとめ:私たちが直面している「本当のこと」
「アンダークラス」の問題は、単に「給料が安い」「若者が結婚しない」という表面的な話ではありません。「これまで当たり前とされていた『普通』のハードルが上がりすぎた社会」に私たちが生きているという事実です。
昔の「普通」を現代の若者にそのまま求めることは酷であり、社会の構造自体が変わったことを認識した上で、自分自身の人生の幸福度をどこに置くのか、他者と比較せずにどう生きていくのかが問われています。

【衝撃】日本に生まれた「アンダークラス」の絶望…結婚も子育ても高嶺の花?親世代の豊かさを再現できない若者たちのリアルと「普通」崩壊の真実#アンダークラス #貧困 #非正規雇用 #格差社会 #少子化
「アンダークラス(underclass)」という言葉自体は、日本独自の造語ではありません。もともとは欧米、特にアメリカやイギリスの社会学・経済学で使われてきた概念です。
海外では何と呼ばれるのか
① Underclass(アンダークラス)🇺🇸🇬🇧
最も一般的な呼称です。
1980年代以降に広まり、
長期失業者
貧困の世代間連鎖
教育機会の不足
社会からの排除
福祉依存
などを特徴とする「最下層」を指します。
ただし現在は、「差別的」「レッテル貼り」と批判されることも多く、研究者でも慎重に使われています。
② Precariat(プレカリアート)
現在、世界で最も使われる概念はこちらです。
「Precarious(不安定)」+「Proletariat(プロレタリアート=労働者階級)」
を合わせた造語です。
特徴
非正規雇用
ギグワーカー
契約社員
派遣
フリーランス
将来設計できない
などです。
イギリスの経済学者 Guy Standing が世界的に広めました。
日本でいう
就職氷河期世代
非正規労働者
若年低所得層
はこちらの概念に近いと言えます。
③ Working Poor(ワーキングプア)
こちらも非常に有名です。「働いているのに貧しい人」という意味。
例えば
フルタイム勤務
最低賃金
ダブルワーク
でも生活が苦しい層です。日本でも2000年代によく使われました。
④ Socially Excluded(社会的排除)
ヨーロッパではこちらの考え方が主流です。
単なる所得ではなく、
教育
医療
就職
結婚
地域社会
政治参加
などから排除される状態を意味します。
つまり
貧乏だから困る
ではなく
社会との接点そのものが失われる
ことを問題視します。
⑤ NEET
イギリス発祥。
Not in Education, Employment or Training
教育も受けず 仕事もなく 職業訓練も受けていない若者
を指します。日本でもそのまま「ニート」と定着しました。
日本の「アンダークラス」と海外の違い
実はかなり違います。
欧米でいうUnderclassは
麻薬
ギャング
犯罪
スラム
長期生活保護
まで含むことが多いです。
一方、日本で議論される「アンダークラス」は、
真面目に働いている
犯罪者ではない
税金も払う
生活保護でもない
それでも
結婚できない
子どもを持てない
資産形成できない
将来への展望を持ちにくい
という層を指すことが多く、海外のUnderclassよりも、むしろ「プレカリアート」や「ワーキングプア」に近い概念です。
海外では新たな呼び方も増えている
最近は「Underclass」という言葉より、
Precariat
Working poor
Low-income workers
In-work poverty(就労貧困)
Economically insecure households(経済的不安定世帯)
など、より具体的で価値判断を含みにくい表現が使われる傾向があります。
なぜ日本で「アンダークラス」が注目か
日本の議論では、「所得が低い」ことだけでなく、
終身雇用の縮小
非正規雇用の拡大
住宅価格・教育費の上昇
奨学金返済負担
実質賃金の長期停滞
未婚率・少子化の上昇
といった要因が重なり、「働いても家庭形成や資産形成に必要な条件を満たしにくい層」が拡大しているのではないか、という問題意識があります。
ただし、「アンダークラス」という言葉で一括りにすると、実態の異なる人々を同じ集団として扱ってしまう恐れがあります。実際には、教育水準、健康状態、地域、家族の支援、雇用形態などによって状況は大きく異なります。
概念の対応関係
日本での議論海外で近い概念主な意味アンダークラスUnderclass社会の最下層、社会的排除を伴う層非正規・将来不安層Precariat不安定雇用の新しい労働者階級働く貧困層Working Poor就労していても貧困状態社会から孤立する層Social Exclusion社会参加からの排除ニートNEET就学・就労・職業訓練のいずれにも属さない若者
現在の日本で「結婚や子育てが経済的理由で難しい若年・現役世代」を説明する場合、海外の研究との対応では「Underclass」よりも「Precariat」や「Working Poor」のほうが、より近い概念として用いられることが多いと言えます。
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