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「まあ、やっときますよ」と言う人ほど危ない

「仕事量は少ないのに、なぜか一番疲れている人がいる。」

最近、そんな場面をよく見る。

会議が終わった後、

・話が曖昧だった部分を整理する
・関係者へ連絡する
・抜けていた論点を埋める
・最後に“ちゃんと成立”させる

これを、
ある人が静かにやっている。

しかも本人は、

「まあ、やっときますよ」

みたいな顔をしている(笑)

でも実際には、
かなりエネルギーを使っている。

面白いのは、
こういう人って、

“仕事量”

より、

“責任の空白”

を引き受けていること。

ここがかなり重要。

本来、
正常な責任回路では、

誰が決めるのか。
誰が整理するのか。
誰が確認するのか。
誰が責任を持つのか。

が、
ある程度明確になっている。

つまり、

意思決定

実行

検証

補正

が、
それぞれ分担されている。

しかし現実の組織では、

「できる人に流れる」

が起きやすい。

・ちょっと確認お願いします
・一応見てもらえます?
・念のため
・最後だけお願いします

こうした“小さなお願い”が、
静かに積み重なる。

すると、

助かる

頼られる

また流れてくる

止まれなくなる

が始まる。

しかも怖いのは、
悪意がなくても起きること。

むしろ、
組織としては合理的に見える。

「この人に頼めば安心」

だから。

でもその結果、

一番誠実な人ほど、
静かに疲弊
していく。

ここで消耗しているのは、
単なる作業量ではない。

“成立責任”

です。

つまり、

「最後にちゃんと終わるか」を無意識に背負い続けている。

これはかなり重い

しかも厄介なのは、
こういう仕事ほど評価されにくいこと。

成果として見えにくい。

なぜなら、
問題が起きなかった状態として消えるから。

でも実際には、

・誰かが止めた
・誰かが補った
・誰かが調整した
・誰かが空気を読んだ

ことで、
組織は成立している。

最近よく聞く、

「静かな退職(Quiet Quitting)」

も、
単なる“やる気低下”というより、

“ずっと責任の穴埋めをして疲れた状態”

に近い気がしている。

つまり、

頑張らなくなった

というより、

“もうこれ以上、
他人の責任回路まで吸収できない”

へ近づいている。

ここが本質なのかもしれない。

ちなみに会社あるあるで言うと、

「この人が休むと急に組織が止まる」

、いる(笑)

でもそれ、
その人が特別なのではない。

“責任の空白”

が、
そこへ集まりすぎているサインなのかもしれない。

本来、
健全な組織では、

責任
判断
確認
調整

が、
構造として分散されている。

しかし崩れた組織では、

「最後に成立させる役」

が、
いつも同じ人へ流れ続ける。

すると最終的に、

・疲弊
・学習停止
・静かな退職
・優秀層離脱

が起き始める。

ここで起きているのは、
単なる人材問題ではない。

“責任回路設計不全”

なのかもしれない。

最近は、
そんなことをよく考えている。

一言で言うと、

組織を疲れさせるのは、
仕事量だけではない。

“最後に成立させる役”

が、
いつも同じ人へ流れ続けることなのかもしれない。

あなたの組織はどちらでしょうか。

責任・判断・確認が構造として分散されている組織

それとも、

“成立責任”が、静かに一部の人へ集まり続けている組織

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