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“オルカン“vs“S&P500“は、論点がズレている

NISAでもiDeCoだっていい。

どっちの場合も、運用先を決める必要がある。

数多くある運用先で、どちらが良いかという意見が活発だ。

あの問題を見聞きすると、「またか…」という気持ちになる。

念のため、オルカンとS&P500について、簡単に説明しておく。

オルカン・・・オールカントリーの略。世界中の主要株で運用。
S&P500・・・アメリカの主要な約500社で運用。

どちらも、組み込まれる会社と割合が、毎月変動する。

オルカンとS&P500について

今後もアメリカが、世界の利権を握り続けるのなら、S&P500の方が優勢という意見は多い。

過去のデータにおいて、S&P500の方が、オルカンよりも高いパフォーマンスを出しているからだろう。

対するオルカンは、アメリカが今ほど世界に影響力を及ばさなくなった場合は、多くの国における株で運用しているため、有利になるという理論だ。

とはいえ、世界中の株とお話したが、現状のオルカンは全体の60%から70%ぐらいはアメリカの株が占めている。

ネット上でも、色んな意見を目にする機会は多い。

さすがに、昨今になって、貯金信仰の人は減って来ている。

もしも、今も貯金重視の発想をお持ちの方がいたら、申し訳ない。

昨日の記事に書いたが、貧富の差は大きく広がった。

残念なことに、今後は更に格差が拡大することは確実だ。

昔と違い、国民のお金に対する意識が変わったことが大きいだろう。

以前は戦後教育のおかげで、何かお金を汚いモノとして扱う人が多かった。

今でも相変わらず、そうした発想の方々は存在するが、時代から取り残されつつある。

残念だが、このタイプの人たちは、マス層と呼ばれる貧困層から脱出するのは、ほぼ不可能だ。

2023年と2021年の保有資産規模の比較

お金に対する意識が高く、行動を起こしたしたアッパーマス層と呼ばれる中間層には、資産を大きく伸ばし、準富裕層より上の階層に成り代わった世帯も多い。

反対に、給与は上がらない状況でも、物価は上昇し続けるので、資産はないのに生活レベルを落とせない世帯は、アッパーマス層からマス層へと転落していく。

今後の日本は人口が減少し続けるので、成長し続ける企業は少なくなり、多くの会社が儲からなくなる。

同時に、給与の上がり方も鈍化するだろう。

明確な金額を提示していない退職金などは、これまで受け取られて人たちの額より間違いなく減る。

なぜ人口が減ると、企業の売り上げが落ちるのか。

これは、単純な話だ。

居酒屋で例えよう。

今まで100人いた客が、75人に数を減らすのだから、売り上げが落ちるに決まっている。

対策があるとすると、1人1人の客単価を上げることだが、今までより料金が高くなった居酒屋に、客は更に寄りつかなくなる。

(日本の人口は現在1億2,000万人ほどいるが、9,000万人に向けて急加速に進んでいる状況を居酒屋で例えた。)

会社の売り上げが落ちているのに、従業員へ今までと同じ給料を払い続けるのだってしんどくなる。

すると、倒産する会社が増え、これを免れるには、少しでも人件費を削る必要があり、リストラしかない。

働きたくても働き先が減るので、職の奪い合いになり、会社は従業員に多くの給与を支払わなくなる。

会社にしがみつこうとする人が激増し、社会全体の給与は下がり、多くの分野で輸入に頼る我が国の物価は、今後も上がり続けるだろう。

負のスパイラルに突入する。(と、いうか突入している。)

