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はじめてのKindle出版、価格設定どうする?|気軽に読んでほしい私の願い

どうも、近代詩に関する記事を書いて2年目に突入した、入山いつです。

本記事は、4月7日に投稿した「ガチャガチャ1回分の文学」の続きとして書いています。

はじめてのkindle出版にあたって、私がどのように価格設定をしたのかを書きます。

「なぜ安い本を出すのか」と疑問に思っている方への答えや、
「いつか出版してみたい」と思っている方の参考になれば幸いです。


ようやく本、完成!価格は……

ここは前回の記事でも書いてしまったのですが、Kindleストアでは、1巻が100円、2巻は300円です。

「詩のおいしいところ」1巻

中身は以下(1巻)のような感じで、noteで投稿した原文から加筆修正を加えています。

↑note記事(原文)


↑電子書籍版
赤線が「note記事と変わらない部分」
それ以外は削ってから、
新しく書いています


巷の相場はいくらなのか

同人誌やZINEといった類の本は、だいたい40~60ページで500~1000円という幅のようです。

紙の本であれば、装丁や紙質、フルカラーかどうかに拘ると1000円を超えてくるものもあるそうですね。

Amazon Kindleでは、200ページを超える人文系の本(有名な出版社から出ている)が、電子書籍版で700円ほどだったりします。

200ページで700円の場合、
単純計算で100ページで350円、
50ページで125円。

50ページで125円なら、「詩のおいしいところ」の1巻とそれほど変わらないです。

そう考えると「詩のおいしいところ」1巻に限っては、やはりnote記事かBOOTHでお求めいただきたいところです。

その理由を今から書きます。


1巻を何故、無料にしたかった?

これについては発売報告記事で少し触れたのですが、「詩のおいしいところ」が詩の教科書ではないからです。

この本は読者にとって先生ではなく、同級生くらいの感覚であってほしい。

友人からノートを借りた、くらいの感覚で読んでほしいと思っています。

しかしBOOTHとはプライスマッチできず、Kindle版のみ100円となってしまいました。

(冒頭で紹介したnote記事「ガチャガチャ1回分の文学」と、BOOTHでは0円頒布しています)

また、私が無名に近いということも、0円にしたかった理由のひとつです。

「合わなかった」「買って後悔した」と思わせないよう、とりあえず試しに、気軽にダウンロードしてほしかったのです。

合わなければ気軽に消去できる。それが無料の利点だと思います。

こういう人もいるんだ、と知ってもらうだけで良いのです。
そのために1巻を2巻より安価にしています。


第2巻が300円の謎

大体同じページ数で、1巻より2巻のほうが高い理由。
「ガチャガチャ1回分の文学」では書かなかった部分です。

1巻は前述の通り「試しに、気軽に」でしたが、2巻は1巻からのリピーターが買うものなので、私が思う適正価格をつけました

なので300円です。

この書籍は、ほとんどがnote記事で述べたことで、そこに1年越しの加筆修正をしています。

・載せている情報がnoteより新しいことと
・調べもののために外へ出向く機会もあったこと
・表紙から本文まで自分でしたこと

この3つの要素に100円ずつの価値があれば、300円だと、ふと思ったのです。


おしえてAI!本来いくらで売るべき?

実はGeminiにも、ChatGPTにも値段を相談していました。

その時の推奨価格は、「1巻も2巻も500円」でした。

先程のKindleストアにあった、200ページ700円の書籍と比べると、だいぶ強気な価格です。

AIがそう思う根拠は何なのでしょうか。


読む前から「内容も安っぽい」と思われる

これは心が痛みました。

買う前に判断されるのは理解していますが、そう見られる恐れは眼中にありませんでした。

自分が安っぽいと思うものを、他人に提供しようとは思わないからです。

私は文学部の出身でもなければ、出版社を通して詩集を出した詩人でもありません。

なので、そのような条件に一致する人をプロと呼ぶなら、私は素人です。

それでも文学を楽しむ心は、生活の一部、身体の一部と言っても過言ではないほどです。

高値でも安値でも、良いものは良いと信じたいところです。


内容に独自性という価値がある

この意見には私も納得しました。

確かに、近代詩を読んでの所感がメインなので、独自性はあると思います。

しかしその独自性は、先人から得た気づきです。いわば、もらいものです。

そして、考察する対象が全て「青空文庫」で読める作品であることを踏まえると、お金が私から出て行くこともそれほどありませんでした。

なので、稼いで資料の分を取り戻そうという気も無く。

この意見を聞いて納得はしても、「では価格を上げよう」とはなりませんでした。


かけた時間を鑑みる

個人的に、時間は私が遅筆である可能性もあるので、価格設定の要素にはしていませんでした。

しかしGeminiからすると、

・新人ライターは、時給でも約1000円は得られること
・出版まで120時間程度を費やしたこと

などを踏まえると、100円や300円では安すぎるとのことでした。

ただ、先述の通り稼ぎたいわけではないので、参考程度に受け止めることにしました。


Not to me, it's for you

「これは趣味じゃないから、君にあげる」ではないですよ。

本の代金は、作った私に払われるものではない。
これが、 “Not to me” 。

では誰のための、どのようなお金かというと、読む人が自分自身にする投資。
なので、 “it's for you” です。

もしかすると、安すぎる本を目の当たりにして「大したことは書いていないんだろうな」と思う方もいるかもしれません。

それが事実である可能性も否定できません。

それでも、「投資額が小さい=手軽で、万が一期待外れだった時のリスクも小さい」と思います。

ここまで読んでいただいて、収益化のためにこの記事を読んだ方には申し訳ありませんが、このような人間もいます。

御承知おきください。


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