【短編小説7日間チャレンジ Day1】物語の核を作る|1行から始める短編小説の書き方
はじめに
こんにちは、或いはこんばんは。おはようございます。Yutoutです。
短編小説を7日間で書き上げるチャレンジへようこそ。
「小説を書きたいけど、何から始めればいいか分からない」
「アイデアが思いつかない」
そんなあなたのために、このチャレンジを用意しました。
この7日間チャレンジは、「1本の短編小説を書き上げる」ことをゴールにしています。大げさに聞こえるかもしれません。
でもあなたは7日後、ちゃんと1本の物語を持っています。
まずはDay1。今日やることはたった1つです。
「どんな物語を書くか」を決めること。
小説の書き方はDay2以降で一緒に学んでいきましょう。
「アイデアが出ない」「おもしろいことが思いつかない」「最初の一文すら書けない」「書きたいものが多すぎて決められない」「書き方がわからない」
ここで止まる人が、実はものすごく多いんです。初心者の方も、アイデアが出なくて悩んでいる方も。
まず安心してほしいのは、これは「あなただけの悩み」ではないということ。
だから今日は「この一文さえ決めれば物語が立ち上がる」という核──「プレミス」を一緒に作りましょう。
ChatGPTやClaudeにも手伝ってもらいながら、小説の核をはっきり言葉にしてDay2へと繋げていきます。もちろんAIを使わなくてもOKなので気楽にいきましょう。
明日からプロット、キャラクター、本文……と進んでいきます。だから今日はあまり身構えずに、肩の力を抜いて「私は何を書きたいんだろう?」と自分に聞く日です。
「プレミス」ってなに?

短編など小説を書こうとすると、いきなり本文から始めようとする人が多いです。
「頭の中に世界観があるから」とアウトプットしないまま、いきなり1行目を書こうとして、固まって、疲れて、ノートを閉じてしまう。
これで書ける人もいますが、ほんの一握りです。
実は、書き慣れている人ほど「プレミス」などを先に作っています。
プレミス = 物語の核になる一文
聞き慣れない単語かもしれませんが、いわゆるキャッチコピーのことです。小説を説明できる一文と言ってもいいですね。
例えば、
「死んだはずの初恋の人から、10年ぶりにメッセージが届く」
「海を一度も見たことがない少年が、初めて海を見る日」
「記憶を30日ごとに失う女の子と、彼女を毎回好きになる男の話」
これは、まだ小説じゃないですよね。ただの「もしもの文章」です。
でも最初はこれで十分なんです。
何故なら、
主人公になりそうな人がもう浮かんでいる
感情の軸(切ない・あたたかい・不穏など)が見えている
読みたいかどうか自分で判断できる
この1行があるだけで、明日以降の「プロットを組む」「キャラを掘る」が一気に楽になります。
逆にいうと、プレミスがないまま書き始めると、途中で道を見失いやすい。だからこの「短編小説7日間チャレンジ Day1」はプレミスだけでいいんです。
今日やることは、たった「1行」だけです。
いいプレミスには「感情」が入っている

プレミスを書くときに、よくあるパターンは「設定だけ」で終わってしまうこと。
例えば「魔法が禁止された世界」や「未来都市の監視社会」だけだと、少し薄くなりがちです。雰囲気だけで全体像が掴みにくくなってしまいます。
でもこれに感情を足すと一気に強くなります。
「魔法が禁止された世界で、もう一度だけ流れ星を見たい少女の話」
「監視都市で、初めて『嘘をつく』ことを覚えた少年の一夜」
これだけで十分に世界観を伝てくれていると思いませんか?
ポイントはこの2つだけ。
どういう場所で
主人公が何をするか
「世界観+感情or行動」がポイント。全ての細かい設定はDay2以降で詰めるのですから、この初日で小説をいきなり完璧にする必要はありません。
「もし〇〇なら?」で考えると楽になる
プレミスが浮かばないとき、一番簡単なのは「もし〇〇なら?」で始めることです。もしもの話が1つの物語に昇華されていきます。
テンプレート例
もし、___________________なら?
でも、___________________。
それでも私は(彼/彼女は)_________と思った。
実例1:恋愛短編
もし、明日世界が終わるってわかってるのに、まだ告白してない相手がいたなら?
でも、彼は私のことをただの幼なじみだと思ってる。
それでも私は、今日だけは「恋人」になりたいと思った。

