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初めてのクリスピークリームドーナツ🍩|定番はオリジナル・グレーズド?アメリカンな甘さに挑戦✨

クリスピー・クリーム・ドーナツは甘すぎる。私は長らく、そんな顔をして生きてきた。まるで昔から知っている常連のように「あれは一個で十分やね」と心の中で頷いていたのだが、よく考えると行ったことがない。

沖縄には店がなかった。存在しない店の味を、なぜ私は知った顔で語っていたのか。おそらく、アメリカで食べた何か甘い塊と、サーターアンダギーと、テレビで見た行列の記憶が、勝手に合併して巨大ドーナツ帝国を建国していた。そんな幻の帝国を確かめるため、ららぽーとTOKYO-BAYのショーケース前に立った。そこはミスドの親しみやすい商店街ではなく、砂糖でできたラスベガスだった。カラフルなドーナツたちが、照明を浴びて「さあ、おっさんよ、どれを選ぶ」と迫ってくる。

クリスピークリームドーナツ ららぽーとtokyo-bay店
ショーケース内はカラフル❣️


定番を聞いたつもりが、店員さんはおすすめを六つ教えてくれた。しかも五つは期間限定である。初対面でいきなり親戚一同を紹介された気分になり、私は無難にオリジナル・グレーズドとオールドファッション チョコレートを選んだ。

まず温められたグレーズドを口に入れる。すると、思っていた砂糖の暴力ではなく、ふわっとした生地が舌の上でほどけ、甘さが湯気みたいに消えていった。攻め込まれると思っていたら、玄関先で丁寧にお辞儀された感じである。

オリジナル・グレーズド


続くチョコレートは、もっと重たい。けれど、ただ甘いだけではない。コーヒーを呼び寄せる苦みがあって、買い物中の妻から逃げてきたおっさんの小休止に妙に合う。結局わかったのは、私はドーナツならだいたい好きという、なんの発見にもならない発見だった。

オールドファッション チョコレート


ミスドも好き、コンビニのドーナツも好き、クリスピーも好き。私の舌は評論家ではなく、ただの入国審査官である。甘い国から来た者は、基本的に全員通す。

昔から知っていた顔をしていたクリスピー・クリーム・ドーナツは、実際に食べてみると、記憶の中の怪物ではなかった。脳内の巨大ドーナツ帝国は、ただの美味しい休憩所だった。

まぁ、この情報は私のバカ舌調べなので、国交樹立は自己責任でお願いしたい。


🔗 元ネタはこちら👇

➡️ 次話はこちら:ゴールデンカレー🍛
⬅️ 前話はこちら:ミスドの気分🍩
↩️ シリーズ序章:期間限定?アレンジ?やっぱ定番やろっ❣️

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