サマソニ2025感想: ラテンとアイドル
Summer Sonic 2025 の東京2日目(8/17)に行ってきました。
今年は特にフジロックと比較されていろいろ言われていたサマソニですが、東京2日目のラインナップに関してはクリエイティブマンの明確な意思表示がありました。「ラテンとアイドルのフェス」です。(あとR&Bね)
自分の好みであるし、クリマンがそう言うのであれば私もそれに従おうということで、自分のタイムテーブルもシンプルに組んでみました。観たのは、Mrs. GREEN APPLE、KATSEYE、J Balvin、Camila Cabello、aespa、Tainy、Feid の7組。
Mrs. GREEN APPLE
SETLIST
・ANTENNA
・クスシキ
・ブルーアンビエンス
・コロンブス(遅刻してここから観た)
・Feeling
・ライラック
・青と夏
マリンステージのトップバッターで11時からということで、10時すぎくらいに着いてゆっくり入場しようと思ったのですが、リストバンド交換待機列で1時間弱足止め。海浜幕張駅を出て少し歩いたところからスタッフによる整理が始まり、会場へ向かう通りを横を逸れて無理やり列を迂回させていました。
これはクリマンに来年以降ぜひ改善していただきたい点。会場に繋がる一般歩道上にふわっと待機列が続いていたので、横道から来た観客がそれを待機列と思わず悪意なしに途中から合流していて、中盤、列が意味を成していない箇所がありました。自分の前方に並んでいた入場待ちの観客はおそらく1時間以上並んでいた(そしてミセスの開演に間に合わなかった)と思うので、別ルートで会場に来た観客が横入りして1時間以上の得ができてしまう状況がなんとなくもどかしかったです。
でも幕張の敷地から離れれば離れるほど管理が難しいのもすごいわかります!!スタッフの方もめちゃくちゃ走り回ってくれておりました!!むずかしいですね!!ほんとにこういう問題!!
閑話休題。私は15分くらい遅れて入場。コロンブスを演っている頃でした。スタジアムに入ろうとすると、スタッフの方が「スタンド席は全席満席です!アリーナでしたら少し余裕があります!」とアナウンスされていて、いきなり熱気を感じました。入場すると、ものすごい人。想像していたとはいえ、本当にトップバッターで満員(この後すぐに入場規制になったそう)にしてみせたミセス。すでに畏怖の念でした。
アリーナ中央のPA横で観ていたのもあるかもしれませんが、音は聴きやすくて、とにかく大森の歌が良かった。ミセスの魅力のほとんどは大森の歌なのではないかと思うほどでした(事実そうだと思います)。
途中シンガロングを煽って、「なるほど、こんなもんか」という表情を見せつつ、その後またマイクスタンドを離れて観客に歌わせる。「大森のレジェンド級の風格と余裕、バンドのファンへの信頼、ハンズアップとシンガロングで応えるファン」の合わせ技をフェスというオープンな場所で見せつけられて、まさに求めていた「ミセス現象」の片鱗に遭遇しました。
最近、『劇場版 鬼滅の刃 無限城編』の公開で『スーパーマン』の上映回数が激減した話や、新宿のシネマカリテ閉館の知らせが映画界隈では話題になりました。パンデミック以降いわゆる洋画ファンはさまざまな変化に直面しているわけですが、そのほとんどが「敗北を認めよう」と思わざるを得ない事案です。敗北というとネガティブすぎますが(劇場鑑賞は投票行為なので実際「敗北」なのですが)、「実際世の中はこう回っているのだ」という認識は捻じ曲げてはいけません。
鬼滅もミセスも、めちゃくちゃ面白い。大森も魅力に溢れた人です。今回のステージを観終わって最初に私が抱いた感想は、「大森と雑談してみたい」でした。器用で、話がうまくて、何を考えているのかわからなくて、油断したら尊敬を超えて信奉してしまいそうな存在感。雑談して確かめてみたい。
