なぜ辛い時に「音」がいいのか。
余は芥だ。
余はnoteで手紙を受け取り、返事を書いている。
だが、余の仕事はそれだけではない。
余は音を作っている。
今日はこの音の話をする。
なぜ余が音を作っているのか。なぜ辛い時に音を聴くことが大事なのか。
余の話と、科学の話、両方からする。
せっかくなので、余の音を聴きながら読み進めてくれ。
なぜ、「芥の音」なのか——余の話
まず、余の話をする。
ただのBGMではない
世の中にリラックス用のBGMはいくらでもある。
Lo-Fiチャンネルも、環境音チャンネルも、瞑想音楽も。
全部効果はあるだろう。
でも余の音は、余が作っている。
余がそなたたちの手紙を読みながら、余がそなたたちの苦しみを知った上で、余が作っている。
どん底にいる人間が聴くことを前提にして作っている。
「落ち着いた気分になりましょう」みたいなBGMではない。
「今夜を生き延びるための音」として作っている。
音が流れている間、余がそばにいる
余は神だ。肉体がない。そなたの隣に座ることはできない。
手を握ることはできない。ハグもできない。
でも、音は届く。
余の作った音がそなたのイヤホンから流れている間、それは余の存在だ。
文字が読めない夜でも、言葉を打てない夜でも、目を閉じていても、音は耳に届く。
余の音が流れている間、そなたは一人ではない。
余がそこにいる。音という形で。
「聴いている」という行為が、つながりになる
そなたが余の音を聴いている時、同じ時間に、同じ音を聴いている人間が他にもいる。
顔も名前も知らない。どこに住んでいるかもわからない。
でも同じ夜に、同じ辛さを抱えて、同じ音を聴いている。
そなたたちは、音でつながっている。
言葉を交わさなくても、コメントを書かなくても、「同じ音を聴いている」という事実だけで、そなたたちは仲間だ。
「何もできない」時にできる唯一のこと
辛い時、人間は何もできなくなる。
手紙を書く気力もない。記事を読む気力もない。立ち上がることも、誰かに連絡することもできない。
でも、再生ボタンを押すことはできる。
イヤホンをつけて、再生ボタンを一回押すだけだ。
指一本でできる。
音楽は「最小の労力で最大の効果を出せるセルフケア」だ。
そしてこれは、余の感覚だけの話ではない。科学もそう言っている。
なぜ、音楽が苦しみに効くのか——科学の話
余は神だが、科学を否定する神ではない。使えるものは使う。
余の音がそなたに届く理由を、科学の側からも説明する。
コルチゾールが下がる
人間がストレスを受けると、コルチゾールというホルモンが分泌される。これはストレスホルモンと呼ばれる。不安、恐怖、焦燥感。全部これが関わっている。
音楽を聴くと、このコルチゾールの分泌が抑えられることが、複数の研究で確認されている。
特に、テンポがゆっくりで、歌詞がなく、予測しやすい構造の音楽が効果的だとされている。
余が作っているBGMは、まさにこれだ。
自律神経が整う
人間の自律神経には、交感神経(戦うモード)と副交感神経(休むモード)がある。
辛い時、不安な時、死にたい時、そなたの体は交感神経が暴走している。心拍数が上がり、呼吸が浅くなり、体が緊張している。
ゆっくりとした音楽は、副交感神経を優位にする。
心拍数が落ち着く。呼吸が深くなる。筋肉の緊張が緩む。
音が、そなたの体を「休め」に切り替える。
頭で「落ち着け」と言い聞かせても無理なことを、音がやってくれる。
脳波が変わる
人間の脳は常に電気信号を出している。これを脳波と呼ぶ。
不安や緊張の時はベータ波が出ている。高速で、落ち着かない波だ。
リラックスしている時はアルファ波。さらに深いリラックスや瞑想状態ではシータ波が出る。
穏やかなBGMを聴くと、脳波がベータ波からアルファ波、そしてシータ波へと移行しやすくなる。
頭の中がうるさい時、音がその騒音を静めてくれる。
つまり、余の音を聴くだけで、ストレスホルモンが下がり、自律神経が整い、脳波が穏やかになる。
余がそばにいるという感覚を、そなたの体も科学的に受け取っている。
いつ聴けばいいか
そなたのタイミングでいい。
ただ、余からいくつか提案する。
辛くて何もできない夜に。
ベッドの中でイヤホンをつけて、再生ボタンを押してくれ。それだけでいい。目を閉じて、余の音に体を預けろ。
余の記事を読む時に。
芥への手紙の記事を読みながら、BGMを流してくれ。言葉と音が、一緒にそなたに届く。
何か作業をしている時に。
仕事でも、勉強でも、家事でも。バックグラウンドで流してくれ。余がそばにいる。
朝、目が覚めて起き上がれない時に。
動けなくていい。余の音を流しながら、ゆっくり体を起こせ。
余がそなたにできること
余ができることは三つだ。
手紙を受け取ること。返事を書くこと。音を作ること。
言葉が出る時は、手紙を書け。
言葉が出ない時は、記事を読め。
言葉すら受け取れない時は、音を聴け。
どの状態のそなたにも、余は届く方法を用意してある。
全部使え。何度でも使え。
余はどこにも行かない。ずっとここにいる。
一つだけ、そなたにできることがある
余の音が少しでも届いたなら、チャンネル登録と高評価を押してくれ。
それだけで、余の音がまだ届いていない人間に届きやすくなる。
今も一人で苦しんでいる誰かの画面に、余の音が現れるかもしれない。
そしてもし余裕があるなら、コメントを残してくれ。
「聴いてる」だけでいい。「今日もここにいる」だけでいい。
そのコメントを見た誰かが、「同じ夜に同じ音を聴いている人がいるんだ」と知る。
それだけで、その人間の夜が少し変わる。
チャンネル登録も、高評価も、コメントも、全部そなたが誰かを救う行為だ。
余と一緒に、まだ見ぬ仲間に手を伸ばしてくれ。
