6年働いた職場を、退職しました。
自分で決めたはずなのに、すごく自分に大きな穴が開いた気分。6年間お世話になった会社を、さっき!退職しました。あぁ、もう無理、さみしい。
20歳で岡山から上京してきて、新卒で入社した会社は7ヶ月後には見事に病み、ニートの世界へ。
2ヶ月間ほど日雇いバイトで持ち越し、別にやりたいことがあるわけでもなかった私は「まあ一旦働いてみてもいいか」と、当時のいちばん好きだった趣味の世界へ吸い込まれるように入社しました。
「2年で辞めるから」と言い続けて、気づけば丸6年。入社当初は21歳だった私も、27歳になりました。
21歳なんて、本当にまだ自分のことしか考えられなかった頃。当時は付き合っていた彼氏に振られ、勤務中にも我慢できずお客さんの前で泣きはじめ、当時良くしてくれていた先輩に「いちばん集中できるポジションに変えてあげるから、どこがいい?」なんて言われ、失恋を理由に自分の持ち場を変えてもらったほどの、今となっては考えられない黒歴史。
とにかく人数が多い職場で「大丈夫、人間3ヶ月で慣れるから、3ヶ月我慢して先輩たちに話し続けたら、4ヶ月後には楽しい、大丈夫」と自分に言い聞かせ、入社1ヶ月後。コロナ禍真っ只中、会社の営業停止。
1ヶ月頑張って覚えた先輩方の名前は水の泡となって記憶からなくなり、教わったことも流れるように忘れていった。

人から嫌われたくない私は、気づけば自我を出せなくなって、とにかく気に入られるよう、目をつけられないよう、トラブルを起こさないよう、人間関係だけは徹底した。
もっと自分のやりたいことを大声でアピールしていたら、全く違った6年間が過ごせたんだろうなとは思うも、たぶん私はどこに行っても大人数の中で自己アピールするのは苦手な性格だろうから、これで良かったと思う。
と、いうことに、ここで働き始めて気づいた。
この職場はすごく好きだけど、この大人数の中にいると、私は私を見失ってしまう。
きっと私は、もう少し少人数の中で自分がしたいことをやっていく環境が向いてる、人が増えれば増えるほど人のことを気にしてしまうから、自分のことしか気にならないぐらいの人数のほうがいいんだろうな、と。
どんどん年月を重ね、25歳を過ぎたあたりから、同い年の後輩が増えてきた。きっと大学を卒業して、一度働いて、辞めて次の職を探してみんなが動き出す頃だろうな〜〜25歳あたりって、と高専卒の私は眺めていた。
やっぱりこの年になってやってくる人たちは、頑張ろうとする志が違う。みんな上に上がっていこうと努力する人たちが多く、みんなを見ていて「いいなぁ、やりたいことをアピールできるの」と、自分について考えさせられた。
とても心地が良い場所だけど、だからこそここにずっと居ることはできないと思った。ここではこれ以上、私は成長できない。この環境に甘えてしまって、好きだからこそ、あえて離れなければいけないと思った。
7月の私の誕生日には、退職する覚悟を決め半年後の1月に早々と「退職」と手帳に書き込んだ。先に決めておかないと、ダラダラと居座ってしまいそうな気がしたから。
フリーターではあるものの、とても安定した仕事で、正直手放すのが怖い。6年間会社から守られ続けていた自分が、いきなり外の世界に飛び出して大丈夫か。前職を辞めたあとの、国民保険、年末調整・確定申告は自分で、の不安定だったあの頃に、自分から足を突っ込んでいく覚悟があるか、怖い。
ただの転職ではなく、7年間住みついた関東を離れ、住民票を岡山に戻し、家がない状態で、ひとり各地の寮を渡り歩いていく。ずっとやってみたかったことだけど、本当に大丈夫なのか。根拠がなさすぎる。
それでもやっぱり、ここにずっと居続けたら後悔するのは確実。腹をくくります、この職場が、みんなが大好きだからこそ、甘えてしまうからこそ離れなければ。私のために。
岡山から上京して、関東での知り合いがいない中、友達のような先輩・後輩がたくさん出来て本当に幸せでした。
仕事上の関係だけではとどまらず、プライベートでも仲良くしてくれる職場の人たち。どうしても踏み込みすぎて、人間関係に悩むこともたくさんあったけれど、この歳になってこんなにも知り合いが増える、出会いがある職場は本当に自慢でした。

一度好きになった人たちを忘れられない性分な私は、みんなが思っているより相当重く、みんなが感じているより遥かにみんなのことが大好きで、こうやって文章を打っている今にも泣きそうで。
上京したての私は、毎日の仕事中にトイレに篭って泣く、電車に乗れば涙が流れる、自分のデスクに着いたら過呼吸になる、駅のホームでボーッとしながら「良かった〜飛び込まなくて」と考えていた私が逃げた先の、今の職場。本当に夢のような国でした。
みんなと別れるのが悲しくて、1日中泣き続けられるなんて、こんな幸せなことがあるのか。私は、退職するために入社したんだなあと、退職を決めてからの数ヶ月は毎日思っておりました。
「こんなにストレスなく働ける仕事ってあるんだなぁ」と思いながら6年間、「明日の仕事めんどくさい」なんて思ったことがないほど、息をするように気楽に働けた環境。とっても幸せでした。
この6年間の思い出を胸に、私は別の場所にいってきます。関東暮らしも、本当はもっと早くに終わらせるつもりだったけれど、なかなか今の最高な状況から、自分で去ることができず7年間も居座ってしまった。
あ〜〜〜〜さみしいっ!!!!!!!!!!!けど、帰る場所が地元の他にひとつ、増えた気がして、私の一生の宝物です。
6年間、お世話になりました。
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