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MEGUMIのジャパンナイト~つづき其の1~原作を売れ!(ただし長戸大幸方式で)

前記事の続き

 megumiさんはジャパンナイトの活動ですでにいくつかの結果を出してるようだけど今はおそらくはプレイングマネージャー的な立ち位置なのではないだろうか。
 ここはいっそ分業化、組織化してジャパンカルチャーと海外との一大ハイパーマッチングシステムへと発展させてみてはどうだろう。 

たとえば原作・原案も売る。

 桜坂洋のライトノベル『All You Need Is Kill』 がトム・クルーズ主演で映画化されたという成功例がすでにあるし、日本の小説の海外人気&評価は近年高まっている。
ナタリー・ポートマンの愛読書が川上未映子さんの『夏物語』だったり、柳美里さんの『JR上野駅公園口』が全米図書賞を受賞したり、王谷晶さんの『ババヤガの夜』が、イギリスで最も権威あるミステリー文学賞のダガー賞をむ受賞したり等々。

 世界のエンタメ業界は慢性的にネタ不足だというのは間違いない事実だ。日本の小説は翻訳と言う壁が立ちはだかるが、逆にいえば海外の関係者にとって日本の文字コンテンツは未知の宝の山のように期待されているかもしれない。
 とはいってみたものの、今あげたような文学賞レベルの作品は実は宝の山の中心ではないかもしれない。ブランド米がチャーハンに向かないように。

ヒントはドクター中松と寄生獣。
ドクター中松氏はフロッピーディスクを発明して巨額の金を手にしたと豪語していたが、英語でフロッピーディスクの発明者を検索しても中松氏の名は出てこない。恐らくだけど、周辺特許とか類似特許というやつなのではないだろうか。たとえば回転する磁性体に磁気データを記録する…みたいな。あとから訴訟を起こされないためにそーいう細かいのを全部つぶしとくという訴訟大国ならではのリスクマネージメント。
 一方であのジェームス・キャメロンがまんが「寄生獣」映画化権とったというニュースがかけめぐった時、日本のファンはハリウッド版の「寄生獣」を期待したものだが、ついぞそれは実現しなかった。
 思うにこっちもキャメロンの意図は「寄生獣」の映画化ではなく「ターミネーター2」のための「念のためのおさえ」だったのではないか。なんとなく寄生獣を彷彿とさせるような造形がみてとれた…と個人的には思ったが、「似てねーよ」とか「だとしてもフツーにだれでも思いつくよ」という人もいるかもしれない。でも、そこらへんがIP先進国と後進国の感覚の差ではないのか。

 番組の内容そのものではなく、そのフォーマットが売れると最初に聞いたとき日本人は「へぇー」と思っただろう。実際に「へぇー」は売れた(トリビアの泉のこと)。買ったモノの代表格は「クイズ・ミリオネア」で売れたものの代表だろう。(「呼び出し先生」がIPではなく仁義の問題にされてしまうのが今の日本)
 思うに、先述のライトノベル原案の例やゲームが原作の映画の成功例などを考えると売るべき原作用コンテンツはまるごとの小説ではなく「設定」や「ギミック」「ガジェット」などのアイディアかもしれない。「新しいカギ」の「学校かくれんぼ」はドイツの国際映像祭で賞をとったがそのうち海外版が作られるかもしれない。

 90年代の日本の日本の音楽シーンを席捲したビーイング・グループは企業とのタイアップをとるべく「サビ」だけが何百曲も録音されたテープ携えて営業をかけ、契約がとれるやすぐに自社のスタジオでサビ以外の部分も含んだ曲全体をレコ―ディングするという即対応方式であの王国を作り上げた。
 部品を売るという部分が参考になるかもしれないし、小説を売る際には壁となる言語の問題も軽やかにとびこえていくのではないだろうか。

 アジア等では大人気だったドラえもんも自助努力しない他力本願な主人公の姿勢がアメリカ人のメンタリティにはあわないと受け入れられなかったが、四次元ポケットの中身はバラ売りできるかもしれない。

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