目利きマッスル【漠然図鑑 No.0005】
目にしたものの良し悪しを目利きするための筋肉。鍛え上げることで、日常・非日常において良いもの、悪いものの価値判断が早く、的確になっていく。
美術館で高い評価を得ている作品とそこまで高くない作品を見比べてみたり、雑貨店で値札を見ずに商品の値段を推測したりすることで訓練ができる。
発見者:ハマナカ
発見の経緯
漠然マイスター・ハマナカは高校生の頃、事前情報をほとんど仕入れずに『ミュシャ展』を観に行ったことがあった。
所狭しと並ぶたくさんの展示の中で、なぜか心に残ったひとつの作品。
後からカタログやポスターに目を向けて見ると、心惹かれた作品は表紙やキービジュアルに使われている、いわば花形とも呼べる作品だった。
優れた作品は、見ている者の心を掴む「良さ」が突出していることは言うまでもない。
しかしハマナカは、作品を鑑賞している側にも「良さ」を目利きする力が必要であることを感じた。
そして、目利きする力は自身のインプットによって鍛えられる。
そう、まるで筋肉のように。
ハマナカが「目利きマッスル」の存在を知覚した瞬間であった。
用法
鍛えることでモノの良し悪しを瞬時に判断できるため、美術鑑賞以外の日常シーンでもかなり実用的な筋肉である。
【好き嫌いマッスル】と合わせて鍛えておけば、良いものかつ、自分の好きなものを選び取ることができるだろう。
また、「なぜそんなに美術館に行くの?」と問われた時、「目利きマッスルのトレーニングのため」と答えると50%の確率で納得してもらえる。
言い方がかっこよければ、リスペクトの対象になることにも期待できる。
マッスルがキレている条件
以下を兼ね備えていること。
大量にものが並んでいる中で、質の良いものオーラが見える。
値札を見ないでも、その商品の値段が浮かんで見える。
まるで心臓のように常に目利きマッスルが動いていて、自動的にものの良し悪しを図っている状態が続いている。
注意点
価格や知名度など、対象物の事前知識を持たずに判断するのは目利きマッスルを使っているとは言えない。
目利きマッスルが未発達の状態では大抵目利きが失敗するため、自分の糧にするのはいいが、他人に「あれはいいものだ」と言わないこと。
他人の目利きに対して「目利きマッスルのトレーニングが足りない」と言うと微妙な空気になる。目利きマッスルがつきはじめた人にありがち。
備考
ハマナカは鍛えた目利きマッスルを、自身が作った折り紙などのフィードバックにも活用している。
また、古着やレコードなどの掘り出し物を本来の価格よりお得に見つけられることも増えたため、日常の楽しみが増えたという。
余談だが、相棒のどてらいは理知的で言動が老成したハマナカが、普段何を考えているのか気になっていた。
その答えが「筋肉ですよ」と、清々しいくらいの脳筋思考だったことにはたいそう驚いたのだとか。
関連用語
類義語
偽物センサー、完成センサー
対義語
なし
参考資料
記事(note限定こぼれ話あり)
なし
Podcast
なし
図書
なし
あなたの「漠然」募集中!
あなたが普段抱いている、ぼんやり言葉にできない言葉。
こちらの投書箱にどしどし投げ込んで!
漠然マイスターが、番組内で言葉にします!
図鑑に載ったり、Podcastで読まれたり、漠然グッズになったりするかも……?
他の「漠然」も要チェック!
バク然らいぶらりが発見・収集・研究した愛すべき「漠然」を収録している「漠然図鑑」はコチラ!