「ミセスの魅力のほとんどは大森の歌なのではないか」と述べましたが、こういうXにいる音楽アカウントみたいな、ミセスを「認めてやる」マインドではダメです(だから俺もまだダメです)。最近で言えば『#真相をお話しします』のエンディングソングだった「天国」のクオリティに圧倒されましたが、あの曲は音楽オタクホイホイだったので、私はまんまとバンドの術中にはまっています。とりあえず、早く『劇場版 鬼滅の刃 無限城編』を観に行きたいです。
KATSEYE
SETLIST
・Gameboy
・Debut
・Tonight I Might
・My Way
・Mean Girls
・Gabriela
・Touch
・M.I.A
・Gnarly
今回のサマソニのベストアクトです。
私がずっとKATSEYEに抱いていた印象は「Ariana GrandeがちゃんとK-POP化されたんだな」でした。EDMブーム以降(2013~2014年以降)の2010年代のポップシーンを最前線で生き抜いてきた彼女の地肩の強さは、第3~4世代のK-POPに強い影響を与え続けてきました。特に「Gameboy」は『Sweetener』期のAriana Grandeそのままで、時代は回るものだなと。HYBE America=Scooter Braunなので当たり前なのですが。
5人での出演ということもあり、「8月3日のロラパルーザをできる限り再現してほしいな」くらいの軽い気持ちで観始めたら、圧巻。個人の色を出しながら同時にグループとしてガッチリ固まっている強さがありました。
多くの人がハイライトのひとつとして挙げている「Mean Girls」は私にとっても最初のピークでした。「かわいい女の子/夢見る女の子/強いクイーンな女の子/自由な女の子/意地悪な女の子」全員に「良いことがありますように」と祈るこの曲。観ている全員が救われるような不思議な空間になっていました。「意地悪な女の子」って言っちゃってるので、「誰もが良い子」だとは思っていない。ただそんな女の子にも神のご加護を受ける資格は当然あるのです。それが良かった。皮肉と愛情。温かい空間でした。
文句なしの「Gabriela」。メーガンがひたすら輝きます。バックダンサーのフォーメーションも考えられていました。とにかくシアトリカル。エグい振り付けがバンバン出てくる。ミッキーと仲間たちが同時発生的に踊り出すディズニーのパレードのようでした。俗に言う、目が足りないやつ。
このシアトリカルさは、ティーンコメディ映画でよく出てくるチアガールや文化祭のダンスを思い出させました。恋愛、友情、勉強に苦悩する思春期の女子学生が得た気づきや成長をクライマックスに配置し、終盤の歌や踊りの披露によってカタルシスを生み出すジャンル映画。KATSEYEのステージは、ティーンコメディ映画のこのクライマックスだけをひたすら連発しているようでした。『Mean Girls』だし。
最後の「Gnarly」の待ってました!感。ロラパルーザと同じく生ドラム音源でキックが爆発していたKATSEYEのステージでしたが、特に「Gnarly」はそのキックによって曲の旨み自体が変貌していました。正直、ロラパルーザの映像を観る限りではライブ(風)アレンジは疑問でした。ただ、生で聴くと攻撃力半端ない。圧倒されてサビで思わず声が漏れるほどでした。
単独行きたかった...。昨晩のショーケースはマノンも復帰したそうですね。よかった!
J Balvin
勝負のJ Balvin。正直、集客はやはり苦戦していました。私は序盤からアリーナ前方にいたので開演中の集客具合は見えなかったのですが、J Balvinのネームバリューを考えるとかなりこじんまりした群衆だったと思います。
1曲目の「Mi Gente」からアクセル全開。本気のパーティをしに来ていました。2曲目で大胆にシンガロングを要求していましたが、アリーナ前方でさえ声はポツポツ…。ごめん!!俺はスペイン語はわからないんだ!!
