FIREはしていない。でも、いつでもできる|FIRE界隈を冷静に眺めている投資家の本音
FIRE(経済的自立・早期リタイア)について、これまであまり書いてきませんでした。
理由はシンプルで、私は「FIREそのもの」をゴールだと思っていないからです。
分散投資と長期投資を軸に、時々個別銘柄を売買しながら資産を積み上げてきました。
資産額は公表しませんが、いつでもFIREできる状態にはあります。
FIRE界隈を外側から眺めている投資家として、今日は「FIRE」について書いてみようと思います。
1.FIRE界隈を、少し距離を置いて眺めている
GoogleやSNSを見ていると、FIREの体験談が次から次へとレコメンドされてきます。
・FIREして最高の人生!
・FIREに失敗しました
・FIRE後に鬱になりました
・資産が足りませんでした
気づくと、何人もの体験談を読んでしまう。
「FIRE界隈」という一つのジャンルができあがっています。
特に多いのは「FIRE失敗談」です。
理由はだいたい決まっています。
社会とのつながりがなくなって寂しくなった
思ったよりお金が足りなかった
もちろん、どちらも分かります。
でも、投資家の視点で見ると、少し違和感もあるのです。
2.FIRE失敗談に多い“シンプルすぎる原因”
かなり一刀両断になりますが、FIREで「お金が足りなくなった」という話の多くは、
そもそも、少ない資産でFIREしている
これに尽きます。
FIRE後に、好きな車を買って、
好きなものを買って、
悠々自適に旅行して……
という人は、思っているほど多くありません。
FIRE=夢の生活
というイメージが先行しすぎていて、現実の数字と向き合えていないケースが多い。
これは感情論ではなく、完全に設計の問題だと思っています。
3.FIREで失敗しやすい人の共通点は「生活水準」
もう一つ、はっきり感じていることがあります。
生活水準が高い人ほど、FIREできていない。
逆に、
日常の支出を把握している
生活水準をむやみに上げない
節約した分を、きちんと長期で運用してきた
こういうタイプの人の方が、FIREラインを超えている印象があります。FIREしたからといって、生活水準を上げる必要は全くありません。
むしろ、
FIRE後に生活水準を上げないほうがいい。
これは、理想論ではなく、現実を知っている人ほど分かる話だと思います。
4.FIREの最大のメリットは「嫌なことをしなくていい状態」
私が思う、FIREの最大の価値。
それは、豪華な生活でも、自由な時間でもありません。
「嫌なことを、受け続けなくていい権利」を持てること。
職場には、どうしても合わない人がいます。
理不尽な評価、意味のない会議、消耗する人間関係。
FIREは、「もう我慢しなくていい」という選択肢を持つこと。
実際にFIREするかどうかは、正直どうでもいい。
いつでも辞められる状態にあるそれだけで、心の余裕はまったく違います。
5.投資家としての視点:「価値」と「活きたお金」
株の世界には、こんな格言があります。
「株価ではなく、価値を買え」
これは、人生にもそのまま当てはまる言葉だと思っています。
目先の収入、
目先の支出、
数字だけを追いかけていると、
「何のために働いているんだろう…」
と感じる瞬間が必ず来ます。
資産は資産として、世界経済とともに増やしていく。
そして、
活きたお金の使い方をする。
FIREとは、そのバランスを自分で決められる状態のことだと思います。
6.FIREにも種類がある。どれが向いているかは人それぞれ
FIREには、いろいろな形があります。
フルFIRE
サイドFIRE
リーンFIRE
生活環境にもよりますが、今の時代、1億円でフルFIREはなかなか大変だと思います。
物価上昇分以上のリターンを出す?
それは当たり前ですが、簡単な話ではありません。
リーンFIREは、向いている人もいるでしょう。
ただ、ADHD気質の私には無理です。
「このまま生活していたら、資金が尽きるかも…」
そんな不安を抱えながらの生活は、精神的に持ちません。
ちなみに、「あなたはサイドFIREが向いているかも」と誰か(ChatGPT)に言われたこともあります
結論:FIREは目的じゃない
私は、FIREしていません。
でも、いつでもできる状態にはあります。
FIREは、ゴールではありません。
称号でも、ステータスでもない。
嫌なことをしなくて済む状態を作ること。
それが、私にとってのFIREです。
今日も働いています。でも、それは「仕方なく」ではなく、「選んで」働いている。
その違いは、思っている以上に大きいのです。
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ADHD気質で投資に疲れていた私が、長期・分散投資で落ち着いて続けられるようになった記録です。共感いただけたら、チップで応援してもらえると嬉しいです。