【聖歌】生成AIによる知性の分配に関する一考察――鮪の胆汁を鰯は飲めるのか?
混沌なる朱銀――私が海底から❤️や💬を送っている者だ。
彼、或いは、彼女によると、生成AIは知性の富を再分配すると言っていた。
これはつまり、鰯は鯵に、鮪は鯵に近づくことであろう。
混沌なる朱銀による言葉はこうだ。
たとえば、AIなしの世界で、初心者の文章力が10、上級者の文章力が100だったとします。
差は10倍です。
AIを使うと、初心者は60まで上がる。
上級者は150まで上がる。
▲ 慈悲なる者は読まれたし
私の蟹味噌に引っかかった言葉だ。
故に私は、分析官としての権能を活用し、これを紐解いていこうと思う。
長くなるぞ。
関連論文
まずはこれだ。
これに関しては、私よりも電気羊の方が正確で早い……無論、職務においては、その排泄物は必ず確認するがな。
排泄物から、以下のものを汲み取ったぞ。
そして精査はしていない。
私は異国の文字が読めないからな。
もし、これを読みし慈悲なる者が活用する場合は真に受けず、自分で調べることが肝要だ🦀
それでも、精査及び更なる問いが必要な場合は申されよ🦀
共に調べよう。
排泄物1.Brynjolfsson et al. (2023)
NBER論文:Generative AI at Work
5000人以上のカスタマーサポート担当者を調査。AI導入後の実験結果
全体生産性 +14%
低技能者 +34%
高技能者はほぼ変化なし
結論:AIが上位者のベストプラクティスを下位者へ伝達した
排泄物2.Noy & Zhang (Science, 2023)
職業人453人に文章作成をさせた研究。
ChatGPT使用で
作業時間40%減
品質18%向上
成果のばらつき減少
結論:能力格差が縮小した
排泄物3.Generative AI and the Productivity Divide: Human-AI Complementarities in Education ◀︎ 未査読
※電気羊は論文本文ではなく要約を参照
被験者:179人の学生
ランダム化比較試験(RCT)
事前テスト実施、3日間の自己学習
ChatGPT利用群と非利用群に分割
事後テスト実施
さらにAIとの対話ログを分析し、以下を測定
指示の具体性
対話回数
出力の検証行動
修正要求
結論:AIとの対話品質が学習成果と関係していることを示す可能性
最後の排泄物は未査読だ。
つまり責任ある学術誌による検証をまだ経ていない。故に参考値だ。
続けて私🦀は、文章作成や創造的作業について、関連論文を調べてみた。
すると、以下のようだ。
実は研究者のメタ分析では、
28研究・8000人超を集めると、創造性スコアは
人間+AI > 人間単独
しかし同時にアイデアの多様性は大きく下がる。
※創造性スコアはアンケートによるヒアリング結果
なるほど。
報告書の分野においても電気羊は有用なのではないか? 使い過ぎは厳禁……鰒毒と同じだな。
海豚🐬は阿保面を晒して吸い込んでは絶頂しているが……あぁはなりたくない。
関連論文から言えそうな、私🦀の結論はこうだ。
🦀結論🦀
・単純作業に近ければ近いほど、電気羊の胆汁は効力を増し、鰯と鮪の差を埋めることに役立つのであろうな
・電気羊へ餌を与える能力(≒対話力)の高さが重要になるであろう
・知識よりも思考力とアイデアが必要になりそう
・電気羊へ与える餌は細かい方が良い――人族へ指示へ出す時と同じく……と言ったところか
0と1を眺める
さて、ここからは分析官としての職務だ。
しかし残念なことがある。
文字を沢山打ったので、私の鋏が錆びてきた。
0と1との付き合いは、次回以降に回したい。
潮溜りでフナムシも待っていることだしな。
追伸.
私の蟹味噌を試したい賢き者どもへ。
万が一、指摘したければ、私の甲羅が傷つかない程度に頼むぞ?
私も鋏は振いたくないのでな。
▼フナムシ1話(待っているフナムシが二匹)
