正しいと思うほど見えなくなる。ビジネス判断に潜む心理の罠。

こんにちは、井口です。
ぼくは個人事業主として、小資金でも実践できるWEB集客や販促の方法を探求しながら、日々仮説と検証を重ねています。
このnoteでは、なんとなく聞いたことはあるけれど、意外と曖昧なまま使われているマーケティング用語にフォーカス。自分で調べたり、実体験をもとにしながら、できるだけ噛み砕いた言葉でまとめています。
専門用語が苦手な方でも、「なるほど、そういうことか」と思えるような形でお届けできたらうれしいです。
頑張って書いても読まれなかったnote。原因は、文章力じゃなかった。ゼロから43日で月間2万ビューに変わった理由 ➡ 続きを読む。
ところで、あなたは「自分の考え、けっこうブレないほうだな」と思うタイプですか?
ぼくもどちらかというとそうで、「一度決めたら曲げない」みたいな性格でした。
でも最近、「信じすぎること」が、かえって判断を鈍らせることもあると知って、ちょっとドキッとしたんです。
たとえば、「このやり方が一番効果的だ」「このツールが最強だ」と思い込んで、他の選択肢をちゃんと見れていなかったり。
あるいは、クライアントからの意見に「いや、自分はこう信じてるから」と無意識に反発していたり…。
そんなふうに、自分の「信念」がブレーキになっていることって、実は誰にでもあるのかもしれません。
この記事では、そんな「信念バイアス」という心理現象について、できるだけ分かりやすく解説していきます。
「え、もしかして自分もそうかも?」と気づけると、ものの見方がガラッと変わりますし、より冷静で柔軟な判断ができるようになります。
ぼくも調べてみて、「ああ、これが原因だったのか!」と腑に落ちました。
きっとあなたのビジネス判断にも、役立つ発見があるはずです。
「信念バイアス」って、一体どういうこと?
まず、調べてみた結果、一般的に「信念バイアス」はこんな風に説明されていました。
信念バイアス(Belief Bias)とは、人が何かの結論を評価する際に、その結論が自分の持っている「信念」や「常識」に合致しているかどうかで、論理の正しさを判断してしまう傾向のこと。
うーん、ちょっと堅苦しいですよね。
簡単に言うと、「自分が『こうだ!』と信じている結論に合うなら、その論理が多少間違っていても『正しい』と感じてしまう心理現象」ということらしいです。
論理的に考えれば間違いなのに、「だって、普通はこうでしょ?」とか「いや、俺はこう信じてるから」という気持ちが先に立って、客観的な判断ができなくなるイメージでしょうか。
ぼくも「え、まさか!?」って思いました。
自分の信じていることが、判断を曇らせる原因になるなんて…。
身近な例え話で考えみる。「宝くじの当たりやすい日」
もっと直感的に理解するために、身近な例で考えてみます。
想像してみてください。
あなたは宝くじを買うのが好きで、いつも発売日に長蛇の列に並んで買っています。
ある日、テレビの占い番組で「今週は水瓶座の人は宝くじが当たりやすいラッキーデー!」と聞きました。
実は、あなたは水瓶座。
「おお!やっぱりそうだ!」あなたは、根拠もなしに「水瓶座は宝くじが当たりやすい」という結論を信じ込み、その日は意気揚々と宝くじを買いに行きます。
しかし、宝くじが当たる確率は星座とは全く関係ありませんよね。
論理的に考えれば、星座と当たる確率は結びつかないはず。
でも、「水瓶座はラッキー」という自分の信念(というより願望に近いかもしれませんが)が先に来てしまうと、「水瓶座だから当たりやすい」という結論を、特に疑うことなく受け入れてしまう。
これが、すごく単純化した信念バイアスの一例です。
「だって、気分的に当たりそうな気がするじゃないですか!」という気持ち、わかります。
でも、それが冷静な判断を鈍らせる一因になるんですね。
個人事業主・フリーランスに潜む「信念バイアス」の例
さて、ここからが本題。
ぼくたち個人事業主やフリーランスが、どんな場面で信念バイアスに引っかかりやすいのか、具体例を見ていきます。
