ロシア流リンゴの食べ方:生からピリッとしたおかずまで 🍎🍏
ロシアで リンゴのスパス(8月19日)がやってくると、新しいシーズンのリンゴを試す時期が始まります。 他の8月のスパスや「スパス」とは何かについては、最近こちらで書きました — こちらをチェックしてください 。
もちろん、まず何よりも私たちはリンゴを生で食べるのが大好きです。 しかし、ロシアには 色や大きさ だけでなく、味や熟す時期、食べ方 によっても異なる多くの品種があることをご存知でしたか?
長く新鮮なまま保存できる品種もあれば、すぐに傷みやすく 冬に向けての保存 が必要なものもあります。 また、特に生で食べると美味しい品種もあれば、 さまざまなレシピや保存食 にぴったりな品種もあります。
今日は、ロシアでリンゴを ただ生で食べるだけでなく どのように食べるか、そして 冬に備えた保存方法 についてご紹介します。 今こそ取り組む時期です 秋はもうすぐです。
旬のリンゴの楽しみ方: 料理とドリンク

ご存知の通り、ロシア料理はパイや小さなパイ(ピロシキ)が有名です。もちろん、リンゴのパイも欠かせません。私が一番好きなのは шарлотка シャルロットケーキ — (リンゴと卵で作るロシアのアップルパイ)シンプルで香り高いリンゴのパイです。ちょっと変わった味もあります。例えば、リンゴとキャベツを混ぜたフィリング のパイは、ピリッとしてとても面白い味わいです。
シャルロットケーキのほかに人気なのが、цветаевский пирог ツヴェターエワ・アップルパイ です。サクサクのショートクラスト生地 に、リンゴとサワークリームのフィリング を入れたパイで、その やわらかいクリーミーな味わい と ほろほろの生地 が魅力です。名前の由来についての一説では、詩人 マリーナ・ツヴェターエワ にちなんで名付けられたとされ、姉妹が詩の会に集まるゲストのためによく作ったと伝えられています。しかし、これはあくまで 伝説 にすぎません。

8月は はちみつや森のナッツ が旬なので、もう一つの絶品は リンゴの丸ごとオーブン焼き。中にナッツとハチミツを詰めて焼きます。手が止まらない美味しさです 😋
これらのレシピには、とても酸っぱい品種(例:антоновка アントーノフカ) が特に向いています。日本ではあまり知られていない品種ですが、料理に深い味わいを加えます。さらに、このリンゴは文学的にも有名で、ノーベル文学賞受賞作家イヴァン・ブーニンの初期短編『Антоновские яблоки アントーノフカ』(1900年) では、ロシアの地主階級の過ぎ去る世界の比喩として讃えられています。

ロシアのブリヌイ(薄焼きパンケーキ) のフィリングとしても、リンゴはとてもおすすめです。小さく切ったリンゴをさっと炒め、シナモン を加えるだけで、香り豊かで美味しいフィリングになります。
私は個人的にリンゴ入りオムレツも大好きです。とても簡単で手早く作れるレシピです。リンゴを両面さっと焼き、卵と牛乳の混ぜた液を注ぎます。リンゴは柔らかくなり、朝食は手早く、ボリュームたっぷりになります。パイやブリヌイ、ピロシキなどの小麦粉料理を控えている方にもおすすめです。

酸っぱい品種のリンゴがたくさんあるとき、何ができるでしょうか?私の祖母はリンゴ入りのお茶 を作っていました。普通の濃い紅茶を入れ、リンゴをスライスして加え、ふたをします。そしてしばらくそのまま置きます。
温かいままでも、完全に冷めてからでも 飲めます。大切なのは、気長に待ってふたをできるだけ開けないこと。出来上がりを確かめたくて、子どもの頃の私はいつも急いでしまいました、笑 😄

生のリンゴ からは、компот コンポート も作れます。リンゴをスライスして、砂糖を入れた水で煮ます。温かくしても、冷やしても 飲めますし、冬に向けて瓶詰めにすることもできます。
冬に向けた保存方法

