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タンメンとラーメンの違いが分からない。

 買い物に行くときのメモを妻に渡されると、「タンメン」という文字が書いてあることが時々ある。

麺類

 スーパーの麺類の棚に行くと、うどんや焼きそば、ラーメンなどと分かれていて、ラーメンの棚は、上から下まで様々な種類、有名店のもの、つけ麺などが並び、さらには醤油、味噌、塩味も揃えられているのだけど、なぜか、いつもタンメンがあるわけではない。

 そんなふうに目的を持って探すと、麺類がとても豊富なことに気づく。

 だけど、私には、タンメンとラーメンの違いが分からない
   自分の中では、野菜がたくさん入った塩ラーメンのイメージだったので、タンメンがない時は、塩ラーメンにするけれど、塩味が、相対的に少なく、それもないときは、醤油ラーメンを買って、家に帰る。

 その選択について、妻が苦情を言うこともないのだけど、タンメンがあるときは、それを選んで買っていくと、すごくうれしそうにしてくれて、その上で、やっぱり野菜をたっぷりと入れて、美味しく作ってくれるので、こちらもうれしくなる。

タンメンとラーメン

タンメンは関東地方が発祥の日本の麺料理です。
関東地方の中華料理店ではポピュラーなメニューのひとつですが、それほど一般的ではない地域もあります。そのため、タンメンと聞いてもピンとこない人も多いのではないでしょうか。

タンメンは炒めた野菜とスープを一緒に煮込みゆでた麺にかけるのに対し、ラーメンはゆでた麺をスープに入れて最後に具材をトッピングします。

 漢字の「湯麵」も「タンメン」と読みますが、タンメンと湯麺は違う食べ物です。
 湯麺は中華料理のなかでもスープに入った麺の総称で、チャーシュー麺やワンタン麺、五目ラーメンなどはすべて湯麺のひとつということになります。

 他のサイトでも、同じようなことを書いてあったので、その発祥は正確には分からないし、中華料理に「湯麺」という「タンメン」があることで、さらに、ややこしくなるのだけど、とにかく、ラーメンとタンメンは、その調理方法が違うということだった。

 実は、これが本当に事実かどうかも分からないものの、違いがあること自体を、初めて知った。

サンマーメン

 神奈川県の横浜市の端の町で生まれ育ったのだけど、中学生くらいの時に、何人かで中華料理屋に入ると、必ず「サンマーメン」を頼む人間がいた。その後も、年齢を重ねても、特に神奈川県には「サンマーメン好き」はいて、だけど、それはすごく特別なものなのではなく、私のイメージでは、あんかけのもやしラーメンだった。だから、特に育ち盛りの時は、選ばないメニューだった。

 そして、行動範囲が広くなるに従って、「サンマーメン」という言い方は、神奈川を中心にした「名物」のようなものなのを知って、だから、他の場所で当たり前のように「サンマーメン」という言葉は通じないことも知った。

神奈川県のご当地グルメ、サンマーメン。「名前は知っているけれど、どんな食べものか知らない」「食べたことはあるけれど、由来までは知らない」という人もいるのではないでしょうか。

サンマーメンとは、麺の上に、とろみの付いた野菜やお肉のあんかけがかかっているラーメンのこと。旨みたっぷりのスープとあんかけが食欲をそそる、ボリューム感のある一品です。神奈川県内のラーメン屋ではサンマーメンを食べられるお店が多く、昔ながらのホッとする味に、多くの地元の人々から愛されています。

「かながわサンマー麺の会」によると、実はサンマーメンには厳密な定義はないそうです。麺の上に載せる具についてもお店によってさまざまで、スープのベースがしょうゆ味のお店もあれば、塩味のお店もあります。ですが、明らかな特徴として「肉やもやし、白菜を使用し、野菜をシャキシャキ感が残るくらいにサッと炒め、とろみをつけ、コクのある具に調理すること」というのは共通しているそうです。

 そうなると、私の中での「サンマーメン」のイメージは、やたらともやしが入ったあんかけで、そればかりを頼む同級生がいたけれど、あれは、あの駅のそばで、踏切の音がやたらと聞こえる、学生にはありがたい安い店独特の、コストを抑えた「サンマーメン」だったのかもしれない。


 サンマーメンの話を思い出したのは、タンメンと塩ラーメンの違いも、実は、このことと、似ているのではないか、と思っていたせいだ。

 「サンマーメン」は、神奈川以外の場所では、おそらくは「あんかけラーメン」と呼ばれるように、「タンメン」も関東以外では「野菜ラーメン」と呼ばれているのではないか、と秘かに思っていのたのだけど、実は、料理法なども含めて、そもそも違うもの、というらしい。

 それは、やっとわかったと思った。

チャンポンとタンメン

 ラーメンとタンメンのことを考えると、さらに思い出すのがチャンポンだった。

 私の中では、タンメンもチャンポンも、ほぼ一緒だった。
 ということは、それぞれのファンの方には怒られそうだけど、うどんと、冷麦と、ソーメンは、構成要素が一緒だけど、太さが違うだけ、といったことかもしれない、と思っていた。

 私にとっては、食べていない時にイメージすると、麺の太さが、細い方から、ラーメン→タンメン→チャンポン。ということだったけど、それは、どうやら、間違っていたのは、わかった。

タンメンとちゃんぽんの違いはいくつかあります。
例えば、タンメンは関東発祥でベースは鶏ガラスープ、ちゃんぽんは長崎発祥で豚骨と鶏ガラスープがベースです。

また、ちゃんぽんには具材に魚介を使うことや、野菜だけでなく太麺をスープと一緒に煮込む部分もタンメンとは違います。
タンメンの麺はコシのある麺が多いのですが、ちゃんぽんはモッチリしたソフト麺のような食感ですよね。

 妻に、チャンポンは、麺の太さが違う説を伝えたら、すぐに「味が違う」と一蹴された。

タンメンのおいしさ

 妻に、タンメンとラーメンの違いについて、調理方法の違いがあることを、伝えたら、ちょっとピンと来ていなかった。

 それよりも、何しろラーメンとタンメンは自分にとっては違うものだという話をしていた。

……普段、ラーメンというジャンルが勝っているじゃん。だけど、たまに、食べると、タンメンっておいしいな、って思う。

 自分が好きだった原点の味が蘇る感じかな。

 ラーメンは、いろいろな味があるでしょ。醤油とか、味噌とか、だけど、タンメンはタンメン。塩ラーメンはラーメンだけど、タンメンはちょっと甘味があるのかな。

 ラーメンと、タンメンは出汁の内容が違うのかな。

 何しろ、違うと思う…。


 どうやら、本当にタンメンが好きな人の話し方で、それを聞いていると、私には、ずっとタンメンのおいしさを、本当の意味では分からないのでは、と思った。

 それでも、家で、妻が作ってくれるラーメンも、タンメンも、美味しいことには変わりがないので、なんとなく、そのあたりで許してもらいたいような気持ちにもなる。


 味覚への感度というのは、どうやって決まるのだろう、いつ決まるのだろう。それは、また別の機会に考えたいと思います。




(他にも、いろいろと書いています↓。よろしかったら、読んでもらえたら、うれしいです)。





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