会社員に戻りたい時はある?研究者&フリーランスの20代双子対談〜天職が2つある妹×転職を3回した姉〜
こんにちは。トコトコ(姉、京大卒)です。
今回は「会社員に戻りたい時はある?」というテーマで、ノソノソ(妹、東大卒)との対談をお届けします。
それぞれ京大・東大農学部を出て就職し、今はどちらも会社員を辞めています。
トコトコ:京大農学部→食品メーカー→スタートアップ→海外バックパッカー→経営コンサル→フリーランス(ブログ、AI開発…etc)
ノソノソ:東大農学部→東大大学院農学生命科学研究科(修士)→新聞記者→大学院生(博士)
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会社員に戻りたくない姉
ノソノソ🐼:会社員に戻りたいなと思うことはある?
トコトコ🐼:ないね。毎月お金が確実に入ってくる生活はうらやましいなぁと思うけど、それ以外は魅力を感じてない。
同じ時間に同じ場所に行くとかもうできないわ。会社によって働き方は色々だろうけど、少なくとも私がいた3社(食品メーカー・ECベンチャー・コンサル)には絶対に戻りたくないね。
ノソノソ🐼:そうだと思った。京都であんなに優雅に暮らしてたら普通の会社員は無理だよね。最近はイギリスに2週間旅行してたよね?
トコトコ🐼:そうそう。時間とお金の余裕ができたから。ヨーロッパを巡ったときにイギリスがいいなぁと思って、決め打ちで1カ国だけ回ってきたよ。イギリス旅行の様子はメンバーシップで配信してた。
*メンバーシップ1周年を記念して、2週間限定で初月無料にしてみました!
「若いうちに海外行け」と会社員ってなかなか両立しないんだよね。そのうち結婚や子育てが始まって、余計に行けなくなるという。
私は自由に海外旅行したかったから会社を辞めた。




今までの海外放浪まとめ▼
ノソノソ🐼:私は新聞記者の時は全国飛び回ってたし、今は研究者として国内外を移動してるから、働き方によるのかも。
新聞記者に戻りたくない妹
妹が新聞記者になった経緯
トコトコ🐼:そもそも、なんで新聞記者になったんだっけ?新聞記者ってかなり珍しい職業だと思うんだけど。
ノソノソ🐼:中学生の頃から新聞を読むのが好きだったんだよね。もともと収集癖があるから、いろんな情報を集めて自分の言葉で発信できる仕事に魅力を感じてた。
就活も結構大変だったよ。ESを書いて、小論文を書いて、SPIを受けて、面接は4回。今思うとよくやったなと思う。
トコトコ🐼:新聞記者って人気職業だよね。採用された秘訣は何だったと思う?
ノソノソ🐼:面接をうまくやれた気はしないけど、素直さと熱意が評価されたんじゃないかな。
新聞記者に戻りたいと思う時は?
トコトコ🐼:新聞記者に戻りたいと思うことはある?
ノソノソ🐼:今のところはないかなあ。でも新聞記者の働き方にまったく不満はなかった。
全国を回れるし、自分の名前でアイデア発信できるし、オリジナリティ発揮できるし、社会を良くできるし。
今振り返ると、新聞記者と研究者は結構似てる。テーマを見つけて、情報を集めて、人に話を聞いて、自分なりの仮説を立てて、文章としてまとめる。そういう意味では、やっていることは変わってない。
仕事としては両立できないけど、新聞記者と研究者のマインドを持ちあわせる人でありたい。
トコトコ🐼:じゃあなぜ研究者の方がいいの?
ノソノソ🐼:うーん、働き方としては研究者の方が時間に縛られないから良いのかなあ。研究者は前々から締め切りが決められてるけど、新聞記者は紙面を埋めないといけないから「今日締め切り!」みたいなのが多くて。
トコトコ🐼:会社員としては適合できてた?
ノソノソ🐼:社会に適合できるかを試す意味合いもあって就職したんだけど、できちゃったね。新聞社はフリーランスの集まりみたいな雰囲気があるのも良かったかも。
あとは自分が希望した部署に配属されたのが大きかったな。
今でも会社の人と仲が良くて、この前は元上司が研究室の私を見に来た。
トコトコ🐼:君は自分に合ってる環境を見つけるのが得意だよね。私なんか数々の失敗を繰り返してようやく分かったのに。
新聞記事にオリジナリティは発揮できるのか?
トコトコ🐼:ところでさっき「オリジナリティを発揮できる」って言ってたけど、新聞記者ってそうなの?事実を客観的に書く仕事だと思ってた。
ノソノソ🐼:事件や事故をそのまま伝える「ストレートニュース」だと確かにそう。でも特集記事・企画記事だとどのテーマを取り上げるか、誰に取材するか、どんな仮説を立てるかは記者が考える。
バラバラの事実を集めて、その背景や構造を読み解いていく作業は研究にかなり近い。研究者も、まず仮説を立てて、それを裏付けるデータを集めて論文を書くからね。
トコトコ🐼:じゃあやっぱり新聞記者でもいいんじゃないの?笑
ノソノソ🐼:どっちかを選ばないといけないのがつらいね。ただ、記事よりも論文を書く方が性に合ってると思う。ニュースは鮮度の良さが大事で記事が読み継がれることは少ないけど、論文は人類の知識の積み重ねになって長く残る。私はサイエンスに貢献したい。
トコトコ🐼:君が言うサイエンスって?私はこの画像しか思いつかないんだけど…