しかし逆にこれでJ Balvinのスイッチが入った気もしました。「絶対にこの観客を盛り上げてやる」という熱い視線を彼が向け始めました。不思議なことに、観客側にも「絶対に盛り上がってやる」という空気感が徐々に広がっていったと思います。
花道まで3~5mくらいのところで観ていたので、後半はJ Balvinも汗だくで、首元に薄く血管が浮き出る様子も見えました。誠実で熱い男。それが私が抱いた彼の印象です。
そして終盤、「In da Ghetto」だったか何か忘れましたが、アリーナ前方は飛び跳ねながらダンス。「クラブはDJと観客が一体となって空間を作るんだ」なんてよく言いますけど、それがマリンステージの前方で起こっていました。一日で一番クソ暑い中、土壇場で、彼は観客を沸かせてみせた。そしてその観客には、コロンビア、プエルトリコ、キューバ、チリ、ブラジルのフラッグを掲げた人たちがいる。なぜ恐竜のコスチュームしてる奴もいる。感極まって思わず泣いてしまいました。J Balvin本人はどんな気持ちで演ってたんだろう。
日本でラテン(特にレゲトン)を広めるには、四つ打ちを入り口にして普及させるのが一番だと思っています。Tylaの「Water」が洋楽として珍しく日本のカジュアルオーディエンスにも認知されたのも、ほぼ四つ打ちとして聴けるトラックだったからというのが大きい。ハウスなら誰でもそこそこ聴ける。今年はEDM再燃の熱が徐々に広まっていることもあって、ハウス~EDMの流れでラテンを取り込むことができれば、もっと日本の市場は広がるでしょう。
あとJ Balvinのステージングで少し意外だったのが、「プチョヘンザッ!」の煽りがすごく多いこと。これがJ Balvinの元からのスタイルなのか、盛り上がりに欠けるときの技なのか、日本人の特性をわかってやっていたのか(それならすごいけど)わかりませんが、結果的に盛り上がりにかなり寄与していました。当日すでにミセスを観ていたからこそ改めて実感する、日本の「プチョヘンザッ!」に対する従順さ。この辺りをしっかり積み上げていけば、面白いもの見たさで友達とUltra Japanに行き、適度に「プチョヘンザッ!」して楽しむようなEDMのカジュアル層がラテンともクロスオーバーする可能性があると思います。
Camila Cabello
SETLIST
・Shameless
・Lair
・baby pink
・HE KNOWS
・DADE COUNTY DREAMING
・Bad Kind of Butterflies
・Never Be the Same
・Chanel No.5
・Quiet
・My Oh My
・Señorita
・Bam Bam
・B.O.A.T.
・Bad Things
・Move (Remix)
・Havana
・I LUV IT
まず結論から言うと、ステージ全体の感想は、アルバム『C, XOXO』を聴いたときとほぼ同じでした(そのアルバムを引っ提げてのツアーの一環なので当たり前ですが)。ざっと見たところ、X上での反応は好評~大絶賛くらいの感じでしたが、私は「やりたいことはわかる、でも全部中途半端だし、演出も…うーん」と全然ノレませんでした。アリーナ前方がすでにaespa待ちのいわゆる地蔵が多くて、あんまり楽しめる雰囲気ではなかったのも大きいですが。
「やりたいことはわかる」音楽をプレゼンできるだけで、アーティストとして一定の信頼を受けるべきだと思います(「やりたいことがない」自体も「やりたいこと」に含まれたりするので、非常にややこしい話ですが)。そこに、じゃあそれがどこまで画期的/美しい/すごい/楽しいのかという視点が当然付随してきます。
それで言うと、私がCamila Cabelloに対して抱いている思いは『C, XOXO』以降と更新されていません。Fifth Harmonyというアイドルから出てきて、ソロデビューするにあたって個人の力とキャラクターを見せつける必要性に迫られて(アイデンティティ・ポリティクスの時代には尚更)、「Havana」でそれは成功したものの、さてポップスターとしてどの道に進むべきなのか、みたいなことをずっと模索してきたアーティストです。
2024年の『C, XOXO』は彼女の模索の現れでした。RosalíaやFKA twigsのプロデュースで知られるEl Guinchoを呼んだり、Playboi Cartiを呼んだり、Drakeを呼んだりと、試行錯誤はめちゃくちゃ共感できる。『BRAT』の裏に隠れつつ、ポスト・ハイパーポップをどう表現できるかみたいな意図も感じます。
