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公立幼稚園は誰のためにあるのか?|閉園の話を聞き、疑問に感じた少子化対策

「鶏が先か、卵が先か」
という言葉がある。

答えのない問いに、
どう向き合い、どう答えてきたのか。


日本が抱える問題の一つに
少子高齢化問題がある。

子どもの数は1982年を境に
減少を続け、今も止まることはない。


少子化の影響を受け、
学校の廃校、合併、
幼稚園の閉園は増加の一途。


妻は幼稚園の先生。
毎年、入園する子どもたちの数は減ってるとのこと。

そして、
今年も管轄内の公立幼稚園が二つ
閉園することが決まった。


この話を妻から聞いた時、
果たして「少子化」だけが問題なのか?
と疑問に思った。

「娘がこの街で育つ未来」を想像したとき、
このまま何も変わらないのは、なんだかとても怖くなった。



公立幼稚園は、だいたい14時で終わる。

お迎えが必須なため、
通わせることができるのは専業主婦(主夫)の家庭のみ。


今はほとんどの家庭が共働き。

14時にお迎えなんて無理。
通わせたくても通わすことはできない。


そのため、私立の幼稚園や保育園に預ける。


結果として、現状の公立幼稚園は──

• 比較的余裕のある家庭しか利用できない
• 通わせたくても通わせられない家庭が増える
• 利用者が減る
• 少子化だから閉園します


これ、「制度の設計を見直す」だけで
少なくとも、今よりは改善できる問題ではないだろうか。


公立幼稚園って本来は
所得に関係なく、誰でも通える教育の入り口
であるはずなのに。


「子どもの数が減ったから、公立幼稚園が減る」
ではなく↓

「使えない仕組みのまま放置してきた」
から、公立幼稚園の閉園に繋がってる気がした。


......専業主婦が当たり前の、昭和の価値観のまま制度が止まってる。



去年まで沖縄に住んでいた。

沖縄の公立幼稚園も、14時で一旦終わるが、
その後、共働き家庭のために
18時まで“預かり保育”」があった。


うちも共働きだったため、
この制度を利用し娘を預けた。

もちろん、公立のためお金はかからない。
せいぜいおやつ代くらい。


とても良い制度だと思ったし、
「子どもがいる社会」を前提に作られていると感じた。


これが理由ではないかもだが、
沖縄の出生率は全国1位なのは事実。

少なくとも「子どもを育てることへの心理的ハードル」は、
14時前提よりかは下がるだろう。


人口1万人ほどの村に住んでたが
公立幼稚園は当時5つあった。


今、住んでるところは50万人ほどいるのに
公立幼稚園は6つしかなく、今年からは4つと減る。


人口比に対する
公立幼稚園の数もバランスがおかしい。



鶏が先か、卵が先か


卵を産みにくい環境を作り続けて、
「最近ニワトリ減ったなぁ」と言っている構図に近い気がする。


子どもを育てにくい仕組みを作り続け、
「産むのが怖い社会」になり子どもが減り
「少子化だから仕方ない」と言ってるに過ぎない。


現場がどうなのか
制度がどうなのか


ちょっと妻の話を聞いただけでも
改善案なんてたくさん思いつくのに、
現状は何も変わらないまま、古い制度のまま。


だから、悪循環に陥るのではないかと。



共働きでも
収入が多くなくても
特別な覚悟をしなくても

「子どもを産んでも、詰まない社会」

そう思える社会に、
ほんの少しでも近づくだけで、子どもの数は増えるかもしれない。


全国の公立幼稚園が、
14時で終わる場所ではなく──

• 沖縄のような“預かり保育”がある制度
• “誰でも使える場所”

それだけでも、
「産む前から諦める人」は減ると思う。


お金をばら撒くだけが
少子化対策ではない。

• 制度の設計
• 前提の置き方
• “誰のための公”なのか


ここを変えるのも、少子化対策。
未来の形は、ほんの少し動く。



たった一人の声で、世界は変わらない。
でも、声がゼロなら何も始まらない。


だから、この記事を読んで
「それ、わかる」と感じてくれた人が、
ほんの一人でも次に繋いでくれること。


政治家に届けば
何かが変わるかもしれない。

行政に届けば
何かが変わるかもしれない。

世論が動けば
何かが変わるかもしれない。


公立幼稚園の制度が改革されたところで
決して、少子化が止まる訳ではないだろう。


鶏が先か、卵が先か


保育園落ちた日本死ね!
で世論が動いたことがあった。

本気で動かすなら、このような
強い言葉が必要なのかもしれない。


ただ、こんな言葉が発せられない社会になるためにも
子どもを預ける選択肢が増えるだけで
きっと助かる親は増えてくる。


少しでも、希望がある未来になるために。


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