ミックス作業で大事なこと(9):リファレンス音源について
ミックスやマスタリングを始める前にリファレンス音源を用意しましょう。
リファレンスとは、自分の作品が目指す完成形と近い雰囲気や音質の楽曲のことです。
リファレンスを用意する主な理由は以下の通りです。
ゴールを明確にするため:ミックス作業は難航すると際限なく調整を続けるという事態になりかねませんが、リファレンスがあれば、どのくらいの音圧を目指すのか、どの帯域を強調するのかなど、具体的な目標が定まります。
客観的な視点を保つため:自分の楽曲を長時間聴いていると音のバランスがわからなくなり、客観的な判断ができなくなってしまうことがあります。リファレンスと聴き比べることで冷静に音のバランスや音質を評価できます。
迷いを減らすため:音作りやエフェクトのかけ方で迷ったときも、リファレンスを参考にすることで、方向性が定まりやすくなります。
リファレンスの選び方と使い方
リファレンスを選ぶ際は、以下のポイントを意識してください。
ジャンルや雰囲気が近いもの:自分の楽曲と似たジャンル、BPM、楽器構成の楽曲を選びましょう。
商業レベルで高品質なもの:プロのエンジニアによってミックス・マスタリングされた、市販のCDやストリーミング配信されている楽曲が理想的です。
信頼できる配信サービスを利用する:圧縮率の低いストリーミングサービスや、高品質な音源がダウンロードできるサービスを利用すると、より正確な比較ができます。
リファレンスを実際に使う際は、以下のような方法がおすすめです。
DAWに読み込む:リファレンス音源を自分のDAWにオーディオファイルとして読み込み、自分の楽曲と同じトラックに配置します。
音量を合わせる:聴き比べをする際は、リファレンスと自分の楽曲の音量をできるだけ同じくらいに調整することが大切です。音量が大きいと、音質が良く聴こえる錯覚が起きやすいため、正確な判断ができなくなります。
聴き比べる:自分の楽曲とリファレンスを交互に再生し、音圧、各楽器の定位、低音の出方、ボーカルの馴染み方などを細かく比較しましょう。
A/B比較のプラグインを活用する:最近では、リファレンス音源を簡単に読み込んでA/B比較ができるプラグインも多数あります。これらのツールを導入すると、より効率的に作業を進められます。
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Melda Production MCompare
NUGEN Audio AB Assist 2
