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29歳無職、カザフスタンで7歳児の子守りを任される

シルクロードの旅の途中、アルマトイで7歳児と遊んだ話です。

その後、キルギスのイシク・クル湖へと向かいました。

イシク・クル湖

▼ 前回の記事


7日間が3時間で終わる

前回の記事で書いた通り、アルマトイからウズベキスタンを横断して、カザフスタン西端の町アクタウまで行きました。鉄道、バス、乗り合いタクシーを乗り継いで7日間かかりました。陸路移動の魅力がぎゅっと詰まった、良い旅となりました。

帰りは飛行機でたったの3時間。アルマトイへ戻りました。陸路の旅を再開して、ウルムチまで戻ります。

アクタウ→アルマトイへのフライト(3時間)

飛行機は本当に便利です。

けど、7日間かけて積み重ねた景色や感情を、たった3時間に圧縮できてしまうのは、なんとも言えないあっけなさがあります。(ゆえに、飛行機移動はあまり好きではないです。)

アルマトイでわんぱく7歳児と遊ぶ

お昼頃、アルマトイに戻ってバルと再会しました。アルマトイⅡ駅前の旅行代理店で働く、私と同世代の女性です。

以前、タシケント行きの列車を予約するときにいろいろと助けてくれて、その流れで連絡先を交換していました。アルマトイに戻ると伝えたところ、「じゃあ一緒に食事でもしよう」と誘ってくれたのです。

▼ 前回のアルマトイ滞在

バルは夕方まで仕事があるとのことで「それまで、息子と遊んでいてもらえる?」と言われて、7歳の息子アルバート君を私に預けると、仕事に戻っていきました。

正直、ちょっと戸惑いましたが、断る理由も思いつきませんでした。まあ暇だし、このわんぱく坊主と遊ぶのも悪くない想い出になるだろうと。

頼むから高いところに登らないでくれ…

そんなわけで、アルバート君に連れられてアルマトイ中心部にある公園へ。

7歳児のエネルギーは凄まじいもので、公園にある遊具に片っ端から登っていきます。私が見てる最中に怪我でもしたらどうしようとヒヤヒヤ。「そんな高いところに登ったら危ないぞ」と言ったところで、案の定、聞く耳を持つ性格ではないようでした。やんちゃ & わんぱく。

アルバート君の友達も加わりブランコで遊ぶ
何にでも登りたがるわんぱく7歳児

私は見てるだけなのに、なぜかどっと疲れました。

カザフスタンの一般家庭の2LDK

バルが仕事を終えて、帰り道に、バルのお宅にお邪魔することになりました。

「アルバートは元気でしょ?もう私には手に負えないくらいやんちゃで」と笑って言ってました。バルは離婚してシングルマザーになったそうで、この一人息子をたいそう可愛いがっていました。

駅からそう遠くない2LDKのアパート。最近まで両親と一緒に暮らしていたそうですが、職場と学校に近いという理由で、この部屋に引っ越してきたと話してくれました。

ダイニングテーブルに様々な食べ物が並ぶ
カザフスタンだとこれが一般的らしい

ダイニングのテーブルには、馬肉やチーズ、ドライフルーツなどがいっぱいに広げられていました。カザフスタンの家庭ではどれも常備しているらしいです。馬のミルクでおもてなしを受けました。思っていたより、ちょっと酸っぱい。

この夜は、3人でシャシリクの有名なお店に行ってたらふく食べ、その後はコクトベという丘にロープウェイで登って、アルマトイの夜景を眺めました。

陸路で国境越え!アルマトイからビシュケクへ

バルとアルバート君と過ごした時間は、旅の途中に思いがけず入り込んできた、素敵な寄り道でした。カザフスタンのごく一般的な家庭を、少しだけ垣間見ることができた気がします。シングルマザーとして働き、子どもを育てながら暮らすバルの姿は、印象に残りました。

アルマトイでの一日を終えた、翌朝。
サイラン・バスターミナルからバスに乗って、キルギスの首都ビシュケクへ向かいます。

山の向こうはキルギス - サイランバスターミナルから

バスターミナルの南側には雪に覆われた山々がそびえ立っています。この向こうはキルギスだ。これから向かう国への期待が高まります。

このベンツのバンでキルギス国境へ

メルセデス・ベンツ社製、20人乗りの大型バンに乗って、アルマトイを11時10分に出発。

草原と山を眺めながらバスでキルギスへ向かいました。途中で数回休憩を挟み、15時ちょうどに国境の町コルダイへ到着しました。出入国手続きは驚くほど簡単で(中国国境が大変すぎた反動もある)、川を渡って無事にキルギスへ入国できました。

バンを降りてキルギス国境へ
キルギスに入国!

この日は(後にまた戻って来るので)ビシュケクには泊まらず、早足でチョルポン・アタへ向かいます。キルギス随一の高山湖「イシク・クル湖」を見に行くためです。

夜まで続いた、イシク・クル湖への道

ビシュケク市街地 - ソ連風の建物が残る

国境から乗り合いタクシーでビシュケク市内へ向かいましたが、渋滞のため移動には時間がかかり、16時40分にオシュバザール近くのバスターミナルへ到着しました。

ビシュケクのバスターミナル(オシュバザールの北側)

いい時間帯の長距離バスがなかったため、チョルポン・アタ行きの乗り合いタクシー(350ソム)を手配し、客が集まるまで食堂でモモを食べました。

18時に出発した後も、渋滞や給油を挟みながら進みました。運転手がイスラム教徒で礼拝のために何度かモスクに寄りました。このときはラマダンの時期で、思ってた以上に礼拝の時間が長かったですが、急ぐ旅でもないので全然OKです。ただ、待ち時間はなかなか暇でした。

運転手がイスラム教徒だったため途中のモスクで礼拝

雪山や草原の景色を眺めつつ、短距離の乗客の乗り降りを繰り返しながら夜道を走行しました。

チョルポン・アタへ向かう途中 - 急なソ連感
チョルポン・アタへ至る道
こういう景色めっちゃ好きです

22時頃にバルイクチを通過し、さらに約1時間走ってチョルポン・アタに到着しました。ビシュケクを出発してから、すでに6時間が経っていました。

深夜、予約していた「カリンカ」という宿にチェックイン。チョルポン・アタの中心部にある宿です。幹線道路(Sovetskaya St)沿いの小さな雑貨やに行って夕食になりそうなものを探しましたが、食べたいものが無かった…

この日は夕食をとらずに寝ました。

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