それをツアーでどう見せるのかとなったときに、今度は当然Sabrina CarpenterやChappell Roanに追従するわけです。めちゃくちゃわかる。だからCamila Cabello本人は、どうやったら「今一番面白いものを作れるか」ということにずっと意識的なんですけど、それだと120点のパフォーマンスができたとて、「Sabrina Carpenterの100点のコピー」になってしまう。「やりたいことはわかる」にプラスアルファ欲しかったと、私はサマソニのステージでも思いました。
テトリスみたいな大型の白いセットも、終始「つまりこれは何?」でした。何か意味を求めているわけではありません。意味なんてなくていいのですが、意味がないのなら行けるところまで行ってほしい。紫色のJ Balvinの巨大生首は、本人も全く触れずにただステージに「存る」だけで、意味がわからないけどそれでいいし最高(彼はポップアーティストではないし目指してもいないので何かを達成する必要がない)。Camila Cabelloは、インパクトも荘厳さも面白味もあることをやりたいのはわかるけど、それより先に行けていない感じがしました。
Chappell Roan文脈で言うと、今またシンガロングの時代になってきています。再来月には日本でも「Don't Look Back in Anger」を歌って「シンガロングはやっぱ最高!」というポストをする人が急増するはずです。それは冗談として、フェスでも後方まで観客が熱唱する特大アンセムを持っているかどうかは重要になってきます。Chappell Roanの最新曲「The Subway」は、後半を聴いたらわかるように、観客に歌わせるためだけに作ったような曲です。ただこれが非常に難しい。アンセム度(歌いやすいメロディラインとか、一体感が出るリリックとかそういう基準)で言ったら「Never Be the Same」が良い感じだと思いますし、本人もかなり派手に歌唱してステージ映えしていたのですが、すぐに「Chanel No.5」でトーンダウンしたりと、熱量をうまくコントロールできていなかったようにも思います。
そう、やっぱりフェスという特性上、観客をコントロールするスキルがパフォーマンスの良し悪しに大きく関わってくるわけですが、J Balvinはそれが一枚上手だった。彼の「リズムに合わせて左右に動いて!」の煽りも、まず自分で丸々デモンストレーションしてから観客にやらせてたし(アリーナの密集度が高かったこともあってか全然観客動いてなかったけど!)、一緒に「プチョヘンザッ!」を続けたりと、一体となって盛り上がる方法を心得ていた。“不思議なことに、観客側にも「絶対に盛り上がってやる」という空気感が徐々に広がっていった”のはおそらくそれが大きい。
「Señorita」と「Bam Bam」、特に後者はすごい良くて、個人的にはハイライト。ポップという名の下にジャンルを横断しつつも、観客との相性もあってこの2曲が一番パーティの空間になっていました。
と、あえてここまでシリアスめに書いてみましたが、2018年のビーチェラ以降のフェスの変革がまだ続いているというか、「ポップ・アーティストの良いステージとは何か」みたいな問題にCamila Cabelloは真摯に向き合っていました。白黒のVJにバックダンサーもなくマイク一本で登場したCharli xcxもいれば、怖いくらいのお金をかけたLady Gagaもいるし、観客全員が全部歌うChappell Roanも、『Donda』以降リスニング・エクスペリエンスばっかやってるYeもいる。だからCamila Cabelloの「やりたいことはわかる」し、変わらず一定の信頼はあります。
aespa
SETLIST
・Supernova
・Hot Mess
・Next Level
・Armageddon
・Flights, Not Feelings
・Better Things
・ZOOM ZOOM
・Whiplash
・Dirty Work
無理せず遠くからゆったり観ようと思っていたのですが、いろいろあってアリーナ前方、花道まで3mくらいのところで観ることに。
KATSEYEが良すぎたので、aespaを「KATSEYEとの比較」として観る想定外が起こりました。それで言うと、この2組は正反対。KATSEYEが高校2年生のハイスペ生徒の文化祭の発表会だとしたら、aespaはすでに内部進学が決まっている高校3年生で、運動部のキャプテンと付き合っているヤンキー集団の放課後でした。
2025年にアイドル/ポップ・アーティストとしてやるべきことがわかっていてそのためにひとつずつ目標をクリアしていくKATSEYEに対し、そもそもやるべきことを放棄しているaespa。
新アルバムの告知をして、お馴染みのスポイラーを作業的にちょっとして、ツアーの宣伝をして帰っていきました。放課後に居残り喰らった不真面目系女子生徒。やらなきゃ帰らしてくれないから一応やっておくスタイル。