ノソノソ🐼:私が思い浮かべるのはこの博士課程図かな。

あと研究室を変える時、今の指導教官に「あなたはサイエンスをやりたいですか?」と聞かれたのが印象に残ってる。
当時は社会科学にも興味があったんだけど、自分がやりたいのは自然科学だなと思った。人間が作り上げるシステムそのものよりは自然界のものか自然と人間の相互作用が好き。
企業の研究者か、大学の研究者か
トコトコ🐼:研究者って言っても、企業で働く研究者もいるよね?君はあくまで大学の研究者がいいんだ。
ノソノソ🐼:そろそろ進路を決めないと。大学は大変と言われてるけど、次世代を教育するっていう仕事は良いよね。大学に所属する良さは、ニュートラルな立場で人類の叡智に貢献できる点にもあると思う。
姉妹の価値観の違い
トコトコ🐼:話してて思ったんだけどさ、考える範囲が人類って大きすぎない笑?私は身近な人の人生を良くしたいとは思うけど、人類のことまで考えられないわ。この規模感の違いは何?
ノソノソ🐼:生まれつきの正義感かなぁ。より多くの人の生活を良くしたいと思ってる。中学生の頃に医学部を志望してたのも「直接人の役に立ちたい」って思ってたから。人の役に立つことが認められる手段だと思ってた。
トコトコ🐼:私にはそんな正義感はないな。「人の役に立ちたい」って少し前まで建前だと思ってたよ。育った環境が同じだとすると、残るは遺伝子か…。
あのね、ビジネス書の『7つの習慣』には「関心の輪」と「影響の輪」の話があってね。
私はまずは関心の輪の中で自分が幸せに生きて、身近な人も幸せにできれば幸せがじわじわ広がっていくと思ってるんだけど、君は「影響の輪」に意識が向きすぎなんじゃない?
ノソノソ🐼:「自分さえよければいいや」ってなんて狭量なんだろう。周りが幸せになるのにどのくらい時間がかかるわけ?笑。私からしたら、君は資本主義的、即物的な感じがするよ。
私は学問に助けられてきた経験があるから、人類の知識を少しずつアップデートする底力を信じてる。といって、私の方が周りを幸せにするのによほど時間がかかるかもしれない笑。
トコトコ🐼:一体どんな教育を受けたらそう思えるの?って思ったけど、同じ環境で育ってたわ笑。
学問、人類って抽象的すぎて私には考えられないわ。人類も細分化したら個人になるよね。個人が豊かになれば、個人の集合体の人類が豊かになることになると思うんだけど。「社会を良くしよう」「人類に貢献しよう」って昭和みを感じる。私の方が令和って感じ。
大きなことは君みたいな頭のいい人に任せて、私は自分の幸せを周りにお裾分けしていくわ。
そうして双子の議論は続いたのであったーーー
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今後とも双子をよろしくお願いいたします🐼
(この記事はトコトコ執筆、ノソノソ校正でお送りしました🐾)
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