給与は上がらないのに、物価が上がれば、当然だが生活は苦しさを増す。

ボクに説明されるまでもないが、年金の受給開始年齢は上がり、手にする時期も遅くなる。

悪循環が極まりなく、この状況を打開するには、年金制度を崩壊させることだが、そんなことを言い出す政党に、選挙で投票する人はいない。

つまり、国が良い方向へ進むのが、困難なのだ。

自助努力が必要な時代になり、国は株における利益の税金を、一部排除することにした。

これが、NISAという訳だ。

すごく簡単に説明すると、100万円で買った株が150万円になった時、利益は50万円である。

この利益50万円に対し、通常は約20%の税金がかかるので、10万円(50万円の20%)を納めるなければいけない。

NISAで運用したら、利益に税金がかからないならと、早くから制度に着手した人も多かった。

反対に、「今更やっても…」「なんかよく分からないから…」と、様々な理由をつけて、手をつけていない人もいる。

おかげで貧富の差は、ここでも広がり続けた。

将来を言い当てることは難しいが、過去30年の運用実績における平均を比べる。

オルカン・・・7.5〜10.2%
S&P500・・・11.8〜12.0%

過去30年の平均利回り

どちらを比較しても、昔の日本おける銀行金利でもありえたレベル(6%の時代があった)なので、無理難題な数字ではない。

ちなみに、S&P500の直近3年は、以下の通りだ。

  • 2023年: +24.23%

  • 2024年: +23.31%

  • 2025年: +16.39%

非常に高水準だが、ずっと続くとは限らない。

もちろんマイナスに転じることもあり得るが、中長期で見たら平均利回りは安定している。

仮に3万円を10年間、毎月コツコツ貯めたとしよう。

オルカンの低い時期でも平均してあった、7.5%を例にお話する。

毎月3万円を10年間(年利7.5%)

トータルで360万円と預けたことになるが、10年後には約169万円の利益を生み出す。

NISAの場合、ここに税金がかからないため、そのまま自分の資産が増えたことになるという訳だ。

同じ360万円を、1年間で貯めようとした場合は、月に30万円ずつとなる。

この場合も、同条件で金利が7.5%ついたとしよう。

毎月30万円を1年間(金利7.5%)

トータルで、自分が貯めた金額は同じ360万だが、増えたのは約14万円と、先ほどの10年で約169万円の利益と比べ、10%にも届かない。

そもそも、月3万円程度ならNISAに回すことも可能かもしれないが、月30万ずつとなると、人や世帯によっては、かなりハードモードだ。

自分の財布から出た金額が同じ360万円でも、1年という短期で行ったよりも、10年という長期に渡った方が良い結果が生まれやすく、毎月の負担も少ない利点は、ネット上にも多く見られるため、特別な話ではない。

更に、トータル360万円という発想であれば、毎月1万円ずつを30年貯めた場合とも、比較しておこう。

月1万円を30年(金利7.5%)

同じ360万円の元手を、30年かけて運用したら、約930万円と利益が格段に増えている。

つまり、資産が4倍を超えてしまう。

もう、この3つのパターンを比較しただけでお分かりだろうが、トータル360万円という条件が変わらないのに、貯まる金額は雲泥の差だ。

早く始めた方がいいに決まっているし、月1万円とかなら、給与の低い20代だって難しくない。

反対に年を重ね、いくら年収が上がっていたところで、一般的なサラリーマン程度の収入で、月30万円ずつ貯めるのは、なかなか厳しいだろう。

月1万円ずつ貯めていくだけならば、20歳そこそこの子だって、バイトしながらでも可能かもしれない。

仮に20歳の子が、年金を見越して70歳(現在は65歳から支給開始)まで月1万円ずつ、貯めたとする。

毎月コツコツ1万円ずつ、70歳まで貯めた場合は、トータルで600万円だ。

これが銀行に置いたままだった場合は、多少の金利がついたところで、ほぼそのまま600万円である。

にも関わらず、NISAで運用をし、利回りが7.5%だったら、以下のような結果となり驚きを隠せない。

月1万円を50年(金利7.5%)

