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【ちょっと山まで♪】奥武蔵|武甲山①半分になった山

会社じゃ "うだつがあがらない" から、せめて標高と心拍数くらいは上げていこーぜ!ってなノリで、ゆるゆる・てくてく登ってます。

今回登るのは秩父市にそびえる、ちょっと変わった山、すばり『武甲山』です。(読:ぶこうさん」
何が変わっているかって、実は「武甲山」は北側半分が無いんだよ!
「無い」と言うと誤解されますが、「武甲山」は北側が採掘され、削られまくって丸裸になっているんだよね。
麓から見上げるその巨大な「禿げ山」の姿はもはや異様。かなり痛々しい山なんです。

今回は、西武秩父線の「横瀬駅」から歩いて登山口へ。山頂を拝んだら、反対側の秩父鉄道「浦山口駅」まで下ることにしました。

駅から登山口の「武甲山御嶽神社」の鳥居(駐車場)までがめちゃくちゃ長い!延々歩くこと約6km、70分かかりました。
車なら楽ですが、歩くことで気づいた色々なこともありましたよ)
では早速、行ってみましょーっ!

西武秩父線「横瀬駅」到着!
「飯能駅」から乗り継いで来ました♪
駅前広場。何やらウォーキングイベントがあるらしくワサワサと人がいました♪
「駅前」です。
もうね、目の前にドドンっと見えちゃっているんですよね「武甲山」

雲ひとつない秋晴れ!
これは山頂からの景色も期待できるかな。
はい、ドドンっ!
今から登るよーっ!
まずは「一般車道」を線路沿いにテクテクと歩きます。
駅前から離れると、さらにはっきりと「武甲山」の姿が見える様になります。
線路沿いをとにかく歩いて歩いて…
「ようこそ武甲山へ」
看板はあるものの、登山口は遥か彼方。
今見えているのが北面の正面です。
このまま歩き続けて山の左を大きくまくった向こう側に登山口となる「武甲山御嶽神社の鳥居」があります。
いやー果てしない!
お分かり頂けるだろうか。
山全体が採掘されて、剥き出しになり段々に整地されています。

武甲山が禿げ山な理由

「武甲山」は山全体が石灰岩で出来ていて、良質な石灰が採れるため大正時代から採掘が始まりました。
ちなみに石灰はコンクリートやセメントなどの原料になるんだよ。

駅から歩いて登山口までの大半は、この採掘に関連するプラント、貯蔵施設、運送会社など鉱業に携わる多くの工場や施設で占められています。鉱業の街なんですね。
特に歩道もないので、すぐ横を大型トラックがかすめ、頭の上を何本ものベルトコンベアやパイプが渡され、採掘された土砂が轟音を立てて流れ、運ばれていく様子を目にします。
もうね、その規模と、音と、煙突から噴き上がる煙、舞い上がる石灰。
ここは地球?まるでSFの様なデストピア感が凄い!

特に歩道もなく、真横を土砂運搬車がひっきりなしに通り過ぎていくよ。
走り回る大型重機
立ち昇る煙
コレが現代の「たたら場」かぁ。
山裾深くまで築かれた鉱業プラント
あっちにも
こっちにも
舞い上がる石灰の粉塵
積もった粉塵が、車が通る度に舞い上がるよ。出来れば早くここを通り抜けたい。
もう何色かも分からない水
既に使われなくなった貯蔵庫(サイロ)とその奥に武甲山

誤解しないでね

確かにね、終末感というかデストピア感が物凄いし、実際に舞い上がる粉塵や、足元を流れる白濁した水を見ると環境問題もあるんだろうなぁと思います。
山肌を削られて、草木一本残らない "禿げ山" を見て、心がギュッと痛くもなります。
でもね、この国を、経済的な成長を、豊かで便利な暮らしを支えているのはこの様な資源採掘ですし、ここで働く多くの人達なんですよね。
ゴーグルに防塵マスクをしなければ短時間で目と呼吸器系がダメになる過酷な環境で働く人達がいるからこそ、私たちの暮らしが成り立っているんですよね。
この「武甲山」は、文明の代償を一身に引き受けた山とも言えますね。

削られた北面とは裏腹に、「南側」は深い緑、清らかな流れ、野生動物など豊かな自然が息づいています。
北側もかつてはこの様な深い緑に覆われていたんだろうなぁ、と思いを馳せつつ歩きました。

ふと、反対側に目を向ければ手付かずの自然も。
大規模な鉱業地帯を抜けると、一気に静けさが漂ってきます。
清流や防砂堤の滝などを眺めつつ歩きます。
ようやく登山口となる「武甲御嶽神社の鳥居」が見えて来ました♪
いやーここまで長かったよーっ!
「熊さんにお願い」
音を鳴らすから襲わないでね。
「武甲山」は「丁目石」が設置されている山です。
※丁目石とはマイルストーンの様なものですね♪
頂上は52丁目です。1丁は約109m。
つまり約5.7kmですね♪
本当に綺麗なトイレと登山届けのポストが設置されています。
ここまでマイカーで来る人多いみたい。
まぁ、駅から歩いて70分だしね。
駐車場はほぼ満車状態でした。この鳥居駐車場が満車なら少し戻ると登山者駐車場があります。
さぁ、武甲山はここからがスタート、気合いを入れていきましょーっ!

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