右脳回帰ワークの前の準備~PTSD・トラウマ持ちのわたしが意識を体に向ける為に~
右脳回帰のワークを始めた頃、「ジョギングが右脳回帰への近道」と聞いて毎日5kmの距離を半年ほど走りました。しかし、思考は止まるどころか一瞬の「間」さえ開かず、むしろ「全然思考が止まらん!もっと走らな!ワークが足りてない!わたしほんまにあかんわ!」と、走れば走るほど焦りが募り、自動思考がさらに威力を増す一方でした。結局、疲れ果てて走るのを辞めてしまいました。
その後、「1万回のエレベーター呼吸が右脳回帰の目安」と聞いて毎日1000回前後実践し、累計10万回を超えましたが、それでも右脳回帰には至りませんでした。😢
そうしている間に「森林療法が良い」と聞き、山に入ってボケーっとすることを何度か試してみました。するとある朝、目が覚めたときに、頭の中が初めて
「しーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
としていることに気がついたのです。
が、喜びも束の間、すぐに元通り思考まみれの脳内に戻ってしまいました。 この頃から、思考を止めようとすれば一瞬は止められるようになったものの、無理やり止める形だったため、逆に思考が暴れている感覚でした。
これがワークを始めて1年ほどの変化です。その後は半ば投げやりにワークを細々と続けていましたが、劇的な変化はなく「ほんの一瞬だけ思考を止められる」という状態に留まっていました。
やってもやっても自動思考は弱まらず、だんだんエレベーター呼吸をすること自体が苦痛になり、2025年の10月頃には「自分には右脳回帰は絶対に無理や!」という気持ちが強くなっていきました。
そこからエレベーター呼吸ができなくなり、方向性を変えて「感情・体感覚を感じ切るワーク」や「TRE(トラウマ解放エクササイズ)」をやりつつ、PTSDに良いと聞いたサプリメント(クレアチン・葉酸・電解質)を摂り始めました。さらにプラスアルファとして、1年ぶりに「SE(ソマティック・エクスペリエンシング®)カウンセリング」を継続して受けることにし、今その最中にいます。
※TRE®(トラウマ・ストレス解放エクササイズ)
簡単な運動で体に「天然の震え」を起こすセルフケア法です。
頭で考えずに身体を震わせることで、自律神経の緊張を緩め、蓄積された慢性的なストレスやトラウマを安全に解放します。
言葉だけでなく「身体の感覚」に着目したトラウマ心理療法です。自律神経の乱れを整え、体に蓄積されたストレスや恐怖のエネルギーを安全に解放することで、心と体の健康を取り戻します。
ここのところ、思い立って夜に1時間ほどのウォーキングにたびたび出かけています。 歩きながら足や背中、お腹に意識を向けると、以前に鬼のように走っていた頃とは比べものにならないほど、体に意識が向くようになっていることに気づきました。
もちろんすぐに自動思考は流れ出しますが、その都度「あ、思考や」と気がついて、また頬に当たる風や肩甲骨の動きに意識を戻し、頭の中の「・・・」を感じることができるようになりました。歩きながらのエレベーター呼吸もできるようになり、日常の中でも思い出してはお腹のエレベーターを数回上下させています。
右脳回帰にはまだまだ程遠いですが、こんなちょっとした変化が、わたしにとってはとても大きな収穫であり、やっとスタートラインに立てたような気持ちです。
どんなにワークをしても嵐のような自動思考に翻弄され続ける時は、よっぽど「体に意識を向けたくない・感じたくない理由」が体や神経の側にあるのだと思います。
わたしの体中にみちみちに詰まった不快な体感覚。これらを感じたくなくて、ずっと左脳がフル回転し、神経や感覚を凍らせていました。その原因からか、わたしは昔から痛みに異常に強い体質で、2回経験した出産の痛みも「こんなもんか〜」というのが正直な感想でした。
せっかく必死で押さえつけている体感覚に意識が向かってしまうと、今まで感じない様にしていた努力がパーになってしまう。だからこそ、自動思考が荒ぶることで、必死にわたしを守ってくれていたようです。
それが、少しずつ少しずつ不快が減って体の硬さが緩むにつれ、「感じても大丈夫かも」と左脳のガードも下がっていったみたいです。
ちなみに、私はSEカウンセリングも体感覚を感じ切るワークも、やり始めてから3年以上経ってから右脳回帰ワークを始めています。しかし、わたしの場合は「3年でも全然、身体に意識を向けるには早すぎた(まだ神経の準備ができてない・不快な体感覚だらけ)」ということだったようです。
