#4 不完全な自分を見せられるリーダー
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この記事は、連載「世界人の流儀」の一編として、株式会社セブンシーズ Vice President グラント・キャメロン氏との対話をもとに構成しています。
役職や責任、プレッシャー。
ビジネス・リーダーにとって、それらが日常であることは間違いありません。
成果への期待、判断の重さ、背負う責任。立場が上がるほど、「ちゃんとしていなければならない」という意識は強くなっていきます。
けれども、自分自身をあまりにも“シリアス”に捉えすぎると、知らず知らずのうちに、周囲とのあいだに見えない壁をつくってしまうことがあります。
話しかけづらい空気。
意見を言いづらい雰囲気。
冗談や雑談が消え、会話が必要最低限になる。
そして気づけば、
リーダー自身が孤独になってしまう。
そんな状況は、決して珍しいものではありません。
セブンシーズでは、リーダーシップを
「人間らしさ」から始まるものだと考えています。
完璧に見せることよりも、
時には自分を笑い、肩の力を抜き、
地に足をつけて人と向き合うこと。
それは、軽く振る舞うことでも、
責任を手放すことでもありません。
むしろ、自分を過度に大きく見せない勇気であり、「まだ分からないことがある自分」を認める姿勢です。
リーダーが少し肩の力を抜くと、周囲も安心して声を上げられるようになります。
「分からない」と言える。「それは違うと思う」と意見を交わせる。「こんなアイデアはどうだろう」と提案できる。
そうした空気は、指示やコントロールから生まれるものではありません。
Care(思いやり)と「この場にいていい」と感じられる安心感から生まれます。
リーダーであるということは、
上に立つことではなく、そばにいること。すべての答えを持つ人になることではなく、一緒に考え、学び続ける人でいることです。
自分を重くしすぎない。自分を“特別な存在”にしすぎない。その姿勢が、結果としてチームの安心感を育み、率直な対話と創造性を引き出していきます。
肩の力を、少しだけ抜いて。
Don’t Take Yourself Too Seriously!
それは、リーダーとして成熟していくための、静かで、しかし確かな選択なのかもしれません。

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リーダーが人間らしさを見せることで、人は安心して声を上げられるようになります。
では、異なる価値観を持つ人々が集まるグローバルな環境では、どのように信頼と協働を育んでいけばよいのでしょうか。
次回は、多様な価値観のあいだに橋を架けるグローバル・コミュニケーターの役割について考えます。
▶ 次回の記事:#5 多様な価値観のあいだに橋を架ける
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