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ミスタードーナツ「ショコラフレンチ」実食レビュー😋|思い出補正と現実のギャップ

ミスタードーナツに、ショコラフレンチが帰ってきた。販売終了から十二年ぶりの復活である。十二年と聞くと、もはや期間限定というより、地方ロケで消息を絶っていた元アイドルが「お久しぶりです」と笑顔でテレビに戻ってきたような感じである。「待ってました」と言いたいところだが、問題はそこまで鮮明に覚えていないことだ。

記憶とは都合がいい。懐かしい気はするのけど、味の輪郭は霧の中にある。


それでも、ニュースを見ると、気分は完全にミスドになっていた。普段ならオールドファッションを選ぶ。あれは私にとってドーナツ界の実家である。派手さはないが、いつ帰っても同じ顔で迎えてくれる。

しかしその日は違った。ショーケースの奥に、ショコラフレンチがいた。ライトを浴びて、復帰ステージに立つベテラン歌手のような顔をしている。客席でペンライトを振るほどの記憶はないのに、胸がざわつく。

✨ ショコラフレンチ:187円(テイクアウト183円)

一口食べる。軽い。あまりにも軽い。チョコの香りがふわっと来て、フレンチクルーラーの食感がすっと消えていく。懐かしさが爆発するかと思いきや、「ああ、これこれ!」とはならなかった。むしろ「たぶん、こんな感じだった気がする」という、卒業アルバムで名前だけ思い出せない同級生みたいな距離感である。

✨ エンゼルショコラ:198円(テイクアウト194円)


エンゼルショコラは、そこにホイップとチョコの衣をまとわせた冬仕様の復帰衣装だった。甘い。ちゃんと甘い。ただ、やはり思い出の扉を蹴破るほどではない。

✨ ザクザクチョコクリームショコラ:209円(テイクアウト205円)


ところが、ザクザクチョコクリームショコラで話が変わった。記憶がない。調べると新作だった。そりゃ知らんはずである。復活ライブに若手メンバーが混ざっていたようなものだ。

しかしこのザクザクがいい。懐かしさに頼らず、現在のミスドとしてちゃんと前に出てくる。結果、一番うまかった。思い出の味を確かめに行ったはずが、新人に拍手して帰る。人生、だいたいこういうことが起きる。

まとめ:ミスタードーナツ 1000円の壁


ショコラフレンチ復活でわかったのは、思い出は最強の調味料であり、同時にかなり曖昧なフィルターだということだ。昔は百円セールで買っていたドーナツが、今ではコーヒーまで付けると軽く千円の壁を越えてくる。

ドーナツは軽いのに、会計が重い。十二年ぶりに帰ってきたショコラフレンチは、懐かしさより先に、私の財布へ現実を突きつけてきた。

⬅️ 前話はこちら:ミニスナックゴールド🥇
↩️ シリーズ序章:期間限定?アレンジ?やっぱ定番やろっ❣️

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