たかが月1万円ずつを、20歳から70歳まで続けると、自分で貯めた600万円は、およそ5,429万円増えて、資産は6,000万円を超える。

600万円が6,000万円になるのだから、資産は10倍になってしまう。

ここまで話しても、まだNISAをやらない人に向けた、最後の警告だ。

月100円から始められるので、騙されたと思ってやったらどうだろうか。

将来的に、もっと金額を上乗せしておけば良かったと思う可能性は、非常に高いが、「分からない」「難しい」と、言い、何もしないでいることを後悔するより、本当に微量だけ恩恵に預かれるかな。

親が貧乏だと、子どもは貧乏になりやすい。

18歳から取り組めるNISAも、親が教えてあげた家庭と、教わらずに社会に放り出された子どもでは、そのたかが月1万円で、将来の明暗は分かれる。

さて、そろそろタイトルにもある、運用先となる、オルカンとS&P500を比較した論争について話そう。

結論から述べる。

オルカンとS&P500の両方やれ!


これが、ボクの答えだ。

なんだそんなことかと思われるだろうが、恐らく多くの人とボクの発想は違う。

どちらかはNISAでやり、もう片方は税金がかかってもいいから、通常の投資信託でやれという意味だ。

これは、例えるまでもないが、NISAには決定的な、我々国民にとって欠陥がある。

月々コツコツと貯めていくNISAには、1,800万円までという上限がある。

誤解している人がいるが、成長投資枠の上限が1,200万円であって、つみたて投資枠だけやった場合の上限は、NISAにおける最大枠の1,800万円までが可能だ。
成長投資枠の上限と、つみたて投資枠を、ごっちゃにしている人が多いので、注意が必要である。

非課税枠となる1,800万円までを、早くぶっ込み終えた方がいい。

反対に、1,800万円を超えた金額については認められなくなる。

ここも誤解しやすいが、自分の貯めた元手1,800万円が、利益のおかげで3,000万円になったからといって、非課税で受け取れ、あくまで元手の上限が1,800万円までだ。

ここで注意すべきは、上限は1,800万円だが、NISAでつみたて投資へ充てられる金額は、年間120万円まで。

つまり、言い換えると月10万円ずつしか貯められない。

仮に月10万円ずつ貯めて、1,800万円に到達するタイミングというのは、15年という歳月が必要なのだ。

じゃあ、この1,800万円を貯めるには、オルカンがいいかS&P500がいいかというのが、世間の論争だろうが、正直どっちでもいい。

色んな意見を、さも専門家のような方々が語っているが、将来的なことなんて、どうなるか想像で語るよりも、ずっと大事なことがある。

そもそも貯めるお金は1,800円まででいいのか?


NISAで非課税になる枠は、紛れもなく1,800万円までというのが事実だ。

ただし、それとは別に、利益の20%を税金で払ってでも運用しようという発想に至らないことが不思議で仕方ない。

この問題は、車を購入する発想とも近いような気がする。

欲しい車を1台と思う人と、欲しい車が2台あるなら、両方買うという発想だ。

どっちも必要ならば、なぜ両方を手に入れようとしないのか、こういう考えをしているから、資産が築けないんだなと、心の底から思ってしまう。

車であれば、単なる支出だが、かなり高い確率で資産を増やせるのに、なんで片方だけ選ぼうとするのだろう。

仮にNISAにおいて、月10万円ずつしか貯めれないとして、15年で1,800万円を達成した後、税金がかかるのを承知で、新たに投資を始めたとする。

残念なことに、新たに始めた方は、そのスタートは15年遅れるということだ。

恐らく多くの人たちが、ご存知だったし、この記事で知った人も、長く運用した方が有利とされている。

資産を大きく増やせる可能性が高い中、16年目からスタートさせるという、かなりハイリスキーな選択をしていることに、気づかないのだろうか?

