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【DTM】自宅でできる音響(調音)対策

適切な場所にスピーカーを設置したとしても、それだけでは十分なモニタリング環境が整わない場合が多くあります。
特に、一般的な住宅では、壁や天井の反射によって音が濁り、正確な判断が難しくなりがちです。
ここでは、普通の住宅でも対応可能な調音方法をいくつかご紹介します。

スピーカーからの初期反射を抑制する

一般的な住宅の音響が良くない主な原因の一つは、スピーカーから直接届く音と、壁や天井に反射して届く音(初期反射音)が時間差で耳に入り、干渉してしまうことです。この初期反射を抑制することで、モニタリング環境を大きく改善できます。

音は光と同様に、入射角と反射角が等しいという性質があります。この性質を利用して、初期反射が起こる場所を特定し、そこに吸音材や調音パネルを設置します

【初期反射点の特定方法】

  1. 部屋の壁に沿って鏡を置きます。

  2. 普段リスニングする位置に座り、鏡の中にスピーカーが映る場所を探します。

  3. スピーカーが映るその箇所こそが、初期反射点です。

この場所に調音パネルや吸音材を設置することで、耳に届く反射音を軽減でき、モニタリングの精度が向上します。


定在波による低音の偏りを軽減する

部屋の四隅には、定在波(ていざいは)という現象によって低音がたまりやすい傾向があります。
これにより、特定の周波数が過剰に強調されたり、逆に弱まったりして、正確な低音のモニタリングを妨げることがあります。

見た目を気にしないのであれば、部屋の四隅に抱き枕のような細長いクッションを置くだけでも、定在波を軽減する効果が期待できます。

より本格的に対策したい場合は、四隅にベーストラップと呼ばれる低音用の吸音材を設置するのが効果的です。
ベーストラップは、定在波が発生しやすい低音域を効果的に吸収し、部屋全体の低音バランスを整える役割があります。

カーテンやラグも有効

意外と見落としがちですが、窓や床の音響対策も重要です。

  • :ガラス面は硬いため、音が大きく反射します。厚手のカーテンをかけることで、窓からの反射音を軽減できます。

  • :フローリングも反射が起こりやすい場所です。スピーカーとリスニングポイントの間の床にラグやカーペットを敷くことで、床面からの反射音を吸収し、モニタリング環境を改善できます。




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