存在否定にならないように○○する
「否定形をやめるべき重要な理由」でお伝えしたように、脳は「否定形」を理解できません。また、「否定形」は、聞き手が「自己否定された」と感じます。
これらの理由から、子育て法や指導・育成法では、基本的に「否定形」を使わないよう心がける必要があります。
とはいえ、大人を相手にした社員育成では、「否定形」を使うことが避けられない場面もあるでしょう。では、その場合、どのようにすればよいか?
それは簡単です。
「行動否定のみ」することです。
つまり、相手の存在を否定するのではなく、相手の行動を否定することです。
このように表現すると、「『行動否定』することで、相手は『自己否定“された”』と感じるのが問題なので、根本的な解決になってない!」とお考えになるかもしれません。
確かに、そのご指摘も正しいと言えます。
つまり、もう少し詳しく説明すると「行動否定」=「自己否定」という解釈を相手にさせたことが問題なのです。
言い換えれば、「行動否定」は「自己否定」でない、ということを理解してもらうことが必要です。
「あなたの存在は否定していない。あなたの行動を否定しているのだ」
ということを相手にきちんと伝えなければいけません。
言い換えれば、「相手の存在を肯定した上で、相手の行動を否定すること」
では、それを具体的に実行するには、どうすればよいのか?
それは、「感謝」すること。
「いつも、ありがとう」
社員に対して何かを注意したい時、相手の行動を否定する時、「感謝」の言葉を伝えてから、本題に入ることを心掛けてみて下さい。