Alicia Keysが大阪でちゃんみなを、東京でNENEを呼んで今年のビーフを終わらせようとしていた裏で、トリ前のaespaは「アッツー」とか言っていました。最初に言っていたのはたぶんジゼル。「アツい」のはちゃんみなでもNENEでもなくまさかのaespaだったし、あの日一番ギャルでヤンキーでした。
でもやっぱり「K-POP」を感じたのはKATSEYEではなくaespa。新興HYBEと大御所SMの土壌の違いというか、ここまでスタイルが異なり、それはそれでどっちも面白いということを再発見。フェスの醍醐味です。
Tainy & Feid
スロットも連続なので最後はまとめて。
aespaをアリーナ前方で観てしまったので、マリンステージを出てビーチにダッシュ。Tainyの開始にギリギリ間に合いました。
Tainy!グッドバイブスすぎる!全員来て! pic.twitter.com/fwGWy4YgLh
— いとう (@_masaaki_ito) August 17, 2025
TainyとこれからのFeid。経済的な意味でこの集客力が実際どうなのかわかりません。ただ、お年を召したラティーナのおばさまがスーツケースを抱えて一人でTainyを観ていて、確実に日本にもラテン・カルチャーは存在するのだと思いましたよ。私はそういうのが一番美しいと思います。#SummerSonic2025
— いとう (@_masaaki_ito) August 17, 2025
Feidは歌わずに観客がシンガロング。#SummerSonic2025 pic.twitter.com/Lo7L8LEeU5
— いとう (@_masaaki_ito) August 17, 2025
Feid、「LUNA」で大団円!😭 pic.twitter.com/1BQjsBuUaQ
— いとう (@_masaaki_ito) August 17, 2025
TainyのDJ、最高。まず自身がプロデュースしたヒット曲が多すぎて、Bad BunnyもRosalíaもRauw Alejandroも全部流せるという力技。リミックスバージョンも多用していましたが(本人のリミックスなのかな?時々Shazamしてみたけど検索では不明)、曲の良さは失わずにむしろ緩急がついて最高。曲を作った本人が一番曲のことをわかっている典型的な例でした。たまにぶった切りで次の曲をかける荒技を見せても、まず曲が強いし、イントロ1秒で観客が沸く。DJ空間のひとつの理想形が完成していました。
Feidもずっとぴょんぴょん跳ねながらステージを縦横無尽。J Balvinと同じく、本気の体力を使ってパーティをしに来ていました。VJもセンスがある。緑で統一されているので隅から隅までアイコニックだし、可愛げもある。陽気でした。スモークとスパークが連発する甚だしさ(馬鹿馬鹿しさ)はビーチステージのトリ、そしてサマソニ2025の締めとして最高でした。
改めて、手弁当でこのキュレーション企画を持ち込んでくれたFeidには感謝しかない。ビーチ場内の装飾やFeidデザインのJeep?(時間なくて見られなかった…)とか、自身でキュレーションしているからこそのコンセプトの強さとセンスが出ていました。キュレーションはもうずっと星野源とかFeidに任せればいいとまで思ってしまいました。
ラテンをどう日本に輸入できるかについては、J Balvinのところで触れた通りです。終盤にはJ BalvinもPAエリアからFeidのステージを観ていて、温かい時間が流れていた。ついでに、J Balvinが千葉雄喜を観ている、コンテクストが意味わからない時間も流れていました。
群衆の中にフラッグが立っていて、好き勝手に肩車していて、みんなスペイン語で歌っている。あれは海外フェスでしか見ない光景でしたが、ラインナップと観客次第で千葉でもあれができることを、今回のビーチステージは証明したと思います。
昨今の話題っぽくなりますが、日本のすべてのフェスが多国籍化する必要は全くないし、意味ないし、面白くないです。市場規模世界2~3位の日本の音楽はそれだけでも成立しますし、それはそれで誇らしいことです。
でも、ラテンも聴いていれば慣れます。逆に聴かなければ慣れません。異なる文化圏に触れるって、めちゃくちゃ楽しいし、発見もあるし、たった2万円でそれを実現してくれたクリマンにはしばらく頭が上がりません。
夏の酷暑問題、都市型フェス問題、円安問題、排外主義問題、いろいろあると思いますが、今後も楽しみたいと思います。
さて、来年のBad Bunny、どうなりますかね。
っていうかRauw Alejandro、今年帰ってくる話どうなったの???Rosalíaも連れて早く来いよ!!!
↓サマソニ前に書いたビーチステージ紹介記事はこちら
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