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書けない原因を調べてみた①|完璧主義



はじめに

「今日は絶対に書くぞ!」
そう決めてパソコンや執筆アプリを開いたのに、
気が付けば、もう、一時間。
書いては消して、また書いて、消して、書いて消して。
増えた文字数は、たった数十文字。
「私は怠けてる……」
「才能がないから書けないんだ」
そんな風に筆が止まる度、自分を責めてしまうことが何度もあります。

そこで思い立ちました。
「もしかしてこれって、よくあることなんじゃない?」って。

なので心理学をちょっと調べてみました。
論文を読んでみると、
「書けない」の背景には、
”完璧主義”のある側面】
が関係している可能性がありそうで……?

ということで
書けないながらにもがいているアラフォー創作者目線で
調べたことを、まとめてみたいと思います。
(参考文献リンクは下記へまとめております)

よろしければ、ぜひお付き合い下さい。




「完璧主義=努力家」ではない?

私は「完璧主義」って、ずっと褒め言葉だと思っていました。
ストイック。努力家。そんな意味合いが混じっていて、良い意味しかない、と。
ところが心理学において「完璧主義」は単純なものでもないようで。

研究を読んで驚きました。

心理学では、
「真面目な人」
「努力家」
という一言では説明されないようです。
「完璧主義」って、一種類ではないんですって!

日本でも広く引用されている研究では、完璧主義には
「自己志向」「他者志向」「社会規定的」
という複数の側面があるとされています。
私はずっと、「完璧主義って悪いことじゃないよね」と思っていました。
だって完璧を目指しているって、なんとなくカッコイイし。
でも調べていくうちに、
「完璧主義にも、苦しくなりやすい形がある」
ということを知りました。



「もっと上手くなりたい」と「失敗したくない」は違う

次に読んだ論文では、自己志向的完璧主義をさらに細かく分析していました。
その中で印象に残ったのが、
「高い目標を持つこと」
と、
「失敗を過度に恐れること」
は同じではない、という考え方です。
「もっといい作品を書きたい。」
この気持ちは、創作を続ける力になることもあります。

一方で、
「下手だと思われたらどうしよう。」
「前回よりつまらなかったらどうしよう。」
という不安が強くなると、最初の一文字を書くことさえ苦しくなることがあります。
この違いを知ったとき、私は少しだけ肩の力が抜けました。



私は「もっといい文章があるはず」で止まっていた


一度で完璧な文章を書きたくなる。
訂正することに体力が削られることがとても嫌い。
だから「とりあえず書いておく」ということができない。
なので一発で文章を書きたい。
もっと良い文章が、いい言い回しが、きっとある。
そして筆は進まない。
何時間も悩んだり、散歩をしながら思い浮かべても進まなかったり。
思えばこれは、自分のことを客観的に見ることができたら、
間違いなく「完璧主義者」だろうなあと思えますね。
私、完璧にしたかったんだなあ。
だからなかなか書けなかったんだなあ。



完璧主義は敵なのか?


調べてみると、
「高い目標を持つこと」
自体は、必ずしも悪いことではないそうです。
問題になりやすいのは、
「失敗したら自分には価値がない」
と感じてしまう側面です。
私は、失敗をとても怖がるタイプ。
「ああ、私ってここで引っ掛かってたのかな?」
という自己分析ができました。
失敗が怖い。
だから最初から上手に書きたい。

「もっと上手くなりたい」
という気持ちは、これからも大切にしたいと思っています。
だってそれって、創作を続けるために絶対必要な感情だから。
でも「下手だったらどうしよう」に変わってしまうと、
アクセルがブレーキになってしまうから。

ただ、
「100点じゃなければ出せない」
という考え方だけは、少しずつ手放してもいいのかもしれません。
だって肩の力を抜いた方がいいって、さっき思ったばかりですからね。



おわりに

今回、心理学を調べてみて一番印象に残ったのは、
「書けない=怠けている」ではないかもしれない、
ということでした。

私は今でも、書けない日があります。
仕事や子育てに家事に……と追われて、てんてこまいになると疲れてもっと書けなくなる。

でも以前より、
「今日はダメな日だ。全然進まない!」
と自分を責める時間は減った気がします。
いや、責める時間はあるのです。あるけど、減った。
それが、最初の一歩かもしれません。

もしこの記事を読んでくださったあなたも、
「今日は一文字も書けなかった」
と落ち込んでいるなら……。
それは才能がないからではなく、もしかしたら
「失敗したくない」
という気持ちが少し強くなっているだけなのかもしれません。

だからどうか責めすぎず、
ほんの少し肩の力が抜けたらいいな。
そんな風に、願います。


書けない理由は、完璧主義だけではありませんでした。
「先延ばし」「睡眠」「脳の疲れ」など
いろいろな原因があるようです。

創作者目線で「書けない」の正体を、
またひとつずつ調べていけたらと思います。
また一緒に考えて頂けたら嬉しいです。

書けない私がもがきながら頑張った記録があります。
書けない時間が出来たあなたに、
少し寄り添えていたら嬉しいです。


参考文献

大谷佳子・桜井茂男(1995)『大学生における完全主義と抑うつ傾向および絶望感との関係』https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy1926/66/1/66_1_41/_article/-char/ja/?utm_source=chatgpt.com



桜井茂男・大谷佳子(1997)『自己に求める完全主義と抑うつ傾向および絶望感との関係』https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy1926/68/3/68_3_179/_article/-char/ja/

大谷保和(2004)『自己志向的完全主義の2側面と自己評価的抑うつ傾向の関連の検討』https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy1926/75/3/75_3_199/_article/-char/ja/

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