実例2:SF短編
もし、人の記憶を編集して売る仕事をしてる男が、初めて「消したくない記憶」に出会ったなら?
でも、それを残したら自分が消されるルールになっている。
それでも彼は、その記憶だけは守ろうと思った。

つまり「もし」「でも」「それでも」は、そのまま使っていい魔法ワードです。Day1はこれを3パターンくらい書き出すところまでいければ十分です。
AIに「種」を出させるのはズルじゃない
初心者の方も「アイデアが思いつかないから無理……」となってしまうのは、正直もったいないです。
そんなアイデア出しに使えるのがChatGPTやClaude、GeminiなどのAI。
AIはゼロの白紙を埋めるのが得意です。あなたは、その中から「自分が書きたいものだけを選ぶ」ということをすればいいのです。
ChatGPT / Claude への投げ方のプロンプト例
あなたはプロの編集者です。私は7日間で短編小説を書きたい初心者なので、アイデア出しなどを手伝ってください。専門用語などは使わずにわかりやすく詳しく説明をお願いします。
恋愛小説で、「切なくて、でもあたたかい余韻が残る話」の種になりそうなアイデアを3つください。
各アイデアは1〜3行で、主人公の気持ちが分かるようにしてください。
ポイントは
「ジャンル」や「読後感」を指定する
「何個ほしいか」を指定する
「主人公の感情」を必須にする
これをすれば、あなたが書きたいムードに沿った候補が返ってきます。
もらった3つの中から、1つだけ「これ、ちょっと好きかも」と思えたら、それが7日間付き合っていくテーマになります。
もし3つの中になければ、再出力してもらいましょう。

AIを使うことは決して悪いことではありません。
ブレスト係だったり、アイデアのブラッシュアップだったり、その使い方は無限大。
AIと上手く付き合っていくことも大事なことです。
ここで決めるべきは「一本だけ」
ここまで一緒にやってきた方は既にDay1のゴールに到達しています。なんと既に1日目が終了しているのです。
そうでなくても10分もかからずにできてしまうので、焦らずにスキマ時間で書いてみましょう。
Day1でやるべきことは、
プレミス案を3つ書き出す
その中で「一番書きたいもの」を1つだけピックアップ
その1本を明日以降の土台にする
これだけです。
逆に「Day2などの内容をDay1のうちにやってしまおう!」などのように「効率よく書こうとする」のは、恐らく失敗してしまいます。欲張ると7日以内に終わりません。
7日間チャレンジはあくまで7日かけて短編小説を作るというもの。7日間連続じゃなくてもいいのです。
今日は「よし、この話を書こう」を決めるだけで十分です。
Day1まとめ & 明日の予告
今日決めたプレミスは、あなたの物語の「心臓」です。
それが決まれば、明日のDay2ではストーリー全体の流れや大まかな世界観を決める「プロット」を組みます。どんな世界なのか、そこで起こる出来事は何なのか。
順番に並べて、迷わず最後まで行ける地図を作る段階に入ります。

つまり書き始める準備はもう半分終わってます。恐らくあなたが思ってるより、作家の入り口は近いです。
【Day1のワーク】
◆ステップ1
「もし、___なら? でも___。それでも私は___と思った。」の形でメモアプリなどに書き出してみましょう。
◆ステップ2
一番「書いてみたい」と思ったものを★マークしてみましょう。
良ければコメント欄で★マークしたものを是非教えてください。
Day2からも一緒に頑張っていきましょう!
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