【写真】大阪・関西万博(6月) チェコ,フランスパビリオンとnull2(インスタレーション)
残さないままになってしまいそうなので、先月参加した万博の話を、まとめておこうと思う。
ある平日、京都在住の友人と、訪ねた。

京都駅で、人気の珈琲店のモーニングをとって、

会場まで。

東ゲートから会場へ
電車利用の場合は東ゲートから。



噂の大屋根
噂の大屋根は、本当にダイナミックだった。



7月から建築家・藤本壮介氏の展覧会が森美術館ではじまっており、

豪華メンバーのシンポジウムにも参加した。

万博も含めた興味深い話、コメントも聞いたのだけど、それをふまえた話は、改めて。
アート、オブジェの数々
イベントの「顔」である、ミャクミャクはもちろん、



名和晃平をはじめとする

さまざまな屋外アート、オブジェが目をひいていた。




人気パビリオンの入場確率は
同行した友人は、パスポートまで購入して、すでに何度も足を運んでおり、いわゆる「人気パビリオン」の抽選のシビアさは熟知していて、
わたしの今回の目的が、落合陽一氏の「null2」であることは伝えていたので、
すべての予約の機会を、そこに充てて抽選に参加してくれていたのだけど、事前の抽選ではすべて、はずれ。


当日にもチャンスがあるので、抽選開始時間の前にスマホのアラームまでかけて、入場争奪戦に参加してくれることになった……感謝。
時間を気にしながら、「並んだら入場できる」パビリオンに並ぶ。
暑さのなかで並んでも、正直「うーん……」と、写真すら撮らなかったところもある。以下、数は少ないけれど、それなりの時間を過ごしたパビリオンを。
チェコパビリオン
パビリオンの多くは、らせん状になっている建物が多かった。行き(上り)はスロープを上がり、帰りはあっという間に階段で降りる。

建築材料についての説明もあった。



屋外で待っている間に、QRコード(デザイン性が高い)で情報取得、

館内のスロープには、このようにアーティストによる壁画を鑑賞する形になっており、







ミュシャの立体作品もあった。


先程も紹介したけれど、チェコ共和国(旧ボヘミア地方)といえばガラス工芸品。それを使用したアート作品も。





屋上はカフェスペース(もちろん満席)になっており、こんな眺望だ。


フランスパビリオン
長い行列に並び、「ああ、やっぱりフランスだな」という感想(褒めている)を持ったのが、フランス館だった。

サブタイトルが「愛の賛歌」。

LVMHグループがメインスポンサー。みんなが思うイメージにあわせて作ってみました、という感じだ。

だからもちろん、ルイヴィトンあり、








ディオールあり、




ロダンの彫刻がさりげなく置かれていたり、


樹齢1000年を超える長寿オリーブ「若さの樹 (Tree of Youth)」が涼やかに展示されていたり、


お祭り気分のなかで、このゴージャス感と、あえて難しく捻らないストレートさはまさにユニバーサルですごくいいんじゃないかな、という、高揚した気持ちにさせてくれた。



愉しい「コモンズ」
「あまり混み合っていなさそう」「冷房で涼しそう」、という消極的な理由で入りながら、意外な発見があって楽しかったのが、コモンズだ。

5つの「COMMONS」にあわせて90か国以上。
小さな小部屋にいろいろな国の情報がコンパクトに並び、「このエリアにこんな小国があったんだ」という発見があった。
あまりの暑さに休憩
ずっと雨予報で中止の検討もしたほどだったのに、願いが届きすぎたようだ。曇り空から日差しは徐々に強くなり、予測していなかった晴天になった。
まだまだ時間があったので(万博会場発の深夜バスを予約していた)、中央エリア付近で休憩。




ちなみに、混みあってはいるけれど、休憩スペースに座れないということはなかったし、化粧室もひどく並ぶということはなかった。
最後のトライで「null2」インスタレーションに当選
木漏れ日の下の休憩スペースで休みながら、友人が最後のトライで、「null2」の「インスタレーション」の、最後のほうの回に当選。残りのワンチャンスだから、少しでも確率の高い方に賭けたという。ありがとう!
デジタルアートを鑑賞するだけのインスタレーションのほうでは必要なかったのだけど、自分のアバターを作るソフトをインストールして、しばし盛り上がった。

大屋根と、夕景
あっという間に、陽が傾き始めて、



多くの人たちとともに、大屋根にのぼった。




夕景。

夜間入場チケット(16時~)が人気だということに、いろいろな理由から納得できた。


夕刻の会場を巡る
バスの時間も迫ってきてはいるので、バス乗り場のある、西ゲートほうをチェックしながら、そぞろ歩いた。



すでにレストランに入る時間もないので、セブンイレブン(ラインナップも値段も、通常の店とほぼ同じだと思う)で、軽食を購入して、さっと摂りつつ、



「null2」会場に、再び。

「null2」インスタレーション
闇の中に、いよいよ存在感を増す、この建物。建築基準法を満たさない資材なので、会場の外では決して見ることのできない、建築物というより、壁そのものが動く、生き物のよう。

注意事項を聞きつつ、会場内に案内される。ガラス張りの空間の周りを、観客は取り囲む。

インスタレーションが始まった。



蒼の世界を、音と光が巡る。





あっという間にインスタレーションは終わり、落合陽一氏のメッセージが流れる。その意味も、落合陽一作品に馴染んでいないと(馴染んでいても)えっ?と、なかなか一回では理解が難しいもので(笑)、
戸惑い気味の反応の観客の間に、退出を促すアナウンスが流れる。

停止したインスタレーションもそれはそれで美しく、止まらないでください、と注意されながらも、写真を撮った。これは、撮らずにはいられない。


出口付近には、お馴染みの、落合陽一作品の数々と、その説明。



最後の最後に、体験ができた。

パビリオンを前に、余韻を味わいつつ、しばし語り合った。
会場を去る
先程確かめはしたものの、とにかく広い会場なので、こんなふうに写真を撮りつつ、

西ゲートまで送っていく、という友人に、大丈夫だよー、と手を振って別れて、


夜の雰囲気を楽しみながら、

西ゲートへ。


また来てみたい、その理由
予約システム、混み具合、各種値段、その他その他、経験してみて「なるほど」(批判もまあ、わかる)という感じだけど、正直な感想として、また来てみたいな、と思った。それは、今でも変わらない。

その理由は……よく言われるように、万博みたいなものって、今後やっぱり厳しいのかもしれないな、という予感のようなものも含む。
生成AIの進化、が最もたるものだけど、未来像、みたいなものがすでに現在に侵食してきているし、描いてきた未来像に、プロダクツがその形を寄せてきている、ということもある。
そして、巨大な敷地にパビリオンが集まって、という形も、必ずしもその形でなくてもいい気もする。

だから、どこか懐かしい形での万博という場所に再訪して、昭和、平成、そして令和にまたがる自分が通ってきた時代を振り返り、一度整理しておきたいのかもしれない。

