最強AIが止まった日、QwenをMacに入れたら「ローカルAI」も最強なことに気づいた
Fable 5のために課金したのに。それが、3日で使えなくなった。
6月13日の朝、いつも通りClaude Codeを開いて作業を投げたら、返ってきたのはこれ。
このモデルは現在利用できません。
理由は、自分のミスでもバグでもなく、米政府の指令だった。
Fable5は本当に凄いけど高いとは思った。使い所が庶民の自分にはちょっと余るなと。
だから最近AI高騰しているしローカルLLMをもっと強化するか。
ということでその日のうちに、自分のMacにAIを入れ始めた。
実際にこのnote記事を翻訳して音声にしてみてや画像を作ってみてなど色んなことができてローカルLLMのできる範囲に驚かされたという皮肉な日記。
まず、音声解説ってローカルLLMでできるの?この記事要約解説よろしくぅ
でできたのがこれだ。(初期設定のため語尾に「にゃ」がついています)
適当に入れて「作ってみて」このクオリティマジか…
ローカルLLMやばぁ…今回の停止でまた一個世界が広がった。
しかも自分はMac miniの16GBのメモリ。再現性は非常に高い。もうちょっとここら辺は詰めて記事にしたいと思う。

📋 この記事でわかること
✅ Fable 5 / Mythos 5に何が起きたか(6/12の政府指令・事実だけ)
✅ 理由とされた「脱獄」と、それに反論したAnthropicの言い分
✅ 他のClaudeモデルは使えるのか(影響範囲・復旧見込み)
✅ Fable 5の何がそんなに良かったのか(正直な実感)
✅ 「すごい、でも高い」から、ローカルAIでタダで質を狙った話
✅ 実際にローカルで作った"売り物"と、わかった限界
🚨 速報:Fable 5が、課金3日で全ユーザーから消えた
まず事実だけ。
2026年6月12日、Anthropicが Fable 5 と Mythos 5 の提供を、全ユーザー向けに停止した。一部地域でも特定プランでもなく、全員いっせいに使えなくなった。
引き金は、米政府(商務省)からの輸出管理指令。安全保障上の権限を根拠に「外国籍の人物(Anthropicの外国籍社員を含む)による Fable 5 / Mythos 5 へのアクセスをすべて止めよ」という内容で、完全準拠するには全顧客で落とすしかなかった。
⚠️ 公開済みの最先端モデルを、政府の介入で大手AI企業がオフラインにする。これは前例がほぼない動きだ。
📅 6月12日17:21、指令は届いた
時系列で見ると、急展開ぶりがわかる。
① 6月9日 … Fable 5 / Mythos 5 が一般公開(僕が課金した日)
② 6月12日 17:21(米東部時間) … Anthropicが政府指令を受領
③ 同日 … 準拠のため両モデルを即停止
④ 日本時間 6月13日の朝 … 起きたら相棒が消えていた(←ここが僕)
公開からわずか3日。Anthropic自身、公式声明でこう書いている。
法的な指令には従う。しかし我々はこれに同意していない。
「従うが、納得はしていない」。この温度差が、今回いちばんの読みどころだ。
参考(一次情報): Anthropic公式声明
🔍 理由は「脱獄」。でもAnthropicは真っ向から反論した
政府側の理屈は、ざっくり「脱獄(jailbreak)の手口に気づいた」というもの。Fable 5の安全装置を回避できる方法が見つかった、と。
ところが挙げられたデモがこれだ。
「特定のコードベースを読ませて、ソフトウェアの欠陥を直させる」
…危険な裏技というより、エンジニアが毎日ふつうにやっている作業だ。Anthropicもそこを突く。
🤔 この能力は GPT-5.5など他社モデルでも普通に使える(Fable 5だけの危険機能ではない)
🤔 むしろ守る側(ディフェンダー)が毎日使っている実用機能だ
🤔 この基準を業界全体に当てたら、新モデルの公開はほぼ全部止まる
Anthropicは「透明で公正、技術的事実に基づいた法的プロセスでやるべき」と主張。要は「理由が雑、これが通ったら全員困る」という反論だ。
💎 Fable 5は、本当にすごかった。ただ、高い
ここから自分の話。3日とはいえ、使った実感はハッキリしている。本当にすごかった。
特に効いたのが、既存プロジェクトの分析とピボット。散らかったまま放置していた自分のプロジェクトを丸ごと読み込ませると、現状を的確に整理して、「ここはこう畳んで、こっちに寄せたほうがいい」という方向転換まで提案してくる。その精度が、これまでと明らかに違った。
「作業を速くする」じゃなくて、「自分より上手く現状を捉えて、進む方向を示す」感覚。
でも、同じくらいハッキリ感じていたことがある。高い。この質を、これからずっと課金し続けて回すのか、と。すごいと高いを、同時に感じていた。
💡 だから考えた:「この質、ローカルでタダ出せないか?」
止まった朝に閃いたわけじゃない。前から頭の片隅にあった問いが、停止をきっかけに前に出てきただけだ。
すごい。でも高い。じゃあ、手元のマシンで、タダで近い質を出せないか?
クラウドの最上位モデルと完全に同じ、は無理でも、僕が普段やっている作業の大半は「下処理」だ。要約、分類、タグ付け、下書き、そして素材の量産。ここがローカルで回るなら、課金は「ここぞ」だけに絞れる。
そう考えて、その日のうちに自分のMacへAIを入れ始めた。
🛠 実際にやってみた:手元のAIで"売り物"を作る
入れたのは大きく2つ。テキストの雑務はローカルLLM(Qwen3.5)、画像はComfyUI。どちらもMac mini上で動いて、使うぶんには課金ゼロ(電気代以外はタダ)。
テキスト側はこんな感じで、雑務をぜんぶ手元に逃がした。
# 長いログを要点3行に(クラウドに1トークンも払わない)
cat long.log | ollama run qwen3.5:9b "要点を3行で"
# 分類・タグ付け・下書き …下処理はローカルLLMで十分
echo "$TEXT" | ollama run qwen3.5:4b "カテゴリを1語: tech/business/other"
で、本命は画像。ComfyUIで生成し、アニメ専用の切り抜きモデル(isnet-anime)で透過、表情とポーズの差分を量産する。そうやってローカルだけで仕上げたのが、これ。

