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【 ポール・ニューマンが〈私立探偵〉を演じた米国製ハードボイルド映画 】3本


ハードボイルド映画」というジャンルは、ずっと昔に「死んでる」んだろうと思います。人気があれば毎年一定の本数が世界中で作られているはずだが、そうではないし、そもそも「ハードボイルド映画」はアメリカ固有のものでしょう。現在は「痛いナルシストのオッサンの映画」扱いが関の山か。
私は好きなジャンルですが、「ワンパターン」だし、偶に観るだけで充分。


↓ 私の評価順の並び。
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◎『トワイライト 葬られた過去』(1998/米/Twilight) 〈劇場未公開
◯『新・動く標的』(1975/米/The Drowning Pool)
△『動く標的』(1966/米/Harper)       ※←と↑はロス・マクドナルドが原作
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作家の村上春樹(1949-)氏と井筒和幸(1952-)監督の『動く標的』の評価。

村上春樹 ⇒『映画をめぐる冒険』(1985年/講談社)より

もちろん、ロス・マクドナルド原作の映画化だが、「HUD」「HUSTLER」で名をあげたポール・ニューマンがげんをかついで「HARPER」と題をかえてしまったのだ。ひどいといえばひどい話だけれど、結果的にはジャック・スマイトの最高傑作となった。『ポイント・ブランク』と並ぶ六〇年代ニュー・ハードボイルド映画の代表作である。一連のハンフリー・ボガート風ハードボイルド・クラシックとは完全に一線を画したところで成立している。ファースト・シーンからラスト・シーンまで、ひとつとして無駄のない見事なドライヴィングである。ローレン・バコール、ジャネット・リー、パメラ・ティフィン、ジュリー・ハリスという女性たちの絡みもなかなか味がある。ロバート・ワグナーが、やたらいっぱいシャツを持っているところも凄い。『ティファニーで朝食を』のジョージ・ペパードのワードローブと双璧。


井筒監督
 ⇒『アメリカの活動写真フィルムが先生だった』(1998年/小学館)より

_ハーパーは冷たく、穏やかで、汚く、女々しく、執拗に他人共を観察し回す。プライドなんて持ち合わせていない。人間を観察したいだけだ。それがいい。例えば、セックスだらけのその町、セックスしか信用出来ない町、そんなロサンゼルスに、ぼくなりの憧れ、観察してみたい夢をふくらませてくれた、そんな映画である。


3本の映画の関連リンク集



◆『トワイライト 葬られた過去』(1998/米/Twilight) 〈未〉


ロバート・ベントン(1932-)が監督/脚本の「老年ハードボイルド」の傑作。高齢男性が主役のハードボイルド・ミステリーで本作以上の映画があるとは思えない。『レイト・ショー』(1977/米/未ソフト化)という「老年ハードボイルド」?をベントンは過去に撮っていて(監督/脚本)評価も高いが未見。『トワイライト』はハードボイルドらしく「様々な怪しい人物」が出てきます。ポール・ニューマン(1925-2008)以外の主要キャストの高齢男性2人、ジーン・ハックマン(1930-)とジェームズ・ガーナー(1928-2014)には、それぞれ『ナイトムーブス』(1975/米)と『かわいい女』(1969/米)というハードボイルド映画の主演作があり俺得おれとくだった。本作ではニューマンとガーナーが〈元・刑事で現在は私立探偵〉の役。映像もセリフも上質で私は満足。


オリジナル予告篇


海外の評価


VHSビデオのジャケット写真

脚本はベントンとリチャード・ルッソ、撮影はポーランド出身のピョートル・ ソボチンスキ。
https://www.buyuru.com/item_986140_1.html



◆『新・動く標的』(1975/米/The Drowning Pool)


再見していませんが、一番最初に観た『動く標的』の青臭さ?よりポール・ニューマンが年を取った分、いい「枯れ具合」で、私は気に入っています。


オリジナル予告篇


海外の評価


VHSビデオのジャケット写真

スチュアート・ローゼンバーグ監督、共同脚本にウォルター・ヒル、撮影はゴードン・ウィリス。
http://k-plus.biz/archives/2207



◆『動く標的』(1966/米/Harper)


本作は大昔に観た時にイマイチで▼凡作という私的評価でしたが、去年ビデオで再見して△佳作にした。ポール・ニューマンがまだ若い分、ハツラツとしているが、その分せっかちな印象。3本の中では一般的に本作が高評価。


オリジナル予告篇


海外の評価


VHSビデオのジャケット写真

監督はジャック・スマイトで脚本はウィリアム・ゴールドマン、撮影はコンラッド・L・ホール。
https://www.buyuru.com/item_715418_3.html


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