【創作大賞2026】二作品を応募しました──「庄の国」と「虚像の王国」に込めた思いを話します
もうすぐ、50歳になる就職氷河期世代の阿彦です。今日は少し長めの近況報告をさせてください。
二作品を応募することにしました
「庄の国」を書き終えた後、一つの迷いがありました。
第二部の23話〜最終話までが、第一部とは全く違う物語になっていたのです。
第一部は花城という男が「庄の国の王」として担ぎ上げられていく話です。
第二部は、その王国を作り上げた男・赤海の起源と崩壊、そして花城が全てを暴いて家族のもとへ帰ろうとする話です。
二つは繋がっていますが、独立した物語でもある。それなら、二作品として応募してみようと思いました。
第二部のタイトルは「虚像の王国」にしました。
「庄の国」が描いたこと
『弱さには、匂いがある』
──という一行から始まる物語です。
血縁、遺伝子、何者かであること。この三つのテーマを、一人の会社員・花城という男を通して書きました。
親になるとはどういうことか。血が繋がっていなければ、家族ではないのか。その問いをずっと抱えながら、書き続けました。
🔳︎庄の国・第1話はこちら
「虚像の王国」が描いたこと
第二部では、悪役・赤海の視点に深く入り込みました。
赤海は最初から悪人だったわけではありません。砂漠に水を届けたいという純粋な夢を持った技術者でした。その夢が奪われ、壊され、復讐のために生きるようになった男です。
「壊された男が、他者を壊すことで生きる」
この構造を書きたかった。
そして最後に花城が赤海に言う言葉があります。
「赤海さん、あなたは最後まで、人を信じなかった」
この一行を書くために、第二部全体があったような気がしています。
🔳︎ 虚像の王国・第1話はこちら
読んでくださっている皆さんへ
自己紹介記事を書いてから、数ヶ月が経ちました。
正直に言うと、最初はここまで書けると思っていませんでした。毎日書き続けること、書き直すこと、それでも諦めないこと。楽しい時間でした。
初めての長編小説が、創作大賞に二作品応募できるところまで来ました。
結果がどうなるかはわかりません。
そんな簡単なものではないことも知ってます。
ただ、この物語を最後まで書けたことは、自分にとって本当に大切な宝物になりました。
この気持ち、沢山の方に届けば嬉しいです。
引き続き、よろしくお願いします。
阿彦