それとも、NISAの上限額となる1,800万円まで貯めたら、もうそれ以上のお金はいらないと宣言しているようで、本当に理解が出来ない。

また、別の例えでお話するが、仮に自分の口座に1億円あったら、1,800万円だけNISAに回し、あとは散財でもするつもりなのだろうか。

恐らく多くの人に1億円あれば、1,800万をNISAに突っ込み、倍以上を投資信託に突っ込むはずだ。

つまり、税金を支払う方が多くなったとしても、資産を増やす方向になる。

1億円の現金が手元にあったらやるではなく、ない段階から、同じ動きが出来るかどうかは、将来の分かれ道になると思っておいた方がいい。

普段から考え方とお伝えしているが、多くの資産を築く人と、そうでない方々は、こうした1つ1つのことでも差があるのだなと感じてしまう。

考え方よりもやり方に走り、NISAでいうやり方が、オルカンかS&P500かという論争に陥る。

ここまで話したところで、恐らく次に違う発想があるとしたら、月々のお金から捻出して、「1,800万円を貯めるのだって難しいよ」と、言う人が現れそうだ。

何度も言ってるし、前回の記事でも話したが、noteでもいいから、稼ぎを増やして、そのお金を投資に回せってこと。

別に方法は、noteじゃなくてもいいし、何だっていいんだけど、自分の資産を広げ、自分や自分の周りにいる大切な人を守るために、資産を築いて欲しいってことを伝えているんだ。


オルカンがいいか、S&P500がいいかって悩むのもいいけどさ、そんなことよりも、そもそも運用に充てる元手を増やし、両方やっちゃうって発想だと、結果も大きく変わるだろう。

こうした話って、随分と昔の記事にも、実は書いている。

つまり、ボクの場合は小手先のやり方ではなく、考え方で動いているからだ。

「お金」「時間」「健康」の3つから、どれを選択するか、質問されたとしよう。

あなたなら、どれを選ぶだろう?

ボクの答えは簡単で、3つ全部を選ぶ。

選ぶと聞かれて、1つに絞る発想しか持ち合わせていないと、大事な何かを失ってるかもしれない。

人は生活する中で、同じような金融資産の人たちとつるみやすい。

1つでも上の階層になりたいなら、そうした方々の発想に多く触れ、やり方ではなく、考え方を学ぶと、自分の考え方も変わって来る。

考え方が変わると、行動が変わり、人生そのものが変化してしまう。

分かりやすい例では、まさにボクがそう。

底辺高校を卒業し、フリーランスなんて言葉も知らずフリーターになったボクが、その後もホストにハプニングバーの店員とかやってた。

どう考えてもド底辺の20代で起業し、いくつも事業を行い、40歳になるタイミングで会社を売却し、今では大きな資産を手に入れ、FIREしている。

ボクが大きく変われたのは、超富裕層と呼ばれる方々の考え方に多く触れ、自分の考え方を変えれたから。

別にnoteじゃなくてもいいと思うよ。

ただね…

会社の給与だけとか、家族が稼いで来てくれるお金だけで、自分や大切な人を守り切れないなら、あなたが頑張るしかない。


noteで稼ぐ方法で良ければ、普段から無料記事でもお伝えしているし、初月無料のメンバーシップで、大切な部分までお伝えしている。

FIREしたとはいえ、今もnoteで年間8桁以上は、3年連続で達成してるし、何なら今年は既に稼げちゃったから、4年連続の実績になった。

メンバーシップの人数が増えるごとに値上げさせてもらっているけど、それでも今も月額200円で、加入いただいている方が251人目の方から月額250円、301人目から300円にさせてもらう。

もしも、ボクらの仲間になるなら、早い方がお得だよ。

最後、宣伝になっちゃったけど、ごめんね🥺

余談だけど、スウェーデンって相続税と贈与税がなくなったらしいよ。

NISAとかみたいな投資信託を相続して、その後も自分で続けたら、とんでもない資産になっちゃう気がするんだけど…

まあ、よく知らんし、そもそもボクの資産を相続する人もいないから、関係ないんだけどね。

オルカンとかS&P500に対して、言いたいこともあったけど、長くなっちゃったからやめといた。

なんか、連続して真面目な記事を書いたから、発作が起きそう…😅

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