ここからは冬に向けた保存用のリンゴ料理の紹介です。まずは варенье リンゴジャム、ロシア風のジャムです。リンゴを煮るときに サクランボの葉 や アロニアの実 を加えると、特に美味しくなります。近々、ロシアのベリーガイド が公開予定です。ロシアのベリーについてもっと知りたい方はぜひチェックしてください。

冬に向けたリンゴの保存方法のもう一つは、повидло アップルペースト(ジャムとは少し違うペースト状) です。ジャムと違い、リンゴを長く煮て なめらかなペースト状 にします。このペーストは パンやブリヌイに塗ったり、ピロシキのフィリングとして使ったり できます。

冬に向けたリンゴの保存方法の一つは、乾燥リンゴ です。そのまま 冬の寒い夜のおやつとしてかじる ことができます。

また、乾燥リンゴ から もкомпот コンポート を作ることもできます。これは どのロシアの食堂でも定番の飲み物 で、幼稚園からロシア料理レストランまで提供されます。よく 他の乾燥フルーツ、例えばプルーン、アプリコット、レーズン、イチジクなどを加えることもあります。温かくても、冷やしても 飲めます。
リンゴのロシア伝統お土産

冬に向けたリンゴの伝統的な保存方法の一つは、пастила リンゴのパスチラです。リンゴをゆっくり水分を飛ばして、しっかりとしたねっとりした食感に仕上げます。14世紀から知られるロシアの伝統菓子です。パスチラにはいくつかの種類があります。
巻きタイプ
薄く伸ばしたパスチラを筒状に巻き、持ち運びしやすく、外出先での軽食に便利です。

マシュマロ風パスチラ
柔らかく空気を含んだ食感で、リンゴやベリーのピューレ、蜂蜜、砂糖で作ります。
内部はふわふわですが、形は白い棒状 に作られます(リンゴ味は白く、ベリー味はピンク)。見た目やサイズは、学校で使うチョークに似ています。
私が小学生のとき、友達とこのパスチラで大好きな先生をおやつとして楽しませ、「チョークだよ!」と冗談を言ってみたことがありました。もちろん皆すぐに笑い、毎回楽しい思い出になりました。

ベレフ風パスチラ
アンタノフカ種のリンゴ、卵白、砂糖で作るフルーツスフレ。層にして作り、レモン汁で色と食感を整えます。柔らかく空気を含んだ食感 お茶のお供や、お土産にもぴったり です。
✨ 日本ではまだあまり知られていませんが、これら3種類のパスチラは、ロシアから日本へ戻る学生や同僚が、伝統的なおみやげとしてよく持ってきてくれる定番の一品です。
えっ、リンゴってデザートじゃないの?

さわやかな酸味と甘み、 肉料理に合うシャキシャキ おかず。
Мочёные яблоки モチョーニエ・ヤーブロカ(漬けリンゴ) は、乳酸発酵とアルコール発酵で保存するロシアの伝統的なリンゴ料理です。秋・冬の品種で、硬めの果肉をもつ小〜中サイズのリンゴ(例:アントノフカなど)が適しています。味わいはフルーティーというより、しっかり酸味があり、日本の 漬物(つけもの) に近い感覚です。デザートではなく、付け合わせとして食べられ、茹で野菜のサラダに加えたり、キャベツの入ったロシアのスープに入れたり、またはキャベツと一緒に煮込んで肉料理の付け合わせにしたりします。

ガチョウやアヒル、または鶏の内側に、生のリンゴや漬けリンゴ を詰めます。他の果物やジャガイモ、酸っぱいキャベツ(ザワークラウト)も一緒に混ぜて詰めることが多いです。オーブンで焼くことで果物の甘みと肉の旨味が混ざり、香ばしくジューシーな一品になります。
🍎🍏 召し上がれ!🍏🍎
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