1. 新しいサービスやツール導入の判断
例えば、ぼくがウェブサイト制作のフリーランスだとします。
周りの知り合いのデザイナーがみんな「AというCMSは自由度が高くて最高だよ!」と言っていて、僕も「Aはすごい」と強く信じているとします。
ある日、クライアントから「BというCMSでサイトを作ってほしい」と依頼が来ました。
論理的に考えれば、BにもAにはないメリットがたくさんあるかもしれませんし、クライアントの要望にはBの方が適している可能性もあります。
でも、「いや、Bはあんまり自由度がないって聞くしな…(Aの方が絶対いいはず!)」という自分の信念が先に立ってしまい、Bのメリットをちゃんと調べようとしなかったり、Bを使うことに対してネガティブな解釈ばかりしてしまう。
結果的に、クライアントにとって最善の提案ができなかったり、新しい技術習得のチャンスを逃してしまうこともあります。
2. マーケティング戦略の選択
「うちのサービスは、やっぱりSNSで発信するべきだ!」と強く信じている個人事業主やフリーランスの方もいるかもしれません。
もちろんSNSは強力なツールですが、ターゲット層やサービス内容によっては、ブログやメルマガ、あるいはオフラインの交流会の方が効果的な場合もあります。
しかし、「SNSこそ正義」という信念が固まっていると、データや客観的な市場調査の結果を見ても、「いや、SNSのやり方が悪いだけだ」「もっとこうすれば伸びるはず」と、自分の信念に合うように情報を解釈してしまいがち。
本当に効果的な戦略を見落としてしまう可能性があります。
3. クライアントからのフィードバックに対する反応
これはぼくも気をつけたいところなのですが、自分が一生懸命作ったものに対して、「これは最高傑作だ!」という強い信念を持っているとします。
クライアントから「ここの部分、もう少し改善できませんか?」とフィードバックが来ました。
論理的に考えれば、そのフィードバックはサービスをより良くするための貴重な意見かもしれません。
しかし、「いや、ぼくの作ったものに文句があるなんて…!この良さが分からないのか!」と感情的になってしまったり、「このフィードバックは的外れだ」と決めつけて、真剣に検討しないこともあるかもしれません。
これでは、サービスの質が向上する機会を逃してしまいますし、クライアントとの関係性も悪くなってしまう可能性があります。
まとめ:ぼくらは「信念バイアス」とどう向き合うか
「信念バイアス」について学んでみて、ぼくが一番感じたのは「自分の思考のクセを知ることって、すごく大事なんだな」ということです。
ぼくたちは、自分がこれまでに経験してきたことや、周りから教わってきたこと、自分で調べて納得したことなどから、様々な「信念」を形成しています。
それがぼくらの判断基準になるのは当然のこと。
でも、その「信念」が、時に客観的な事実や論理的な思考を邪魔してしまうことがあるんだな、と。
個人事業主やフリーランスとして、毎日自分で決断を下していくぼくたちだからこそ、「あれ?今、自分の『こうあるべき』っていう気持ちが先に立ってないかな?」と、一度立ち止まって考える習慣を持つことが大切だと感じています。
意識的に「本当にそうかな?」と問いかけてみる
自分の意見と異なる情報にも耳を傾けてみる
客観的なデータや根拠を探してみる
最初はちょっと面倒に感じるかもしれません。
でも、この意識を持つだけで、より良い判断ができるようになり、ひいてはぼくたちのビジネスをより良い方向に導いてくれるんじゃないでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が「なるほど、そういうことだったのか!」という小さな気づきや、あなたのアイデアのヒントにつながっていたら嬉しいです。
フォローしていただけると、とても励みになります。
ぼくもフォローバックさせていただきます^^
頑張って書いても読まれなかったnote。原因は、文章力じゃなかった。ゼロから43日で月間2万ビューに変わった理由 ➡ 続きを読む。