星モチーフの銀髪キャラ/表情×12+ポーズ×3/透過PNG/商用OK。そのまま販売できる素材パックだ。
これでもさらに質の低いもので一番軽いものでできているんだから驚き。
ポイントは、この量産フローのほとんどが緑(ローカル=タダ)で回ること。クラウド課金を使うのは「最終チェック」や「重い判断」だけ。賭ける場所を、モデルの月額から、止まらない自分の制作ラインへ移した。
✅ わかった:タダで質は出る。ただし限界もある
良かった点と、正直な限界の両方を書く。

良かった
① 下処理と量産は、ローカルで十分戦える … 要約・分類・素材の差分量産は体感ストレスなし
② 課金を「ここぞ」に絞れた … 雑務のトークンを払わなくなった分、上位モデルへの課金が活きる
③ おまけで、誰にも止められない … 政府指令でも障害でも、手元のラインは落ちない
限界(誤魔化さない)
⚠️ 設計判断・最終品質の詰めは、まだクラウド上位モデルが上
⚠️ ローカルの出力はそのまま信用せず、必ず自分で検証する(下書き・素材の一次生成と割り切る)
だから結論はオール・オア・ナッシングじゃない。重い判断はクラウド、下処理と量産はローカルのハイブリッド。これが、Fable 5が止まった日にやった「設計変更」だ。
もっとメモリのあるMacが出たら購入して研究したい…
mdをしっかり残して色んな判断と設計図、仕組みさえ作ればローカルLLMで十分な環境構築ができそうだ。


⚠︎上記は絵の質をもっと上げるモデルをConfyUIに入れるように実験してみている
🌟 まとめ
現在地:相棒のFable 5は3日で消えた。でも「すごい・でも高い」をきっかけに、ローカルで"売り物"が作れるところまで来た
次の課題:クラウド課金は「ここぞ」だけに絞り、下処理と量産はローカルで回し切る設計に寄せていく
問いかけ:あなたがAIに毎月払っているお金、その中の「下処理ぶん」はいくらだと思いますか?それ、手元で出せないですか?
スキを押してもらえると次を書く励みになります🌟
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